2019年9月20日 (金)

星をもとめて2019に参加します。

Photo_20190920202401

今週末22日に京都南丹市で開催される関西最大の天文イベント「星をもとめて2019」に外山電子さんと一緒に出展いたします。今年も天気はイマイチのようですが、そんな天気だからこそ、るり渓で盛り上がりましょう。ユニテックでは精度を極めた新製品SWAT-310V-specを展示します。外山電子さんは胎内で好評だった1万倍速のSWATを展示するそうです。 さらに昨年同様、安価なノーブランド(傷、汚れありの中国製)のアルカスイスパーツの即売も予定しています。ぜひSWAT®ブースにお立ち寄りください。なお、協栄産業さんのブースでSWAT-350の訳あり品を10%OFFにて販売します。こちらは早い者勝ちですので、よろしくお願いします。
 
■協栄産業さんの特設ページはこちら。→ https://www.kyoei-osaka.jp/hpgen/HPB/entries/397.html

■星をもとめて公式ページはこちら。→ http://www.hoshimoto.jp/
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年9月19日 (木)

ハーモニックドライブ本体のモーションはいかに。

   HarmonicdrivemotorHarmonicdrive

外山電子さんのご協力で減速ギアにハーモニックドライブを使用したモーターを入手しましたので、早速モーター本体のモーションを測定してみました。弊社の測定器による結果が上のグラフになります。青とピンクのラインがハーモニックドライブで、単純にSWATの一周期に合わせて7分間弱を2回分です。実際には30回ほど測定していて、突発的に±30″程度なこともありましたが、 だいたい±15″程度で安定する感じです。グラフは安定したときのモーションです。細かいギザギザのモーションはこの個体特有のものかどうか不明ですが、常時±5″程度のふらつきがあります。このモーターに直接カメラを載せるなら、焦点距離100mmくらいは安心してガイドできそうな感じです。細かいギザギザは焦点距離500mmを超えると影響を受ける量ですが、シーイングが悪いと同じくらい動くので星像が多少膨らむ程度かもしれません。オートガイドすれば安心でしょう。以前、噂に聞いていたよりもずっとよい結果でした。このモーターを使えば、簡単に±15″という高精度が出るのですから、なかなか立派なものです。問題はお値段で、テストに使ったこのモデル(モーターはオリエンタル製)は、一個75,000円もします。このモーターが使えると赤道儀を作るのがとても簡単になるんですが、赤道儀自体も相当高価になってしまいますね。それから周期性のない大きなモーションと細かいギザギザのモーションの補正をどうするか考えないといけないですね。もう少し低価格なハーモニックモーターが出ることを期待しましょう。ちなみにグラフの黄色と紫色のラインはまもなく発売のSWAT-350V-specのPモーションです。この個体は±4″ほど出ています。こちらにもぜひご期待ください。


※ハーモニックドライブの測定結果(回転方向はCCW)はこの個体一個を測定しただけですので、すべてが同じくらいとは保証できません。また計測は無負荷で行っております。負荷をかけた場合にモーションがどう変化するかは試してません。
  
https://www.unitec.jp.net/

2019年9月 7日 (土)

目盛環の仕様変更について。

Photo_20190907111301
SWAT-350と回転ユニットの目盛環の色を変更します。これまでは画像の奥の方の目盛環のように緑色でしたが、これからは手前のように白くなります。この変更は作り方の違いによるものです。従来は機械彫刻で刻まれており、刻んだ目盛りに緑の塗料を入れてました。新しい目盛環はレーザー彫刻という方法になりまして、黒アルマイトした材料の表面をレーザーで削るようにして刻み、目盛りは素材のアルミの色が出てきます。レーザー彫刻といっても傷が浅いので塗料は入れられず、そのため色は白になります。今回は依頼していた機械彫刻の職人さんが高齢で引退されるためです。日本の物づくり現場の熟練職人がどんどん減ってしまい、匠の技というのも風前のともしびのような感じです。お付き合いのあった職人さんが一人、二人と、どんどん減っていくので、寂しい限りですが、これも時代の流れで仕方ないことですね。そのような事情で、SWAT-350と回転ユニットの目盛環は、徐々に新型に入れ替わっていきます。現在、両方の仕様が流通してますが、特に管理してませんので、どちらがお手もとに届くかは時の運となります。どうぞ、よろしくお願いします。なお、SWAT-310は機械彫刻の在庫がまだ残っているため、しばらくは緑のままです。なくなり次第、レーザー彫刻となります。
 
https://www.unitec.jp.net/ 

2019年8月26日 (月)

SWAT-310V-spec(β版)レビュー。

Swat310
胎内星まつり2019ではじめて姿を現した「V-spec」(β版)のレビュー記事が天文リフレクションズさんのページに掲載されました。多くのページの割いていただき、超充実のレビューとなってます。どうもありがとうございます。SWAT-310はこれまでも天リフ山口さんの主力機として活躍してましたが、V-spec発表を前に一足早くアップグレードさせていただき、早速ご使用くださいました。SWAT-310V-specを使っての感想や作例、オプション群の紹介など盛りだくさんの内容になっています。ぜひご覧ください。こちらからどうぞ。(http://reflexions.jp/tenref/orig/2019/08/23/9283/

「V-spec」はSWAT-310/350のスペシャル版となります。スタンダード版との違いは、ずばり追尾精度です。スタンダード版のピリオディックモーションは±7″前後で充分過ぎるほど高精度ですが、V-specにはPEC(Periodic Error Correctionの略 )を搭載して、約20%精度アップし、なんと±5.5″前後まで向上させています。しかも東西どちらの偏荷重時でもこの精度を保証(スタンダード版は東側偏荷重時のみ±7″前後の保証で西側偏荷重は未測定)します。さらに、電源投入時に偏荷重方向を選択するモードを搭載。この場合は±4~5″程度まで向上します。焦点距離400~500mmクラスのノータッチ撮影も視野に入ります。この追尾精度は、現在市場に出回っている赤道儀の中でもトップクラスとなり、「ポータブル赤道儀は精度の悪い広角レンズ用のおもちゃ」という一般的な概念を変える画期的な製品になると思います。どうぞご期待ください。
現在、βユーザーさまによるテストが行われております。問題がなければこの秋頃に発売、価格はスタンダード版の3~4万円高を予定しています。なお、スタンダード版のSWAT-300S/300/310/350からV-specへのバージョンアップにも対応予定(価格未定)です。詳細は後日、発表いたします。
 
NormalSpecial
V-spec試作機にて測定。焦点距離900mmm、2周期分(約14分間)撮影。
ノーマル起動で±5″以下が出た個体については、荷重方向限定モードで追尾精度が向上しない場合があります。
 
https://www.unitec.jp.net/ 

2019年8月25日 (日)

胎内星まつり2019に参加しました。

Tainai02
「胎内星まつり2019」に参加しました。ユニテックブースには、この秋発売予定のSWAT-350V-specとSWAT-310V-specのβ版を展示しました。V-specはけっこう苦労して開発した渾身の作なんですが、ほとんどのお客様はスルーで、「なんか変わったの?」という感じでした。う~ん、外観がまたく一緒で変化なしなので、ごもっともです。筐体をゴールドにでもすればインパクトがあったかもしれませんね。(笑) まぁ、これは想定通りで、性能についても通常のSWAT-350/310の±7″程度で充分といえば充分なんですよね。 ただ、何人かのコアなユーザーさんからは熱心に質問を受けまして、PECを搭載して±5.5″前後の高精度になって、300mm望遠くらいならほぼ完璧にガイドできることをご説明させていただきました。正直言って、開発の当初からV-specはあまり売れるとは思ってなくて、私自身のこだわりで作ったので、一部のマニアックなユーザーさんに評価してもらえたらそれだけで嬉しいです。
 
Tainai012
 デモ展示したSWAT-350/310V-spec。超高精度±5.5″前後を達成しています。
 
Tainai03
SWATブースは例年通り、本部の真ん前。外山電子さんと並んで出展させていただきました。奥の方が、外山電子の外山さん。モーター駆動一筋の人生を歩んでいらっしゃいます。SWAT-350/310V-specのPECも外山電子さんにお世話になりました。
 
Tainai05
Tainai06
天文ガイドの佐々木編集長と井川カメラマンにもお越しいただき、熱のこもった取材(笑)を受けました。11月号(10/5発売)にちっちゃく載せてもらえるかも…。みなさま、天文ガイドをぜひご購入ください! 話しは変わりますが、井川カメラマンとは昔のバンド仲間で30年前くらいの胎内星まつりで一緒に演奏してました。私は10年ほどで引退しましたが、井川さんはまだ現役でギターを弾いてます。若いなぁ~(笑)

来月は「星をもとめて」に参加予定です。関西のみなさま、ぜひ遊びにいらしてください。
 
ご来場のみなさま、どうもありがとうございました。運営スタッフのみなさま、お疲れさまでした。ユニテックは来年もさらにグレードアップして参加予定です。
 
https://www.unitec.jp.net/ 

2019年8月21日 (水)

胎内星まつり2019に参加します。

Tainai01 
Vspecimage
胎内星まつり2019は、いよいよ明後日23日(金)からです。今年は目玉として年内に発売予定のSWAT-310とSWAT-350のスペシャルモデル「V-spec」(βバージョン)をはじめてお披露目します。V-specは、従来のSWATにPEC(ピリオディックモーション補正)を搭載して追尾精度を大幅に高めた製品で、これまでの±7″前後から20%ほど精度アップして、なんと±5.5″前後を達成しています。そのほかユニークな特徴は西側偏荷重時でも東側偏荷重時と同程度の追尾精度を保証しています。より長時間露出や長焦点撮影の成功率がアップします。また今年もボーグさんのご協力で、71FLなどをSWATに搭載して展示いたします。 どうぞご期待ください。
 
胎内星まつり限定特価販売のお知らせ
SWAT販売店の協栄産業様のブースにて、SWAT本体のB品を数量限定で特価販売いたします。B品といっても筐体にわずかな傷があるだけの未使用新品です。 SWAT-350が3台、SWAT-310が1台ご用意していますので、この機会をお見逃しなく! ユニテックブースで確かめて、協栄産業さんのブースでゲットしてください。

●協栄産業さんの特設ページはこちら
 
2_20190820155601
ユニテックブースでは例年通り、弊社中国ルートから入手した中国製ノーブランドアルカスイス互換パーツ群を販売いたします。アルカキャッチャーは1,300円、70mmレール付きアルカキャッチャー1,800円。粗動回転付きアルカキャッチャーは70mmレールとケース付きで3,000円。L型汎用ブラケット1,300円、150mmレール1,000円、200mmレール1,500円、300mmレール2,000円。キャッチャー付き140mmレール2,000円、キャッチャー付き200mmレール2,500円。その他、モバイルバッテリーUSB 5VからSWAT対応の9Vに変換する昇圧電源ケーブルが500円、1/4インチカメラネジ100円などの小物もご用意しています。ぜひユニテックブースへお越しください。

※価格は税込みです。
※中国製アルカスイス互換パーツは、すべて新品ですが、小傷、汚れがございます。
※アルカスイス互換パーツはメーカーにより若干寸法が異なり、うまく適合しない場合がございます。ご了承ください。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年8月20日 (火)

シグマ 105mm F1.4 Artによるハート&ソウル星雲付近。

Photo_20190818212201
●ハート&ソウル星雲付近
2019年8月5日1時24分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×41枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
4日の房総遠征は時々雲に邪魔されることがあっても、ほぼ快晴で透明度も良く薄明開始まで撮影できました。最後に撮ったのは、ハート星雲、ソウル星雲、ペルセウス座の二重星団付近です。右端の散開星団はNGC663。105mmだとちょっと迫力が足りないですが、大宇宙にぽっかり浮かぶ星雲や星団が美しいです。今回の房総遠征は大量に撮影できて充実してました。欲をいえば、もっと露出を稼いで分子雲でもを炙り出したいところですが、4ヶ月ぶりのリハビリ撮影なので、こんなもんで満足です。さて次の新月期は何を撮りましょうかね。
 
Photo_20190819135001
実は最後にすばるとカリフォルニア星雲のモザイクを狙って、すばるから撮り始めたのですが、構図を失敗してボツにしました。次回リベンジ予定です。上は一枚物を軽く処理しただけです。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年8月18日 (日)

シグマ 105mm F1.4 Artによるクエスチョンマーク星雲付近。

Photo_20190816160201
●クエスチョンマーク星雲付近
2019年8月5日0時22分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×31枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
前回ブログのIC1396付近を撮影した後、構図を少しだけカシアペヤ座方向にずらしてクエスチョンマーク星雲を狙いました。左上がクエスチョンマーク星雲と呼ばれる散光星雲です。中央やや右の散開星団がM52、そのすぐ右下の小さな赤い星雲の中にバブル星雲があります。さらにその右下がクワガタ星雲です。左下の大きく密集度の高い散開星団はNGC7789。秋の淡い天の川の中ですが、微光星の絨毯に明るい散開星団や散光星雲、そして暗黒帯まで入り組んでいて、とても美しいエリアです。この構図は前回のIC1396付近と一部重なっていて、モザイク合成すると下のようになります。
 
1
どちらも北を上にして撮影しますが、極に近いので回転させないと写野がうまく重なりません。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年8月16日 (金)

シグマ 105mm F1.4 ArtによるIC1396付近。

Ic1396
●IC1396付近
2019年8月4日22時50分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×35枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
4日は天候にも恵まれたおかげで、天の川沿いをいろいろ撮影できました。23時近くなるとケフェウス座も北の空に高く昇り、撮影に好適となります。まずは巨大なIC1396付近を狙いました。105mmでもそこそこ迫力ある姿が撮れるうえに、周囲に散在するHα星雲も構図にバランスよく収まるので、中望遠におすすめのエリアです。はくちょう座のサドル付近の大きな散光星雲から、天の川をたどると、北アメリカ、このIC1396、クエスチョンマークハート&ソウルカリフォルニア勾玉クラゲバラかもめへと秋から冬の大型の代表的星雲が目白押しです。標準レンズで星座を狙ってもよし、100mm~200mmクラスの望遠で大型の散光星雲を撮るのもよし。SWATの高精度追尾なら、ノータッチでも星像が流れず、美しい天体写真に仕上げられます。精度の悪いポータブル赤道儀からのお乗り換え、ベテランのサブ機としておすすめです。ちょっと贅沢ですが入門用としても好適です。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年8月13日 (火)

シグマ 105mm F1.4 Artによるバンビの横顔付近。

Photo_20190811091501
●バンビの横顔付近
2019年8月4日21時09分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×21枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
彼岸花&出目金星雲を撮り終えた後、構図を少し上に振って、バンビの横顔を狙いました。105mmレンズ縦構図だと、バンビの横顔を中心に配置すれば南にM8干潟星雲、M20三裂星雲、北にM16わし星雲、M17オメガ星雲がバランスよく収まります。上の作例は2000万画素のキヤノン6Dで撮ってますが、同じ日にフジの一億画像GFX100で撮ったバンビの横顔付近がフォトギャラリーに掲載されます。そちらもご覧ください。ちょうど前回掲載した彼岸花&出目金星雲と構図の一部が重なってますので、例によってモザイク合成してみましょう。
 
Photo_20190811092501
天の川中心部の暗黒帯がものすごい迫力です。これだけ描出できれば房総の空も捨てたもんじゃないですね。このまま上下左右に広げていきたい欲求に駆られます。
 
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年8月11日 (日)

シグマ 105mm F1.4 Artによる彼岸花&出目金星雲付近。

Photo_20190810132201
●彼岸花&出目金星雲付近
2019年8月4日20時22分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×21枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
久しぶりの房総遠征となった4日の夜、まずはじめに撮ったのが彼岸花&出目金星雲付近です。好条件でさそり座を撮るのは時期的にもう遅く、薄明が終わる頃には尻尾の先がちょうど南中といった感じです。低空の彼岸花と出目金がなんとか狙えそうだったので、レンズを向けました。写真の下辺が地平高度15°弱で、低空のため右下は山の樹木が影になって入り込みました。それでもそこそこコントラストよく仕上げられたは、透明度がよかったおかげですね。ただ、ユーザーギャラリーに掲載したチリのアタカマ高原での同エリアと比べるとさすがに太刀打ちできませんが、東京から1時間半で行けることを考えると、まぁ納得です。シグマ105mm F1.4はF2.8まで絞ると最周辺が若干落ち込む程度で、全面ほぼフラットに撮れます。上の作例のフラット補正はFlatAideProで行いました。
 
