2018年11月18日 (日)

蒼月様のシグマ 70mm F2.8 MACRO ART レビュー。

フォトギャラリーや画像処理入門でお世話になっている蒼月様より、シグマの新マクロレンズ「70mm F2.8 MACRO ART」のレビューをお送りいただきましたので、ご紹介します。
 70mmart

この秋に新規導入したSIGMA 70mm Art ですが、期待通りの性能と言って良いかと思います。以下、簡単にレビューを記載しますので、ご参考にしていただければ幸いです。絞りを F2.8(20秒)、F3.5(30秒)、F4.0(40秒)、F5.6(80秒)と段階的に変えて撮影し、周辺減光や四隅の星像等を検証しました。
 Fig2_vignetting

●周辺減光
各F値での周辺減光の様子です。やはり開放(F2.8)だと周辺減光がかなり大きいですが、それでも、同じ露出時間で得られる周辺部の絶対的な光量を比較すると、例えばF4.0よりは開放の方が多いでしょう。

Fig3_corners_3

●四隅の星像
周辺減光の写真の中央と四隅を 2:1 に拡大して並べたものです。色収差をわかりやすくするために、彩度をかなり上げています。写っているのは微光星ばかりですが、四隅ではさすがに星像がやや乱れます。倍率色収差もわずかにあります。しかし、いずれも等倍以上に拡大しなければほとんどわからないレベルです。その星像の乱れは、開放からF4.0まで目立った改善は見られません。一方、F5.6まで絞ると少し改善します。F8まで絞ればさらに改善するかもしれません。おそらく、光学性能は、F5.6からF8あたりでピークになるように設計されているものと思われます。

Fig4_brightstar_2

●隅の輝星
プロキオンを左下隅に配置して撮影した等倍(1:1)画像です。開放だと光条が大きく二つに割れますが、絞るほどに改善し、F5.6まで絞ると中心の星像はほぼ真円になります。ただし、はっきりとした光条が現れるので、それを嫌う人はいるかもしれません。
 
●総評
SIGMAのレンズにしては比較的小さくて軽いですし、焦点距離も短いのでポタ赤に載せるには最適です。極軸をきっちり合わせたSWATなら、オートガイドも不要でしょう。開放でも十分使えるレンズですし、絞ってもF4.0までは四隅の星像がほとんど変わらない(輝星を除く)ので、F2.8を常用し、星などの高輝度部分をF5.6で補完するのが良いかもしれません。
このレンズによる作例がフォトギャラリーにも掲載されてますので、ぜひご覧ください。こちらからどうぞ。

※係より シグマ 70mm F2.8 DG MACRO Art は、ピント合わせにバイワイヤ方式(ピントリングがスイッチで電気的にモーター駆動する方法)を採用しているため、一般のレンズと比べて多少癖があり、慣れが必要です。ジャスピンを色収差で追い込むようなときに、ストレスを感じる場合がございますのでご注意ください。なお、蒼月様のように、AFに設定したうえでPCからBackyardEOSなどのソフト経由でレンズのモーターを使ってピント合わせをするよういな場合は、まったく問題ありません。
 
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2018年11月16日 (金)

M45プレアデス星団。

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●M45 プレアデス星団
2018年11月14日21時29分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×45枚コンポジット(ハイライト部分に短時間露光をHDR合成) Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
一昨日の14日の夜はよく晴れてくれました。今月最後の好条件と思い、平日でしたが、いつもの房総へ出かけてきました。平日とはいえ、いつものダム湖周辺は大賑わいで点在する駐車場やダム堤体の上は、天文ファンがそれぞれ自慢の愛機を並べて天体撮影を楽しんでいらっしゃいました。翌日の薄明開始まで、透明度も高く、無風快晴の好条件で、冬の天の川もよく見えていました。さて、まず撮影を始めたのがM45プレアデス星団(すばる)です。月没が22時ちょうどでしたが、30分前から撮影開始して2時間15分露出して得られたデータを処理しました。F6.1ですと暗部の分子雲を派手に炙り出すには少し露出不足で、無理すると荒れてしまうので、控えめに処理しました。今回はSWAT-350とSWAT-310の2台体制で、他にも有名どころを撮影してます。処理が終わりましたら順次ご紹介します。
撮影中の気温は10℃を少し切ったところでしたが、まだ寒さに慣れてないせいかけっこう冷えが厳しく感じました。明け方には4℃まで下がりましたので、これからの撮影には防寒対策を忘れずに臨みたいところです。
 
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2018年11月11日 (日)

M42オリオン大星雲中心部。

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●M42オリオン大星雲中心部
2018年11月10日23時24分~ 宇治天体精機 60cm 準リッチークレチアン 焦点距離 5,400mm キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 30秒露出×27枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 宇治天体精機スカイマックス60cmドイツ式赤道儀 ノータッチ追尾 撮影地 宇治天体精機敷地内
 
今年の夏前からSWATのウォームギアまわりの生産で提携した宇治天体精機さんにお伺いしてきました。昨夜は天気もよく、運良く在庫している60cm準リッチークレチアン反射赤道儀で撮影するチャンスに恵まれました。わずか15分弱の露出ですが、シーイングもまずまず良好で、この口径にしては微恒星もシャープですし、オリオン大星雲中心部の複雑な構造が怖いほど描写されてます。低倍率で眼視するとトラベジウム周辺は青緑色に見え、羽の部分は明らかに赤っぽく見えます。また星雲の微妙な濃淡もよく観察できて、口径の威力はすさまじいばかりです。村下社長が自ら研磨した素晴らしくシャープな光学系と使いやすいドイツ式架台は公開天文台におすすめの組み合わせといえます。価格は3,500万円とのことです。お問い合わせはこちらまでどうぞ。
 Img_4322

撮影に使用した60cm準リッチークレチアン反射赤道儀。搭載された副望遠鏡は15cm ED屈折(接眼部だけ見えている左上の方)です。大きさを感じていただくために外山電子の外山さんに入っていただきました。外山さんにはSWATの駆動系を担当していただいてます。
 
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2018年11月 3日 (土)

富士フイルム X-T3によるM31アンドロメダ銀河。

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●M31アンドロメダ銀河
2018年11月2日20時頃~ フジノン XF100-400mm F4.5-5.6 焦点距離400mm 絞りF5.6開放 フジフイルム X-T3 ISO3200 2分露出×52枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshopで画像処理 SWAT-350によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
ようやく秋らしい青空が拡がるようになってきました。この週末は遠征にいくぞと張り切っていたところ、どうも週末の天気が怪しそう…。このところ、新月期の週末は壊滅的に晴れてくれませんね。なんとか昨夜までは晴れてくれそうだったので、仕事を早めに切り上げて、急遽出かけることにしました。といっても、近場の房総なので、クルマで1時間半ほどです。現地には6時前に到着。秋らしい澄んだ快晴で、薄明終了から天の川が見えて、久しぶりの高コントラストな星空でした。22時頃に1時間ほど雲が広がる時間帯がありましたが、それ以外はずっと快晴でした。
さて、撮影したのは秋の定番、M31アンドロメダ銀河です。今回、富士フイルムさんから、新製品のX-T3を試してみて欲しいとのご依頼があり、早速撮影してみました。このカメラ、ノーマルでも赤に感度があるので、赤い散光星雲とも思ったのですが、今期まだ撮ってなかったアンドロメダ銀河にしました。X-T3になって液晶の拡大率が10倍と高くなったので、ピント合わせが楽になりました。それ以外の操作はX-T2の時とほぼ一緒でした。レンズは純正の100-400ズーム。EDレンズ5枚とスーパーED1枚を使用して色収差を完璧に補正したとのことで、色滲みを感じないスッキリした画像が得られました。ちょっとした問題点は、撮影中にレンズの重みでズームの焦点距離リングが勝手に動いてしまい、応急処置でリングをテープで固定しました。
望遠レンズにポタ赤の軽量な組み合わせ、しかもお気軽ノータッチでこれだけ迫力あるM31が簡単に撮れるのですから、時代は変わったものですね。
 
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2018年10月10日 (水)

IC1396。

Ic1396

●IC1396
2018年10月7日19時03分~ シグマ APO 300mm F2.8 DG HSM 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 2分露出×52枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる一軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
7日の夜、広角撮影と平行してシグマの300mm望遠でも撮影しました。SWAT-350の追尾性能なら、300mm、2分露出は充分ノータッチ追尾可能ですが、4ヶ月ぶりの撮影で、いろんな手順を確認するため、あえてオートガイドもセットしました。全52枚、ガイドミスはありませんでした。撮影対象は薄明終了時に狙いやすい高度にあるはくちょう座の散光星雲かIC1396のどちらにしようかと、ちょっと悩んだ末、IC1396を選びました。前回ブログの「夏の大三角」(写真下)の上の方にも写ってますけど、北アメリカやサドル付近と比べるとやや淡い対象です。F2.8で2時間近い露出でも房総の空ではまだ足りない感じですね。夜も更けて、もっと暗くなってからだと、もう少し炙り出せると思います。この撮影のあと、クエスチョンマーク星雲にレンズを向けて、撮り始めた直後に曇ってしまい、終了となりました。
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超広角20mmで撮った夏の大三角。IC1396は北アメリカ星雲よりも巨大ですね。IC1396の導入はガーネットスターを目印にしてもよいのですが、目盛環があれば簡単で、明るいデネブから東に58m、北に12°で視野中央に捉えられます。
 
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2018年10月 8日 (月)

夏の大三角。

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●夏の大三角
2018年10月7日19時38分~ シグマ 20mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 1分露出×23枚コンポジット ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshopで画像処理 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
今年の夏も、昨年並に天気が悪く、なかなか星野撮影のチャンスに恵まれませんでした。昨日はホントに久しぶりに房総へ出かけました。出かける前のGPV予報はあまり芳しくなかったのですが、目の前の青空に誘われての出撃です。最後の遠征が5月10日ですから、およそ4ヶ月ぶりになります。これだけブランクがあると、何かヘマをやらかすんじゃないかと、心配でしたが、忘れ物もなく、無事に撮影にこぎ着けました。
超久しぶりなので、まずは無理をせず、超広角20mmで夏の大三角を狙いました。下にコンポジットに使った元画像の中の一枚をノートリで掲載します。RAWデータをレベル補正しただけですが、右上方向のカブリがひどいです。このように房総の北の空は東京の光害をモロに受け、強調すると周辺減光も加わった複雑な状態になったので、ぴんたんさんのFlatAideProを使って補正しました。とても便利なツールです。最周辺の強い減光はトリミングしてます。輝星のわずかな滲みは夜露がつきました。
もう一枚、300mmでも撮影してますが、処理がまだなので、後日掲載します。
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レベル補正しただけの元画像。
 
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2018年9月25日 (火)

星をもとめて2018に参加しました。

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23日に開催された関西最大の天文イベント「星をもとめて2018」に参加してきました。一昨年も協栄さんのブースの片隅で展示させてもらいましたが、今回は胎内星まつりと同様にブース展開させていただきました。今年は雨の心配もなく、多くの天文ファンが集い、大賑わいの星まつりとなりました。
 

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開会前の会場の様子。各社のブースが所狭しと並んでいます。
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ユニテックは国際光器さんと宇治天体精機さんに挟まれた緑のテント。外山電子さんも一緒です。
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メインの展示はSWAT-350+ボーグ71FLとSWAT-310+シグマ50mm F1.4 Art。コンパクトながら、抜群の追尾精度が魅力です。
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テーブルにはシグマの最新Artシリーズから、話題の105mm F1.4、超広角神レンズ14mm F1.8、新カミソリマクロ 70mm F2.8 Macro Artが登場。ご用意したカタログもすべてなくなりました。SWATと抜群の相性のシグマArtレンズの魅力を少しでも関西の天文ファンの皆さまにお伝え出来れば幸いです。
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外山電子さんでは、ステッピングモーターとハーモニックドライブのデモが行われ、超マニアックな会話で盛り上がってました。ハーモニックドライブのメリットとデメリットなど、モーターのプロのお話は大いに参考になります。ちなみにSWATの駆動回路は外山電子さんにお世話になってます。
 
昼間は空一面の曇り空で、星空観望は厳しいかなぁという感じでしたが、夜になると所々にぽっかり窓を開けたように星空がのぞいてくれました。夜が更けるとともに晴れ間が拡がり、土星、火星、満月近い月が楽しめました。ユニテックブースには関西のレジェンド吉田隆行さんもお越しになり、デモ展示品のシグマ105mm Artを使って、星像テストなどを行いました。
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会場でシグマ 105mm F1.4 Artの星像比較です。 6Dで20秒露光したものです。上がフルサイズノートリ、下は右上隅をピクセル等倍で切り出したものです。最周辺でもこの星像にはビックリ。一段絞ってF2がバランスがいいかも。ただ、F2のときだけ星像が赤く滲んでしまったので、わずかにピントリングが動いた可能性ありです。上の結果は参考程度にとどめてください。
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こちらも会場で撮影した高評価の135mm F1.8 Artの星像です。F2.2まで絞ってます。
 
マニアックなテスト撮影しているとき、ステージでは素敵なハープが奏でられ、とても癒やされました。実質、今回が初参加となりますが、とても充実したイベントで、来年も参加できればと思っています。

ご来場の皆さま、どもありがとうございました。そして、スタッフの皆さま、お疲れさまでした。また、よろしくお願いします。
 
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2018年9月20日 (木)

星をもとめて2018に参加します。

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今週末、京都で開催される関西最大の天文イベント「星をもとめて」に出展いたします。昨年は台風接近で中止でしたが、今年は問題なく開催されそうです。ユニテックでは胎内星まつり同様に、SWAT-350にボーグ71FL鏡筒を搭載したセット。SWAT-310+シンプルフォークDXにシグマレンズ。シグマさんのご協力で、最新のArtシリーズから超広角の14mm F1.8 Artと話題の105mm F1.4 Art、新カミソリマクロの70mm F2.8をデモ展示します。夜晴れたら、SWATを使って試写(キヤノンマウントのみ)も可能です。さらに出物のポラリエ(限定1台23,149円)やWindowsタブレット(限定1台5,556円)、安価なノーブランド(傷、汚れありの中国製)のアルカスイスパーツの即売も予定しています。ぜひSWAT®ブースにお立ち寄りください。

今年はモーター駆動の専門家、外山電子さんも一緒に参加します。ステッピングモーターやハーモニックドライブのデモを行うそうです。モーター駆動についてのご質問があればお気軽にお問い合わせください。

■協栄産業さんの特設ページはこちら。→ https://www.kyoei-osaka.jp/hpgen/HPB/entries/373.html

■星をもとめて公式ページはこちら。→ http://www.hoshimoto.jp/

2018年8月26日 (日)