Photo_20190810133701
当日はSWATが3台並びました。左はSWAT-350+SIGMA、中はSWAT-310+LAOWA、右は当日ご一緒した外山保廣(外山電子)さんのSWAT-310です。搭載機材は噂のフジGFX100。4日の現地は風が弱くて透明度もよく、絶好の撮影日和にもかかわらず、私と外山さんふたりだけの貸し切り状態でした。前日の土曜日も同じような条件だったらしいので、賑わったのではないかと思います。多いときには10台ほどのクルマが列をなし、大賑わいとなる場所ですが、この日はとても静かな夜となりました。以前、3名のSWATユーザーさんとご一緒したときは、SWATが5台も並んで壮観でした。房総半島の西から北にかけての空は、東京や千葉の光害が地平高度70~80°付近まであって、撮影には不向きです。東から南はかなり暗くてそこそこ良好な星空が期待できます。なんといっても魅力は交通の便がよいことで、アクアラインを使えば都心から1時間半で気軽に行けることです。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年8月 9日 (金)

ワンオフでアイピースホルダー製作。

Photo_20190809092801
カメラマンの飯島裕さんからのご依頼で、アイピースホルダーを製作しました。作ったのはいちばん左の黒アルマイトのパーツです。持ち込まれたのはツアイス双眼鏡の接眼レンズとビクセンの31.7サイズスリーブ。これを合体して天体用のアイピースにしたいというご要望です。通常、双眼鏡の接眼レンズは、対物レンズとプリズムも含めて光学設計するので、接眼レンズ単体を外して天体望遠鏡につけても性能は出ないのですが、この接眼レンズはかなりよく見えるということで、あえて天体眼視用に流用することにしたそうです。右が組み上がったアイピース。まるで既製品のような美しい仕上がりです。
ワンオフパーツは1個しか作らないため、試作品と同じような扱いで、かなり高額になります。図面を引き、製造現場と打ち合わせ、持ち込まれたパーツと現物合わせで確認しながら削り、アルマイト処理も1個ですから割高になります。今回のホルダーも2万円弱になりました。もし、それくらいかかっても使っていきたいというようなこだわりの品があれば、ワンオフでお受けすることも可能です。お手もとの眠っているパーツが甦るかもしませんよ。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年8月 8日 (木)

シグマ 105mm F1.4 Artによるはくちょう座の散光星雲。

2  
●はくちょう座の散光星雲
2019年8月4日21時28分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×21枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、StarNet++、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
4日の夜は、SWAT2台体制で臨みました。LAOWAのテスト撮影に平行して、シグマ105mm Artでも撮影を敢行。天の川沿いをあちこち狙いました。透明度がよかったせいか、30分余りの露出でもHα域や暗黒帯の微妙な濃淡が描出できたのには驚きです。房総の空もなかなかたいしたものです。東京から高速道路でわずかに1時間半の距離ですが、近くて便利なのは捨てがたいですね。今回はじめてStarNet++というツールを使ってみました。このツールは恒星を消した画像を簡単に作ってくれるため、それで星雲の強調処理を行えば、恒星像の肥大などを抑えた仕上げが簡単にできます。星マスクなどの面倒な処理が省略できて、とても助かります。参考のため、StarNet++で星を消した画像を下に掲載します。
 
Photo_20190810132401
StarNet++をはじめて使ってみました。デフォルトで処理した元画像を強調しています。パラメータを変えると、もう少しクォリティを高められる可能性があります。今後の課題です。天の川のように微光星が密集した対象は、そもそも不向きかとも思いますが、今回は実験もかねてやってみました。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年8月 7日 (水)

LAOWA 12mm F2.8による天の川。

Photo_20190806161301
●天の川
2019年8月4日21時41分~ LAOWA 12mm F2.8 絞りF4 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 3分露出×16枚コンポジット ステライメージ7、Flataide Pro、Photoshopで画像処理 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
前回ブログのLAOWA 15mm F4に続いて、LAOWA 12mm F2.8でも天の川を撮影しました。焦点距離12mmにもなると、作例写真の通り、いて座からはくちょう座まで余裕でカバーでき、しかも星像が良好なエリアに収まります。フルサイズでの対角画角はおよそ122°もあり、季節の星座を一網打尽にできる広さです。ちなみに前回の15mmの対角画角は110°ほどになります。この12mmは開放F値が2.8と明るく、天体用としても使いやすいレンズです。周辺星像の改善と光量の確保を狙って、一段絞りのF4で撮影しました。さすがに最周辺はサジタルコマフレアによる星像の肥大がみられますが、程度は大きくなく、超広角としては優秀な部類に入ると思います。APS-Cなら周辺まで良好でしょう。 木星の滲みは、撮影中に薄雲が通過したことによるもので、レンズ由来ではありません。星像もシャープですし、これから超広角をお考えの方は候補に入れてもよさそうです。中国製レンズの認識が変わる一本です。このレンズについての詳細はこちらをご覧ください。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年8月 5日 (月)

LAOWA 15mm F4による天の川。

Photo_20190805221601
●天の川
2019年8月4日20時12分~ LAOWA 15mm F4 絞りF5.6 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 5分露出×12枚コンポジット ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
梅雨明け以降、晴れてはいるものの湿度が高いせいかどうもスッキリした青空に恵まれませんでしたが、4日はなかなかよさそうな透明度だったこともあって、久しぶりに房総半島へ出かけました。実に4ヶ月ぶりです。いつもの撮影場所に着いた当初は薄雲が広がったりして、「もしかしたら外したかなぁ」と心配しましたが、しばらく待つと天の川がドーンと現れて、素晴らしい星空が広がりました。まずは、作例が少ないLAOWA 15mm F4で撮影開始です。最近、巨大なシグマのArtばかり使っていたので、実にコンパクトに感じます。鏡体は金属製で高級感があって、初めて中国製のレンズでしたが、これは侮れないと思いました。今回、絞りは1段絞ってF5.6としました。ちょっと暗めですが、ISO3200なら2~3分の露出で撮れるので、天体用としても充分使えそうです。さすがに最周辺は星像が流れますが、フルサイズ対応の15mm超広角ということを考えると、なかなかのものではないでしょうか。もちろんSWATとの相性は抜群です。詳しくはこちらでご覧ください。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年7月24日 (水)

梅雨明け近し…

Photo_20190724100101
ご無沙汰しております。ブログ更新は完全にさぼっておりました。といっても仕事をしてなかったわけではく、夏に向けてSWATの組み立て作業に勤しんでおりました。ただ、梅雨らしいといってはそれまでなんですが、ずっと天候不順で星が見えず、精度確認の追尾テストが出来ない状況が続いています。画像は追尾テスト前のSWAT-350/310です。たまりにたまって、20台以上もスタンバイ状態のまま並んでいます。バックオーダーもたまったまま解消できていませんが、ここ数日で梅雨も明けそうです。星が出たら、すぐに追尾テストして出荷しますので、お待ちいただいているお客様は、もう少しだけ辛抱してください。SWATは、追尾テスト前に高精度エンコーダで予備テストを行っております。合格品は、それでほぼ判りますが、安心のために実際の星で最終確認しています。ただ、こういった長雨の季節になると、出荷が滞ってしまうため、今後は基準値を若干厳しめに設定してエンコーダ測定だけで出荷する方向に切り替えようと考えています。もちろん、確認のための抜き取りテストは行います。 今後の検討課題です。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年6月 3日 (月)

SWAT-350をご紹介いただきました。

Hp

天体写真や撮影機材の情報を収集しようと検索すると、必ずといっていいほど上位に出てくるサイトが吉田隆行さんの「天体写真の世界」です。美しい天体写真はもちろん、最新機材や撮影テクニックも紹介されていて、お役立ち情報満載のサイトです。そのサイトにSWATも掲載されてますので、ぜひご覧いただければと思います。吉田さん自身もSWAT-200とSWAT-350のユーザーで、実際にご使用いただいてのレポートですから、これからポタ赤をご検討の方の参考になるのではないでしょうか。こちらからどうぞ→http://ryutao.main.jp/equip_swat-350.html

それからSWATご購入の際に参考になるのが、協栄産業大阪店さんが運営してるサイトの「SWATご購入ガイド」です。システム拡張するときのチャートなどが丁寧に表示されていて親切です。ご注文のときにお役立てください。こういったことは、本来メーカーがやらなきゃいけないことですね(反省)

Photo_8

ユーザーさんや販売店さんあってのSWATです。どうもありがとうございます。いよいよ梅雨入りが近づいてきてしまいました。夏に向けての充電期間です。機材の見直しや撮影計画を入念に立てておきましょう。SWATも夏のイベントに向けてさらにステップアップしたいと思います。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年4月24日 (水)

ラッピングの効果。

このところ、ブログもサボりがちになっておりまして申し訳ありません。たいしたネタも無いのですが、赤道儀の追尾精度を上げるための手法をひとつご紹介します。年明け1月5日のブログで「Pモーション±7秒角前後を達成するために…」という記事を書きました。その中でラッピングについて触れていますが、具体的にどれくらいの効果があるのでしょうか…  Photo_4  
グラフは、ウォームギアをラッピング処理する前後のモーションを計測したものです。縦軸がモーションの幅、横軸は時間で、ウォームネジ一回転になります。グラフ(上)はラッピング前に±13″だったものがラッピング後に±7.5″と大幅に精度がアップし、SWATの合格ラインに到達した例です。Pモーションが半分くらいまで小さくなっていますが、ラッピングによって、すべてがこれほど改善するわけではなく、多くは20~30%アップにとどまります。 グラフ(下)がその一例で、±20″だったものが±15″程度まで改善しています。今回、試しに±20″のネジをラッピングしていますが、合格ラインの±7″まで改善することは99%ないので、普段はラッピングすることはありません。それから、滅多にないことですが、意に反して悪くなってしまうこともあります。結果は計算できるものではなくて、経験によってだいたいは想像できるのですが、最終的にはやってみないとわからないところが、おもしろいです。

ここでのラッピングとは、研磨剤を使ってウォームネジとウォームホイールを摺り合わせ、より滑らかな動作を得る目的で行わる処理です。接眼部などの摺動部にも使われたりしますが、分解洗浄やグリスの再塗布などとても手間のかかる作業なので、一部の高級機にしか採用されていない処理技法です。具体的な方法は各社の企業秘密で、研磨剤の種類や番手、潤滑剤、処理時間、負荷のかけ具合など、結果に大きく影響する要素は公表されていません。弊社でも独自の研磨手法を確立してラッピング処理を行っております。SWATが採用しているジュラルミン(一部は超々ジュラルミン)のウォームホイールと真鍮のウォームネジの組み合わせは、超高精度加工に適しているうえ、ラッピングの効果も出しやすく、±7″前後の高精度追尾を実現するのに最適な素材といえます。

さて、いよいよGWに突入ですね。新月期と重なるので、晴れたらどこも賑わいそうです。みなさん、家族サービスも大事ですが、ストレス解消にはSWATで天体撮影するのが一番です。私も星空撮影を楽しみたいと思っています。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年4月 2日 (火)

M51子持ち銀河。

 M51_1

●M51子持ち銀河
2019年3月9日2時07分~/2018年2月12日1時07分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×57枚 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
3月8日の房総遠征で撮ったM51子持ち銀河です。春の銀河はどれも小さく、個々の天体をポータブル赤道儀で拡大して狙うのはとても厳しいのですが、撮影して絵になる対象がいくつかあります。その中のひとつがこのM51子持ち銀河です。20cmを超えるような大口径反射の作品とは比ぶべくもないですが、口径10cmクラス+ポタ赤でも、これくらいは写せるという参考になればと思い撮影してみました。このほかにも、しし座のトリオ銀河やM81M82など小口径でも狙える天体があります。焦点距離が長いとオートガイドしないと星像が流れてしまいます。ノータッチで撮るときは、高感度に設定して流れ具合を確認しながら30~60秒程度の露出で多枚数撮影し、それらをまとめてコンポジットすれば星像が点像で見栄えのする作品が作れます。ぜひチャレンジしてみてください。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年3月22日 (金)

SWAT-350デモ展示品処分セール。

Swat350image
各地の星まつりやCP+で展示したSWAT-350のデモ展示品を処分します。処分にあたっては、完全に分解して内部を清掃、各部チェックのうえ、グリスやオイルシールを交換。ウォームギアも最新タイプに入れ換えて、実際の星で追尾精度をチェックし、Pモーション±7″前後を確認してますので、末永く安心してお使いいただけます。デモ展示で使用していたため、小さな当たり傷、擦り傷がございますが、性能にはまったく問題ありません。今回、デモ品を総入れ替えのため、3台まとめて処分します。多少の傷や汚れなど気にしない方におすすめします。全品一年間の保証付き、この機会をお見逃しなく!
 
●SWAT-350(B1) 売約済
 新品価格 135,000円(税込)→処分特価 107,000円(税別) 115,560円(税込)
 小傷、擦り傷、汚れが少し有ります。
●SWAT-350(B2) 売約済
 新品価格 135,000円(税込)→処分特価 105,000円(税別) 113,400円(税込)
 小傷、擦り傷、汚れが有ります。
●SWAT-350(B3) 売約済
 新品価格 135,000円(税込)→処分特価 100,000円(税別) 108,000円(税込)
 小傷、擦り傷、汚れが、やや多いです。
 
3/23追記 全品完売しました。どうもありがとうございました。
 
価格は傷の程度の差によるものです。お申し込みはご希望の番号(B1~B3)を明記してメールにてお願いします。こちらからどうぞ。お支払いは銀行振り込みのみ。送料は日本国内に限りサービスいたします。早いもの勝ちとなりますので、売り切れの節はご了承ください。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年3月16日 (土)

300mmノータッチ追尾で撮るアンタレス付近。

Antares

●アンタレス周辺
2019年3月9日02時08分~/2018年5月10日23時32分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞りF2.8開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 120秒露出×66枚 ISO3200 60秒露出×145枚 高輝度部分に短時間露出をHDR合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350/310ノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
この季節、冬と春と夏の天体が同時に楽しめます。薄明終了後はまだ冬の星座が空高く、夜明け前の東の空には夏の天の川がアーチを描きます。南天にはさそりのS字が立ち上がり、とても印象的。さそり座は南天に低いため、好条件で撮影できるチャンスは以外と少なく、これから梅雨入り前にかけてが狙い目です。そんなわけで、前回ブログのM81M82周辺を撮った後にレンズを向けたのがアンタレス周辺です。この画像は、昨年撮影した分と合算して、総露出時間4時間37分として画像処理しました。アンタレス周辺は、とてもカラフルで美しいため、毎年のように撮影してしまいます。同じ機材と構図で撮れば、加算合成も楽なので、少しずつ画質を高められる楽しみもありますね。SWAT-310/350なら、焦点距離300mmで2~3分程度のお手軽ノータッチ撮影が可能です。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年3月11日 (月)

シグマ APO 300mm F2.8によるM81 M82付近。

M81m82

●M81M82周辺
2019年3月8日19時33分~/2018年2月8日23時18分~/2018年2月12日0時8分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 2分露出×246枚コンポジット ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-310/350によるノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
先週の金曜日は久しぶりに安定した快晴に恵まれました。この日を逃すとまたしばらくチャンスがなさそうな予感がしたので、早々に仕事を切り上げ、いつもの房総へ出かけました。到着時には風が強く、長焦点撮影は厳しそうでしたが、薄明終了前には風も収まり、その後は絶好の条件で一晩中撮影できました。今回もSWAT-350と310の2台体制で、サブのSWAT-310にはシグマのサンニッパを搭載して、長時間の放置撮影です。
まずは北天のM81M82付近に向けて、5時間20分ほど撮影しました。このエリアは、昨年、2分露出×85枚コンポジット(総露出時間2時間50分)で撮影してブログに掲載しました。房総の北の空は東京や千葉方面の光害が天頂付近まで及び、条件はよくありません。分子雲を狙うには不向きですが、さらに加算してどれくらい改善するか試してみました。トータルで8時間強の露出です。昨年の画像と比較すると、そんなに代わりばえしない感じですが、昨年は強引に炙りり出した分子雲のノイズを目立たなくするために、かなり強めにボカして滑らかにしていましたが、今回は総露出が延びたおかげで、ノイズ処理を大幅に抑えられて、自然な感じに描出できたかと思います。
サブのSWAT-310の極軸合わせは、メインのSWAT-350をポールマスターで設置したあとに、それを光学極望を使って、コピーするやり方で調整しました。それでかなり正確に設置できます。複数台運用する場合、効率よく準備できます。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年3月 4日 (月)

CP+2019、ご来場ありがとうございました。

Cp05

Cp03

CP+2019も無事に閉幕。今回もSWATはトミーテックさんのご厚意で、ボーグブースにコラボ展示させていただきました。私は初日と3日目の午後に説明員として対応しましたが、多くの(おそらく10人以上)SWATユーザー様がおいでくださり、感謝感激です。どうもありがとうございました。
ボーグブースは相変わらずの人気で、常に写真のような混み具合でした。新製品としては、71FLの後継機の72FLが登場。よりデジタルに合わせた収差補正で高性能化されたそうです。そして、この春に発売になる待望の107FL用中版対応レデューサーの最終試作も展示されました。気になる性能ですが、試作品を借りられるようなら、このブログで情報発信できればと思っています。どうぞご期待ください。

話は変わりますが、胎内星まつりや今回のデモ展示に使ったSWAT-350、SWAT-310をはじめ、店頭展示のSWAT-300などを完全オーバーホールのうえ、処分特価にて販売いたします。詳細は追ってこのブログで発表いたします。こちらもご期待ください。

https://www.unitec.jp.net/

2019年2月27日 (水)

CP+2019は明日から!

Cp01

Cp02

いよいよ明日は、CP+2019の開幕です。会期は28日(木)から3月3日(日)までの4日間、いつも通りパシフィコ横浜での開催です。今年も例年通り、ボーグさんのブースでSWAT-350/310を展示していただけることになりました。SWAT+ボーグの最適な組み合わせをご提案します。どうぞご期待ください。なお私、加曽利も明日(28日)は午後2時から6時まで、会場入りしております。SWATについてのご質問を受け付けておりますので、お気軽にお声をおかけください。2日土曜日の午後も行く予定です。どうぞ、よろしくお願いします。CP+2019、まずはボーグブースへGO!※上の写真は昨年のボーグブースです。

●ボーグさんの案内ページはこちら

https://www.unitec.jp.net/

2019年1月28日 (月)

クリスマスツリー星団付近。

Photo

●クリスマスツリー星団付近
2018年2月11日18時56分~/2019年1月3日19時47分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×89枚 高輝度部分に短時間露出をHDR合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
1月3日の房総初遠征のメイン機材はボーグ107FLでした。最初に撮影したのが、このクリスマスツリー星団付近。昨年2月11日と同じ構図で撮り増して、さらに画質アップを狙いました。昨年の画像はこちら。ところが撮影を始めてまもなく風が強まりだし、一時は突風混じりの残念な状況になりました。なんといってもポータブル赤道儀の弱点は風です。650mmもの長焦点のガイドはそよ風程度までしか許容してくれません。結果、歩留まりが大幅低下で、撮影した63枚中、半分近い28枚がボツ画像となりました。それでもなんとか35枚を確保して、昨年の画像に加算して仕上げてみました。下辺にハッブルの変光星雲(NGC2261)もかわいらしく写っています。
 Photo_2

風の影響の比較。左は無風時、右は突風にあおられ続けたとき。普段、風が強い日は長焦点撮影はしないのですが、GPVで確認すると短時間で収まる予報だったので、そのまま放置して撮影を続けました。予報通り、風は2時間ほどでほぼ収まり、それ以降は順調に撮影出来ました。
 
https://www.unitec.jp.net/ 

2019年1月26日 (土)

ぎょしゃ座からいっかくじゅう座にかけての星雲星団。

Photo

●ぎょしゃ座からいっかくじゅう座にかけての星雲星団
2019年1月3日19時59分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×45~67枚コンポジット 高輝度部に短時間露光をHDR合成 3パネルモザイク合成 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地千葉県大多喜町
 
ここ最近のブログ3回にわたって掲載してきたシグマ105mm F1.4 Artレンズの作例は、それぞれわずかに重なっていて、モザイク合成することが出来ました。ぎょしゃ座からいっかくじゅう座にかけての冬の天の川に点在する大小散光星雲の連なりがよくわかると思います。こう見ると、クリスマスツリー星団付近に広がる赤い散光星雲はかなり巨大ですね。バラ星雲や勾玉星雲も大きいです。逆にモンキー星雲は有名な割には意外と小っちゃいです。撮影時の構図など、参考にしていだければ幸いです。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年1月24日 (木)

シグマ105mm F1.4 Artによるバラ星雲付近。

Photo

Photo_2

●バラ星雲付近
2019年1月4日0時11分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×67枚コンポジット 高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地千葉県大多喜町
 
ぎょしゃ座の星雲星団」「ふたごの足もと」に続いて撮影したのは、バラ星雲周辺です。105mmフルサイズの画角はバラ星雲からクリスマスツリー星団にかけて大きく広がる散光星雲と南に点在する星雲を一網打尽にできます。天の川の微光星が全面を埋め尽くし、青いカタツムリ星雲が彩りを添えて、とても美しいエリアであることがわかります。
3日夜の撮影ですが、この日は気温が氷点下5℃まで下がって、厳しい寒さでした。そんな中で撮影したデータが、こうして美しい画像に仕上がると、頑張って撮った甲斐があったと思えます。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年1月22日 (火)

シグマ105mm F1.4 Artによるふたごの足もと。

Photo

Photo_2

●ふたごの足もと
2019年1月3日21時51分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×47枚コンポジット 高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地千葉県大多喜町
 
前回ブログ「ぎょしゃ座の星雲星団」を撮った後は、ふたごの足もとにある星雲星団を狙いました。このエリアも魅力ある天体が盛りだくさんです。明るい散開星団M35をはじめ、くらげ星雲やモンキー星雲など代表的なHα星雲が 並んでいます。105mmの画角は天の川の人気エリアをちょっと広めに切り出すのにちょうどいい感じですね。このあとバラ星雲付近を撮りましたので、それは次回に。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年1月20日 (日)

シグマ105mm F1.4 Artによるぎょしゃ座の星雲星団。

2

2_2

●ぎょしゃ座の星雲星団
2019年1月3日19時59分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×45枚コンポジット 高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地千葉県大多喜町
 
年明け3日、主砲ボーグ107FL+SWAT-350オートガイドと平行して、SWAT-310+シグマ105mm Artでノータッチ撮影しました。まずはちょうどいい高度に達していたぎょしゃ座を狙いました。天の川の中とあって、背景に微光星が賑やかですが、浮き上がるように赤い散光星雲と明るい散開星団が集まっていて、とても美しいエリアです。天の川の入り組んだ暗黒帯も見逃せません。シグマ 105mm Artでの初作品となりました。このレンズ、最新設計だけあって、とても明るくシャープで、天体用におすすめできるレンズです。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年1月16日 (水)

月齢8.3、上弦の月。

Photo_2

■撮影データ
2019年1月14日17時42分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO1600 1/100秒×20枚コンポジット RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒
 
冬型の気圧配置が崩れて高気圧に覆われた14日。久しぶりに月面を撮影しました。冬場は最悪のシーイングなことが多く、星野撮影でも焦点距離が長いと星像が膨らむくらいで、月や惑星の拡大撮影には厳しい季節です。でも、時々気圧配置が崩れて、好シーイングに恵まれることもあります。この日もそんな感じで、揺らめきの中で、時々ピシーッと静止する瞬間があり、拡大撮影もいけそう判断して撮影しました。歩留まりを上げるために普段より感度を上げて、シャッター速度も速めました。真冬のこの時期としては、よく写ったと思います。
 Photo_3

気象庁ホームページより転載、14日午後6時の天気図。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年1月12日 (土)

シグマ 105mm F1.4 ART レビュー。

シグマのArtシリーズの中で昨年発売されたばかりの「105mm F1.4 DG HSM ART」を入手しましたので、その天体適性をご紹介します。
 Image

今回も70mm Macro ART40mm F1.4 ARTのレビューにならって、同様に検証しました。以下、撮影画像を交えて簡単に記しますので、ご参考にしていただければ幸いです。キヤノン EOS 6D(SEO-SP4)にて、絞りを F1.4(20秒)、F2.0(40秒)、F2.8(80秒)、F4.0(160秒)と段階的に変えて撮影し、周辺減光や四隅の星像等を検証しました。
 105art

●周辺減光
各F値での周辺減光の様子です。前玉が大きいだけあってF1.4開放でもかなりの光量が確保さていて、最周辺で1.5段ほどの落ち込みです。F2.0で充分実用になる感じ。F2.8まで絞れば天体撮影で文句なしのレベル。F4.0だとF2.8と比べて最周辺がわずかに持ち上がるだけです。
 105art_4

●四隅の星像
周辺減光の写真の中央と四隅をピクセル等倍で並べたものです。F1.4からF4.0までピント位置は触らず連続して撮影しています。F1.4開放では周辺星像に鳥が羽を広げたようなサジタルコマが出ますが、F1.4という明るさを考えれば優秀なものです。色収差はよく補正されていてとてもシャープ。F2.0で中心星像がグッと引き締まり、恐ろしいほどシャープな星像になり、周辺部もやや改善。 F2.8では周辺星像も大きく改善して鋭い星像が全面を埋め尽くし、天体撮影におすすめの絞り値はこのあたりか。F4.0はF2.8とほとんど変わらず、暗くなるだけ損で絞る意味がない感じ。私が購入した個体は左より右側の崩れがやや大きいですが、この程度は許容範囲でしょう。
 105art_5

●隅の輝星
今回、輝星を隅に入れてなくて、あまり参考になりませんが、ちょっと明るめの星を切り出しました。前回の40mmと同じ傾向で、開放だと光芒が大きく二つに割れますが、F2.0で目立たなくなり、F2.8まで絞るとトゲトゲの光条をともなった真円になります。
 
●総評
シグマのArtシリーズレンズとしては比較的新しい「105mm F1.4 DG HSM」は、105mmでF1.4の明るさを実現したシグマの意欲作です。周辺光量の確保のため巨大なレンズ群を採用していて、フローライト相当が3枚、SDが2枚、非球面が1枚と、Artのこだわりを感じる最新設計となっています。また防塵防滴機能が施され、天体撮影時の夜露にも安心なのが嬉しいです。これだけの高性能ですから、やはりこのレンズもとても重く、なんと1,645gもあり、105mmとしては珍しい三脚座が標準装備です。これも天体撮影で役立つアイテムですね。周辺まで明るくシャープな星像は素晴らしいもので、歪曲もほとんどないですから、モザイク撮影でも威力を発揮しそうです。後日、このレンズの作例をブログでご紹介していきます。どうぞお楽しみに。なお、このレンズを設計したシグマのO氏自身も天文ファンで、天体撮影を意識して設計したとのことです。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年1月 8日 (火)

ボーグ107FLによるバラ星雲。

2

●バラ星雲
2019年1月3日23時52分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×70枚コンポジット 高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350+M-GENによる一軸オートガイド 撮影地千葉県大多喜町
 
新年最初の撮影はお正月気分も抜けない1月3日でした。ほんとは週末の5日に出かけようと思っていたのですが、天気予報がイマイチで、急遽3日に変更となりました。この日は作例ページでおなじみの上村さん、蒼月さん、そして古くからの友人の泉川さんも加わり、総勢4名のSWAT部隊が出撃。遠征地のダム湖には、SWAT-200から350まで歴代のSWATがずらりと6台も並んで大賑わいとなりました。同じことを思ったのか、他にも多くの天文ファンが訪れ、て、普段の倍くらいのクルマが整列して壮観でした。たまたまお隣にいらして知り合ったMさんが、なんとフジノン40×150ED双眼鏡を持ち出して観望されてまして、私たちもそのご相伴にあずかり、あれやこれやと大いに楽しませてもらいました。「こりゃ新年早々縁起がいいぞ」と思いました。(笑) Mさん、どうもありがとうございました。

さて、画像はバラ星雲です。さすがに650mmでのバラ星雲はデカいですね。新年の幕開けにふさわしい見栄えのする対象を選びました。ここ数年、年間を通すとあまり天気に恵まれてない感じです。今年は新月期の晴れが増えて欲しいですね。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年1月 5日 (土)

Pモーション±7秒角前後を達成するために…

Wormdrive

 

新年最初のブログは、SWATの高精度を生み出すウォームギアについてです。写真は切削加工したばかりのウォームネジとホイールです。ウォームネジは高精度に加工しやすい真鍮製、ホイールは真鍮ネジと相性がいいジュラルミン製で、ホブ盤によって歯切りしています。ユニテックでは、ピリオディックモーション±7秒角前後を保証するため、ウォームギアの品質チェックを2ステージに分けて行っています。まず最初のステージでは、切削したままの状態で、すべてのウォームネジをチェックします。同じ基準で加工しているのですが、精度は一定の幅の中でばらついていて、そのまま合格のものから、出荷基準に遠く及ばないものもあります。
 2

 

上の画像の例は、最初のテストで±6.4秒角を達成しておりストレートで合格です。このまま組み上げ、エイジング処理して出荷されます。すべてがこのようにいけば楽なんですが、そんなに甘くはなく、ストレートで合格するのは2~3割くらいしかありません。
余談ですが、これまでで一番よいものは±4秒角というのがありました。そんなネジは100本に1本もないので、それを手にしたお客様はかなりラッキーですね。(笑)
 Photo

 

次に10秒角前後を達成したウォームネジです。一般的には充分に高精度なのですが、SWATの合格基準には達していません。このレベルのネジは研磨剤を使って入念にラッピング処理して精度アップを狙います。仕上がったウォームを再びテストして、基準をクリアしたものだけ製品として組み上げます。ラッピングしてもすべてが合格になるわけではありません。手間をかけても基準に達しないこともあり、悔しい思いをさせられます。(泣)
 Photo_2

 

最後は一発不合格の例です。数は少ないですが、時々これくらいのものも出てきます。残念ながら、このレベルではラッピング処理しても±7秒角に持って行くことはできません。不合格品となります。

 

このように。SWATは何段階もの検査を経て、±7秒前後という高い追尾精度を保証しています。ユニテックは「追尾精度だけはどこにも負けないぞ」という気持ちで歩んでおります。今後もこの姿勢に変わりはありません。

 

お手元の赤道儀の追尾精度を確かめたい方は、「追尾精度お気軽チェック!」と「追尾精度を測ってみよう」を参考にしてください。

今年もユニテックのSWATをよろしくお願いいたします。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年12月31日 (月)

やっぱり今年の締めもオリオン大星雲!

M42

M42_2

●M42オリオン大星雲
2018年12月15日23時06分~/2017年12月22日21時31分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) 3分露出×81枚コンポジット+ISO1600 3分露出×86枚(昨年撮影分)を25%で加算 高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-310/350+M-GENによるオートガイド 撮影地千葉県大多喜町/山梨県上野原町 ※下は拡大トリミング
 
今年も最後のブログは「M42オリオン大星雲」です。昨年も一昨年もこのオリオン大星雲が締めのブログでした。その時の画像はこちら(昨年)とこちら(一昨年)をご覧ください。
15日の夜は半月でしたが、今年最後のチャンスと思い、房総まで遠征しました。月没が23時半。まだ沈む前の23時6分から撮影を始めました。西に大きく傾く3時半まで、約4時間分の露出を得ることができました。この日は撮り始めてから気温がほとんど変化せず、ときどきチェックしましたが、結局最後までピントはそのままでした。これだけ長時間では珍しいことです。終始無風快晴でシーイングもまずまずだっようで、星像もシャープでした。昨年、上野原で撮影した画像(258分)も加算してあります。トータル501分ですが、昨年のはシーイング(あるいはピント)が悪かったのか今回に比べて星像がやや甘く、光害の影響も大きいので25%で加算しました。

今年も一年、SWATブログをご覧いただきまして、ありがとうございました。来年は新製品も控えていますので、もうちょっと頑張らないとと思っています。これからもどうぞよろしくお願いします。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年12月27日 (木)

ボーグ107FLによるかもめ星雲。

Photo_2

●IC2177かもめ星雲
2018年12月16日3時58分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×27枚コンポジット(ハイライト部分に短時間露光をHDR合成) Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町

15日の房総遠征にて、シグマ300mm望遠での「かもめ星雲付近」撮影と平行して、主砲のボーグ107FLでもかもめ星雲を拡大して狙いました。低空な上に、薄明開始まで1時間ちょっとしかなく、ダメ元で薄明開始後まで粘ってみました。結果、無理に暗部を持ち上げるような処理をしなければ、なんとか見られる画像になりそうな感じ。サッと仕上げてみました。この対象も高度のあるうちにじっくり露出を稼ぎたいですね。そうすれば周辺の淡いHα域がもっと浮き出てくると思います。
いよいよ今年も残すところわずかとなって参りました。ブログもあと一回更新できそうです。どうぞお楽しみに。
 Photo_3
撮って出し元画像も掲載します。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年12月24日 (月)

シグマ APO 300mm F2.8によるかもめ星雲付近。

S

 

S_2

 

●IC2177かもめ星雲付近
2018年12月16日3時37分~ シグマ APO 300mm F2.8 DG HSM 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×32枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
15日の房総遠征では、新製品の開発テストも兼ねてSWAT-310を2台持って行きました。ノータッチ追尾のサブ機の方は、始めにシグマ105mmマクロで46Pウィルタネン彗星、続いて40mm Artでオリオン座付近を撮影し、そして最後にシグマの300mm F2.8でこのかもめ星雲付近を撮りました。対象はすでに南西の空、地平高度30度に傾いており、ちょっと欲をかきすぎた撮影です。薄明開始まで1時間半ありますが、その時には地平高度15度で光害の影響も大きくなり、質の良い元画像は得られないですから、せいぜい1時間くらいの露出時間しかとれません。おまけと思って撮影しました。そんなことで、あまり強烈に炙るとすぐに破綻するので、控えめに仕上げてみました。フルサイズ300mmの画角だとトールの兜星雲も構図に取り込めます。左下に青緑の星雲が華を添えてくれました。いずれ撮り増しして、画質を高めたいと思います。
 Photo