胎内星まつり2018に参加しました。

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「胎内星まつり2018」に参加してきました。ユニテックブースには昨年と同様、SWAT-350+ボーグ71FLセットとSWAT-310、シグマさんのご協力で、今話題の最新レンズ2本と高評価の14mm F1.8 Artを展示しました。胎内では、イベント前日に40.8℃の猛烈な暑さを記録したことと、台風20号の接近という悪条件が重なり、どうなるかと心配しましたが、予定通りの開催となってひと安心でした。初日は、美しい夕焼けで日が暮れて、いつもながらの賑わいです。大接近中の火星や土星、月面にレンズが向けられ、胎内の風物詩ともいえる順番待ちの行列ができました。
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夕焼けをバックに SWAT-350とボーグ71FLのシルエット。
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夜も更けるといつもの賑わいに。
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63cmで大接近中の火星が見られるとあって、長蛇の行列となりました。
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シグマさんからは、超広角14mm F1.8 Artと話題の新製品105mm F1.4 Art、そして、70mm F2.8 マクロ Artが展示。多くの人が手にとり、見入ってました。
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二日目は、昼からスコールのような大雨が降ったり止んだりで、ごらんのような有り様でした。(号泣)
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こちらは30年のお付き合いになる宇治天体精機の村下社長(左)さんです。ユニテックとはまったく異なるカテゴリーの製品を作っていらっしゃいます。現在、60cmドイツ式赤道儀をはじめ、50cm、40cmの各反射赤道儀、25cmアポクロマート屈折赤道儀や15cmアポクロマート屈折赤道儀が即納可能とのとこです。なお、鏡面研磨も2メートルまでなら納期2年で対応するそうです。凄すぎ…(笑) 天文界のスーパーマンですね。来月は「星をもとめて」に宇治天体精機さんとユニテックも参加する予定です。関西のみなさま、ぜひ遊びにいらしてください。
 
ご来場のみなさま、どうもありがとうございました。運営スタッフのみなさま、お疲れさまでした。ユニテックは来年もグレードアップして参加予定です。
 
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2018年8月23日 (木)

胎内星まつり2018に参加します。

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胎内星まつり2018は、いよいよ明日からです。今年もシグマさんとボーグさんにご協力いただき、SWATに最適なレンズや鏡筒を展示します。シグマさんからは話題の最新作105mm F1.4 Artのほか、70mm F2.8 マクロ Art 、そして星マニア絶賛の超広角14mm F1.8 Artが登場します。ボーグさんからは、生産終了が発表された71FL+レデューサーをSAWT-350に搭載して展示します。部数が少ないですが、カタログも持って行きますので、欲しい方はお声をおかけください。

胎内星まつり限定特価販売のお知らせ
SWAT販売店の協栄産業様のブースにて、SWAT本体、および、オプションパーツ類を限定数ですが、オール10%引きにて特価販売いたします。各限定2個程度ですので、この機会をお見逃しなく! SWAT-350やSWAT-310も特価にて販売します。ユニテックブースで確かめて、協栄産業さんのブースでゲットしてください。

●協栄産業さんの特設ページはこちら
  

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ユニテックブースで販売予定の中国製アルカスイス互換パーツ群。アルカスイスキャッチャーはミニレール付きで1,500円。粗動回転付きキャッチャーは3,500円。L型ブラケット1,000円、200mmレール1,500円。140mmと200mmのキャッチャー付きレールなども、それぞれ税込2,000円と2,500円で販売します。その他、小物もご用意しています。ぜひユニテックブースへ。

※価格は税込みです。
※中国製アルカスイスパーツは、すべて新品ですが、小傷、汚れがございます。
 
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2018年8月21日 (火)

PixInsightで画像処理を始めよう「第11回」を更新しました。

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「PixInsightで画像処理を始めよう」を更新しました。
  第11回は、星ハロの除去について。もはや初心者向けとは言いがたい内容となっております。どうぞ、心してご覧ください。こちらからどうぞ。

http://unitec.cocolog-nifty.com/imageprocessing/2018/08/pixinsight-11-c.html

2018年8月11日 (土)

PixInsightで画像処理を始めよう「第10回」を更新しました。

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「PixInsightで画像処理を始めよう」を更新しました。
  第10回は、天体写真の「明るさ調整」につて。画像情報を極力失わずに最適な明るさを得るため方法を解説しています。どうぞ、ご覧ください。こちらからどうぞ。

http://unitec.cocolog-nifty.com/imageprocessing/2018/08/pixinsight-10-b.html

2018年8月 9日 (木)

九州地区限定でSWATがテレビ出演しました。

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今朝、九州地区限定でSWATがテレビ出演しました。といってもこんなマニアックな製品ですから、ほとんどの視聴者は「何これ?」といった感じでしょうけど、九州のごく一部のSWATファンの方(10人くらい?)は、眠気が吹き飛んだのではないでしょうか。(笑)
今回は天文リフレクションズ様のおはからいで、機材紹介に使っていただけました。詳しくはこちらのページでご覧ください。

http://reflexions.jp/tenref/orig/2018/08/09/5992/
 
おかげさまで本日は朝から問い合わせ殺到、電話が鳴りっぱなしです。(嘘です) 天リフの山口さん、どうもありがとうございました。テレビ出演なんて、もう二度とないと思いますので、ブログでご報告させていただきました。なお、昨年、「相棒」というテレビドラマでSWATが「凶器」として使われるという、なんとも痛ましい事件(?)がありましたが、それはそれで嬉しかったです。(笑)
 
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2018年8月 7日 (火)

埼玉県岡部隕石落下60年でクラウドファンディング。

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プロカメラマンでSWATユーザーの飯島裕さんから、岡部隕石の記念碑の製作に関するクラウドファンディングについて、ご案内をいただきました。寄付は3,000円からとなっています。ご興味のある方はこちらのページをご覧ください。

●飯島裕さんからのお知らせ

月刊天文情報誌『星ナビ』で取材してきた、1958年11月26日に埼玉県の岡部村(現在は深谷市)に落下した岡部隕石の件です。(『星ナビ』2016年12月号、2017年5月号、2017年9月号に掲載)
これは、畑で作業していた男性のすぐ横に落下したという、世界でもたいへん稀な隕石です。現在、この落下地点には隕石を伝えるものが何もなく、発見者の山﨑さん(当時20歳現在80歳)が地面に塩ビ管を埋めてその場所を保存しているだけという現状です。
今年で落下60年になりますが、取材を機会に隕石落下記念碑(説明板のようなもの)を作りたいという話になりました。そして本日、その資金集めのためのクラウドファンディングサイトが立ち上がりました。ご協力ご支援いただければと思っています。
ぜひ、よろしくお願いします!

《埼玉県岡部隕石落下60年でクラウドファンディング、ご協力ご支援をよろしくお願いします!》
FAAVO『この場所を伝えたい・岡部隕石60年』
https://faavo.jp/saitama/project/3002

2018年7月26日 (木)

SWAT-300/310ユーザー様への大切なお知らせ。

Gazo

SWAT-300/310のターンテーブルに「ダブル雲台ベース」「シンプルフォーク」「シンプルフォークDX」を直接取り付けると、取り付けビス(赤矢印)のネジが長すぎて、内部と接触し、固定力が不足したり、ターンテーブルの粗動が使えなくなる不具合が報告されました。この症状でお困りのユーザー様は、メールにてご連絡ください。突出ネジの長さを調節する対策パーツをお送りします。メールはこちら。(現在、出荷の製品は対策済みです。)
なお、アリミゾキャッチャー、アルカスイスキャッチャーをお使いの場合は、問題なくご使用いただけます。SWAT-350は仕様が異なるため上記の問題は発生しません。

該当のユーザー様には大変ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。

https://www.unitec.jp.net/

2018年7月25日 (水)

PixInsightで画像処理を始めよう「第9回」を更新しました。

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PixInsightで画像処理を始めよう」を更新しました。第9回は、天体写真の色倍率の色収差の補正について詳しく解説しています。どうぞ、ご覧ください。こちらからどうぞ。
 
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2018年7月22日 (日)

ビックカメラの合同星空セミナーに参加しました。

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昨夜はビックカメラ主催の「合同星空セミナー」実技観望会が開催され、ユニテックも参加してきました。今回はシグマさんとタイアップして、 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM SportsをSWAT-350に搭載。カメラとモニターを繋いで簡易リアルタイム観望のデモとなりました。曇り予報でしたが、ほとんどが高層の薄雲でしたので、月面、金星、木星、土星と太陽系の天体中心にご覧いただくことができました。ここで、ん?と思った方もいらっしゃると思います。この150-600ズームは望遠レンズですし、月面はよいとしても、惑星はちょっとどうなの?って感じですよね。確かに、本来の使い方?ではないと思いますが、直焦点で木星の縞や土星の輪を捉えられるんです。それも意外とよく写るんですよ。さすがにフローライト相当の光学ガラス2枚とSDレンズを3枚も使ってるだけあって、色収差を感じないかなりの性能です。これに2Xのテレコンをつけて、画素の細かいCMOSカメラで撮影したら、結構撮れちゃうんじゃないかと思わず考えてしまいました。(笑)
さて、昨夜はこのところの猛烈な熱波でお客さんが集まるか心配でしたが、開催時刻と同時に多くのお客さまが会場に押し寄せ、終了時刻まで、各ブース、大変な賑わいとなりました。さすがビックカメラさんの集客力はすごいです。池袋店よりやや広めのスペースなため、お客様もゆっくりとお楽しみいただけたかと思います。

ご来場のお客さま、関係者のみなさま、どうもありがとうございました。ビックカメラのスタッフのみなさん、お疲れさまでした。また機会がありましたら、参加させていただきたいと思います。(本日も座学が行われております。詳しくはこちらから。)
 
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2018年7月21日 (土)

ビックカメラの合同星空セミナーに参加します。

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今日と明日の二日間にかけて開催されるビックカメラ主催の「第4回 合同星空セミナー」に参加します。ユニテックは本日午後7時からの実技でSWAT-350を展示いたします。日頃、加曽利個人が星空撮影に使っているセットをそのまま持って行きます。私も会場で接客しますので、ご質問などございましたら、お気軽にお声をおかけください。お近くのみなさま、ぜひ遊びにいらしてください。

●会場はビックカメラ有楽町店の屋上です。詳しくは↓をご覧ください。 
https://www.biccamera.co.jp/shopguide/news/camera-event.html

2018年7月17日 (火)

2018年1月以降にドイツ式赤緯ユニットをお求めのお客様へ。

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■2018年1月以降にドイツ式赤緯ユニットをお求めのお客様へ

2018年1月以降にに出荷しました「ドイツ式赤緯ユニット」の一部に固定不良の製品が混入しておりました。具体的には最上部のテーパーキャッチャーを固定するM3イモネジ(矢印部分)の付け忘れで、使用中にキャッチャーが緩み、最悪の場合、脱落の恐れがございます。
2018年1月以降に本製品をお求めのお客様は、テーパーキャッチャー部分の側面にあるイモネジをご確認いただき、万一、付け忘れに該当する製品をお持ちの場合は、当社までメールにてご連絡ください。無償で修理調整いたします。
固定不良の製品は、最大で5個が流通しております。大変ご迷惑をおかけ致しまして誠に恐縮ですが、よろしくお願い申し上げます。
 
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2018年7月13日 (金)

PixInsightで画像処理を始めよう「第8回」を更新しました。

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「PixInsightで画像処理を始めよう」を更新しました。第8回は、DynamicBackgroundExtraction (DBE)による光害カブリ除去について詳しく解説しています。どうぞ、ご覧ください。こちらからどうぞ。
 
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2018年7月 4日 (水)

PixInsightで画像処理を始めよう「第7回」を更新しました。

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「PixInsightで画像処理を始めよう」を更新しました。第7回は、Pre processing(前処理)の実際について解説しています。どうぞ、ご覧ください。こちらからどうぞ。
 
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2018年7月 3日 (火)

月齢18.8。

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■撮影データ
2018年7月3日0時52分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/60秒×25枚コンポジット RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒
 
昨夜、サッカー観戦前に撮影した月面です。太平洋高気圧に覆われるとシーンイングが安定することが多いですが、ここ数日は風が強くて、シーイングもそれほどよい感じではありませんでした。関東地方は早々に梅雨明けして、連日よく晴れてます。抜けるような青空を見上げると、星野撮影したくてうずうずしてきますが、残念ながら月が大きくて、しばらくお預けです。なんとかこのまま新月期も晴れて欲しいですね。
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気象庁ホームページより転載、3日午前3時の天気図。
 
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2018年7月 1日 (日)

テーパーキャッチャーをマイナーチェンジ。

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Ta03s

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機材の搭載に便利なユニテック独自のワンタッチ脱着パーツ「テーパーキャッチャー」をマイナーチェンジいたします。
変更点は、ステンレス製のオリジナルローレットツマミに新たに六角穴を採用することで、必要に応じて六角レンチによる増し締めを可能にしました。テーパーキャッチャーに付属のM6用六角レンチ(5mm)が使えますので、ご利用ください。従来のテーパーキャッチャーをご利用の方が、新タイプのローレットツマミに交換できるよう、この六角穴付ローレットツマミ(2個セット)を別売(税別1,000円)いたします。
極軸微動ユニットに付属のテーパーキャッチャーには、すでにドライバーなどで増し締めできる専用の穴付ローレットつまみを採用していますが、秋くらいから上のタイプに順次変更予定です。
 
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2018年6月20日 (水)

PixInsightで画像処理を始めよう「第6回」を更新しました。

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「PixInsightで画像処理を始めよう」を更新しました。第6回はRAWデータについて。そのほか、画像処理前に取り除くべきノイズや周辺減光についても触れています。こちらからどうぞ。
 
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2018年6月19日 (火)

特注大径ウォームギアセット。

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梅雨に入りまして、連日曇りや雨となっています。完全に戦意喪失で、ブログ更新も滞っておりました。昨日は大阪で大地震があり、被害もかなり出てるようで心配ですが、幸いユニテックの関係先は人的、物的な被害はなかったとのことで、ひと安心でした。被災された皆さまが、一日も早く日常生活に戻れることをお祈りしています。
さて、上の画像は特注で製作したウォームギアセットです。画像では伝わりにくいですが、かなりの大きさです。砲金製のホイールは直径212mmもあります。比較のために上にフタのように載せてあるのが、ちょうど半分の直径(106mm)のSWAT-310/350用ジュラルミン製ウォームホイールです。ちなみに重さは、砲金製が7.2kg、SWAT用が0.07kg(70g)。(笑) 今回、お客様からのご要望に添って製作したものですが、中心軸のザグリを見ると巨大なベアリングが入るようで、かなりの大型赤道儀と思われます。どんな赤道儀なのかと想像してしまいます。そんなわけで、ブログネタもないので、ユニテックの裏仕事をご紹介しました。

SWAT-310/350は梅雨の時期にもかかわらず、たくさんのご注文をいただき、現在バックオーダーとなっています。嬉しい悲鳴です。どうもありがとうございます。お待ちいただいているお客様には、大変ご迷惑をお掛けしておりますが、梅雨明けに追尾テストに合格した製品から順次出荷を再開して、8月上旬にはバックオーダーを解消できる見込みです。今しばらく、お待ちください。
 
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2018年6月 6日 (水)

PixInsightで画像処理を始めよう「第5回」を更新しました。

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「PixInsightで画像処理を始めよう」の5回目とその補足(5.5回)を更新しました。第5回は月面の画像処理の続き(3回目)、補足の5.5回で筆者が天体写真の画像処理方法の例を Tips 形式でまとめたコレクションへのリンクを紹介しています。第5回はこちら、補足はこちらからどうぞ。

2018年5月23日 (水)

月齢6.9、上弦の月。

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■撮影データ
2018年5月22日19時34分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/25秒×15枚コンポジット RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒
 
昨夜の「上弦の月」です。シーイングもよかったようで、なかなかシャープなイメージが得られました。今回は「月面X」が現れるため、注目していた人も多いかもしれませんが、残念ながらピークはまだ明るい16時半頃。ただ、この「月面X」は、かなり長時間みられるので、のんびり構えていても大丈夫です。上の画像はピークから4時間過ぎた19時半過ぎの撮影ですが、まだXを確認できますね。「月面V」もよく見えてます。下に17時半に青空のもとで撮影した月齢6.8の月面も掲載します。
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■撮影データ
2018年5月22日17時34分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/100秒×15枚コンポジット RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒
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気象庁ホームページより転載、22日午後6時の天気図。
 
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2018年5月21日 (月)

PixInsightで画像処理を始めよう「第4回」を更新しました。

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「PixInsightで画像処理を始めよう」の4回目とその補足(4.5回)を更新しました。第4回は月面の画像処理の続き(2回目)、補足の4.5回でLayerとDeconvolutionについて解説してます。第4回はこちら、補足はこちらからどうぞ。

2018年5月14日 (月)

ボーグ107FLによるM8干潟星雲とM20三裂星雲。

M8m20

M20

M8

●M8干潟星雲とM20三裂星雲
2018年5月10日23時55分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×36枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町 ※下の2枚は拡大トリミング
 
10日の夜、300mm望遠+SWAT-350でアンタレス付近を撮りながら、もう一台のSWAT-350では干潟星雲付近を狙いました。こちらは焦点距離650mmになりますから、M-GENでオートガイドしています。ほとんど無風な上に、透明度も高かったので、比較的良質な元画像が得られました。そのため、昨年の干潟星雲三裂星雲より少し画質がよくなったようです。ところで、この日は気温が6.5℃まで下がりました。真冬よりはマシとはいえ、さすがに寒さがこたえました。まだしばらく、夜の冷え込みには注意した方がよいでしょう。
 M82017

せっかくなので、昨年の干潟星雲に今回の分を加算して仕上げてみました。トータル220分露出になります。あえて、強烈に炙って彩度も上げてみました。ちょっとどぎついでしょうか。
 
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2018年5月11日 (金)

シグマ APO 300mm F2.8によるアンタレス付近。

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●アンタレス周辺
2018年5月10日23時32分~/2017年3月29日0時25分~ シグマ APO 300mm F2.8 EX HSM キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 絞りF2.8開放 60秒露出×145枚+ISO800 絞りF3.5 180秒露出×9枚+絞りF2.8開放 240秒露出×12枚 総露出 220分 Photoshopで画像処理 SWAT-350ノータッチ追尾 千葉県大多喜町/鋸南町
 
昨日は平日でしたが、この週末も天気が悪そうなので、仕事を終えた19時過ぎにいつもの房総へ向けて出発しました。現地には21時に到着。風もなく快晴で絶好のコンディションと思いきや、2台の機材を組み立てている最中に、西の方から雲が押し寄せてきて、空一面雲に覆われました。衛星写真を確認にすると、しばらく待てば東に抜けてくれそうだったので、しばしクルマの中で休憩。23時半前くらいに再び快晴になり、撮影を開始しました。狙ったのは梅雨入り前に撮っておきたかったアンタレス付近です。今回は昨年の分、75分露出に加算する形で145分を撮り増ししました。総露出220分となり、昨年の作例より、かなりディテールが描出できました。さそり座は南天に低いので、なかなか好条件で撮れるチャンスは少ないです。この美しいエリアを梅雨入り前にぜひ狙っていただければと思います。
 
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2018年5月 7日 (月)

PixInsightで画像処理を始めよう「第3回」を更新しました。

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「PixInsightで画像処理を始めよう」の3回目とその補足(3.5回)を更新しました。第3回は月面の画像処理と補足の3.5回でヒストグラムについてです。第3回はこちら、補足はこちらからどうぞ。

2018年5月 3日 (木)

SWAT-310モニターレポート、その2。

Swat310_01front

Swat310_02back

SWATユーザー様のフォトギャラリーにいつもハイレベルな作品をご投稿いただいたり、天体画像処理入門でPixInsightの使い方を連載中の蒼月様が、これまで愛用していたSWAT-200に追加して、SWAT-310を導入されました。今回、そのSWAT-310の使い勝手などをレポートしていただきましたので、ご紹介します。

【SWAT-310ユーザーレポート、その2】

これまで5年以上にわたって、SWAT-200を使ってきましたが、先日新たに購入したSWAT-310を初めて使いましたので、その時の雑感等を報告いたします。

◆外観等について

SWAT-200と比べて、ひと回り以上大きくなっているだけあって、やはり重くもなっていますね。長い間 SWAT-200を愛用している私には、「ずっしり重い」という印象です。ゆえにこれを「延べ棒」と呼ぶことにします。(笑)
極軸微動ユニットと合わせた重量を考えると、個人的には一軸のみの「ポタ赤」として許されるギリギリの線ではないかと思います。こうなると三脚は従来のカメラ三脚ではもはや危険なので、VIXENの APP-TL130に変えました。

組み上がった機材一式は、上の写真(前方からと後方から)の通りで、SWATから上は従来と変わらない構成なのですが、SWATから下は従来のシステムから合計3kg近く重くなりました。おかげで確かに安定感は増しましたが、近所の公園まで5分も歩いて持ち運ぶにはやや大きく重いですね。

私のようなライフスタイルで軽さとフットワークを重視し、それに加えてある程度の追尾精度も欲しいという方には、生産終了になったSWAT-200の方が適していると思います。
 
◆使用雑感

一方、基本的な操作感は SWAT-200とほとんと変わりませんので、新しいものを導入したという緊張感は特になく、ほぼ従来通りの感覚で使えました。

使ってみると、やはり初期の SWAT-200からは改良されている点がいくつもあることに気づきます。まず、極軸望遠鏡用のネジ穴が上部左右2か所についているのは、地味に嬉しいことです。SWAT-200にはこれが真ん中に1つしかなく、機材が邪魔になってしまうことが多々あったのですが、そういうストレスから開放されました。それと、L字型クランプは思った以上に使いやすくて、機材と干渉するかと思いきや、そんなこともなく、極軸合わせの際に暗い中でクランプの位置を見失うこともないので便利だと感じました。

速度設定ダイヤルが大きくて操作しやすいツマミであるということも評価ポイントの一つです。SWAT-200ではこれが小さくて黒いツマミだったので、夜間に厚手の手袋をしていると回しづらい等、操作しづらいうえに見づらかったのですが、これなら設定を間違えることはなさそうです。

極軸合わせの際にクランプを開け締めすることで懸念されるガタツキについては、検証はできていないものの、少なくとも135mm程度の光学系を搭載するうえで、まったく問題になることはありません。普段よく使用する300mm程度でも、問題になることはないだろうという印象です。
 
◆その他

今回搭載したのは135mmの明るいカメラレンズであったこともあって、SWAT-310の目玉機能(?)である恒星時目盛環を使う機会はありませんでしたが、今後は使うことになるかもしれません。自動導入機能の無いポタ赤にとって、対象天体をいかに素早く写野に入れるかというのは、非常に大きな課題ですから、少しでもアシストしてくれるのであればと期待しています。

追尾精度の高さと故障しにくい堅牢さについては、SWAT-200の頃から信用していますが、SWAT-310でもそこを疑う必要はなさそうですね。

それから、SWAT-310に関することではありませんが、極軸微動ユニットのネジのピッチがもう一段細かくなると更に嬉しいと思っています。最近は PoleMaster等のおかげで非常に正確な極軸合わせが可能となってきており、今のネジピッチだとやや粗いと感じることがあります。
 
■係より

このたびは、SWAT-310を買い増ししていただきまして、ありがとうございました。高画質を得るために、じっくり総露光時間を確保すると、撮影中、けっこう手持ち無沙汰になることもありますが、2台体制だと別に短焦点でお気軽撮影ができたりして、遠征がより充実したものになりますね。さて、SWAT-310はアルミ無垢材からの削り出しボディで剛性を確保してるため、アルミダイキャストのSWAT-200と比べると、正直かなり重たくなっています。天体撮影の場合、ある意味「重さも性能のうち」といえないこともないので、安定感が増した分、微風でしたら、ほとんど影響を受けずに撮影できると思います。極軸微動ユニットのネジピッチについては、検討課題とさせていただきます。
 
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2018年4月26日 (木)

シグマ 180mm マクロによるバンビの横顔付近。

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●バンビの横顔付近
2018年4月21日1時26分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM 絞りF3.5 キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO3200 90秒露出×56枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県鋸南町
 
20日の夜の房総遠征では、当初シグマ 135mm Artでアンタレス付近を狙ったのですが、SWATユーザー様のフォトギャラリーに連続して素晴らしい作品を投稿していただいたので、私のは恥ずかしくてお見せできません。ということでそれはお蔵入りにします。(笑) ぜひ、SWATユーザー様のフォトギャラリーをご覧ください。蒼月様関原様の作品がご覧いただけます。さて、私のはシグマ180mmマクロで撮ったバンビの横顔です。昨年はシグマ105mmマクロで撮ったのですが、もう少し拡大してみたかったので、今年は180mmにしてみました。上の画像はノートリですが、M8干潟星雲からM16わし星雲まで、ピッタリと構図に収まりました。ただちょっと窮屈な感じもしますね。まとめて構図に取り込むなら135mmくらいがベストかも。
このエリアはこれから撮影の好機です。南中高度もアンタレス付近と同様に低いので好機は意外と短く、来月あたりに透明度の良い日に恵まれれば、絶好のチャンスだと思います。
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最初と最後のカット。まったく同じ条件で撮影、処理しています。撮影当日は透明度が悪く、特に低空はもやっとした感じで、撮影を始めた1時半頃の地平高度25度付近と南中少し前の3時過ぎの地平高度35度付近ではご覧の通り、同じ撮影条件とは思えないほどの写りの違いが出ました。これだけ差があるとコンポジットの時にコントラストの良い方の比率を高めた方がよい結果が得られそうです。今回は単純に加算平均で仕上げてます。
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14mm超広角で撮影した天の川に今回のバンビの横顔のエリアを切り出してみました。
 
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2018年4月23日 (月)

PixInsightで画像処理を始めよう「第2回」を更新しました。

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「PixInsightで画像処理を始めよう」の2回目、「PixInsightの導入」を更新しました。今回はダウンロードからインストールまでを解説しています。詳しくはこちらからどうぞ。
 
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2018年4月21日 (土)

シグマ 14mm F1.8 Artによる夏の天の川。

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●夏の天の川
2018年4月21日3時26分~ シグマ 14mm F1.8 Art  絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×18枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県鋸南町
 
昨夜は一ヶ月ぶりに房総半島へ出かけました。仕事を終えた午後8時に東京を出発。途中、海ほたるで夜食を仕込んで、撮影地に向かいました。現地着が午後9時半過ぎでしたが、さすがに一晩中快晴予報の金曜日、すでに何人かの天文ファンの方がいらっしゃってました。今回は天の川だけを撮影をするつもりで、カメラレンズのみしか持ってこなかったため、とても気楽な遠征となりました。まずは135mmでアンタレス付近から撮影を始めましたが、処理が終わってないので後日掲載することにして、今回は超広角シグマ14mm Artで撮った天の川をご覧ください。薄明開始と同時に撮影を始め、わずか1分露出の18枚コンポジットですが、レンズの明るさにも助けられて、そこそこ写ってくれました。
 
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2018年4月10日 (火)

SWAT-300をSWAT-310へアップグレードします。

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本日発売の新製品SWAT-310ですが、おかげさまで第一ロットはご予約分で完売となりました。現在、月末納品予定で第2ロットを生産中です。第2ロットもほとんどご予約で埋まっておりまして、あと数台はゴールデンウィークに間に合いますので、ご購入予定のお客様は販売店様へ早めのご予約をお勧めします。

さて、SWAT-300をお持ちのユーザー様にお知らせです。このたび、SWAT-300をSWAT-310相当にアップグレードするサービスを開始します。赤経恒星時目盛環、大型ベアリングを追加しての耐荷重性能向上など、魅力あるアップグレードになっています。5月末までのお申し込みにつきましては特別価格にて対応します。この機会をお見逃しなく。なお、特殊改造につき、お申し込みは弊社へ直接お願いします。

■SWAT-300→310アップグレードサービス
アップグレード価格 32,000円(税別)
2018年5月末までの特別価格 27,000円(税別)
※お預かり期間は通常10日間程度です。
※電装パネルは「SWAT-300」のままとなります。
※グリスアップなど基本メンテナンスも行います。
※SWAT-350へのアップグレードサービスは終了となります。
 
お申し込みは、こちらからメールにてお願いします。
 
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2018年4月 8日 (日)

PixInsightで画像処理を始めよう。

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SWATユーザー様のフォトギャラリーに数々の素晴らしい作品を投稿していただいている蒼月様。このたびその蒼月様による「PixInsightで画像処理を始めよう」という連載が始まります。PixInsightは天体の画像処理に特化した海外製のソフトウェアですが、高度な画像処理が可能な反面、日本語に対応してなかったり、独特のユーザーインターフェイスに戸惑ったり、なかなか敷居が高く感じる方も多いと思います。この連載では、はじめて天体画像処理をされる初心者の方や他のソフトウエアでの処理に満足いかない方の参考になるように、導入から基本的な使い方を順を追って、解説していく予定です。これから天体画像処理を始める方が、一通りのテクニックを身につけられるような参考書を目指しています。どうぞご期待ください。不定期更新となりますので、時々チェックしていだければと思います。よろしくお願いします。
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初心者でも、こういう画像処理ができるようになります。とてもディープな画像処理の世界へ誘います。(笑)

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ユニテックSWATウェブサイトの左側メニューに「天体画像処理入門」を追加しましたので、ご利用ください。
 
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2018年3月28日 (水)

月齢9.0、好シーイング。

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■撮影データ
2018年3月26日21時18分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO800 1/50秒×30枚コンポジット 高輝度部にISO400 1/50秒×15枚コンポジットをHDR合成 RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒区
 
一昨日の月です。高気圧に覆われて予想通り好シーイングに恵まれ、切れ味の良い月面が得られました。いつもは決まった一定の露出の画像をレベル調整して欠け際の暗い分を持ち上げて合成してましたが、今回は欠け際に露出を合わせた画像を別途撮影してHDR合成しています。参考にHDR合成前の画像を下に掲載します。手間はかかりますが、欠け際のノイズ悪化を抑えられトーンも滑らかになるので、高画質を狙うときには有効な手法です。普段のシーイングなら面倒なので、やらないですけど。(笑)
 Photo_2この二枚をHDR合成して作品のベースにしています。
 
この日はシーングが良かったこともあり、久しぶりにノートパソコンを引っ張り出して、CMOSカメラでも動画を撮りました。欠け際の見所をいくつか撮影したのでご覧ください。
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●クラビウス
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●ティコ
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●コペルニクス
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●アルプス谷付近
 
■撮影データ
2018年3月26日20時48分~ ボーグ 107FL+PL10mm QHY5III290C C-MOSカメラ ゲイン66~69 1/15~1/30秒露出 1分~1分半撮影 SWAT-350で自動追尾 AS2で15%スタック RegiStax6とPhotoshopで画像処理 撮影地 東京都目黒区
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気象庁ホームページより転載、26日午後9時の天気図。
 
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2018年3月26日 (月)

月齢8.0、好シーイング。

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■撮影データ
2018年3月25日21時02分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/50秒×25枚 RegiStax6でスタック Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒区
 
昨夜の上限の月です。春らしくシーイングの良い日が増えてきました。昨日も常に小刻みな揺れがあるものの、じっと見ていると時折「ピシー」と落ち着く瞬間があり、そんな時はゾクッとする切れ味で微小クレーターが見えます。移動性高気圧の西側に入って等圧線の間隔も広いとシーイングのよいことが多いです。北日本を覗いて、ここ数日はそんな気圧配置で好シーイングが期待できるかも。月惑星を高拡大で狙うチャンス。ぜひ望遠鏡を向けてみましょう。
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気象庁ホームページより転載、25日午後9時の天気図。
 