 

撮って出し元画像です。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年12月20日 (木)

シグマ 40mm F1.4 Artによるオリオン座付近。

Orion

Orion_2

●オリオン座付近
2018年12月16日2時3分~ シグマ 40mm F1.4 DG HSM Art 絞り F2.5 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 2分露出×27枚コンポジット+高輝度部分に短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshopで画像処理 SWAT-310ノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
15日の遠征でシグマ40mm F1.4 Artのテスト撮影を兼ねて最初に撮ったのがオリオン座付近です。50mmと同じ標準レンズのカテゴリーですが、画角がずいぶん広く感じます。対角で50mmより10度近く広いので、周辺の有名どころも一緒に取り込めました。撮影はF2.5まで絞って行いました。1時間にも満たない総露出ですが、明るさとシャープさのおかげもあって、そこそこ満足いく仕上がりが得られました。欲をいえば、もっとたっぷり露出して分子雲を描出してみたいところですね。それから、周辺部とのモザイクにもチャレンジしたいです。結論として、シグマ 40mm F1.4 Artは、買って後悔しないレンズと思いました。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年12月18日 (火)

シグマ 40mm F1.4 ART レビュー。

シグマの最新Artレンズ「40mm F1.4 DG HSM ART」を入手しましたので、その性能を一端をご紹介します。

Photo
蒼月様の70mm Macro ARTのレビュー記事にならって、同様に検証しました。以下、撮影画像を交えて簡単に記しますので、ご参考にしていただければ幸いです。キヤノン EOS 6D(SEO-SP4)にて、絞りを F1.4(30秒)、F2.0(60秒)、F2.8(120秒)と段階的に変えて撮影し、周辺減光や四隅の星像等を検証しました。
 Photo_2

●周辺減光
各F値での周辺減光の様子です。さすがにF1.4開放だとかなり大きく、最周辺で約2段分のアンダーです。F2.0まで絞れば1段分くらいまで改善され、実用できる画質。F2.8で文句なし。
 Photo_3

●四隅の星像
周辺減光の写真の中央と四隅をピクセル等倍で並べたものです。F1.4からF2.8までピント位置は触らず連続して撮影しています。結果はご覧の通り、神レンズと呼んでも差し支えないパーフェクトな星像といえるでしょう。特筆すべきは開放の四隅の星像で、F1.4でここまでシャープなレンズはこれまで見たことないレベルです。中心星像は一段絞るとキュッと引き締まり、文句のつけようがないほどシャープ。 F2.0とF2.8では、星像にほとんど変化はなく、周辺減光の違いで絞りを選ぶ感じです。色収差や非点収差、歪曲収差などもまったく気にならないレベルで恐ろしいほどの性能です。いや~、シグマさん、凄いレンズを作ってくれます。
 Photo_5

●隅の輝星
左上のシリウスのピクセル等倍画像です。開放だと光芒が大きく二つに割れますが、F2.0で目立たなくなり、F2.8まで絞るとトゲトゲの光条をともなった真円になります。
 
●総評
シグマの最新ARTレンズ「40mm F1.4 DG HSM」は、フローライトまたはSDレンズ相当の光学ガラス6枚と非球面レンズ1枚を使用し、プロ用シネレンズの要求を満たす水準で設計された最新のARTシリーズレンズです。これだけ贅沢な硝材を惜しみなく投入すれば、悪かろうはずがありません。中心から最周辺まで、期待以上の素晴らしい星像でした。標準レンズカテゴリーで高評価の50mm F1.4 Artを凌駕するといってもいい高性能です。50mm Artも所有してますが、この先、出番が減りそうです。ただ、重さが唯一の欠点で、なんと1.2kgもあります。50mm Artが800gちょっとですから、その重さたるや三脚座が欲しいレベルです。気軽さでは50mmに分がありますね。それから、一般撮影で気になるオートフォーカス速度やボケ味などの評価はまったくしてません。この構図のまま、F2.5にして撮影を続けましたので、処理を終えたら次回ブログで掲載します。

※今回、蒼月様のレビューフォーマットがとても優れていたので、そのまま踏襲させて(パクらせて)いただきました。どうもありがとうございました。(笑)
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年12月17日 (月)

シグマ 105mm F2.8 マクロによる46Pウィルタネン彗星。

46p_3

46p_4

●46Pウィルタネン彗星
2018年12月16日0時25分~ シグマ 105mm F2.8 Macro DG OS HSM 絞り F3.5 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 2分露出×30枚コンポジット ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-310ノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
なんだかスッキリ晴れませんが、一昨日15日の夜の房総半島は一晩中快晴予報でした。これから月も大きくなるし、これを逃すと今年はもう行けないと思って、気合いを入れて遠征してきました。同じことを思った人も多かったようで、撮影地は多くの天文ファンが集いました。天気は予報が当たって、朝まで快晴。おまけに無風で条件はよかったです。ただ、けっこう寒くて、車載の温度計はずっと0℃に張り付いたままでした。
さて、今回も2台体制で臨みましたが、まずは話題の46Pウィルタネン彗星です。肉眼で見えるという報告も多く、期待してましたが、房総の空では目をそらせばボッーとしてる感じがなんとなく分かる程度で、そんなに明るく感じませんでした。でも写真には簡単に写せました。ただ彗星核基準(写真下)でコンポジットしても尾は現れなくて、ちょっと残念な気分です。撮影に使用したシグマ 105mm F2.8マクロはArtシリーズほど明るくないですが、周辺までとてもシャープな星像を結び、天体撮影におすすめできます。
ウィルタネン彗星はこれからぎょしゃ座のカペラの方向に進んで行きます。あいにくの月齢ですが、双眼鏡でエメラルドグリーンの彗星が楽しめると思います。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年11月28日 (水)

ボーグ107FLによる馬頭星雲付近。

Photo

●馬頭星雲付近
2018年11月15日0時37分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×80枚コンポジット(ハイライト部分に短時間露光をHDR合成) Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
14日の房総遠征のメインはボーグ107FL+フラットナーでした。SWAT-350にセットアップしてM-GENでお気楽オートガイド。最初に撮影したのがM45プレアデス星団です。続いてレンズを向けたのは、適当な高度に達したオリオン座の馬頭星雲でした。F6.1と暗め?ですから、たっぷり露光を稼ぎたいので、この日は、もうこれだけにして放置プレイを決め込みました。薄明開始まで約4時間、無風快晴の好条件で、撮影を続けることが出来ました。馬頭星雲を取り巻く分子雲など、かなり描出できたかと思います。画像処理しながら、美しい領域だと改めて感じました。
 Photo_2

レベル補正しただけの撮って出し一枚物。この程度写っていれば、コンポジットして炙ると充分に細部が出てきます。
  
https://www.unitec.jp.net/

2018年11月24日 (土)

シグマ APO 300mm F2.8による魔女の横顔星雲。

Photo

●魔女の横顔星雲
2018年11月15日2時41分~ シグマ APO 300mm F2.8 DG HSM 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×51枚コンポジット+短時間露光をHDR合成+昨年の44分間露出を20%で合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
14日の房総遠征最後の対象は、オリオン座のリゲルのすぐ横(西)に位置する魔女の横顔星雲を狙いました。これとまったく同じ構図で昨年も撮っていまして、その時のデータもまとめて合成しています。昨年は44分露出で仕上げましたが、周辺の散光星雲までは描出できませんでしたが、今回の2時間近い露出と併せるとこで、リゲル(左の明るい星)周辺に淡く拡がる赤い星雲が浮かび上がり、魔女の横顔星雲の下の方の微妙な色の違いも現れてきました。あまり色彩を感じなかったエリアですが、けっこう華やかだなぁと思いました。かなり淡いので、なるべく暗い空でたっぷり露出して撮りたい対象です。撮って出し画像も掲載します。
 Photo

撮って出し画像です。魔女の横顔星雲の明るい部分がうっすらと分かる程度しか写りません。なめてかかると手痛いしっぺ返しを食らいます。(笑)
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年11月22日 (木)

シグマ APO 300mm F2.8によるヒヤデス星団。

Photo_4

●ヒヤデス星団
2018年11月14日23時32分~ シグマ APO 300mm F2.8 DG HSM 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 2分露出×73枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-310ノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
14日の夜、メインのSWAT-350+ボーグ107FLと平行して、サブのSWAT-310でノータッチ撮影していました。サブで最初に撮ったのがクエスチョンマーク星雲でした。次に狙ったのがおうし座のヒヤデス星団です。大きな散開星団で300mmだと画角一杯に星団が拡がり、大迫力となります。フィルムの時代なら、星がばらけてつまらない絵になるところですが、デジタルになって、分子雲が写せますので、とても賑やかで美しい星団の姿に仕上げられます。このヒヤデス星団からすばる、カリフォルニア星雲の広い領域には、濃い分子雲が大きく拡がっていますので、ぜひ狙っていただければと思います。
 Photo_2

撮って出し画像。一枚ではこの程度ですが、コンポジット枚数を稼いで画像処理すれば、分子雲がモクモク現れてきます。
  
https://www.unitec.jp.net/

2018年11月20日 (火)

シグマ APO 300mm F2.8によるクエスチョンマーク星雲。

Photo_2

●クエスチョンマーク星雲
2018年11月14日21時15分~ シグマ APO 300mm F2.8 DG HSM 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP4改造) ISO1600 2分露出×49枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
14日夜の房総遠征、SWAT-350オートガイド撮影と平行して、SWAT-310にシグマ APO 300mm F2.8望遠レンズを搭載し、ノータッチ追尾による撮影もしました。すかっり2台体制が定着しましたが、気軽に設置、撮影できる小型軽量のSWATなら楽々です。メインは長焦点でオートガイド、サブは短焦点でノータッチ追尾、数時間を要する撮影時間を有効利用するには、こういった複数台の運用で効率が高まります。高精度なサブ赤道儀があると、そこそこの望遠までノータッチ追尾ができて、さらに撮影の幅が拡がります。そんな撮影スタイルにSWATはうってつけです。さて、そのサブ機SWAT-310で最初にノータッチ撮影したのが、クエスチョンマーク星雲です。実は昨年の撮影では構図を失敗していて、今回はそのリベンジでもあります。失敗作はこちら。ちょうど一年ぶりでした。?マークをバランスよく構図に収められてよかったです。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年11月18日 (日)

蒼月様のシグマ 70mm F2.8 MACRO ART レビュー。

フォトギャラリーや画像処理入門でお世話になっている蒼月様より、シグマの新マクロレンズ「70mm F2.8 MACRO ART」のレビューをお送りいただきましたので、ご紹介します。
 70mmart

この秋に新規導入したSIGMA 70mm Art ですが、期待通りの性能と言って良いかと思います。以下、簡単にレビューを記載しますので、ご参考にしていただければ幸いです。絞りを F2.8(20秒)、F3.5(30秒)、F4.0(40秒)、F5.6(80秒)と段階的に変えて撮影し、周辺減光や四隅の星像等を検証しました。
 Fig2_vignetting

●周辺減光
各F値での周辺減光の様子です。やはり開放(F2.8)だと周辺減光がかなり大きいですが、それでも、同じ露出時間で得られる周辺部の絶対的な光量を比較すると、例えばF4.0よりは開放の方が多いでしょう。

Fig3_corners_3

●四隅の星像
周辺減光の写真の中央と四隅を 2:1 に拡大して並べたものです。色収差をわかりやすくするために、彩度をかなり上げています。写っているのは微光星ばかりですが、四隅ではさすがに星像がやや乱れます。倍率色収差もわずかにあります。しかし、いずれも等倍以上に拡大しなければほとんどわからないレベルです。その星像の乱れは、開放からF4.0まで目立った改善は見られません。一方、F5.6まで絞ると少し改善します。F8まで絞ればさらに改善するかもしれません。おそらく、光学性能は、F5.6からF8あたりでピークになるように設計されているものと思われます。

Fig4_brightstar_2

●隅の輝星
プロキオンを左下隅に配置して撮影した等倍(1:1)画像です。開放だと光条が大きく二つに割れますが、絞るほどに改善し、F5.6まで絞ると中心の星像はほぼ真円になります。ただし、はっきりとした光条が現れるので、それを嫌う人はいるかもしれません。
 
●総評
SIGMAのレンズにしては比較的小さくて軽いですし、焦点距離も短いのでポタ赤に載せるには最適です。極軸をきっちり合わせたSWATなら、オートガイドも不要でしょう。開放でも十分使えるレンズですし、絞ってもF4.0までは四隅の星像がほとんど変わらない(輝星を除く)ので、F2.8を常用し、星などの高輝度部分をF5.6で補完するのが良いかもしれません。
このレンズによる作例がフォトギャラリーにも掲載されてますので、ぜひご覧ください。こちらからどうぞ。

※係より シグマ 70mm F2.8 DG MACRO Art は、ピント合わせにバイワイヤ方式(ピントリングがスイッチで電気的にモーター駆動する方法)を採用しているため、一般のレンズと比べて多少癖があり、慣れが必要です。ジャスピンを色収差で追い込むようなときに、ストレスを感じる場合がございますのでご注意ください。なお、蒼月様のように、AFに設定したうえでPCからBackyardEOSなどのソフト経由でレンズのモーターを使ってピント合わせをするよういな場合は、まったく問題ありません。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年11月16日 (金)

M45プレアデス星団。

M452

●M45 プレアデス星団
2018年11月14日21時29分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×45枚コンポジット(ハイライト部分に短時間露光をHDR合成) Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
一昨日の14日の夜はよく晴れてくれました。今月最後の好条件と思い、平日でしたが、いつもの房総へ出かけてきました。平日とはいえ、いつものダム湖周辺は大賑わいで点在する駐車場やダム堤体の上は、天文ファンがそれぞれ自慢の愛機を並べて天体撮影を楽しんでいらっしゃいました。翌日の薄明開始まで、透明度も高く、無風快晴の好条件で、冬の天の川もよく見えていました。さて、まず撮影を始めたのがM45プレアデス星団(すばる)です。月没が22時ちょうどでしたが、30分前から撮影開始して2時間15分露出して得られたデータを処理しました。F6.1ですと暗部の分子雲を派手に炙り出すには少し露出不足で、無理すると荒れてしまうので、控えめに処理しました。今回はSWAT-350とSWAT-310の2台体制で、他にも有名どころを撮影してます。処理が終わりましたら順次ご紹介します。
撮影中の気温は10℃を少し切ったところでしたが、まだ寒さに慣れてないせいかけっこう冷えが厳しく感じました。明け方には4℃まで下がりましたので、これからの撮影には防寒対策を忘れずに臨みたいところです。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年11月11日 (日)

M42オリオン大星雲中心部。

M42_2

●M42オリオン大星雲中心部
2018年11月10日23時24分~ 宇治天体精機 60cm 準リッチークレチアン 焦点距離 5,400mm キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 30秒露出×27枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 宇治天体精機スカイマックス60cmドイツ式赤道儀 ノータッチ追尾 撮影地 宇治天体精機敷地内
 
今年の夏前からSWATのウォームギアまわりの生産で提携した宇治天体精機さんにお伺いしてきました。昨夜は天気もよく、運良く在庫している60cm準リッチークレチアン反射赤道儀で撮影するチャンスに恵まれました。わずか15分弱の露出ですが、シーイングもまずまず良好で、この口径にしては微恒星もシャープですし、オリオン大星雲中心部の複雑な構造が怖いほど描写されてます。低倍率で眼視するとトラベジウム周辺は青緑色に見え、羽の部分は明らかに赤っぽく見えます。また星雲の微妙な濃淡もよく観察できて、口径の威力はすさまじいばかりです。村下社長が自ら研磨した素晴らしくシャープな光学系と使いやすいドイツ式架台は公開天文台におすすめの組み合わせといえます。価格は3,500万円とのことです。お問い合わせはこちらまでどうぞ。
 Img_4322

撮影に使用した60cm準リッチークレチアン反射赤道儀。搭載された副望遠鏡は15cm ED屈折(接眼部だけ見えている左上の方)です。大きさを感じていただくために外山電子の外山さんに入っていただきました。外山さんにはSWATの駆動系を担当していただいてます。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年11月 3日 (土)