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2018年3月22日 (木)

SWAT-310モニターレポート。

Swat310

4月10日に発売が迫った「SWAT-310」。先行でモニターユーザー様に試用いただき、その感想をレポートしていただきました。以下は愛媛県にお住まいのHY様よりのご報告です。HY様、どうもありがとうございました。
 
【SWAT-310ユーザーレポート】

▽追尾精度
肝心の追尾精度ですが、十数回測定して平均±7秒角弱でした。開始位置を90度ずつズラして、4ポイントで測定しています。購入後エイジングをすることなく、いきなり測定したのですが、1回目と2回目は±10秒角を超過していました。これは統計的には有り得る数値で、おかしなものではないと思います。3回目以降、追尾は安定し、±5.0~8.6秒角の中で推移しました。なお、今回は実際の星ではなく下のページの方法で測定しています。
http://www.asahi-net.or.jp/~tj2h-ymd/articles/001.htm

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観望地で実際の星を使って、Pモーションを撮影しましたので、その結果もご報告します。ズレの状態をよく見たかったので、極軸を西へ3度か4度ズラし、赤道上南中直後辺りの位置で写しています。APS-Cのボディに焦点距離180mmのレンズを付け、412秒間露出しました。画素当たりの角度は約5.5秒角です。ウォーム一周でピークtoピークが2ピクセルですので、PEは±5.5秒角となります。天体実写だとPモーションの動きは、非常に見え難くなっています。

Dsc_61741 
▽機能・操作性
操作はオーソドックスでわかりやすく、特に迷うことはありませんでした。設置や操作に支障が出ない位置に、スイッチや端子が設けられていると思います。極軸は滑らか、かつトルク感たっぷりに粗動できるため、操作に心理的なストレスがかかりません。クランプを絞めこんだ時のズレも非常に小さなものです。無造作にクランプを締めた際の、赤緯側(Y軸)のズレを計ってみましたが、1分角程度でした。これはPolemaster等で極軸を出す際、精度面で効いてくると思います。赤経目盛については、私の場合、おそらく御社が想定しているのとは、違った使い方になるかもしれませんが、非常に便利なものだと思います。実際に星空を見なくても、粗導入が可能となりますので、撮影開始までの時間が短縮でき楽になります。
細かいところでは、覗き穴が両側端部にあるのはありがたいです。自分の効き目や、機材の取り付け状態に合わせて覗くことができます。それと背面にM6のネジ穴があるのも重宝します。
 
▽強度・剛性
筐体はダンピングが効いており、振動等は相当程度遮断できていると思います。脚径30mm位の三脚と、ストーンバッグ・錘を組み合わせれば、十分に安定して運用できると思います。
 
▽その他
オプションのアルカスイスキャッチャーについては問題無く、しっかり固定できました。ただし、締め込み時にトルク感は無いです。このあたりは好みの問題かもしれません。溝がオフセットされているので、落下防止ピンを取りつけたプレートを挟む場合、注意が必要です。プレートがクランプより短いと、クランプの溝の肩辺りに傷が付きます。私は確認せず取り付けたものですから、早速傷付けてしまいました。もっとも傷が付いても、機能的には問題ありませんが。
ブログで紹介されている昇圧ケーブルを使ってみましたが、問題なく使用できました。ただ少し緩いです。
 
▽まとめ
200mm以下であれば、オートガイドをすることなく、気軽に撮影したいものですが、今までポータブル赤道儀の追尾誤差に苦しんできました。追尾精度を明示している製品もありましたが、満足できるものではありませんでした。はっきり言って、追尾精度(カタログ値)がデタラメでした。また精度は明示していないものの、ウォーム部分の仕様と実精度が全く整合していない製品もあります。SWATシリーズは高価ですが、安価な製品と比較した場合、値段の高低には理由があるものと納得しました。
 
■係より
以上、モニターユーザー様の詳細なレポートでした。追尾精度測定では、場所を変えて、20回近くも計測されています。私どもの実測の最終検査では、しばらく恒星時追尾させてから数回測定して合否を判定しています。これほど丁寧には測定しておりませんので参考になりました。まとめにもありますように、この業界の追尾精度表記はいい加減なものが多く、それを信じて購入したものの「50mm標準でも流れる」と気づいて、SWATに乗り換えたユーザー様が何人もいらっしゃいます。まずはご自身の赤道儀の追尾精度を知って、それに適応した無理のない焦点距離で撮影に臨めば失敗カットを量産することもなくなると思います。簡単な追尾精度の測定はこちらこちらをご覧ください。
 
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2018年3月20日 (火)

SWAT-310、4月10日新発売!

Swat310image

SWAT-310 4月10日新発売!
たいへんお待たせしました。SWAT-300の後継として開発されたSWAT-310が、いよいよ4月10日に発売されます。外観は上級機のSWAT-350とソックリですが、「赤経恒星時目盛環」を採用したことが大きな違いとなっています。赤経恒星時目盛環は、目盛環を基準星で合わせれば、以後恒星時運転させている限り、常に正しい赤経座標を表示し続けるものです。目盛環を省略した赤道儀も増えていますが、ユニテックではあえて赤経恒星時目盛環にこだわって開発しました。SWAT-310の場合、赤緯にも目盛環付きの「回転ユニット」を使っていただくことで、目盛環を見ながら目的天体の座標に合わせれば、いとも簡単に導入できるようになります。特に暗い彗星などの天体を目盛環だけで導入できる便利さは、最大のメリットと感じることでしょう。また、モデルチェンジにあたって、極軸のベアリング構成を見直し、新たに外径62mmの大型ベアリングとスラストベアリングを追加。耐荷重性能をSWAT-300の8kgから約10kgへと向上させています。追尾精度はこれまで同様、全機実測にて±7秒角前後を保証。最近の極めてシャープな光学系でも焦点距離200~300mm程度までならノータッチ追尾が可能です。もちろん、長焦点撮影ではST-4互換のオートガイダーに対応していますので、撮影の幅が大きく拡がります。
 
目盛環による導入精度は、200mmクラスの望遠レンズなら、ほぼ中央付近に捉えることが可能です。導入後、試写して微調整すれば、効率のよい撮影を実現します。私がテストした結果では中心から1度以内のズレで導入できました。下に180mm望遠を使って目盛環導入したサンプル画像を掲載します。参考のため位置の微調整は行っていません。バラ星雲、カモメ星雲、M35散開星団と順に導入しました。これくらいの精度で写野に捕らえることができます。
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●バラ星雲
2018年3月17日20時25分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 DG  絞りF3.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 90秒露出×9枚コンポジット SWAT-310でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
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●カモメ星雲
2018年3月17日20時47分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 DG  絞りF3.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 90秒露出×9枚コンポジット SWAT-310でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
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●M35
2018年3月17日21時07分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 DG  絞りF3.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 90秒露出×9枚コンポジット SWAT-310でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 
自動導入がなくても、赤経恒星時目盛環ならとても簡単に天体導入が可能です。高速でモーターを回して追尾の要であるウォーム周りに負担をかけることもありません。ポータブル赤道儀では世界初の機能と思います。ユニテック SWAT-310、まもなくデビューです。
 
SWAT-310 4月10日発売
  追尾精度±7秒角前後、赤経恒星時目盛環搭載、耐荷重量約10kg
  希望小売価格 115,000円 (税別)

※初期ロットは台数を絞っているため売れ行きによってはすぐに品切れになる恐れがございます。早めに入手されたいお客様は、販売店様にご予約をお勧めします。 
 
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2018年3月18日 (日)

富士フイルムX-T2によるM42オリオン大星雲。

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●M42オリオン大星雲
2018年3月17日19時27分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 富士フイルム X-T2 ISO1600 4分露出×24枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
昨夜の関東地方は房総と北関東の一部が夜半頃まで晴れ予報ということで、いつもの房総へ出向きました。今回はユーザーのフォトギャラリーでおなじみの蒼月さんと上村さんのお二方とご一緒させていただきました。お二人はいつも朝霧や天城高原、みずがき湖などで撮影されているそうですが、生憎、昨日は西の方の天候がイマイチで、晴れを求めて房総への出撃となりました。
さて、私は富士フイルムさんから、天体のテスト撮影依頼を受けていたX-T2で初めて撮影しました。対象は、もうシーズン最終盤のM42オリオン大星雲です。ノーマル状態での赤の写り具合のチェックも兼ねています。結果は上の画像の通りで、とてもよく写ります。通常の彩度アップと軽い強調でこの赤の写りです。機能的にも15分までの露出やインターバルタイマーが内蔵されていて天体撮影にとても便利。逆に改善をお願いしたい点もいくつかあって、タイムの露出時間をもう少し細かく設定できるようにして欲しいほか、ライブビューの拡大率アップ、インターバルタイマー開始時刻の秒単位の設定、露出中液晶表示オフで節電など。私が気づいてないだけで、設定できることもあるかもしれませんが、これらはいずれもファームウェアで対応できそうです。富士フイルムさんに伝えますので、天体ファン向けにぜひとも改善してもらいたいです。ノーマルでこの写りですから、ファームウェアアップデートで対応できたら、ぜひ欲しいカメラの一台になりました。
 
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2018年3月16日 (金)

ボーグ107FLによるM97ふくろう星雲とM108銀河。

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●M97ふくろう星雲とM108銀河
2018年3月10日21時55分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 3分露出×26 Photoshopで画像処理 SWAT-310+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町 ※拡大トリミング
 
春は銀河の季節ですが、どれも小さくて、ポタ赤と小口径にとっては手ごわい相手ばかりです。ただ、しし座のトリオ銀河M81M82マルカリアンチェーンのように、すぐ近くの別の天体と一緒に写せると、小口径でも面白い対象になります。今回はその一例でM97ふくろう星雲とM108銀河のツーショットです。北斗七星のひとつ、おおぐま座β「メラク」のすぐそばですから導入は簡単です。
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北斗七星の周りは多くのM天体が集まっています。それぞれ、個性的ですので、ぜひお楽しみください。
 
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2018年3月14日 (水)

ボーグ107FLによるM1かに星雲。

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●M1かに星雲
2018年3月10日20時21分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 3分露出×21 Photoshopで画像処理 SWAT-310+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町 ※拡大トリミング
 
先週の土曜日は発売が迫ったSWAT-310のテストを兼ねての遠征でした。モニターユーザーのテスト結果も集まり始めており、特に問題点はなく、このまま発売になりそうです。今回、いつもSWAT-350に載せている主砲のボーグ107FLをまるまる載せ替えての一軸ガイドですが、取り回しも追尾もまったく問題なくこなしてくれました。さて、撮影対象はM1かに星雲です。フィラメント構造がよく写っています。輝度が高いので、比較的簡単に写せます。

※SWAT-310は来月上旬に発売できそうです。もうしばらく待ちください。
 
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2018年3月11日 (日)

シグマ 50mm F1.4 Artによる北斗七星。

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●北斗七星
2018年3月10日22時24分~ シグマ 50mm F1.4 DG Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×57枚コンポジット 高輝度部分に短時間露光を合成 SWAT-350でノータッチ追尾 FlatAidePro、Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 
昨夜の房総は事前のGPV予測で夜半くらいまで晴れそうということで、出かけてきました。観測地に向かう高速道路を走行中、木更津の先くらいからドン曇りになり、本当に晴れるのか心配になりつつも、いつものダム湖へ向かいました。5時半頃に到着。空は徐々に晴れてきてます。機材を設置し終わる頃にはすっかり快晴になりました。風も弱くて、絶好の撮影条件となりました。主砲のボーグ107FLとシグマ50mm Artの二台体制で臨みましたが、機材のテストも行ったため、収穫は少なめでした。天気はGPV予測が見事に当たって、23時半頃に曇が出てきたため撤収となりました。さて、画像は誰が見てもすぐにわかる北斗七星です。50mm標準レンズにピッタリの画角で、初心者の撮影対象としてお勧めです。解像度の高いレンズなら周囲の微小なM天体の形状がわかります。
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このエリアは銀河の宝庫です。50mm標準レンズでもたくさんのM天体が写ります。上は元画像からの切り出しです。M101回転花火銀河とM51子持ち銀河は渦巻き状形までわかりますね。
 
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2018年3月 9日 (金)

ボーグ107FLによるM51子持ち銀河。

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●M51子持ち銀河
2018年2月12日1時07分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×9枚 FlatAide、Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
2月11日の夜、クリスマスツリー星団を撮影した後は、M51子持ち銀河に狙いを定めました。生憎、晴れたり曇ったりで、それも曇ってる時間の方が圧倒的に長く、4時過ぎまで追い続けましたが、使えるカットは3分露出でわずかに9枚のみ。3時間粘って30分にも満たない総露出でした。ISO3200ですからノイズも多く、画像処理でごまかしました。この対象は改めてじっくり撮りたいと思います。話は変わりますが、房総半島は東京や千葉などの大都市の光害を大きく受けて、北西から北は天頂近くまで影響があります。この日は多くの雲に覆われて、たまたま窓が開いたように晴れた部分が現れ、その空は、ぐっと暗くて、背景と星とのコントラストがいつもより高く感じました。おそらく東京の上空も雲に覆われていて、光害をカットしてくれているのだと思います。M51の位置も光害の影響をそれなりに受けるのですが、たまたま雲間から撮れたカットはものすごくコントラストがよくて、長野の山の上にでも行ったかのような画像が得られました。その時の画像と光害を受けてるときの画像の比較を掲載します。
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まったく同条件で撮影と処理をしたノートリ画像と部分拡大です。それぞれ一枚物です。房総の北の空では、光害のあるなしでこれくらいの差が出ます。光害の影響を受けていても総露出時間を長くすれば、条件のよい空で撮った画像に迫ることができます。大都市圏にお住まいの方も近場で気軽に天体撮影を楽しんでいただけたらと思います。
 
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2018年3月 7日 (水)

シグマ 50mm F1.4 Artによるしし座。

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●しし座
2018年2月18日1時28分~ シグマ 50mm F1.4 DG Art 絞りF2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×34枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 FlatAidePro、Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 
風が強かった先月17日の夜、50mm標準で最後に撮影したのがしし座です。強風のため、30分ちょっと露出したところで撤収しました。この日は夜が更けるとともに風がどんどん強まる感じで、普段なら光害も落ち着いて一番美味しい時間帯にも関わらず、もうやる気が出ませんでした。それでも、このところのブログでご紹介した135mmや14mmの作例が撮れたのはよかったです。長焦点で臨んでいたら、一つの作品も仕上げられなかったかもしれません。気象状況に合わせて臨機応変に対応するのが、遠征を無駄にしないコツと思いました。さて、春の訪れを感じるしし座ですが、星座の形は美しく、50mmの画角にピッタリです。個別の天体としては、200mmくらいまでの短焦点に適した対象が見あたらず、ちょっと寂しい感じです。このエリアは天の川から離れて、深宇宙を見通せることから、どこを撮っても小さな銀河が写ってきます。500mmクラスになると、名所のM65、M66、NGC3628三つ子銀河やM95、M96などの銀河を楽しめるようになります。500mmでも個々の銀河を拡大撮影するには、ちょっと物足りないですね。しし座の他、春の星座のおとめ座、かみのけ座、りょうけん座、おおぐま座、うしかい座、てんびん座などは、極端な話、どこを撮っても銀河が写ってきます。それを星図と見比べてみるのも楽しいものです。特に銀河団と呼ばれるエリアはものすごい数の銀河が写りますので、ぜひレンズを向けてみてください。
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ピクセル等倍でM天体のエリアを切り出してみました。50mm標準でもハッキリと存在を確認できます。シグマ 50mm F1.4 Art恐るべし…
  
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2018年3月 4日 (日)

CP+2018、ボーグブースは大盛況でした。

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CP+2018も幕を閉じました。SWAT製品を展示していただいたボーグブースは連日の大盛況で、ボーグ製品の注目度の高さは特筆ものでした。私は初日と三日目にお手伝いさせていただく予定だったのですが、あまりの賑わいに急遽本日も午後3時から応援に駆けつけました。とてもありがたいことに、すでにSWATをお持ちのユーザー様が何人もお声をかけてくださって、心から感謝しております。来客多数で、あまりお話しもできず、本当に申し訳けございませんでした。さらに、これからSWATを購入予定のお客様も多数おみえになり、本気の質問も多く、精一杯対応させていただきました。足をお運びいただいた皆さま、どうもありがとございました。これからもSWATとボーグをよろしくお願いします。
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実績充分なSWAT-350はボーグ鏡筒と抜群の相性です。
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ボーグさんで企画中のφ115カーボン鏡筒。開発中のレデューサーと組み合わせて最高の性能を発揮します。
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ボーグ107FLと90FL用の大口径EDレデューサー。420mm/F3.9まで明るくなるほか、中判対応のイメージサークルなので、35mmフルサイズなら周辺までシャープな星像と充分な光量を確保します。
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魅惑のセンサーサイズ、フジGFX50S用とペンタックス645Z用のカメラマウントを開発中。天体写真に新たな風を吹き込む予感…

そして、一部の熱烈なファンのご要望にお応えして、綺麗なお姉さんシリーズです。(笑)

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富士フイルム。
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キヤノン。今年は忙しすぎて、他のブースを回ってる余裕がありませんでした。来年頑張ります!
 