富士フイルム X-T3によるM31アンドロメダ銀河。

M312

●M31アンドロメダ銀河
2018年11月2日20時頃~ フジノン XF100-400mm F4.5-5.6 焦点距離400mm 絞りF5.6開放 フジフイルム X-T3 ISO3200 2分露出×52枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshopで画像処理 SWAT-350によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
ようやく秋らしい青空が拡がるようになってきました。この週末は遠征にいくぞと張り切っていたところ、どうも週末の天気が怪しそう…。このところ、新月期の週末は壊滅的に晴れてくれませんね。なんとか昨夜までは晴れてくれそうだったので、仕事を早めに切り上げて、急遽出かけることにしました。といっても、近場の房総なので、クルマで1時間半ほどです。現地には6時前に到着。秋らしい澄んだ快晴で、薄明終了から天の川が見えて、久しぶりの高コントラストな星空でした。22時頃に1時間ほど雲が広がる時間帯がありましたが、それ以外はずっと快晴でした。
さて、撮影したのは秋の定番、M31アンドロメダ銀河です。今回、富士フイルムさんから、新製品のX-T3を試してみて欲しいとのご依頼があり、早速撮影してみました。このカメラ、ノーマルでも赤に感度があるので、赤い散光星雲とも思ったのですが、今期まだ撮ってなかったアンドロメダ銀河にしました。X-T3になって液晶の拡大率が10倍と高くなったので、ピント合わせが楽になりました。それ以外の操作はX-T2の時とほぼ一緒でした。レンズは純正の100-400ズーム。EDレンズ5枚とスーパーED1枚を使用して色収差を完璧に補正したとのことで、色滲みを感じないスッキリした画像が得られました。ちょっとした問題点は、撮影中にレンズの重みでズームの焦点距離リングが勝手に動いてしまい、応急処置でリングをテープで固定しました。
望遠レンズにポタ赤の軽量な組み合わせ、しかもお気軽ノータッチでこれだけ迫力あるM31が簡単に撮れるのですから、時代は変わったものですね。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年10月10日 (水)

シグマ APO 300mm F2.8によるIC1396。

Ic13963

●IC1396
2018年10月7日19時03分~ シグマ APO 300mm F2.8 DG HSM 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 2分露出×52枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる一軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
7日の夜、広角撮影と平行してシグマの300mm望遠でも撮影しました。SWAT-350の追尾性能なら、300mm、2分露出は充分ノータッチ追尾可能ですが、4ヶ月ぶりの撮影で、いろんな手順を確認するため、あえてオートガイドもセットしました。全52枚、ガイドミスはありませんでした。撮影対象は薄明終了時に狙いやすい高度にあるはくちょう座の散光星雲かIC1396のどちらにしようかと、ちょっと悩んだ末、IC1396を選びました。前回ブログの「夏の大三角」(写真下)の上の方にも写ってますけど、北アメリカやサドル付近と比べるとやや淡い対象です。F2.8で2時間近い露出でも房総の空ではまだ足りない感じですね。夜も更けて、もっと暗くなってからだと、もう少し炙り出せると思います。この撮影のあと、クエスチョンマーク星雲にレンズを向けて、撮り始めた直後に曇ってしまい、終了となりました。
 Photo

超広角20mmで撮った夏の大三角。IC1396は北アメリカ星雲よりも巨大ですね。IC1396の導入はガーネットスターを目印にしてもよいのですが、目盛環があれば簡単で、明るいデネブから東に58m、北に12°で視野中央に捉えられます。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年10月 8日 (月)

夏の大三角。

Photo

●夏の大三角
2018年10月7日19時38分~ シグマ 20mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 1分露出×23枚コンポジット ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshopで画像処理 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
今年の夏も、昨年並に天気が悪く、なかなか星野撮影のチャンスに恵まれませんでした。昨日はホントに久しぶりに房総へ出かけました。出かける前のGPV予報はあまり芳しくなかったのですが、目の前の青空に誘われての出撃です。最後の遠征が5月10日ですから、およそ4ヶ月ぶりになります。これだけブランクがあると、何かヘマをやらかすんじゃないかと、心配でしたが、忘れ物もなく、無事に撮影にこぎ着けました。
超久しぶりなので、まずは無理をせず、超広角20mmで夏の大三角を狙いました。下にコンポジットに使った元画像の中の一枚をノートリで掲載します。RAWデータをレベル補正しただけですが、右上方向のカブリがひどいです。このように房総の北の空は東京の光害をモロに受け、強調すると周辺減光も加わった複雑な状態になったので、ぴんたんさんのFlatAideProを使って補正しました。とても便利なツールです。最周辺の強い減光はトリミングしてます。輝星のわずかな滲みは夜露がつきました。
もう一枚、300mmでも撮影してますが、処理がまだなので、後日掲載します。
  Photo_2

レベル補正しただけの元画像。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年9月25日 (火)

星をもとめて2018に参加しました。

Hosimoto01

23日に開催された関西最大の天文イベント「星をもとめて2018」に参加してきました。一昨年も協栄さんのブースの片隅で展示させてもらいましたが、今回は胎内星まつりと同様にブース展開させていただきました。今年は雨の心配もなく、多くの天文ファンが集い、大賑わいの星まつりとなりました。
 

Hosimoto02

開会前の会場の様子。各社のブースが所狭しと並んでいます。
 Hosimoto03

ユニテックは国際光器さんと宇治天体精機さんに挟まれた緑のテント。外山電子さんも一緒です。
 Hosimoto04

メインの展示はSWAT-350+ボーグ71FLとSWAT-310+シグマ50mm F1.4 Art。コンパクトながら、抜群の追尾精度が魅力です。
 Hosimoto05

テーブルにはシグマの最新Artシリーズから、話題の105mm F1.4、超広角神レンズ14mm F1.8、新カミソリマクロ 70mm F2.8 Macro Artが登場。ご用意したカタログもすべてなくなりました。SWATと抜群の相性のシグマArtレンズの魅力を少しでも関西の天文ファンの皆さまにお伝え出来れば幸いです。
 Hosimoto06

Hosimoto07

外山電子さんでは、ステッピングモーターとハーモニックドライブのデモが行われ、超マニアックな会話で盛り上がってました。ハーモニックドライブのメリットとデメリットなど、モーターのプロのお話は大いに参考になります。ちなみにSWATの駆動回路は外山電子さんにお世話になってます。
 
昼間は空一面の曇り空で、星空観望は厳しいかなぁという感じでしたが、夜になると所々にぽっかり窓を開けたように星空がのぞいてくれました。夜が更けるとともに晴れ間が拡がり、土星、火星、満月近い月が楽しめました。ユニテックブースには関西のレジェンド吉田隆行さんもお越しになり、デモ展示品のシグマ105mm Artを使って、星像テストなどを行いました。
 Hosimoto08

Hosimoto09

会場でシグマ 105mm F1.4 Artの星像比較です。 6Dで20秒露光したものです。上がフルサイズノートリ、下は右上隅をピクセル等倍で切り出したものです。最周辺でもこの星像にはビックリ。一段絞ってF2がバランスがいいかも。ただ、F2のときだけ星像が赤く滲んでしまったので、わずかにピントリングが動いた可能性ありです。上の結果は参考程度にとどめてください。
 Hosimoto10

こちらも会場で撮影した高評価の135mm F1.8 Artの星像です。F2.2まで絞ってます。
 
マニアックなテスト撮影しているとき、ステージでは素敵なハープが奏でられ、とても癒やされました。実質、今回が初参加となりますが、とても充実したイベントで、来年も参加できればと思っています。

ご来場の皆さま、どもありがとうございました。そして、スタッフの皆さま、お疲れさまでした。また、よろしくお願いします。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年9月20日 (木)

星をもとめて2018に参加します。

1

今週末、京都で開催される関西最大の天文イベント「星をもとめて」に出展いたします。昨年は台風接近で中止でしたが、今年は問題なく開催されそうです。ユニテックでは胎内星まつり同様に、SWAT-350にボーグ71FL鏡筒を搭載したセット。SWAT-310+シンプルフォークDXにシグマレンズ。シグマさんのご協力で、最新のArtシリーズから超広角の14mm F1.8 Artと話題の105mm F1.4 Art、新カミソリマクロの70mm F2.8をデモ展示します。夜晴れたら、SWATを使って試写(キヤノンマウントのみ)も可能です。さらに出物のポラリエ(限定1台23,149円)やWindowsタブレット(限定1台5,556円)、安価なノーブランド(傷、汚れありの中国製)のアルカスイスパーツの即売も予定しています。ぜひSWAT®ブースにお立ち寄りください。

今年はモーター駆動の専門家、外山電子さんも一緒に参加します。ステッピングモーターやハーモニックドライブのデモを行うそうです。モーター駆動についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。

■協栄産業さんの特設ページはこちら。→ https://www.kyoei-osaka.jp/hpgen/HPB/entries/373.html

■星をもとめて公式ページはこちら。→ http://www.hoshimoto.jp/

2018年8月26日 (日)

胎内星まつり2018に参加しました。

Tainai01

「胎内星まつり2018」に参加してきました。ユニテックブースには昨年と同様、SWAT-350+ボーグ71FLセットとSWAT-310、シグマさんのご協力で、今話題の最新レンズ2本と高評価の14mm F1.8 Artを展示しました。胎内では、イベント前日に40.8℃の猛烈な暑さを記録したことと、台風20号の接近という悪条件が重なり、どうなるかと心配しましたが、予定通りの開催となってひと安心でした。初日は、美しい夕焼けで日が暮れて、いつもながらの賑わいです。大接近中の火星や土星、月面にレンズが向けられ、胎内の風物詩ともいえる順番待ちの行列ができました。
 Tainai11

夕焼けをバックに SWAT-350とボーグ71FLのシルエット。
 Tainai02

夜も更けるといつもの賑わいに。
 Tainai04

63cmで大接近中の火星が見られるとあって、長蛇の行列となりました。
 Tainai03

シグマさんからは、超広角14mm F1.8 Artと話題の新製品105mm F1.4 Art、そして、70mm F2.8 マクロ Artが展示。多くの人が手にとり、見入ってました。
 Tainai10

Tainai05

二日目は、昼からスコールのような大雨が降ったり止んだりで、ごらんのような有り様でした。(号泣)
 Tainai09

こちらは30年のお付き合いになる宇治天体精機の村下社長(左)さんです。ユニテックとはまったく異なるカテゴリーの製品を作っていらっしゃいます。現在、60cmドイツ式赤道儀をはじめ、50cm、40cmの各反射赤道儀、25cmアポクロマート屈折赤道儀や15cmアポクロマート屈折赤道儀が即納可能とのとこです。なお、鏡面研磨も2メートルまでなら納期2年で対応するそうです。凄すぎ…(笑) 天文界のスーパーマンですね。来月は「星をもとめて」に宇治天体精機さんとユニテックも参加する予定です。関西のみなさま、ぜひ遊びにいらしてください。
 
ご来場のみなさま、どうもありがとうございました。運営スタッフのみなさま、お疲れさまでした。ユニテックは来年もグレードアップして参加予定です。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年8月23日 (木)

胎内星まつり2018に参加します。

201702

胎内星まつり2018は、いよいよ明日からです。今年もシグマさんとボーグさんにご協力いただき、SWATに最適なレンズや鏡筒を展示します。シグマさんからは話題の最新作105mm F1.4 Artのほか、70mm F2.8 マクロ Art 、そして星マニア絶賛の超広角14mm F1.8 Artが登場します。ボーグさんからは、生産終了が発表された71FL+レデューサーをSAWT-350に搭載して展示します。部数が少ないですが、カタログも持って行きますので、欲しい方はお声をおかけください。

胎内星まつり限定特価販売のお知らせ
SWAT販売店の協栄産業様のブースにて、SWAT本体、および、オプションパーツ類を限定数ですが、オール10%引きにて特価販売いたします。各限定2個程度ですので、この機会をお見逃しなく! SWAT-350やSWAT-310も特価にて販売します。ユニテックブースで確かめて、協栄産業さんのブースでゲットしてください。

●協栄産業さんの特設ページはこちら
  

2

ユニテックブースで販売予定の中国製アルカスイス互換パーツ群。アルカスイスキャッチャーはミニレール付きで1,500円。粗動回転付きキャッチャーは3,500円。L型ブラケット1,000円、200mmレール1,500円。140mmと200mmのキャッチャー付きレールなども、それぞれ税込2,000円と2,500円で販売します。その他、小物もご用意しています。ぜひユニテックブースへ。

※価格は税込みです。
※中国製アルカスイスパーツは、すべて新品ですが、小傷、汚れがございます。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年8月21日 (火)

PixInsightで画像処理を始めよう「第11回」を更新しました。

1

「PixInsightで画像処理を始めよう」を更新しました。
  第11回は、星ハロの除去について。もはや初心者向けとは言いがたい内容となっております。どうぞ、心してご覧ください。こちらからどうぞ。

http://unitec.cocolog-nifty.com/imageprocessing/2018/08/pixinsight-11-c.html

2018年8月11日 (土)

PixInsightで画像処理を始めよう「第10回」を更新しました。

1

「PixInsightで画像処理を始めよう」を更新しました。
  第10回は、天体写真の「明るさ調整」につて。画像情報を極力失わずに最適な明るさを得るため方法を解説しています。どうぞ、ご覧ください。こちらからどうぞ。

http://unitec.cocolog-nifty.com/imageprocessing/2018/08/pixinsight-10-b.html

2018年8月 9日 (木)

九州地区限定でSWATがテレビ出演しました。

Swattv

今朝、九州地区限定でSWATがテレビ出演しました。といってもこんなマニアックな製品ですから、ほとんどの視聴者は「何これ?」といった感じでしょうけど、九州のごく一部のSWATファンの方(10人くらい?)は、眠気が吹き飛んだのではないでしょうか。(笑)
今回は天文リフレクションズ様のおはからいで、機材紹介に使っていただけました。詳しくはこちらのページでご覧ください。

http://reflexions.jp/tenref/orig/2018/08/09/5992/
 
おかげさまで本日は朝から問い合わせ殺到、電話が鳴りっぱなしです。(嘘です) 天リフの山口さん、どうもありがとうございました。テレビ出演なんて、もう二度とないと思いますので、ブログでご報告させていただきました。なお、昨年、「相棒」というテレビドラマでSWATが「凶器」として使われるという、なんとも痛ましい事件(?)がありましたが、それはそれで嬉しかったです。(笑)
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年8月 7日 (火)

埼玉県岡部隕石落下60年でクラウドファンディング。

60

プロカメラマンでSWATユーザーの飯島裕さんから、岡部隕石の記念碑の製作に関するクラウドファンディングについて、ご案内をいただきました。寄付は3,000円からとなっています。ご興味のある方はこちらのページをご覧ください。

●飯島裕さんからのお知らせ

月刊天文情報誌『星ナビ』で取材してきた、1958年11月26日に埼玉県の岡部村(現在は深谷市)に落下した岡部隕石の件です。(『星ナビ』2016年12月号、2017年5月号、2017年9月号に掲載)
これは、畑で作業していた男性のすぐ横に落下したという、世界でもたいへん稀な隕石です。現在、この落下地点には隕石を伝えるものが何もなく、発見者の山﨑さん(当時20歳現在80歳)が地面に塩ビ管を埋めてその場所を保存しているだけという現状です。
今年で落下60年になりますが、取材を機会に隕石落下記念碑(説明板のようなもの)を作りたいという話になりました。そして本日、その資金集めのためのクラウドファンディングサイトが立ち上がりました。ご協力ご支援いただければと思っています。
ぜひ、よろしくお願いします!