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2018年3月 1日 (木)

CP+2018開催中!

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本日より4日(日)まで、パシフィコ横浜でCP+2018が開催中です。今年のボーグブースは例年の手作り感が弱まって、黒基調でカッコよくデザインされてます。場所も会場のど真ん中あたりで目立ってます。ご来場の際は、ぜひ足をお運びください。SWATも写真の通り、ずらりと並んで皆さまのお越しをお待ちしております。
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本日のボーグブースには天文界の超有名人が勢揃い。左からプロカメラマン飯島裕さん、関西のレジェンド吉田隆行さん、星ナビ編集長の川口雅也さん、胎内星まつりでいつもお世話になっている沼澤茂美さん、月面写真と地質学の白尾元理さん。飯島さんと吉田さんはSWATユーザーでもあります。白尾さんとは30年ぶりぐらいにお会いしました。こんなメンバーが揃うなんて、ボーグの力はすごいです。
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もう一つ大注目なのが、シグマ Artラインの新製品、105mm F1.4 Artです。下はシグマの山木社長(左)と105mm開発陣のお二人。なんと二人はバリバリの天文ファンで、今回の105mmもポートレイトはもちろんですが天体撮影を意識した完璧な収差補正を目指したそうです。これは性能が期待できますね。
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シグマの山木社長と天文リフクレクションズの山口さん。山口さんはツイッターで山木社長に突撃したそうなので、社長も覚えていてくれました。(笑)
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最後は、素敵なお姉さん。このコーナーのファンの皆さま、すみません。今回はボーグブース向かいのSIRUIさんのモデルさんだけです。(笑)
 
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2018年2月27日 (火)

シグマ 135mm F1.8 ArtによるM44プレセペ星団。

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●M44 プレセペ星団
2018年2月17日23時59分~ シグマ 135mm F1.8 DG Art 絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×60枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 FlatAidePro、Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 
冬の賑やかな星座が西に傾いた頃、天頂付近に目をやると、ぼんやりした星の集まりが見えています。それがかに座のM44プレセペ星団です。かに座自体は暗い星ばかりでよくわからないですが、プレセペ星団は肉眼でもぼやっと見えます。双眼鏡だとなお美しいです。上の画像はシグマの135mm Artで撮った元画像をFlatAideProのソフトフィルター効果で輝星を滲ませて強調しています。青ハロではありません。(笑) このレンズは昨年発売されたばかりの最新設計で、「写真レンズ星空実写カタログ」でも「ツアイスの135mm F2と双璧をなす最高の135mm」という評価を得た超シャープなレンズです。ツアイスとの差はF1.8という1/3段の明るさと、AFですからピントをPCからソフトで制御することも可能な点です。買って後悔しない一本と思います。
 
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2018年2月26日 (月)

シグマ 135mm F1.8 Artによる雲間のヒヤデス星団。

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●ヒヤデス星団
2018年2月17日20時26分~ シグマ 135mm F1.8 DG Art 絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×33枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
風が強かった17日土曜日、最初に撮影したのがおうし座のヒヤデス星団です。撮影を始めて間もなく大量の雲が飛来し、しばらく晴れたり曇ったりを繰り返してましたが、そのまま撮影を続けました。インターバルタイマーで一時間ほどの露出したところでやめました。結果、およそ半分は雲に覆われて使えず、多少雲が入り込んだものまでOKとして33枚コンポジットしました。ホントは分子雲モクモクのエリアなのですが、本物の雲がモクモクになってしまいました。このエリア、いずれリベンジしたいと思います。
 
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2018年2月25日 (日)

月齢8.6。

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■撮影データ
2018年2月24日19時00分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/25秒×20枚 RegiStax6でスタック Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒区
 
このところ星野撮影ばかりにうつつを抜かしておりまして、すっかり月面撮影をサボっておりましたが、昨夜、久々に月にレンズを向けました。月が天頂に近い位置で、ベランダ撮影ということもあって、バリアングルではない6Dでは、ピント合わせもアクロバティックな姿勢を強いられます。そろそろ月面撮影用に別のカメラが欲しくなってきました。さて、昨夜は意外とシーイングがよかったようで、低速シャッターでもよく写りました。19時過ぎに撮影を終えて、もっとシーイングがよくなるかもしれないと思い、機材をそのまま放置していました。30分後ぐらいに再度確認してみたところ、逆に悪化していたので、機材を片付けました。
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気象庁ホームページより転載、24日午後6時の天気図。
 
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2018年2月24日 (土)

CP+2018、3月1日開幕!

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いよいよCP+2018の開幕が目前に迫ってまいりました。今年は3月1日(木)から4日(日)までパシフィコ横浜で開催です。ボーグさんのご厚意で今年もSWATをドーンと展示していただけることになりました。SWAT-350と新製品のSWAT-310にベストマッチなボーグ鏡筒を搭載して展示します。どうぞご期待ください。なお私、加曽利も1日午後2時には、会場入りしております。SWATについてのご質問を受け付けておりますので、お気軽にお声をおかけください。まだ確定ではありませんが、3日土曜日の午後も行く予定です。どうぞ、よろしくお願いします。CP+2018、まずはボーグブースへGO!※上の写真は昨年のボーグブースです。
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ユニテックの新製品として、発売間近の「SWAT-310」をデモ展示します。SWAT-310はSWAT-300をベースに極軸周りを大幅に強化。内径40mmの大型ベアリングを追加することで、耐荷重性能を約10kgまでとしたほか、ポータブル赤道儀としては世界初となる赤経恒星時目盛環を搭載。これまで高級赤道儀にしか採用されなかった機能をポータブル赤道儀で実現しました。目盛環つきの回転ユニットを赤緯軸として組み合わせれば、目盛環による天体導入が可能になり、効率のよい撮影に貢献します。また、未知の天体を見つけた場合に、その正確な座標を読み取り、星図から天体名を探し出すすことも容易になります。もし星図に記載されてなければ、新天体かもしれませんよ。(笑) 魅力の新製品SWAT-310はボーグブースでぜひご覧ください。
 
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2018年2月23日 (金)

シグマ 14mm F1.8 Artによる冬の天の川。

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●冬の天の川
2018年2月17日21時44分~ シグマ 14mm F1.8 DG Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×21枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 FlatAidePro、Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 
昨年の秋に購入していた最新の超広角レンズ、シグマ 14mm F1.8 Art。使おう使おうと思いつつ、ファーストライトが延び延びになっていました。強風のため長焦点を諦めた17日、ようやく出番となりました。さすがに14mmの画角、冬の天の川をきれいに収めることができました。それにしても、素晴らしい星像です。14mmとは思えない周辺星像、解像力も高くて、散開星団がよく分離しています。前回のブログで紹介した西條さんの「写真レンズ星空実写カタログ」でも、「最高の14mm単焦点レンズ」と絶賛しているだけあります。早く夏の天の川も撮ってみたくなりました。
  
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2018年2月21日 (水)

お勧めの参考書「写真レンズ星空実写カタログ」。

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いま話題の西條善弘さん著、「写真レンズ星空実写カタログ」(誠文堂新光社刊)を購入しました。まえがきには、焦点距離200mm以下でF4より明るいレンズが約300本あり、それらをすべてテストして書籍化することを目指しているそうで、そのうち半分のテストを終えたところで、いったん区切って本書の発売になったとのことです。35mmフルサイズ用が51本、APS-Cサイズ用が26本、マイクロフォーサーズ用が28本、トータルで105本のレンズが掲載されています。
ページ構成は上の写真の通り、レンズ外観と仕様、筆者の寸評、実写星野画像、絞り開放とわずかに絞ったときの中心と周辺星像の拡大(周辺減光補正あり)、周辺減光の画像からなっています。中心と周辺星像の拡大画像でレンズの性能が一目瞭然です。こりゃレンズメーカーもたまったものではないですね。(笑) 著者の作例写真はどれも秀逸で、構図の参考にもなります。
新たな試みとして、拡大画像には「星像のシャープさを判定するためのゲージ」が採用されていて、ゲージと星像を比較することで、そのレンズのシャープさを簡単に判断できるように工夫されています。
昨日のブログの「ふたご座」の画像は、上の写真に掲載されているシグマ50mm F1.4で撮影したものですが、私が選択した絞り値F2は、周辺星像が開放よりかなり改善しているとはいえ、ちょっと中途半端で、西條さんのテスト結果ではF2.4まで絞ると全面でほぼ完璧な星像を示すことがわかります。このように最適な絞り値を探るときの目安としても大いに参考になります。もちろんスピード優先の撮影がしたいときは開放の方が適していますし、周辺減光の改善を狙ってあえて絞り込む場合もありますので、目的によって最適な絞り値を選ぶことが肝心です。ただし、あまり絞ると回折で輝星に放射状の光条が出ます。
このように、「写真レンズ星空実写カタログ」は天体撮影ファンにお勧めできる素晴らしいレンズカタログに仕上がっています。後編が今から楽しみです。できれば、気軽に天体撮影ができる300mmクラスまで網羅して欲しいと思います。
  
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2018年2月20日 (火)

シグマ 50mm F1.4 Artによるふたご座。

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Photo_2●ふたご座
2018年2月17日22時35分~ シグマ 50mm F1.4 DG Art 絞りF2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×61枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 FlatAidePro、Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
新月期の先週土曜日、一晩中快晴の予報。ただし、かなり風が強いらしいです。長焦点撮影では風は大敵です。特にポタ赤のSWATには非常に厳しいため、長焦点は当初からスパッと諦めて、短焦点のみで挑むことに決めました。まずはシグマ 50mm F1.4 Artで「ふたご座」を狙います。ふたご座はフルサイズ50mmで東西南北を揃えると、作例のように斜めになってしまい、ちょっと窮屈な構図となります。35mmレンズの方が余裕があってお勧めですが、50mmでも画面いっぱいの迫力があります。F2で約1時間の露出ですので、足もとの赤い散光星雲もよく出てくれました。味付けとして星座を構成する輝星をFlatAideProのソフトフィルター効果で滲ませています。ふたご座は冬の星座の中では最後の方に沈むので、まだまだ撮影の好機です。
 
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2018年2月17日 (土)

ボーグ107FLによるクリスマスツリー星団付近。

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●クリスマスツリー星団付近
2018年2月11日18時56分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×54枚 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
11日の夜は晴れたり曇ったりの繰り返しで生憎の条件でした。それでも何とか60枚近く撮影できました。雲が視野に入ってしまって、あまりにもひどいカットは除外し、合計54枚をコンポジットしました。総露出時間は2時間42分。対象はちょっと季節外れのクリスマスツリー星団付近です。冬の星座もそろそろ終盤を迎えつつありますが、このあたりは夜半くらいまでならまだ撮影可能です。赤と青の星雲が入り混じり、とても美しいエリアです。下辺の真ん中あたりの三角形をした小さな星雲がハッブルの変光星雲です。クリスマスツリー星団は有名なバラ星雲の少し北に位置しています。バラ星雲との位置関係はこちらをご覧ください。撮影中、曇っている時間も長く、節電のためカメラやヒーターの電源のオンオフを繰り返したり、慌ただしくしていたため、短時間露光を撮るのをすっかり忘れてしまいました。雲によるガイド星の消失も頻繁でしたが、M-GENは一度も見失うことなく復帰してくれて安定したガイドが得られました。
 
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2018年2月15日 (木)

FUJIFILM X-T2の天体撮影適性はいかに…。

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昨年のソニーさんに続いて、今度は富士フイルムさんから天体撮影の依頼がきました。機種はX-T2。同社ミラーレス一眼のフラッグシップ機です。一般撮影では評価も高く、フィルター改造なしでもHαが写るとのうわさも耳にしています。さらに15分までの露出やインターバルタイマーなど、天体撮影に嬉しい機能も標準で搭載されていて、APS-Cサイズではありますが、価格も意外とリーズナブルな感じで好感が持てます。まずは、どれほど写るのか試してみます。乞うご期待。
なお、このカメラを天体撮影にご使用の方で、ご要望などありましたらコメント受け付けております。
  
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2018年2月13日 (火)

房総で分子雲、M81M82周辺。

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●M81M82周辺
2018年2月8日23時18分~ 2月12日0時8分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 2分露出×85枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350によるノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
M81M82周辺の分子雲を狙って、8日撮影の55枚に加え、11日の30枚で合計85枚コンポジット、F2.8で総露出時間を3時間弱確保しました。房総の北の空は東京の光害もあって、条件は悪く、あまりお勧めできる撮影対象ではないのですが、あえてチャレンジしてみました。そんな空でも、強引に炙れば、これくらいは分子雲が描出できるという参考になればと思います。
 
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2018年2月10日 (土)

ボーグ107FLによるIC410付近。

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●IC410付近
2018年2月8日19時41分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×95枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
週末の天気予報がどうもイマイチだったので、ウィークデーでしたが8日の晩に撮影に出かけました。1時過ぎに月が昇ってくるので、それまでの時間限定となります。当日は快晴、無風、夜露(霜)もつかない絶好のコンディションでしたが、気温がとても低く、厳しい寒さでした。帰路、車載の温度計が-5.5を表示してビックリ。例年なら下がっても氷点下1~2℃くらいの温暖な房総でこれですから、山はとんでもない冷え込みだったと思われます。さて、撮影対象はぎょしゃ座の勾玉星雲のお隣り、IC410です。焦点距離が短ければ両方を構図に取り込めますが、650mmともなるとかなり窮屈になるため単独で狙いました。IC410の左上の散光星雲がIC417、左上隅の散開星団はNGC1907です。コンポジットの位置合わせがうまくいかず、ちょっと星がズレて流れてしまいました。NGC1907のすぐ上にM38散開星団があるのですが、欲張って取り込むと構図がおかしくなるのでやめました。今回、薄明終了から間もない時間からスタートして総露出時間が5時間近くなりましたが、当初は人工光の影響が大きく、空の暗さが一段とよくなる0時過ぎには西に傾いて東京の大光害でカブってしまい、あまりよい元画像が得られませんでしたが、画像処理でカバーして作品に仕上げました。
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先日撮影した勾玉星雲とモザイク合成してみました。重なりが少なすぎてPhotoshopのフォトマージがうまく機能せず、仕方なく手動でやりました。少しズレてますが、まぁこんなもんでしょう。(笑)
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まだ明るいうちに到着して、設置を終えました。やはり明るいと組み立ても楽ですね。
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このところ、それなりに総露出時間を確保するようにしたため、撮れる対象が減りました。それもあって、最近はすっかり2台体制が定着しています。ポタ赤ならスペースを取りませんので小型車でも2台分の機材が余裕で運べます。これもポタ赤のメリットのひとつですね。
 