《埼玉県岡部隕石落下60年でクラウドファンディング、ご協力ご支援をよろしくお願いします!》
FAAVO『この場所を伝えたい・岡部隕石60年』
https://faavo.jp/saitama/project/3002

2018年7月26日 (木)

SWAT-300/310ユーザー様への大切なお知らせ。

Gazo

SWAT-300/310のターンテーブルに「ダブル雲台ベース」「シンプルフォーク」「シンプルフォークDX」を直接取り付けると、取り付けビス(赤矢印)のネジが長すぎて、内部と接触し、固定力が不足したり、ターンテーブルの粗動が使えなくなる不具合が報告されました。この症状でお困りのユーザー様は、メールにてご連絡ください。突出ネジの長さを調節する対策パーツをお送りします。メールはこちら。(現在、出荷の製品は対策済みです。)
なお、アリミゾキャッチャー、アルカスイスキャッチャーをお使いの場合は、問題なくご使用いただけます。SWAT-350は仕様が異なるため上記の問題は発生しません。

該当のユーザー様には大変ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。

https://www.unitec.jp.net/

2018年7月25日 (水)

PixInsightで画像処理を始めよう「第9回」を更新しました。

1

PixInsightで画像処理を始めよう」を更新しました。第9回は、天体写真の色倍率の色収差の補正について詳しく解説しています。どうぞ、ご覧ください。こちらからどうぞ。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年7月22日 (日)

ビックカメラの合同星空セミナーに参加しました。

Bic0

Bic2

昨夜はビックカメラ主催の「合同星空セミナー」実技観望会が開催され、ユニテックも参加してきました。今回はシグマさんとタイアップして、 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM SportsをSWAT-350に搭載。カメラとモニターを繋いで簡易リアルタイム観望のデモとなりました。曇り予報でしたが、ほとんどが高層の薄雲でしたので、月面、金星、木星、土星と太陽系の天体中心にご覧いただくことができました。ここで、ん?と思った方もいらっしゃると思います。この150-600ズームは望遠レンズですし、月面はよいとしても、惑星はちょっとどうなの?って感じですよね。確かに、本来の使い方?ではないと思いますが、直焦点で木星の縞や土星の輪を捉えられるんです。それも意外とよく写るんですよ。さすがにフローライト相当の光学ガラス2枚とSDレンズを3枚も使ってるだけあって、色収差を感じないかなりの性能です。これに2Xのテレコンをつけて、画素の細かいCMOSカメラで撮影したら、結構撮れちゃうんじゃないかと思わず考えてしまいました。(笑)
さて、昨夜はこのところの猛烈な熱波でお客さんが集まるか心配でしたが、開催時刻と同時に多くのお客さまが会場に押し寄せ、終了時刻まで、各ブース、大変な賑わいとなりました。さすがビックカメラさんの集客力はすごいです。池袋店よりやや広めのスペースなため、お客様もゆっくりとお楽しみいただけたかと思います。

ご来場のお客さま、関係者のみなさま、どうもありがとうございました。ビックカメラのスタッフのみなさん、お疲れさまでした。また機会がありましたら、参加させていただきたいと思います。(本日も座学が行われております。詳しくはこちらから。)
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年7月21日 (土)

ビックカメラの合同星空セミナーに参加します。

1

今日と明日の二日間にかけて開催されるビックカメラ主催の「第4回 合同星空セミナー」に参加します。ユニテックは本日午後7時からの実技でSWAT-350を展示いたします。日頃、加曽利個人が星空撮影に使っているセットをそのまま持って行きます。私も会場で接客しますので、ご質問などございましたら、お気軽にお声をおかけください。お近くのみなさま、ぜひ遊びにいらしてください。

●会場はビックカメラ有楽町店の屋上です。詳しくは↓をご覧ください。 
https://www.biccamera.co.jp/shopguide/news/camera-event.html

2018年7月17日 (火)

2018年1月以降にドイツ式赤緯ユニットをお求めのお客様へ。

1

Photo

■2018年1月以降にドイツ式赤緯ユニットをお求めのお客様へ

2018年1月以降にに出荷しました「ドイツ式赤緯ユニット」の一部に固定不良の製品が混入しておりました。具体的には最上部のテーパーキャッチャーを固定するM3イモネジ(矢印部分)の付け忘れで、使用中にキャッチャーが緩み、最悪の場合、脱落の恐れがございます。
2018年1月以降に本製品をお求めのお客様は、テーパーキャッチャー部分の側面にあるイモネジをご確認いただき、万一、付け忘れに該当する製品をお持ちの場合は、当社までメールにてご連絡ください。無償で修理調整いたします。
固定不良の製品は、最大で5個が流通しております。大変ご迷惑をおかけ致しまして誠に恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年7月13日 (金)

PixInsightで画像処理を始めよう「第8回」を更新しました。

1

「PixInsightで画像処理を始めよう」を更新しました。第8回は、DynamicBackgroundExtraction (DBE)による光害カブリ除去について詳しく解説しています。どうぞ、ご覧ください。こちらからどうぞ。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年7月 4日 (水)

PixInsightで画像処理を始めよう「第7回」を更新しました。

1

「PixInsightで画像処理を始めよう」を更新しました。第7回は、Pre processing(前処理)の実際について解説しています。どうぞ、ご覧ください。こちらからどうぞ。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年7月 3日 (火)

月齢18.8。

Photo

■撮影データ
2018年7月3日0時52分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/60秒×25枚コンポジット RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒
 
昨夜、サッカー観戦前に撮影した月面です。太平洋高気圧に覆われるとシーンイングが安定することが多いですが、ここ数日は風が強くて、シーイングもそれほどよい感じではありませんでした。関東地方は早々に梅雨明けして、連日よく晴れてます。抜けるような青空を見上げると、星野撮影したくてうずうずしてきますが、残念ながら月が大きくて、しばらくお預けです。なんとかこのまま新月期も晴れて欲しいですね。
 Photo_2

気象庁ホームページより転載、3日午前3時の天気図。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年7月 1日 (日)

テーパーキャッチャーをマイナーチェンジ。

Tc01s

Ta03s

Tc02s

機材の搭載に便利なユニテック独自のワンタッチ脱着パーツ「テーパーキャッチャー」をマイナーチェンジいたします。
変更点は、ステンレス製のオリジナルローレットツマミに新たに六角穴を採用することで、必要に応じて六角レンチによる増し締めを可能にしました。テーパーキャッチャーに付属のM6用六角レンチ(5mm)が使えますので、ご利用ください。従来のテーパーキャッチャーをご利用の方が、新タイプのローレットツマミに交換できるよう、この六角穴付ローレットツマミ(2個セット)を別売(税別1,000円)いたします。
極軸微動ユニットに付属のテーパーキャッチャーには、すでにドライバーなどで増し締めできる専用の穴付ローレットつまみを採用していますが、秋くらいから上のタイプに順次変更予定です。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年6月20日 (水)

PixInsightで画像処理を始めよう「第6回」を更新しました。

2

「PixInsightで画像処理を始めよう」を更新しました。第6回はRAWデータについて。そのほか、画像処理前に取り除くべきノイズや周辺減光についても触れています。こちらからどうぞ。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年6月19日 (火)

特注大径ウォームギアセット。

Wh3

Wh2

梅雨に入りまして、連日曇りや雨となっています。完全に戦意喪失で、ブログ更新も滞っておりました。昨日は大阪で大地震があり、被害もかなり出てるようで心配ですが、幸いユニテックの関係先は人的、物的な被害はなかったとのことで、ひと安心でした。被災された皆さまが、一日も早く日常生活に戻れることをお祈りしています。
さて、上の画像は特注で製作したウォームギアセットです。画像では伝わりにくいですが、かなりの大きさです。砲金製のホイールは直径212mmもあります。比較のために上にフタのように載せてあるのが、ちょうど半分の直径(106mm)のSWAT-310/350用ジュラルミン製ウォームホイールです。ちなみに重さは、砲金製が7.2kg、SWAT用が0.07kg(70g)。(笑) 今回、お客様からのご要望に添って製作したものですが、中心軸のザグリを見ると巨大なベアリングが入るようで、かなりの大型赤道儀と思われます。どんな赤道儀なのかと想像してしまいます。そんなわけで、ブログネタもないので、ユニテックの裏仕事をご紹介しました。

SWAT-310/350は梅雨の時期にもかかわらず、たくさんのご注文をいただき、現在バックオーダーとなっています。嬉しい悲鳴です。どうもありがとうございます。お待ちいただいているお客様には、大変ご迷惑をお掛けしておりますが、梅雨明けに追尾テストに合格した製品から順次出荷を再開して、8月上旬にはバックオーダーを解消できる見込みです。今しばらく、お待ちください。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年6月 6日 (水)

PixInsightで画像処理を始めよう「第5回」を更新しました。

1
「PixInsightで画像処理を始めよう」の5回目とその補足(5.5回)を更新しました。第5回は月面の画像処理の続き(3回目)、補足の5.5回で筆者が天体写真の画像処理方法の例を Tips 形式でまとめたコレクションへのリンクを紹介しています。第5回はこちら、補足はこちらからどうぞ。

2018年5月23日 (水)

月齢6.9、上弦の月。

Photo

■撮影データ
2018年5月22日19時34分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/25秒×15枚コンポジット RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒
 
昨夜の「上弦の月」です。シーイングもよかったようで、なかなかシャープなイメージが得られました。今回は「月面X」が現れるため、注目していた人も多いかもしれませんが、残念ながらピークはまだ明るい16時半頃。ただ、この「月面X」は、かなり長時間みられるので、のんびり構えていても大丈夫です。上の画像はピークから4時間過ぎた19時半過ぎの撮影ですが、まだXを確認できますね。「月面V」もよく見えてます。下に17時半に青空のもとで撮影した月齢6.8の月面も掲載します。
 X

■撮影データ
2018年5月22日17時34分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/100秒×15枚コンポジット RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒
  Photo_2

気象庁ホームページより転載、22日午後6時の天気図。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年5月21日 (月)

PixInsightで画像処理を始めよう「第4回」を更新しました。

1

「PixInsightで画像処理を始めよう」の4回目とその補足(4.5回)を更新しました。第4回は月面の画像処理の続き(2回目)、補足の4.5回でLayerとDeconvolutionについて解説してます。第4回はこちら、補足はこちらからどうぞ。

2018年5月14日 (月)

ボーグ107FLによるM8干潟星雲とM20三裂星雲。

M8m20

M20

M8

●M8干潟星雲とM20三裂星雲
2018年5月10日23時55分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×36枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町 ※下の2枚は拡大トリミング
 
10日の夜、300mm望遠+SWAT-350でアンタレス付近を撮りながら、もう一台のSWAT-350では干潟星雲付近を狙いました。こちらは焦点距離650mmになりますから、M-GENでオートガイドしています。ほとんど無風な上に、透明度も高かったので、比較的良質な元画像が得られました。そのため、昨年の干潟星雲三裂星雲より少し画質がよくなったようです。ところで、この日は気温が6.5℃まで下がりました。真冬よりはマシとはいえ、さすがに寒さがこたえました。まだしばらく、夜の冷え込みには注意した方がよいでしょう。
 M82017

せっかくなので、昨年の干潟星雲に今回の分を加算して仕上げてみました。トータル220分露出になります。あえて、強烈に炙って彩度も上げてみました。ちょっとどぎついでしょうか。
 
http://www.unitec.jp.net/ 

2018年5月11日 (金)

シグマ APO 300mm F2.8によるアンタレス付近。

3

●アンタレス周辺
2018年5月10日23時32分~/2017年3月29日0時25分~ シグマ APO 300mm F2.8 EX HSM キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 絞りF2.8開放 60秒露出×145枚+ISO800 絞りF3.5 180秒露出×9枚+絞りF2.8開放 240秒露出×12枚 総露出 220分 Photoshopで画像処理 SWAT-350ノータッチ追尾 千葉県大多喜町/鋸南町
 
昨日は平日でしたが、この週末も天気が悪そうなので、仕事を終えた19時過ぎにいつもの房総へ向けて出発しました。現地には21時に到着。風もなく快晴で絶好のコンディションと思いきや、2台の機材を組み立てている最中に、西の方から雲が押し寄せてきて、空一面雲に覆われました。衛星写真を確認にすると、しばらく待てば東に抜けてくれそうだったので、しばしクルマの中で休憩。23時半前くらいに再び快晴になり、撮影を開始しました。狙ったのは梅雨入り前に撮っておきたかったアンタレス付近です。今回は昨年の分、75分露出に加算する形で145分を撮り増ししました。総露出220分となり、昨年の作例より、かなりディテールが描出できました。さそり座は南天に低いので、なかなか好条件で撮れるチャンスは少ないです。この美しいエリアを梅雨入り前にぜひ狙っていただければと思います。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年5月 7日 (月)

PixInsightで画像処理を始めよう「第3回」を更新しました。

1

「PixInsightで画像処理を始めよう」の3回目とその補足(3.5回)を更新しました。第3回は月面の画像処理と補足の3.5回でヒストグラムについてです。第3回はこちら、補足はこちらからどうぞ。

2018年5月 3日 (木)

SWAT-310モニターレポート、その2。

Swat310_01front

Swat310_02back

SWATユーザー様のフォトギャラリーにいつもハイレベルな作品をご投稿いただいたり、天体画像処理入門でPixInsightの使い方を連載中の蒼月様が、これまで愛用していたSWAT-200に追加して、SWAT-310を導入されました。今回、そのSWAT-310の使い勝手などをレポートしていただきましたので、ご紹介します。

【SWAT-310ユーザーレポート、その2】

これまで5年以上にわたって、SWAT-200を使ってきましたが、先日新たに購入したSWAT-310を初めて使いましたので、その時の雑感等を報告いたします。

◆外観等について

SWAT-200と比べて、ひと回り以上大きくなっているだけあって、やはり重くもなっていますね。長い間 SWAT-200を愛用している私には、「ずっしり重い」という印象です。ゆえにこれを「延べ棒」と呼ぶことにします。(笑)
極軸微動ユニットと合わせた重量を考えると、個人的には一軸のみの「ポタ赤」として許されるギリギリの線ではないかと思います。こうなると三脚は従来のカメラ三脚ではもはや危険なので、VIXENの APP-TL130に変えました。

組み上がった機材一式は、上の写真(前方からと後方から)の通りで、SWATから上は従来と変わらない構成なのですが、SWATから下は従来のシステムから合計3kg近く重くなりました。おかげで確かに安定感は増しましたが、近所の公園まで5分も歩いて持ち運ぶにはやや大きく重いですね。

私のようなライフスタイルで軽さとフットワークを重視し、それに加えてある程度の追尾精度も欲しいという方には、生産終了になったSWAT-200の方が適していると思います。
 
◆使用雑感

一方、基本的な操作感は SWAT-200とほとんと変わりませんので、新しいものを導入したという緊張感は特になく、ほぼ従来通りの感覚で使えました。

使ってみると、やはり初期の SWAT-200からは改良されている点がいくつもあることに気づきます。まず、極軸望遠鏡用のネジ穴が上部左右2か所についているのは、地味に嬉しいことです。SWAT-200にはこれが真ん中に1つしかなく、機材が邪魔になってしまうことが多々あったのですが、そういうストレスから開放されました。それと、L字型クランプは思った以上に使いやすくて、機材と干渉するかと思いきや、そんなこともなく、極軸合わせの際に暗い中でクランプの位置を見失うこともないので便利だと感じました。

速度設定ダイヤルが大きくて操作しやすいツマミであるということも評価ポイントの一つです。SWAT-200ではこれが小さくて黒いツマミだったので、夜間に厚手の手袋をしていると回しづらい等、操作しづらいうえに見づらかったのですが、これなら設定を間違えることはなさそうです。

極軸合わせの際にクランプを開け締めすることで懸念されるガタツキについては、検証はできていないものの、少なくとも135mm程度の光学系を搭載するうえで、まったく問題になることはありません。普段よく使用する300mm程度でも、問題になることはないだろうという印象です。
 
◆その他

今回搭載したのは135mmの明るいカメラレンズであったこともあって、SWAT-310の目玉機能(?)である恒星時目盛環を使う機会はありませんでしたが、今後は使うことになるかもしれません。自動導入機能の無いポタ赤にとって、対象天体をいかに素早く写野に入れるかというのは、非常に大きな課題ですから、少しでもアシストしてくれるのであればと期待しています。

追尾精度の高さと故障しにくい堅牢さについては、SWAT-200の頃から信用していますが、SWAT-310でもそこを疑う必要はなさそうですね。

それから、SWAT-310に関することではありませんが、極軸微動ユニットのネジのピッチがもう一段細かくなると更に嬉しいと思っています。最近は PoleMaster等のおかげで非常に正確な極軸合わせが可能となってきており、今のネジピッチだとやや粗いと感じることがあります。
 
■係より

このたびは、SWAT-310を買い増ししていただきまして、ありがとうございました。高画質を得るために、じっくり総露光時間を確保すると、撮影中、けっこう手持ち無沙汰になることもありますが、2台体制だと別に短焦点でお気軽撮影ができたりして、遠征がより充実したものになりますね。さて、SWAT-310はアルミ無垢材からの削り出しボディで剛性を確保してるため、アルミダイキャストのSWAT-200と比べると、正直かなり重たくなっています。天体撮影の場合、ある意味「重さも性能のうち」といえないこともないので、安定感が増した分、微風でしたら、ほとんど影響を受けずに撮影できると思います。極軸微動ユニットのネジピッチについては、検討課題とさせていただきます。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年4月26日 (木)

シグマ 180mm マクロによるバンビの横顔付近。

Photo

●バンビの横顔付近
2018年4月21日1時26分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM 絞りF3.5 キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO3200 90秒露出×56枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県鋸南町
 
20日の夜の房総遠征では、当初シグマ 135mm Artでアンタレス付近を狙ったのですが、SWATユーザー様のフォトギャラリーに連続して素晴らしい作品を投稿していただいたので、私のは恥ずかしくてお見せできません。ということでそれはお蔵入りにします。(笑) ぜひ、SWATユーザー様のフォトギャラリーをご覧ください。蒼月様関原様の作品がご覧いただけます。さて、私のはシグマ180mmマクロで撮ったバンビの横顔です。昨年はシグマ105mmマクロで撮ったのですが、もう少し拡大してみたかったので、今年は180mmにしてみました。上の画像はノートリですが、M8干潟星雲からM16わし星雲まで、ピッタリと構図に収まりました。ただちょっと窮屈な感じもしますね。まとめて構図に取り込むなら135mmくらいがベストかも。
このエリアはこれから撮影の好機です。南中高度もアンタレス付近と同様に低いので好機は意外と短く、来月あたりに透明度の良い日に恵まれれば、絶好のチャンスだと思います。
 Photo_2

最初と最後のカット。まったく同じ条件で撮影、処理しています。撮影当日は透明度が悪く、特に低空はもやっとした感じで、撮影を始めた1時半頃の地平高度25度付近と南中少し前の3時過ぎの地平高度35度付近ではご覧の通り、同じ撮影条件とは思えないほどの写りの違いが出ました。これだけ差があるとコンポジットの時にコントラストの良い方の比率を高めた方がよい結果が得られそうです。今回は単純に加算平均で仕上げてます。
 Photo_3