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2018年1月26日 (金)

シグマ APO 300mm F2.8によるマルカリアンチェーン周辺。

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●マルカリアンチェーン
2018年1月15日3時21分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 2分露出×28枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350によるノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
300mm望遠レンズで撮影したマルカリアンチェーン周辺です。M84からNGC4477にかけての円弧状の連なりを特にマルカリアンチェーンと呼んでいます。おとめ座銀河団の一部ですが、この周辺はどこを撮っても夥しい銀河が写ってきます。長焦点で銀河をクローズアップするのよいですが、こういった短めのレンズで一網打尽にするのも、なかなかの迫力です。
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一番左の青丸がマルカリアンチェーンです。導入は簡単。しし座の一等星レグルスから東に2h20m回せば入ってきます。後は微調整してください。目盛環装備のSWAT-350なら効率よく導入できます。ちなみに一番右の青丸がM95M96M105、真ん中がM65M66NGC3628のトリオ銀河です。
 
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2018年1月24日 (水)

ボーグ107FLによるM101回転花火銀河。

M101

M101

●M101銀河
2018年1月15日2時59分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×31枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
午前3時近くなると空はすっかり春です。春といえば銀河の季節ですが、短焦点では個々の対象を迫力ある姿で写すのが難しいです。大小マゼラン雲は別として、M31アンドロメダ銀河とM33は短焦点でも狙える特別に巨大な銀河といえます。それでも、そこそこ写して見ばえのする銀河もあるので、今後ブログでいくつかご紹介していきたいと思います。年末にしし座のトリオ銀河を紹介しました。今回はM101銀河です。おおぐま座に位置するこの渦巻き銀河は回転花火銀河とも呼ばれ、正面を向いた非常に美しい姿をしています。650mmノートリの画像では周辺にも多数の銀河が存在していることが分かります。短焦点では周りの銀河も含めて楽しむのがよいでしょう。下に天体のナンバーを振った画像と北斗七星との位置関係を示す星図を掲載しますので、参考にしてください。通常、頭にアルファベットのないナンバーはNGC天体を表します。
 M101_3

Photo

北斗七星付近の星図。M101銀河の導入はいとも簡単で、北斗七星のミザールを導入したら、そこから赤経目盛環を見ながら東に40m回すだけで捉えられます。後は試写して微調整してください。正確には赤緯をほんの少し(約0.5度)南に振ります。
 
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2018年1月22日 (月)

ボーグ107FLによるモンキー星雲。

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●モンキー星雲
2018年1月14日23時40分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×53枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
14日の夜、勾玉星雲の後に撮影したのが、このモンキー星雲です。ふたごの足もとあたりにありますが、オリオン座に属しています。位置はこちらでどうぞ。すぐ近くにクラゲ星雲がありますが、こちらは赤い散光星雲が大きく拡がっていて大迫力なのですが、モンキー星雲は650mmでもちょっと短い感じですね。明るい星雲なので1.4×リヤコン併用の方がよかったかも。拡大トリミングでちょうどいい感じです。
 
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2018年1月19日 (金)

シグマ APO 300mm F2.8による冬の二重星団M46M47。

M46m47so_2

●M46M47
2018年1月15日2時35分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 2分露出×14枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshop、FlatAideProで画像処理 SWAT-350によるノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
300mmで撮影したとも座のM46、M47二重星団です。ペルセウス座の二重星団h-χに勝るとも劣らぬ美しい星団で、冬の天の川の中ですから、銀砂を敷き詰めたような背景に加えて、周辺にも多くの散開星団があって、ため息の出る美しさを楽しめます。左のM46と右のM47では星の明るさと密集度に違いがあって、個性が際立ちますね。M46の中には小さな惑星状星雲NGC2438があるのですが、判りますか? 下に拡大写真を載せましたので、ぜひ確認してみてください。最寄りの一等星はシリウスですが、導入はプロキオンからの方が一軸でできるので簡単です。プロキオンを視野に捉えてから、赤緯を南に20度下げれば入ってきます。散開星団は撮影枚数が少なくても充分に美しく撮れます。輝星を強調するための味付けとしてFlatAideProのソフトフィルター効果を使いました。下のナンバー入り画像はソフトフィルター効果を使ってないで、その違いもお確かめいただければと思います。
 M46m472

二重星団の周辺には他にも多くの天体が集まっています。
 
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2018年1月17日 (水)

ボーグ107FLによる勾玉星雲。

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●勾玉星雲
2018年1月14日19時36分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×53枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県大多喜町
 
14日の夜、もう一台のSWAT-350にボーグ107FLに搭載して撮影した勾玉星雲です。この時期、薄明終了後に天頂高く昇っているので、狙いやすい対象です。ぎょしゃ座の将棋の駒の中の下部にあります。位置はこちらをご覧ください。隣のIC410とは、ちょうど北アメリカとペリカンのような感じなので、並んでいますが、650mmで横構図にするとちょっと窮屈なので、今回は勾玉星雲単体を縦構図で撮りました。周辺には他にも明るい星雲や散開星団がありますので、焦点距離によって構図を変えながら楽しめるエリアです。
 
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2018年1月15日 (月)

シグマ APO 300mm F2.8によるM45すばる周辺。

M45

●M45 すばる周辺
2018年1月14日19時29分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 2分露出×96枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350によるノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
昨夜は風もなく絶好の撮影日和となりました。透明度も良さそうですし、今年初の遠征に出かけることにしました。撮影地はいつもの房総。一晩中無風なうえ露(霜)もほとんどつかない好条件でした。設置した機材はSWAT-350が2台で、一台はボーグ107FLを搭載してM-GENでオートガイド、もう一台はシグマのAPO 300mm F2.8でノータッチ撮影を楽しみました。まず最初に撮影を始めたのが、そろそろ撮影好機終盤を迎えた「すばる」です。周辺の分子雲を描出すべく、シグマの300mm F2.8を開放にして、総露出3時間超えで撮影しました。この明るさで、これくらいの露出をすれば、分子雲の炙り出しも楽勝でした。やっぱり明るい光学系はいいですね。追尾も300mmで2分ですから、SWAT-350ノータッチで歩留まりは95%以上でした。
 
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2018年1月12日 (金)

シグマ500mm F4 SportsによるM31アンドロメダ銀河。

M31●M31アンドロメダ銀河
2017年12月19日19時24分~ シグマ 500mm F4 Sports 焦点距離 500mm 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 3分露出×39枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 山梨県上野原市
 
新年最初の一枚は、シグマ 500mm F4 Sportsで撮ったアンドロメダ銀河です。このレンズは、シグマの新コンセプトSportsラインのフラッグシップだけあって、最高のレベルの収差補正を実現しています。お値段も80万円! お正月なので、景気よく行きましょう。(笑) さて、この500mm F4 Sports、有効径125mmの超大型望遠レンズですが、なんとこれがSWATに搭載可能なんです。カメラやガイド鏡を含めて5kg程度なので、まったく問題ありません。この日もトラブルなく撮影できました。
そろそろ今月の新月期入りですね。西日本や日本海側では大雪となっていて天体撮影どころじゃないですが、太平洋側では快晴の日が続いています。撮影に出かける際には、氷点下に備えて完璧な防寒対策を整えましょう。路面の凍結にも充分ご注意ください。
 PhotoSWATでも充分いけると感じる意外とコンパクトな外観です。
 
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2018年1月 9日 (火)

新型回転ユニット、1月31日発売。

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新たにボールベアリングを4個追加した回転ユニットの新製品です。ジュラルミン製ウォームホイールは歯数76枚。微動ハンドル一回転で約4.7度動きます。2度きざみの位置調整可能な目盛りを装備していますので、天体導入の際に便利です。粗動レバークランプは、引っ張り上げて回すことによりレバーの方向を任意に変更できます。重さは約745g、ジュラルミン削り出しの微動ハンドル2個付き。
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アルカスイスキャッチャーを装着し、望遠レンズを搭載した使用例。

新型回転ユニット 1月31日新発売!
粗動付微動回転ユニットの後継として開発中だった新型回転ユニットを1月31日に発売いたします。旧タイプの粗動付微動回転ユニットを大幅アップグレードして耐荷重性能を格段に向上させました。旧タイプはSWAT-200用に開発したため、軽量コンパクト化を最優先し、搭載荷重2.5kg程度を想定して設計されました。今回はSWAT-350や間もなく発売のSWAT-310にフル対応させるために軸周りを新設計。これまで軽量化優先のために使えなかった本格的なボールベアリングを一挙に4個も採用して、搭載荷重を約8kgと3倍以上に大幅アップさせています。

旧タイプで採用した世界初のウォームホイールのダイレクトクランプ(赤いツマミ)はそのまま踏襲。撮影前に軽くクランプすることでバックラッシュによる追尾失敗を未然に防ぎます。ターンテーブル中心には1/4インチカメラネジ穴をご用意したほか、35mm間隔でM6とM8のネジ穴がありますので、搭載パーツの選択肢が広がります。取付部は、テーパーキャッチャーに勘合する形状ですので、テーパーキャッチャーと組み合わせて、SWAT-350/310の赤緯体としてご使用いただけます。テーパーキャッチャーの底面の3/8インチカメラ太ネジと1/4インチ変換アダプターで一般のカメラネジにも取り付けられますので、用途はユーザー様のアイデア次第で様々に広がります。旧タイプにあったターンテーブル中心の1/4インチカメラねじは廃止したため、自由雲台を搭載する場合はアルカスイスキャッチャーとクイックリリースプレートを併用してください。

そのほか、新たに加えた機能としては、赤経恒星時目盛環を採用した新製品の「SWAT-310」との併用を想定して、回転ユニットの目盛環も任意の位置に回して固定できるようにしました。最初に基準星を導入して目盛り合わせをするときに便利です。その後は目盛環で天体導入が可能になります。
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サイズは旧タイプよりひと回り大きくなり、重さも525gから745gとズシッと重たくなっています。左が旧タイプ、右が新製品。
  
回転ユニット 1月31日発売
  歯数76枚、φ18ジュラルミン製ハンドル 2個、全周目盛り付。
  希望小売価格 34,000円 (税別)
※取り付けには別途テーパーキャッチャーが必要です。

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2017年12月31日 (日)

ボーグ107FLによるM42オリオン大星雲。

M422016_3

M422016_5

●オリオン大星雲
2016年12月28日20時20分~ 2017年12月22日21時31分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4/HKIR改造) ISO1600 5分露出×16枚+3分露出×86枚コンポジット ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県君津市/山梨県上野原市 ※下は拡大トリミング
 
酉年最後のブログは大宇宙に輝く鳳「M42オリオン大星雲」で締めくくりたいと思います。実は昨年の締めのブログもこのオリオン大星雲でした。その時の画像はこちらをご覧ください。今回は撮影地と露出時間が違うだけで、光学系はまったく同じです。なので、昨年のデータに加算して仕上げました。こういった楽しみ方もデジタルならではですね。昨年の1時間20分と今年の4時間18分でトータル5時間半の露出です。F6と暗いので、まだまだ加算したいところですが、昨年の画像の納得いかなかった部分を意識して仕上げました。昨年は少ないデータを強引に炙ったうえ、ハデに見せようと彩度を高め、強めのアンシャープマスクで切れ味を出そうとしたので、一見するとよく写ってるように見えますけど、細部は破綻しており、おまけに単純な加算平均でコンポジットしたので、人工衛星の軌跡も消えてませんでした。その反省点から、σクリッピングでコンポジットするとこで人工衛星の軌跡を消し、自然な仕上がりを意識して細部を炙りました。アンシャープ処理は恒星の周りに黒い縁が出ないレベルに抑えています。背景のノイズも荒れないようにぼかしを入れて、丁寧に処理しました。一年間の自分のスキル向上を感じられるようにと思って仕上げましたが、自分でこだわったほどの差はないかもしれませんね。ま、自己満足の世界なので、これでよしとしましょう。
これまで撮影に行くとブログネタ用にあれもこれもと対象を短時間で撮って、ササッと仕上げて掲載してました。来年はもう少しクォリティを意識していきたいと思います。今年の後半から、それまでより少しずつ露出時間を延ばしていたのですが、やはり画像処理がやりやすく感じます。

さて話は変わりまして、11月に発売予定だった粗動付微動回転ユニットの新型と12月に発売を目指していた新製品SWAT-310は、一部の部品生産が大幅に遅れたことで、延び延びになってしまいました。楽しみにお待ちいただいているお客様には大変ご迷惑をお掛けしてしまい、申しわけありません。それらの進捗状況ですが、回転ユニットは量産試作のテストを無事に終えて、来月中旬より組み立てを開始し、1月末に発売予定です。SWAT-310は間もなく量産試作が仕上がりますので、動作テストの後、本格的に組み立てを始めます。2月中旬の発売を目指しています。もうしばらく、お待ちください。

今年も一年、拙いブログをご覧いただきまして、ありがとうございました。来年もこんな感じで、気ままに綴っていきたいと思います。これからもSWATブログをどうぞよろしくお願いします。
 
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2017年12月29日 (金)

ボーグ107FLによるしし座のトリオ銀河。

Trio

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●しし座のトリオ銀河
2017年12月23日3時27分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08× 合成焦点距離 648mm/F6.1 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 180秒露出×29枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopにて画像処理 山梨県上野原市 ※下は拡大トリミング
 
今は冬の天体の見頃ですが、3時を回る頃には、しし座やおおぐま座などが空高く昇っていて、すっかり春の星座に入れ替わっています。春といえば系外銀河の季節。冬の天体を撮り終えた後に好適なのが、しし座のトリオ銀河です。三つの大きな銀河の上がNGC3628、下の左がM66、右がM65です。焦点距離800mmくらいまでなら、三つがきれいに構図に収まります。しし座を撮り終えたら、おとめ座銀河団やおおぐま座周りの銀河を狙いたいですね。
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しし座のトリオ銀河は上の図の真ん中の青丸です。右がM95、M96、M105、左がマルカリアンチェーンのエリアです。いずれの撮影ポイントも赤緯がほぼ同じなので、赤経軸を回せば次々に撮影ポイントを変えられます。レグルスを起点に目盛環を見ながら東に1h10m回せばトリオ銀河。さらに1h10m回すとおとめ座のマルカリアンチェーンを簡単に導入できます。実際にはレグルスより少しだけ北なので、カメラのファインダーで起点のレグルスを捉えるときに、中心から少しずらすと効率がいいです。
 
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2017年12月27日 (水)

ボーグ71FLによるM78、LDN1622付近。

M782

●M78、LDN1622付近
2017年12月22日21時49分~ ボーグ 71FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 288mm/F4.1 IDAS LPS-D1フィルター キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改) ISO3200 90秒露出×110枚 120秒露出×31枚 合計141枚コンポジット 高輝度部分に短時間露出を合成 SWAT-350ノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 山梨県上野原市
 