14mm超広角で撮影した天の川に今回のバンビの横顔のエリアを切り出してみました。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年4月23日 (月)

PixInsightで画像処理を始めよう「第2回」を更新しました。

1

「PixInsightで画像処理を始めよう」の2回目、「PixInsightの導入」を更新しました。今回はダウンロードからインストールまでを解説しています。詳しくはこちらからどうぞ。
 
http://www.unitec.jp.net/ 

2018年4月21日 (土)

シグマ 14mm F1.8 Artによる夏の天の川。

Photo

●夏の天の川
2018年4月21日3時26分~ シグマ 14mm F1.8 Art  絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×18枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県鋸南町
 
昨夜は一ヶ月ぶりに房総半島へ出かけました。仕事を終えた午後8時に東京を出発。途中、海ほたるで夜食を仕込んで、撮影地に向かいました。現地着が午後9時半過ぎでしたが、さすがに一晩中快晴予報の金曜日、すでに何人かの天文ファンの方がいらっしゃってました。今回は天の川だけを撮影をするつもりで、カメラレンズのみしか持ってこなかったため、とても気楽な遠征となりました。まずは135mmでアンタレス付近から撮影を始めましたが、処理が終わってないので後日掲載することにして、今回は超広角シグマ14mm Artで撮った天の川をご覧ください。薄明開始と同時に撮影を始め、わずか1分露出の18枚コンポジットですが、レンズの明るさにも助けられて、そこそこ写ってくれました。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年4月10日 (火)

SWAT-300をSWAT-310へアップグレードします。

Swat310

Photo

本日発売の新製品SWAT-310ですが、おかげさまで第一ロットはご予約分で完売となりました。現在、月末納品予定で第2ロットを生産中です。第2ロットもほとんどご予約で埋まっておりまして、あと数台はゴールデンウィークに間に合いますので、ご購入予定のお客様は販売店様へ早めのご予約をお勧めします。

さて、SWAT-300をお持ちのユーザー様にお知らせです。このたび、SWAT-300をSWAT-310相当にアップグレードするサービスを開始します。赤経恒星時目盛環、大型ベアリングを追加しての耐荷重性能向上など、魅力あるアップグレードになっています。5月末までのお申し込みにつきましては特別価格にて対応します。この機会をお見逃しなく。なお、特殊改造につき、お申し込みは弊社へ直接お願いします。

■SWAT-300→310アップグレードサービス
アップグレード価格 32,000円(税別)
2018年5月末までの特別価格 27,000円(税別)
※お預かり期間は通常10日間程度です。
※電装パネルは「SWAT-300」のままとなります。
※グリスアップなど基本メンテナンスも行います。
※SWAT-350へのアップグレードサービスは終了となります。
 
お申し込みは、こちらからメールにてお願いします。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年4月 8日 (日)

PixInsightで画像処理を始めよう。

2_2

SWATユーザー様のフォトギャラリーに数々の素晴らしい作品を投稿していただいている蒼月様。このたびその蒼月様による「PixInsightで画像処理を始めよう」という連載が始まります。PixInsightは天体の画像処理に特化した海外製のソフトウェアですが、高度な画像処理が可能な反面、日本語に対応してなかったり、独特のユーザーインターフェイスに戸惑ったり、なかなか敷居が高く感じる方も多いと思います。この連載では、はじめて天体画像処理をされる初心者の方や他のソフトウエアでの処理に満足いかない方の参考になるように、導入から基本的な使い方を順を追って、解説していく予定です。これから天体画像処理を始める方が、一通りのテクニックを身につけられるような参考書を目指しています。どうぞご期待ください。不定期更新となりますので、時々チェックしていだければと思います。よろしくお願いします。
 1

2

3

初心者でも、こういう画像処理ができるようになります。とてもディープな画像処理の世界へ誘います。(笑)

Photo_3

ユニテックSWATウェブサイトの左側メニューに「天体画像処理入門」を追加しましたので、ご利用ください。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年3月28日 (水)

月齢9.0、好シーイング。

2

■撮影データ
2018年3月26日21時18分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO800 1/50秒×30枚コンポジット 高輝度部にISO400 1/50秒×15枚コンポジットをHDR合成 RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒区
 
一昨日の月です。高気圧に覆われて予想通り好シーイングに恵まれ、切れ味の良い月面が得られました。いつもは決まった一定の露出の画像をレベル調整して欠け際の暗い分を持ち上げて合成してましたが、今回は欠け際に露出を合わせた画像を別途撮影してHDR合成しています。参考にHDR合成前の画像を下に掲載します。手間はかかりますが、欠け際のノイズ悪化を抑えられトーンも滑らかになるので、高画質を狙うときには有効な手法です。普段のシーイングなら面倒なので、やらないですけど。(笑)
 Photo_2この二枚をHDR合成して作品のベースにしています。
 
この日はシーングが良かったこともあり、久しぶりにノートパソコンを引っ張り出して、CMOSカメラでも動画を撮りました。欠け際の見所をいくつか撮影したのでご覧ください。
 Photo_3

●クラビウス
 Photo_4

●ティコ
 Photo_5

●コペルニクス
 Photo_6

●アルプス谷付近
 
■撮影データ
2018年3月26日20時48分~ ボーグ 107FL+PL10mm QHY5III290C C-MOSカメラ ゲイン66~69 1/15~1/30秒露出 1分~1分半撮影 SWAT-350で自動追尾 AS2で15%スタック RegiStax6とPhotoshopで画像処理 撮影地 東京都目黒区
 Photo_7

気象庁ホームページより転載、26日午後9時の天気図。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年3月26日 (月)

月齢8.0、好シーイング。

N25

■撮影データ
2018年3月25日21時02分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/50秒×25枚 RegiStax6でスタック Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒区
 
昨夜の上限の月です。春らしくシーイングの良い日が増えてきました。昨日も常に小刻みな揺れがあるものの、じっと見ていると時折「ピシー」と落ち着く瞬間があり、そんな時はゾクッとする切れ味で微小クレーターが見えます。移動性高気圧の西側に入って等圧線の間隔も広いとシーイングのよいことが多いです。北日本を覗いて、ここ数日はそんな気圧配置で好シーイングが期待できるかも。月惑星を高拡大で狙うチャンス。ぜひ望遠鏡を向けてみましょう。
 Photo

気象庁ホームページより転載、25日午後9時の天気図。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年3月22日 (木)

SWAT-310モニターレポート。

Swat310

4月10日に発売が迫った「SWAT-310」。先行でモニターユーザー様に試用いただき、その感想をレポートしていただきました。以下は愛媛県にお住まいのHY様よりのご報告です。HY様、どうもありがとうございました。
 
【SWAT-310ユーザーレポート】

▽追尾精度
肝心の追尾精度ですが、十数回測定して平均±7秒角弱でした。開始位置を90度ずつズラして、4ポイントで測定しています。購入後エイジングをすることなく、いきなり測定したのですが、1回目と2回目は±10秒角を超過していました。これは統計的には有り得る数値で、おかしなものではないと思います。3回目以降、追尾は安定し、±5.0~8.6秒角の中で推移しました。なお、今回は実際の星ではなく下のページの方法で測定しています。
http://www.asahi-net.or.jp/~tj2h-ymd/articles/001.htm

Pelist_swat310_2

観望地で実際の星を使って、Pモーションを撮影しましたので、その結果もご報告します。ズレの状態をよく見たかったので、極軸を西へ3度か4度ズラし、赤道上南中直後辺りの位置で写しています。APS-Cのボディに焦点距離180mmのレンズを付け、412秒間露出しました。画素当たりの角度は約5.5秒角です。ウォーム一周でピークtoピークが2ピクセルですので、PEは±5.5秒角となります。天体実写だとPモーションの動きは、非常に見え難くなっています。

Dsc_61741 
▽機能・操作性
操作はオーソドックスでわかりやすく、特に迷うことはありませんでした。設置や操作に支障が出ない位置に、スイッチや端子が設けられていると思います。極軸は滑らか、かつトルク感たっぷりに粗動できるため、操作に心理的なストレスがかかりません。クランプを絞めこんだ時のズレも非常に小さなものです。無造作にクランプを締めた際の、赤緯側(Y軸)のズレを計ってみましたが、1分角程度でした。これはPolemaster等で極軸を出す際、精度面で効いてくると思います。赤経目盛については、私の場合、おそらく御社が想定しているのとは、違った使い方になるかもしれませんが、非常に便利なものだと思います。実際に星空を見なくても、粗導入が可能となりますので、撮影開始までの時間が短縮でき楽になります。
細かいところでは、覗き穴が両側端部にあるのはありがたいです。自分の効き目や、機材の取り付け状態に合わせて覗くことができます。それと背面にM6のネジ穴があるのも重宝します。
 
▽強度・剛性
筐体はダンピングが効いており、振動等は相当程度遮断できていると思います。脚径30mm位の三脚と、ストーンバッグ・錘を組み合わせれば、十分に安定して運用できると思います。
 
▽その他
オプションのアルカスイスキャッチャーについては問題無く、しっかり固定できました。ただし、締め込み時にトルク感は無いです。このあたりは好みの問題かもしれません。溝がオフセットされているので、落下防止ピンを取りつけたプレートを挟む場合、注意が必要です。プレートがクランプより短いと、クランプの溝の肩辺りに傷が付きます。私は確認せず取り付けたものですから、早速傷付けてしまいました。もっとも傷が付いても、機能的には問題ありませんが。
ブログで紹介されている昇圧ケーブルを使ってみましたが、問題なく使用できました。ただ少し緩いです。
 
▽まとめ
200mm以下であれば、オートガイドをすることなく、気軽に撮影したいものですが、今までポータブル赤道儀の追尾誤差に苦しんできました。追尾精度を明示している製品もありましたが、満足できるものではありませんでした。はっきり言って、追尾精度(カタログ値)がデタラメでした。また精度は明示していないものの、ウォーム部分の仕様と実精度が全く整合していない製品もあります。SWATシリーズは高価ですが、安価な製品と比較した場合、値段の高低には理由があるものと納得しました。
 
■係より
以上、モニターユーザー様の詳細なレポートでした。追尾精度測定では、場所を変えて、20回近くも計測されています。私どもの実測の最終検査では、しばらく恒星時追尾させてから数回測定して合否を判定しています。これほど丁寧には測定しておりませんので参考になりました。まとめにもありますように、この業界の追尾精度表記はいい加減なものが多く、それを信じて購入したものの「50mm標準でも流れる」と気づいて、SWATに乗り換えたユーザー様が何人もいらっしゃいます。まずはご自身の赤道儀の追尾精度を知って、それに適応した無理のない焦点距離で撮影に臨めば失敗カットを量産することもなくなると思います。簡単な追尾精度の測定はこちらこちらをご覧ください。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年3月20日 (火)

SWAT-310、4月10日新発売!

Swat310image

SWAT-310 4月10日新発売!
たいへんお待たせしました。SWAT-300の後継として開発されたSWAT-310が、いよいよ4月10日に発売されます。外観は上級機のSWAT-350とソックリですが、「赤経恒星時目盛環」を採用したことが大きな違いとなっています。赤経恒星時目盛環は、目盛環を基準星で合わせれば、以後恒星時運転させている限り、常に正しい赤経座標を表示し続けるものです。目盛環を省略した赤道儀も増えていますが、ユニテックではあえて赤経恒星時目盛環にこだわって開発しました。SWAT-310の場合、赤緯にも目盛環付きの「回転ユニット」を使っていただくことで、目盛環を見ながら目的天体の座標に合わせれば、いとも簡単に導入できるようになります。特に暗い彗星などの天体を目盛環だけで導入できる便利さは、最大のメリットと感じることでしょう。また、モデルチェンジにあたって、極軸のベアリング構成を見直し、新たに外径62mmの大型ベアリングとスラストベアリングを追加。耐荷重性能をSWAT-300の8kgから約10kgへと向上させています。追尾精度はこれまで同様、全機実測にて±7秒角前後を保証。最近の極めてシャープな光学系でも焦点距離200~300mm程度までならノータッチ追尾が可能です。もちろん、長焦点撮影ではST-4互換のオートガイダーに対応していますので、撮影の幅が大きく拡がります。
 
目盛環による導入精度は、200mmクラスの望遠レンズなら、ほぼ中央付近に捉えることが可能です。導入後、試写して微調整すれば、効率のよい撮影を実現します。私がテストした結果では中心から1度以内のズレで導入できました。下に180mm望遠を使って目盛環導入したサンプル画像を掲載します。参考のため位置の微調整は行っていません。バラ星雲、カモメ星雲、M35散開星団と順に導入しました。これくらいの精度で写野に捕らえることができます。
 Photo

●バラ星雲
2018年3月17日20時25分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 DG  絞りF3.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 90秒露出×9枚コンポジット SWAT-310でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 Photo_2

●カモメ星雲
2018年3月17日20時47分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 DG  絞りF3.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 90秒露出×9枚コンポジット SWAT-310でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 M35

●M35
2018年3月17日21時07分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 DG  絞りF3.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 90秒露出×9枚コンポジット SWAT-310でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 
自動導入がなくても、赤経恒星時目盛環ならとても簡単に天体導入が可能です。高速でモーターを回して追尾の要であるウォーム周りに負担をかけることもありません。ポータブル赤道儀では世界初の機能と思います。ユニテック SWAT-310、まもなくデビューです。
 
SWAT-310 4月10日発売
  追尾精度±7秒角前後、赤経恒星時目盛環搭載、耐荷重量約10kg
  希望小売価格 115,000円 (税別)

※初期ロットは台数を絞っているため売れ行きによってはすぐに品切れになる恐れがございます。早めに入手されたいお客様は、販売店様にご予約をお勧めします。 
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年3月18日 (日)

富士フイルムX-T2によるM42オリオン大星雲。

M42r_2

M422_2

●M42オリオン大星雲
2018年3月17日19時27分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 富士フイルム X-T2 ISO1600 4分露出×24枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
昨夜の関東地方は房総と北関東の一部が夜半頃まで晴れ予報ということで、いつもの房総へ出向きました。今回はユーザーのフォトギャラリーでおなじみの蒼月さんと上村さんのお二方とご一緒させていただきました。お二人はいつも朝霧や天城高原、みずがき湖などで撮影されているそうですが、生憎、昨日は西の方の天候がイマイチで、晴れを求めて房総への出撃となりました。
さて、私は富士フイルムさんから、天体のテスト撮影依頼を受けていたX-T2で初めて撮影しました。対象は、もうシーズン最終盤のM42オリオン大星雲です。ノーマル状態での赤の写り具合のチェックも兼ねています。結果は上の画像の通りで、とてもよく写ります。通常の彩度アップと軽い強調でこの赤の写りです。機能的にも15分までの露出やインターバルタイマーが内蔵されていて天体撮影にとても便利。逆に改善をお願いしたい点もいくつかあって、タイムの露出時間をもう少し細かく設定できるようにして欲しいほか、ライブビューの拡大率アップ、インターバルタイマー開始時刻の秒単位の設定、露出中液晶表示オフで節電など。私が気づいてないだけで、設定できることもあるかもしれませんが、これらはいずれもファームウェアで対応できそうです。富士フイルムさんに伝えますので、天体ファン向けにぜひとも改善してもらいたいです。ノーマルでこの写りですから、ファームウェアアップデートで対応できたら、ぜひ欲しいカメラの一台になりました。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年3月16日 (金)

ボーグ107FLによるM97ふくろう星雲とM108銀河。

M972

●M97ふくろう星雲とM108銀河
2018年3月10日21時55分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 3分露出×26 Photoshopで画像処理 SWAT-310+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町 ※拡大トリミング
 
春は銀河の季節ですが、どれも小さくて、ポタ赤と小口径にとっては手ごわい相手ばかりです。ただ、しし座のトリオ銀河M81M82マルカリアンチェーンのように、すぐ近くの別の天体と一緒に写せると、小口径でも面白い対象になります。今回はその一例でM97ふくろう星雲とM108銀河のツーショットです。北斗七星のひとつ、おおぐま座β「メラク」のすぐそばですから導入は簡単です。
 Photo

北斗七星の周りは多くのM天体が集まっています。それぞれ、個性的ですので、ぜひお楽しみください。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年3月14日 (水)

ボーグ107FLによるM1かに星雲。

M1_2

●M1かに星雲
2018年3月10日20時21分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 3分露出×21 Photoshopで画像処理 SWAT-310+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町 ※拡大トリミング
 
先週の土曜日は発売が迫ったSWAT-310のテストを兼ねての遠征でした。モニターユーザーのテスト結果も集まり始めており、特に問題点はなく、このまま発売になりそうです。今回、いつもSWAT-350に載せている主砲のボーグ107FLをまるまる載せ替えての一軸ガイドですが、取り回しも追尾もまったく問題なくこなしてくれました。さて、撮影対象はM1かに星雲です。フィラメント構造がよく写っています。輝度が高いので、比較的簡単に写せます。