私の手もとにある55FL、71FL、107FLのボーグ三兄弟の真ん中、71FLに0.72×レデューサーを追加すると、焦点距離288mm F4.1の明るく使いやすい光学系になります。特筆すべきはそのシャープさで、星像は極めて鋭く、周辺までほとんど崩れません。サイズ的にもSWAT-350と相性抜群の組み合わせとなります。さて、今回はM78とLDN1622の両方を構図に収めました。LDN1622はバーナードループを挟んでM78のちょうど反対側に位置する暗黒星雲で、大きさも同じくらいです。漆黒のLDN1622、赤いバーナードループ、青白いM78に加えて、黄色い星が密集する散開星団のNGC2112も華を添えて、とても美しい領域となっています。撮影はボーグ107FLをオートガイドする傍らで、もう一台のSWAT-350に71FLを搭載し、高感度短時間露出多枚数コンポジット法で行いました。気軽なノータッチ追尾です。撮影中、徐々に気温が下がってきましたが、ピント移動も少なく、あまり神経質にならなくてすむのは、精神的に楽です。それでも念のため途中2回ほどピント合わせをやり直しました。F4.1で4時間近い露出ですが、分子雲の描出はイマイチ。光害の残るこの地では、対光害フィルターを併用しても、さらなる露出が必要なようです。
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撮って出しはこんな感じです。
  
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2017年12月25日 (月)

ボーグ107FLによるNGC253。

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●NGC253
2017年12月22日18時28分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08× 合成焦点距離 648mm/F6.1 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 180秒露出×40枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopにて画像処理 山梨県上野原市 ※下は拡大トリミング
 
前回ブログの「月齢4.0」を撮り終えた後、ポールマスターSWATで極軸設置して最初に撮影したのが、ちょうこくしつ座のNGC253。日本から見られる銀河としてはアンドロメダ銀河、M33に次ぐ大型の銀河で、焦点距離650mmくらいでも、そこそこ迫力ある姿を捉えることができます。南天に低い天体で南中時の地平高度は約30度。条件良く撮影するには、夜半前後に南中する9月から10月が適しています。ちょっと時期を逸した感はありますが、今期まだ撮影してなかったですし、練習にちょうどいいかと思って撮ってみました。今の時期の南中時刻は18時半ですから、ちょうど南中時に撮影を開始しましたが、当日は少しモヤっていて低空の透明度がイマイチなうえ、まだ人工光が溢れている時間帯で、クォリティの高い写真を目指すにはなかなか厳しい条件でした。それでも90FLで撮った時より、よく写っているかもしれません。さすが107FLです。
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カラーバランスをニュートラルにしただけの撮って出し画像です。
 
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2017年12月24日 (日)

月齢4.0。

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■撮影データ
2017年12月22日17時7分~ ボーグ 107FL+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/1800mm F16.8) キヤノン EOS 6D ISO1600 1/125秒×30枚 RegiStax6でスタック Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 山梨県上野原市
 
23日の土曜日に今年最後の遠征を目論んでいたのですが、天気予報がイマイチだったので、前日の22日に出撃しました。撮影地の上野原市には、まだ明るいうちに到着。のんびりと機材を設置しながら、北極星が見えるのを待っていました。西の空にはまだ月が見えていたので、久しぶりに撮影してみました。ずいぶん月面をブログアップしてないなぁと思ったら、最後が8月29日の月面Xでした。実に4ヶ月ぶりです。シーイングは悪く、ほとんどブレブレのカットの中から、30枚ほどスタックしました。その後、今年最後の星野撮影を楽しみましたが、まだ処理がこれからです。後日掲載します。
 
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2017年12月21日 (木)

シグマ120-300mm Sportsによるクリスマスツリー星団付近。

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●クリスマスツリー星団付近
2017年12月16日23時40分~ シグマ 120-300mm F2.8 DG Sports 300mm 絞りF3.2 キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO1600 120秒露出×89枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 山梨県上野原市 ※下は拡大トリミング
 
今年もクリスマスということで、クリスマスツリー星団です。(笑) バラ星雲のすぐ北にあります。位置関係はこちらをご覧ください。赤、青、黄色が入り混じるとても美しい領域です。バラ星雲と比べると暗いので、たっぷり露出をかけたい対象です。撮影に使ったレンズはシグマ 120-300mm F2.8 DG Sports。シグマ新ラインの高級ズームレンズです。F2.8通しなので天体用に最適なスペックなうえ、フローライト相当の光学レンズ2枚とSDレンズ1枚を使った贅沢な設計で、全面シャープな星像を結んでくれます。単焦点レンズに匹敵する光学性能でありながら、中望遠120mmからのズームなのも便利でありがたいです。これ一本で、135mm、200mm、300mmの3本分の役目をこなせます。ただしサンニッパだけあって、とても重く、レンズだけで3.4kgもあります。でもSWAT-350なら、まったく問題なく搭載可能ですよ。
今回はいつもの房総ではなく、都心から70キロほどのところにある山梨県上野原市で撮りました。大月エコの里というところで撮影されてる天文ファンもいますが、そのすぐそばです。東京方向の光害はひどいですが、夜半近くなると南から西にかけてはそこそこ暗くて、都心部から1時間ちょっとという気軽さからすれば、充分な撮影地と思います。
 
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2017年12月18日 (月)

超光害地での星野撮影。

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●オリオン中心部
2017年12月14日0時11分~ ボーグ 557FL+レデューサー0.8× 合成焦点距離 200mm/F3.6 IDAS LPSD1フィルター キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO400 90秒露出 SWAT-350ノータッチ追尾 Photoshopにて画像処理 撮影地 東京都目黒区
 
以前、東京で撮影したオリオン星雲バラ星雲をブログアップしましたが、今回は光害が落ち着いて撮影に適した時間について探ってみました。撮影場所はユニテックのある目黒区で、渋谷駅から直線距離で1.5キロくらいの位置。2等星くらいまでしか見えない超光害地です。前回のオリオンとバラは20時前後からの撮影ですから、まだ人工光が溢れていて天体撮影向いてない時間帯でした。そこで、何時くらいに落ち着くか探ってみました。下の画像をご覧ください。
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すべて同じ設定の撮って出しをトーンカーブ調整しただけのものです。光害の状態だけを調べるなら、一定間隔で固定撮影した方が正確ですが、実践に則して、オリオン座を追尾しながら、22時から1時間ごとに4枚撮ってみました。徐々に背景が暗くなっていることが分かります。写真からは、この地での光害は0時頃にほぼ落ち着くようです。房総に遠征したときも0時くらいに本来の暗さになる感じなので、どこでも同じような傾向なのかもしれません。馬頭星雲もバッチリ写っていますし、一枚撮りでここまで撮れれば、多枚数コンポジットで仕上げれば、そこそこ見ばえのする作品が撮れそうです。ただ、光害による複雑なカブリの処理が大変です。なお、12月上旬の東京でのオリオン座の南中は23時半頃で、2時には南西に傾き、その時は三軒茶屋方向の光害の影響を受けて1時のコマより若干ですが悪化してしまいました。この場所からオリオン座を狙うなら、23時半~2時半頃までの3時間が「おいしい時間」で、1時頃に南中する11月末頃が撮り頃のようです。撮影地や撮影対象の位置によって光害の影響が違うので、その土地に合わせる必要がありますが、コンポジット枚数を多くして天体からの微弱な光をできるだけ集めることで、淡い対象も描出できますから、あまり神経質にならずにバンバン撮った方がいいでしょう。できれば光害の多かった時間帯と少なくなってからの時間帯の画像を分けて処理し、それらを50:50で加算するのではなく、40:60とかにして、高画質の方を高めるなどのさじ加減をすればいいかもしれません。都内に限らず感じるのですが、光害が落ち着いてる時間帯は0時から薄明開始までのようです。
 R622

上の撮影機材にR62フィルターを追加し、ISO800で90秒露出したものです。光害カットとR62フィルターの併用により、ナローバンドとはいえませんが半値幅50nmくらいの安価でお手軽なバンドパスフィルターになっています。R64は入手しにくいのでR62を使いましたが、R64をお持ちならその方がもっと効果的です。画像は一枚物なので、極度な強調処理は控えてますが、馬頭の周りの淡い部分も写り始めています。光害地でも夜半近くなればそこそこいけそうですが、いかがでしょうか。ちょっぴり可能性を感じています。なお撮影場所が南向きのベランダで、北極星が見えないため、スマホの傾斜計と方位磁石による設置です。それでも焦点距離200mmで90秒露出程度ならシャープな光学系でも点像に写せます。ただ時間経過とともに徐々に構図がズレてきますので、時々もとの構図近くに戻してやる必要があります。厳密には回転のズレもあるし、それなりに大きくズレるとレンズの周辺部の歪みなどの収差で、コンポジットしたときに周辺部がうまく重ならないことがあります。そんなときは「トリミングしてしまえ」ぐらいの気軽な気持ちで光害地での撮影を楽しんでもらいたいです。もっと本格的?な高画質を得ようとすると、一晩では露出時間が足りなくて、何日かに分けて撮影することになります。その時は、極軸もちゃんと合わせたいし、構図の再現にも気を使わないといけないので気軽さがなくってきますけど、何十時間も露出すれば、そこそこ暗い空で撮ったのと変わらないくらいまで画質を上げられるはずです。もちろんそんなことはお勧めではありませんが、多少の光害があっても露出時間をかければかけるほど、無光害地へ行ったときの画質にどんどん迫れるということはデジタル時代の面白さだと思います。
 
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2017年12月14日 (木)

ボーグ107FL+レデューサーによるバラ星雲。

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●バラ星雲
2017年11月22日2時12分~ ボーグ 107FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 432mm/F4 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO1600 180秒露出×36枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopにて画像処理 千葉県大多喜町
 
冬の夜空に咲く大輪の花、いっかくじゅう座のバラ星雲。コーン星雲のすぐ南に位置しています。巨大な散光星雲ですから、300mmクラスでも、かなり迫力のある姿で写せます。比較的明るいので、オリオン大星雲と同様、露出時間なりの姿を楽しめますが、オリオン大星雲と比べると青い成分が少ないので、IR改造したカメラか、Hαまで感度が伸びたカメラでの撮影がおすすめです。中心はNGC2244とカタログナンバーが付いた散開星団で、星の並びをファインダーで確認できるので、構図を決めるときに便利です。導入は簡単で、プロキオンから目盛環を見ながら西に1h回せば入ってきます。
 
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2017年12月12日 (火)

シグマ135mm Artによるコーン星雲からバラ星雲付近。

Corn

●コーン星雲からバラ星雲付近
2017年11月24日23時52分~ シグマ 135mm F1.8 DG Art 絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×104枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
いっかくじゅう座のコーン星雲からバラ星雲付近を135mmレンズで狙ってみました。上の明るい尖った形の散光星雲がコーン星雲、背景の散開星団はクリスマスツリー星団と呼ばれています。右の青い星雲はIC2169カタツムリ星雲、それらの真ん中の赤っぽい立派な星団にはナンバーがないようです。このエリアはとてもカラフルで人気があります。いろいろな焦点距離で楽しめますので、この冬ぜひレンズを向けていただければと思います。
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広角で撮影した画像に今回の構図を切り出してみました。
 
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2017年12月10日 (日)

ボーグ107FL+レデューサーによるクラゲ星雲。

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●クラゲ星雲
2017年11月24日21時03分~ ボーグ 107FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 432mm/F4 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO1600 180秒露出×50枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopにて画像処理 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
前回ブログ「M35付近」の天体の中から、クラゲ星雲付近をボーグ107FLでクローズアップしてみました。この星雲は超新星爆発した残骸が大きく広がった姿で、その形からクラゲ星雲と呼ばれています。赤や青の星雲とオレンジに輝く恒星がとても美しく印象的です。比較的大きな星雲ですので、500mmクラスでも迫力ある姿に写せます。クラゲ星雲は明るく写しやすいですが、左(東)に広がる散光星雲(SH2-249)はけっこう淡いので、たっぷり露出したい対象です。
 
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2017年12月 8日 (金)

シグマ180mmマクロによるM35付近。

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M35

●M35付近
2017年11月22日0時07分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM 絞りF3.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO3200 60秒露出×86枚コンポジット+R62フィルター 120秒露出×21枚コンポジットをRチャンネルに合成 SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
今年も残すところ三週間あまりとなりました。快晴の日も増えてきて、この調子で今年最後の新月期を迎えたいものです。冷え込みもかなり厳しくなりました。天体撮影は真冬の装備で挑みましょう。さて、画像はふたごの足もとにある散開星団M35付近です。すぐそばにはクラゲ星雲やモンキー星雲があって、200mmクラスの望遠レンズで、それらがすべて構図に収まります。天の川の中ですから、背景が微光星で埋め尽くされ、カラフルで賑やかな感じが魅力的ですね。ところでこのシグマの180mmマクロですが、フローライト相当の光学ガラスを3枚も使った贅沢な設計で、全面にシャープな星像を結びます。天体撮影用に評価の高いArtシリーズのほか、Sports、Contemporaryの3つのプロダクトラインへの統合が始まる直前に発売されたレンズで、現行Artシリーズに迫る性能といえそうです。ただし180mmとは思えないほどの大きさなので、ちょっと気軽に撮影という感じではないです。このところ天体撮影に適したレンスを矢継ぎ早に発売しているシグマの山木社長に向けて、天文情報を精力的にネット配信する天文リフレクションズさんが熱いメッセージを送っています。その様子はこちらから。さらに天体向きの高性能な製品に期待したいですね。
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ふたご座の星図。今回の構図は青枠で囲った部分になります。近くにはM1もあります。
 
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2017年12月 6日 (水)

ボーグ107FL+レデューサーによるカモメ星雲。

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●カモメ星雲
2017年11月25日0時23分~ ボーグ 107FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 432mm/F4 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO1600 180秒露出×36枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopにて画像処理 千葉県大多喜町
 
カモメ星雲(IC2177)はシリウスの近くに位置し、いっかくじゅう座とおおいぬ座にまたがって大きく広がる散光星雲です。日本ではわし星雲とも呼ばれています。へび座のM16もわし星雲で、ちょっと紛らわしいので、個人的にはカモメ星雲の方がいいような気がします。導入はSWAT-350ならいとも簡単で、オリオン座の左下の2等星サイフを捉えたら、目盛環を見ながら東に1h20m回せば入ってきます。明るい星雲なので、簡単に写りますが、周辺部は淡いので、それなりの露出が必要です。赤だけでなく青い成分も含まれていて、なかなか美しい姿をしています。
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カモメ星雲付近の星図です。すぐ近くに散開星団M50や美しい二重星団のM46、M47もあって、賑やかなエリアです。
 
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2017年12月 4日 (月)

シグマ135mm Artによるエンゼルフィッシュ星雲。

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●エンゼルフィッシュ星雲
2017年11月24日21時24分~ シグマ 135mm F1.8 DG Art 絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×78枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
馬頭星雲M78星雲とオリオン座を少しずつ北に上がってきたので、次はもうちょっと上のエンゼルフィッシュ星雲です。この星雲は、かなり巨大な散光星雲で、画像はフルサイズ135mmノートリミングですが、その画角にちょうどピッタリ収まる感じです。左下の明るい星がベテルギウスです。エンゼルフィッシュ星雲は意外と淡いのでコンポジット枚数を多めにして炙りました。
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50mm標準で撮影したオリオン座に今回の構図を切り出してみました。
 