※SWAT-310は来月上旬に発売できそうです。もうしばらく待ちください。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年3月11日 (日)

シグマ 50mm F1.4 Artによる北斗七星。

Photo

Photo

●北斗七星
2018年3月10日22時24分~ シグマ 50mm F1.4 DG Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×57枚コンポジット 高輝度部分に短時間露光を合成 SWAT-350でノータッチ追尾 FlatAidePro、Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 
昨夜の房総は事前のGPV予測で夜半くらいまで晴れそうということで、出かけてきました。観測地に向かう高速道路を走行中、木更津の先くらいからドン曇りになり、本当に晴れるのか心配になりつつも、いつものダム湖へ向かいました。5時半頃に到着。空は徐々に晴れてきてます。機材を設置し終わる頃にはすっかり快晴になりました。風も弱くて、絶好の撮影条件となりました。主砲のボーグ107FLとシグマ50mm Artの二台体制で臨みましたが、機材のテストも行ったため、収穫は少なめでした。天気はGPV予測が見事に当たって、23時半頃に曇が出てきたため撤収となりました。さて、画像は誰が見てもすぐにわかる北斗七星です。50mm標準レンズにピッタリの画角で、初心者の撮影対象としてお勧めです。解像度の高いレンズなら周囲の微小なM天体の形状がわかります。
 Photo_3

このエリアは銀河の宝庫です。50mm標準レンズでもたくさんのM天体が写ります。上は元画像からの切り出しです。M101回転花火銀河とM51子持ち銀河は渦巻き状形までわかりますね。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年3月 9日 (金)

ボーグ107FLによるM51子持ち銀河。

M51

●M51子持ち銀河
2018年2月12日1時07分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×9枚 FlatAide、Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
2月11日の夜、クリスマスツリー星団を撮影した後は、M51子持ち銀河に狙いを定めました。生憎、晴れたり曇ったりで、それも曇ってる時間の方が圧倒的に長く、4時過ぎまで追い続けましたが、使えるカットは3分露出でわずかに9枚のみ。3時間粘って30分にも満たない総露出でした。ISO3200ですからノイズも多く、画像処理でごまかしました。この対象は改めてじっくり撮りたいと思います。話は変わりますが、房総半島は東京や千葉などの大都市の光害を大きく受けて、北西から北は天頂近くまで影響があります。この日は多くの雲に覆われて、たまたま窓が開いたように晴れた部分が現れ、その空は、ぐっと暗くて、背景と星とのコントラストがいつもより高く感じました。おそらく東京の上空も雲に覆われていて、光害をカットしてくれているのだと思います。M51の位置も光害の影響をそれなりに受けるのですが、たまたま雲間から撮れたカットはものすごくコントラストがよくて、長野の山の上にでも行ったかのような画像が得られました。その時の画像と光害を受けてるときの画像の比較を掲載します。
 Photo

2

まったく同条件で撮影と処理をしたノートリ画像と部分拡大です。それぞれ一枚物です。房総の北の空では、光害のあるなしでこれくらいの差が出ます。光害の影響を受けていても総露出時間を長くすれば、条件のよい空で撮った画像に迫ることができます。大都市圏にお住まいの方も近場で気軽に天体撮影を楽しんでいただけたらと思います。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年3月 7日 (水)

シグマ 50mm F1.4 Artによるしし座。

Photo_3

Photo_4

●しし座
2018年2月18日1時28分~ シグマ 50mm F1.4 DG Art 絞りF2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×34枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 FlatAidePro、Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 
風が強かった先月17日の夜、50mm標準で最後に撮影したのがしし座です。強風のため、30分ちょっと露出したところで撤収しました。この日は夜が更けるとともに風がどんどん強まる感じで、普段なら光害も落ち着いて一番美味しい時間帯にも関わらず、もうやる気が出ませんでした。それでも、このところのブログでご紹介した135mmや14mmの作例が撮れたのはよかったです。長焦点で臨んでいたら、一つの作品も仕上げられなかったかもしれません。気象状況に合わせて臨機応変に対応するのが、遠征を無駄にしないコツと思いました。さて、春の訪れを感じるしし座ですが、星座の形は美しく、50mmの画角にピッタリです。個別の天体としては、200mmくらいまでの短焦点に適した対象が見あたらず、ちょっと寂しい感じです。このエリアは天の川から離れて、深宇宙を見通せることから、どこを撮っても小さな銀河が写ってきます。500mmクラスになると、名所のM65、M66、NGC3628三つ子銀河やM95、M96などの銀河を楽しめるようになります。500mmでも個々の銀河を拡大撮影するには、ちょっと物足りないですね。しし座の他、春の星座のおとめ座、かみのけ座、りょうけん座、おおぐま座、うしかい座、てんびん座などは、極端な話、どこを撮っても銀河が写ってきます。それを星図と見比べてみるのも楽しいものです。特に銀河団と呼ばれるエリアはものすごい数の銀河が写りますので、ぜひレンズを向けてみてください。
 Photo_2

ピクセル等倍でM天体のエリアを切り出してみました。50mm標準でもハッキリと存在を確認できます。シグマ 50mm F1.4 Art恐るべし…
  
http://www.unitec.jp.net/

2018年3月 4日 (日)

CP+2018、ボーグブースは大盛況でした。

01

CP+2018も幕を閉じました。SWAT製品を展示していただいたボーグブースは連日の大盛況で、ボーグ製品の注目度の高さは特筆ものでした。私は初日と三日目にお手伝いさせていただく予定だったのですが、あまりの賑わいに急遽本日も午後3時から応援に駆けつけました。とてもありがたいことに、すでにSWATをお持ちのユーザー様が何人もお声をかけてくださって、心から感謝しております。来客多数で、あまりお話しもできず、本当に申し訳けございませんでした。さらに、これからSWATを購入予定のお客様も多数おみえになり、本気の質問も多く、精一杯対応させていただきました。足をお運びいただいた皆さま、どうもありがとございました。これからもSWATとボーグをよろしくお願いします。
 02

03

実績充分なSWAT-350はボーグ鏡筒と抜群の相性です。
 05

ボーグさんで企画中のφ115カーボン鏡筒。開発中のレデューサーと組み合わせて最高の性能を発揮します。
 04

ボーグ107FLと90FL用の大口径EDレデューサー。420mm/F3.9まで明るくなるほか、中判対応のイメージサークルなので、35mmフルサイズなら周辺までシャープな星像と充分な光量を確保します。
 06

魅惑のセンサーサイズ、フジGFX50S用とペンタックス645Z用のカメラマウントを開発中。天体写真に新たな風を吹き込む予感…

そして、一部の熱烈なファンのご要望にお応えして、綺麗なお姉さんシリーズです。(笑)

07

富士フイルム。
 08

キヤノン。今年は忙しすぎて、他のブースを回ってる余裕がありませんでした。来年頑張ります!
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年3月 1日 (木)

CP+2018開催中!

01

04

本日より4日(日)まで、パシフィコ横浜でCP+2018が開催中です。今年のボーグブースは例年の手作り感が弱まって、黒基調でカッコよくデザインされてます。場所も会場のど真ん中あたりで目立ってます。ご来場の際は、ぜひ足をお運びください。SWATも写真の通り、ずらりと並んで皆さまのお越しをお待ちしております。
 05

本日のボーグブースには天文界の超有名人が勢揃い。左からプロカメラマン飯島裕さん、関西のレジェンド吉田隆行さん、星ナビ編集長の川口雅也さん、胎内星まつりでいつもお世話になっている沼澤茂美さん、月面写真と地質学の白尾元理さん。飯島さんと吉田さんはSWATユーザーでもあります。白尾さんとは30年ぶりぐらいにお会いしました。こんなメンバーが揃うなんて、ボーグの力はすごいです。
 06

08

もう一つ大注目なのが、シグマ Artラインの新製品、105mm F1.4 Artです。下はシグマの山木社長(左)と105mm開発陣のお二人。なんと二人はバリバリの天文ファンで、今回の105mmもポートレイトはもちろんですが天体撮影を意識した完璧な収差補正を目指したそうです。これは性能が期待できますね。
 07

シグマの山木社長と天文リフクレクションズの山口さん。山口さんはツイッターで山木社長に突撃したそうなので、社長も覚えていてくれました。(笑)
  09

最後は、素敵なお姉さん。このコーナーのファンの皆さま、すみません。今回はボーグブース向かいのSIRUIさんのモデルさんだけです。(笑)
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年2月27日 (火)

シグマ 135mm F1.8 ArtによるM44プレセペ星団。

Photo

●M44 プレセペ星団
2018年2月17日23時59分~ シグマ 135mm F1.8 DG Art 絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×60枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 FlatAidePro、Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 
冬の賑やかな星座が西に傾いた頃、天頂付近に目をやると、ぼんやりした星の集まりが見えています。それがかに座のM44プレセペ星団です。かに座自体は暗い星ばかりでよくわからないですが、プレセペ星団は肉眼でもぼやっと見えます。双眼鏡だとなお美しいです。上の画像はシグマの135mm Artで撮った元画像をFlatAideProのソフトフィルター効果で輝星を滲ませて強調しています。青ハロではありません。(笑) このレンズは昨年発売されたばかりの最新設計で、「写真レンズ星空実写カタログ」でも「ツアイスの135mm F2と双璧をなす最高の135mm」という評価を得た超シャープなレンズです。ツアイスとの差はF1.8という1/3段の明るさと、AFですからピントをPCからソフトで制御することも可能な点です。買って後悔しない一本と思います。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年2月26日 (月)

シグマ 135mm F1.8 Artによる雲間のヒヤデス星団。

Photo

●ヒヤデス星団
2018年2月17日20時26分~ シグマ 135mm F1.8 DG Art 絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×33枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
風が強かった17日土曜日、最初に撮影したのがおうし座のヒヤデス星団です。撮影を始めて間もなく大量の雲が飛来し、しばらく晴れたり曇ったりを繰り返してましたが、そのまま撮影を続けました。インターバルタイマーで一時間ほどの露出したところでやめました。結果、およそ半分は雲に覆われて使えず、多少雲が入り込んだものまでOKとして33枚コンポジットしました。ホントは分子雲モクモクのエリアなのですが、本物の雲がモクモクになってしまいました。このエリア、いずれリベンジしたいと思います。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年2月25日 (日)

月齢8.6。

86

■撮影データ
2018年2月24日19時00分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/25秒×20枚 RegiStax6でスタック Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒区
 
このところ星野撮影ばかりにうつつを抜かしておりまして、すっかり月面撮影をサボっておりましたが、昨夜、久々に月にレンズを向けました。月が天頂に近い位置で、ベランダ撮影ということもあって、バリアングルではない6Dでは、ピント合わせもアクロバティックな姿勢を強いられます。そろそろ月面撮影用に別のカメラが欲しくなってきました。さて、昨夜は意外とシーイングがよかったようで、低速シャッターでもよく写りました。19時過ぎに撮影を終えて、もっとシーイングがよくなるかもしれないと思い、機材をそのまま放置していました。30分後ぐらいに再度確認してみたところ、逆に悪化していたので、機材を片付けました。
 Photo

気象庁ホームページより転載、24日午後6時の天気図。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年2月24日 (土)

CP+2018、3月1日開幕!

Cp01

Cp02r

いよいよCP+2018の開幕が目前に迫ってまいりました。今年は3月1日(木)から4日(日)までパシフィコ横浜で開催です。ボーグさんのご厚意で今年もSWATをドーンと展示していただけることになりました。SWAT-350と新製品のSWAT-310にベストマッチなボーグ鏡筒を搭載して展示します。どうぞご期待ください。なお私、加曽利も1日午後2時には、会場入りしております。SWATについてのご質問を受け付けておりますので、お気軽にお声をおかけください。まだ確定ではありませんが、3日土曜日の午後も行く予定です。どうぞ、よろしくお願いします。CP+2018、まずはボーグブースへGO!※上の写真は昨年のボーグブースです。
 Swat310image

ユニテックの新製品として、発売間近の「SWAT-310」をデモ展示します。SWAT-310はSWAT-300をベースに極軸周りを大幅に強化。内径40mmの大型ベアリングを追加することで、耐荷重性能を約10kgまでとしたほか、ポータブル赤道儀としては世界初となる赤経恒星時目盛環を搭載。これまで高級赤道儀にしか採用されなかった機能をポータブル赤道儀で実現しました。目盛環つきの回転ユニットを赤緯軸として組み合わせれば、目盛環による天体導入が可能になり、効率のよい撮影に貢献します。また、未知の天体を見つけた場合に、その正確な座標を読み取り、星図から天体名を探し出すすことも容易になります。もし星図に記載されてなければ、新天体かもしれませんよ。(笑) 魅力の新製品SWAT-310はボーグブースでぜひご覧ください。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年2月23日 (金)

シグマ 14mm F1.8 Artによる冬の天の川。

Photo

Photo_2

●冬の天の川
2018年2月17日21時44分~ シグマ 14mm F1.8 DG Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×21枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 FlatAidePro、Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 
昨年の秋に購入していた最新の超広角レンズ、シグマ 14mm F1.8 Art。使おう使おうと思いつつ、ファーストライトが延び延びになっていました。強風のため長焦点を諦めた17日、ようやく出番となりました。さすがに14mmの画角、冬の天の川をきれいに収めることができました。それにしても、素晴らしい星像です。14mmとは思えない周辺星像、解像力も高くて、散開星団がよく分離しています。前回のブログで紹介した西條さんの「写真レンズ星空実写カタログ」でも、「最高の14mm単焦点レンズ」と絶賛しているだけあります。早く夏の天の川も撮ってみたくなりました。
  
http://www.unitec.jp.net/

2018年2月21日 (水)

お勧めの参考書「写真レンズ星空実写カタログ」。

Photo_5

いま話題の西條善弘さん著、「写真レンズ星空実写カタログ」(誠文堂新光社刊)を購入しました。まえがきには、焦点距離200mm以下でF4より明るいレンズが約300本あり、それらをすべてテストして書籍化することを目指しているそうで、そのうち半分のテストを終えたところで、いったん区切って本書の発売になったとのことです。35mmフルサイズ用が51本、APS-Cサイズ用が26本、マイクロフォーサーズ用が28本、トータルで105本のレンズが掲載されています。
ページ構成は上の写真の通り、レンズ外観と仕様、筆者の寸評、実写星野画像、絞り開放とわずかに絞ったときの中心と周辺星像の拡大(周辺減光補正あり)、周辺減光の画像からなっています。中心と周辺星像の拡大画像でレンズの性能が一目瞭然です。こりゃレンズメーカーもたまったものではないですね。(笑) 著者の作例写真はどれも秀逸で、構図の参考にもなります。
新たな試みとして、拡大画像には「星像のシャープさを判定するためのゲージ」が採用されていて、ゲージと星像を比較することで、そのレンズのシャープさを簡単に判断できるように工夫されています。
昨日のブログの「ふたご座」の画像は、上の写真に掲載されているシグマ50mm F1.4で撮影したものですが、私が選択した絞り値F2は、周辺星像が開放よりかなり改善しているとはいえ、ちょっと中途半端で、西條さんのテスト結果ではF2.4まで絞ると全面でほぼ完璧な星像を示すことがわかります。このように最適な絞り値を探るときの目安としても大いに参考になります。もちろんスピード優先の撮影がしたいときは開放の方が適していますし、周辺減光の改善を狙ってあえて絞り込む場合もありますので、目的によって最適な絞り値を選ぶことが肝心です。ただし、あまり絞ると回折で輝星に放射状の光条が出ます。
このように、「写真レンズ星空実写カタログ」は天体撮影ファンにお勧めできる素晴らしいレンズカタログに仕上がっています。後編が今から楽しみです。できれば、気軽に天体撮影ができる300mmクラスまで網羅して欲しいと思います。
  
http://www.unitec.jp.net/

2018年2月20日 (火)

シグマ 50mm F1.4 Artによるふたご座。

Photo

Photo_2●ふたご座
2018年2月17日22時35分~ シグマ 50mm F1.4 DG Art 絞りF2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×61枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 FlatAidePro、Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
新月期の先週土曜日、一晩中快晴の予報。ただし、かなり風が強いらしいです。長焦点撮影では風は大敵です。特にポタ赤のSWATには非常に厳しいため、長焦点は当初からスパッと諦めて、短焦点のみで挑むことに決めました。まずはシグマ 50mm F1.4 Artで「ふたご座」を狙います。ふたご座はフルサイズ50mmで東西南北を揃えると、作例のように斜めになってしまい、ちょっと窮屈な構図となります。35mmレンズの方が余裕があってお勧めですが、50mmでも画面いっぱいの迫力があります。F2で約1時間の露出ですので、足もとの赤い散光星雲もよく出てくれました。味付けとして星座を構成する輝星をFlatAideProのソフトフィルター効果で滲ませています。ふたご座は冬の星座の中では最後の方に沈むので、まだまだ撮影の好機です。
 
http://www.unitec.jp.net/

«ボーグ107FLによるクリスマスツリー星団付近。