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2017年12月 2日 (土)

ボーグ107FL+レデューサーによるM78星雲。

M78

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●M78星雲
2017年11月22日0時21分~ ボーグ 107FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 432mm/F4 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO1600 180秒露出×31枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopにて画像処理 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
オリオン座はまさに撮影対象の宝庫で、大小さまざまな天体が集中しています。M78星雲は三つ星の近くで導入は簡単。三つ星の一番右「ミンタカ」を基準に赤経目盛環を見ながら東に15分回せば、視野に捉えられます。あとは試写して微調整すればOK。写真の通り、すぐ上(北)から左(東)にかけて、巨大な散光星雲「バーナードループ」の濃い部分が位置していますので、その赤とM78の青白い色彩の美しい対比が楽しめます。複雑に入り組んだ暗黒星雲にも注目です。左上の明るい星の東(左)にもLDN1622と呼ばれる大きな暗黒星雲があって、焦点距離300mmくらいならバーナードループを挟んでM78と両方を構図に入れられます。今回はM78を星像の良い中心部で撮りたかったので、その暗黒星雲は構図に取り込みませんでした。横構図にすれば入ったかもしれませんが、なるべくメインの対象を中心部で捉えたかったので、これでよしとします。そこは次回ボーグ71FLで狙ってみたいと思います。
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50mm標準で撮影したオリオン座に今回の構図を切り出してみました。

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2017年11月30日 (木)

ボーグ107FL+レデューサーによる馬頭星雲。

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●馬頭星雲
2017年11月21日21時31分~ ボーグ 107FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 432mm/F4 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO1600 180秒露出×48枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopにて画像処理 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
メーカー未承認の組み合わせですが、ボーグ107FLに0.72×レデューサーを併用したら、意外と具合がよくて、いろいろ撮影してます。明るさがF4になるため、とても使いやすく魅力的です。ただ、このレデューサーは71FLと90FLに合わせて設計されていて、107FLでは本来の性能を発揮できません。あくまでも107FL用が発売されるまでの代用として使っています。それでも周辺以外の星像はかなりシャープですから、専用設計のレデューサーはどんな素晴らしい性能になるのか今から楽しみです。さて、その代用レデューサーセットで馬頭星雲を狙ってみました。大きく広がるHαの散光星雲、燃木星雲との色の違い、青い反射星雲が複雑に入り混じる美しい領域であることがわかります。実はにわか雨に見舞われた19日にもここを撮影していたのですが、薄雲がだんだん濃くなって8枚撮影したところで諦めてました。その時の画像を下に掲載します。ソフトフィルター効果が強すぎるので今回の作例には混ぜませんでした。
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●薄雲の中の馬頭星雲
2017年11月19日22時19分~ ボーグ 107FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 432mm/F4 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO1600 180秒露出×8枚コンポジット+10秒露出×10枚コンポジットをHDR合成 SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopにて画像処理 千葉県大多喜町
 
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2017年11月29日 (水)

シグマ180mmマクロによるぎょしゃ座の散開星団。

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●ぎょしゃ座の散開星団
2017年11月19日22時14分~、21日21時51分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM 絞りF3.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO3200 60秒露出×95枚コンポジット+R62フィルター 120秒露出×21枚コンポジットをRチャンネルに合成 SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
19日と21日の二日間に分けて撮影したぎょしゃ座の散開星団です。左からM37、M36、M38と並んでいます。下のファインディングチャートと見比べてください。19日の撮影では、途中にわか雨に遭ったり、晴れたり曇ったりでしたので、薄雲のソフトフィルター効果で滲みました。個人的にこの滲みは好きなので、21日に撮り増したコマとまとめてコンポジットしました。輝星の滲みはそのためです。このエリアはとても賑やかで、200mmクラスのこの横構図は、けっこうお気に入りです。勾玉星雲のアップは、近いうちにハイスピード107(107FL+レデューサー)で撮ってみたいエリアです。
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50mm標準で撮影した画像に今回の構図を切り出してみました。
 
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2017年11月27日 (月)

シグマ180mmマクロによるIC1396。

Ic1396

●IC1396
2017年11月21日18時56分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM 絞りF3.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO3200 60秒露出×78枚コンポジット+R62フィルター 120秒露出×24枚コンポジットをRチャンネルに合成 SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
秋も深まり、冬の足音が聞こえてきましたね。IC1396付近はそろそろ撮り収めになるかなぁ思い、レンズを向けてみました。北アメリカ星雲と同じくらいの巨大な天体ですので、200mmクラスのレンズで充分に迫力ある姿を写せます。今回はシグマの180mmマクロを使って、高感度短時間露出多枚数コンポジット法で撮影してみました。撮影後の画像処理に時間がかかりますが、撮影自体はわずか1分露出ですから、失敗カットがほとんど出なくて、効率がよいです。撮影開始が19時とまだ人工光が多く、空が暗くなる前の撮影ですで、夜半近くなって空の状態がグッと暗くなってからだと、もう少し好結果が期待できると思います。
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50mm標準で撮影したケフェウス座に今回の構図を切り出してみました。参考にしてください。
  
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2017年11月25日 (土)

ビックカメラ星空セミナーに参加しました。

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本日、ビックカメラ池袋本店パソコン館屋上にて開催された星空セミナーにユニテックもSWAT-350を2台展示しました。一台はシグマさんのレンズと組み合わせ、卓上スタンドとシンプルフォークDXでポタ赤らしいコンパクトな展示、さらに私の主砲、ボーグ107FLと組み合わせたポタ赤らしくない堂々とした展示。ま、なんといいますか、ユニテックのブースがシグマさんとボーグさんに挟まれているので、かなり気を使って、まるで溶け込んでいるかのような存在感のなさでした。(笑)
107FLの方は実際に駆動して薄雲を通して見え隠れしていた月をお楽しみいただきました。会場にはSWATユーザーさんやご購入希望の方もおみえになって、大いに盛り上がりました。周りを見回してもどのブースも大賑わいで、さすがビックカメラさんといった感じです。気合いを入れてプリントした作例も展示していたのですが、暗くてよく見えないためか注目度は最低。というか誰も気づいてなかったかも…、という落ちがつきました。(笑)
ご来場のみなさま、どうもありがとうございました。ビックカメラスタッフの皆さまお疲れさまでした。またよろしくお願いします。
 
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2017年11月24日 (金)

ビックカメラ星空セミナーに出展します。

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明日、25日土曜日にビックカメラ池袋店主催の星空セミナーが開催されます。二部構成になっておりまして、第一部は座学で12時(11時入場)開始です。場所は西口ですのでご注意ください。ユニテックは第二部の実技会場(東口の本店パソコン館屋上)で、SWAT-350を展示します。前回同様、作例写真も持って行きますので、お時間のある方は遊びにいらしてください。いつも仲良くしていただいているボーグさんやシグマさんも登場しますよ。

【第2部】実技 天体望遠鏡で天体観測会 ※雨天中止
【日 時】19:00~21:00  【場 所】パソコン館屋上(※1階業務搬入口集合)
【参加企業】ニコン/キヤノン/フジフイルム/ケンコー・トキナー/オリンパス/トミーテック(BORG)/ユニテック/シグマ/ビクセン/ユニテック(SWAT)
【特別講師】山田 久美夫先生
 
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2017年11月22日 (水)

ボーグ107FL+レデューサーによるM31アンドロメダ大銀河。

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●M31アンドロメダ大銀河
2017年11月21日18時16分~ ボーグ 107FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 432mm/F4 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO1600 180秒露出×52枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopにて画像処理 千葉県大多喜町 ※高輝度部部分に短時間露光を合成 ※下2枚は拡大トリミング
 
ボーグ107FLにレデューサー0.72×を試したところ、前回ブログのM33のように意外と使えることがわかりました。焦点距離432mmは、なかなか絶妙で、大型の撮影対象の迫力がかなり出てくる長さです。それで俄然撮影したくなったのが、M31アンドロメダ大銀河。フルサイズ400mmにピッタリの撮影対象です。ということで、平日にもかかわらず、いつもの房総半島へひとっ走り出かけてきました。快晴で風もなく絶好の撮影日和となりました。薄明終了後すぐに撮影を開始しましたが、まだ空が夜中ほどの条件ではないので、そこそこ総露出を稼ぎました。しかし昨夜は異常に寒くて、気温は0℃近くまで下がりました。こうなると夜露ではなく霜が降りてきます。外に出しっ放しにしていた運搬用のアルミケースは分厚い霜でコーティングされてしまいました。これからの撮影は完全な冬装備で暖かくして臨みましょう。
 
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2017年11月20日 (月)

ボーグ107FL+レデューサーによるM33銀河。

M33

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●M33銀河
2017年11月19日18時24分~ ボーグ 107FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 432mm/F4 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO1600 180秒露出×35枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopにて画像処理 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
昨夜の房総半島のGPV予報は3時くらいまでは快晴だったので、久しぶりに出撃しました。到着時には雲ひとつない快晴、まだ薄明が終わったばかりですが、透明度が良くて空が暗く、そこそこいけそうだったので、撮りやすい高度のM33を狙ってみました。撮影したコマを確認すると撮影開始から徐々に背景が暗くなっていき、20時くらいには充分なコントラストになりました。さあ、これからだと思った矢先に、北の方角から雲が現れ、遠くの方で稲光が…。嫌な予感がしましたが、撮影を続行。雲がかなり広がったところで、一旦撮影を中断して、雲が取れるまでダークを撮っておこうと鏡筒にフタをし、ダークの撮影を始めました。その間、車の中で一休みしていたら、何だかパチパチと音がします。「ん、何?」と思うまもなく、音が一段と激しくなります。「こりゃヤバい!雨だ~!」、あわてて、クルマのトランクから、傘を引っ張り出して、機材に被せて、もう一台設置していたサブ機の方も防寒着を着せて、何とか雨の被害を免れました。幸い主砲はダーク撮影中でフタをしていたので、レンズは大丈夫。サブ機は望遠レンズが低空を向いていたので、外観が少し濡れた程度で、こちらも大丈夫でした。いや~、雨なんて予想してなかったので、すっかり慌ててしまいました。通り雨だったので、短時間で止んだのですが、なんだかやる気も萎えまして、その後、晴れたり曇ったりで、気合いも入らず、少し撮影しただけで、11時半には店仕舞いしました。今後、急な雨対策をもう少し考えないとと反省しきりでした。
さて、画像は何の変哲もないただのM33ですが、ちょっとひと工夫してみました。メーカーは使える保証もしてないですし、自己責任となりますが、試しに90FL用のレデューサーを併用してみました。 432mm/F4というスペックはなかなか魅力的です。上のノートリ画像の最周辺をみると、さすがに星像は流れているとはいえ、意外なほど良好で、APS-Cサイズ程度にトリミングすれば、全面シャープな星像が得られそうです。107FLのレデューサーが発売されるまでのピンチヒッターとして活躍してくれそうです。
 
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2017年11月 5日 (日)

ボーグ71FLによるクエスチョンマーク星雲。

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●クエスチョンマーク星雲
2017年10月26日21時17分~ ボーグ 71FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 288mm/F4.1 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO3200 120秒露出×52枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopで画 像処理 千葉県大多喜町
 
先月26日の遠征で最初に撮影したのが、この「クエスチョンマーク星雲」です。ご覧の通り、構図が大失敗で、あやうく?マークの「点」を入れ損なうところでした。バランスがよくなるように上辺を大きくトリミングしようかとも思いましたが、構図失敗の例として、このまま掲載します。いずれリベンジしようと思います。このクエスチョンマーク星雲の上の丸い部分(NGC7822とCed214)がケフェウス座、点(Sh2-170)はカシオペヤ座に属します。丸い部分の右側に重なる散開星団がNGC7762です。クエスチョンマークと呼ぶにはちょっと苦しい感じですね。
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ゴミの舞。撮影途中のコマから、ひらりとゴミが舞い落ちてきました。これは避けようがないですね。シャッターの振動で一コマごとに動いて行き、星雲の明るい部分の下で止まってしまいました。その部分はσクリップでコンポジットしても影が残ったので、Photoshopで丁寧に取り除きました。HKIR改造の良い点は、ダストクリーニングが有効な点です。次の撮影対象に移る前に、クリーニングしてゴミがなくなったことを確認してから、撮影を始めました。
 
※11月7日~12日まで地方出張のため、お問い合わせなどの対応が出来ません。ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。
 
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2017年11月 3日 (金)

ボーグ71FLによるカリフォルニア星雲。

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●カリフォルニア星雲
2017年10月26日23時40分~ ボーグ 71FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 288mm/F4.1 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO3200 120秒露出×41枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopで画 像処理 千葉県大多喜町
 
天文ファンにとっては10月の悪夢のような悪天候から一転して、スッキリした秋空が広がるようになってきました。でも天気の良い週末に限ってお月様がデカいんですよね。なかなかタイミングが合いません。さて、画像は先週の遠征でオリオン座が撮影に適した高度になるまでの間に撮ったカリフォルニア星雲です。焦点距離200~300mmで狙うのにピッタリな巨大散光星雲です。明るさも充分ですので簡単に写せます。すぐ南にはすばるもあります。
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50mm標準で撮影したペルセウス座に今回の構図を切り出してみました。
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定番の構図。カリフォルニア星雲とすばるは約12度離れています。フルサイズに85mmレンズなら両方がピッタリ構図に収まります。
 
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2017年11月 1日 (水)

ボーグ 71FLによる馬頭星雲付近。

Photo●馬頭星雲付近
2017年10月27日1時49分~ ボーグ 71FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 288mm/F4.1 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO3200 120秒露出×66枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
50mmでオリオン座全景、135mmでバーナードループと続きましたが、今回オリオン座シリーズ第三弾として、約300mmによる馬頭星雲からオリオン大星雲にかけてです。F4.1で総露出2時間強は、前回ブログ「バーナードループ」のF2.2で34分露出とほぼ同じ光量となります。デジタル時代になって、このような分子雲が簡単に写せるようになったため、みなさん明るい光学系を使って競って炙り出しているような状況です。分子雲を狙うなら、それなりの露光量が必要なので、明るい光学系が有利。できればF4以上の明るさが欲しいところです。明るいほど短時間で写せます。さて、このエリアで少し気をつけたのがモヤモヤした分子雲の色です。普通に処理すると茶色ぽい色調になりやすくて、私にはどうにも汚らしく感じてしまいます。そこで、その茶色の部分の黄色成分をなるべく抑えて、小豆色(えんじ色)に傾けるように処理し、そこそこすっきり見えるようにしてみました。色調は個人の好みもありますので、これが正解というわけではありません。どうぞみなさんも一工夫してみてください。
 
この構図にも135mmレンズの時と同様、ユーザーの作例コーナーでおなじみの蒼月様が同じ光学系で撮影した作品がありまして、その画像と合成する許可をいただけたので、半々で重ねて、さらに炙ってみたのが下の画像です。総露出時間5時間に迫る作品ができました。蒼月様の上等な元画像のおかげで、分子雲がさらにコントラスト良く描出できました。ご協力どうもありがとうございます!
●蒼月様のオリジナル画像はこちら。→https://flic.kr/p/YEeKf9
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2017年10月30日 (月)

シグマ 135mm F1.8 Artによるバーナードループ。

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●バーナードループ
2017年10月27日3時25分~ シグマ 135mm F1.8 DG Art 絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改) ISO1600 120秒露出×17枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
26日の夜、50mm標準レンズでオリオン座を撮影した後、天体ファンの間で評価の高いシグマ 135mm F1.8 Artに切り替えて、バーナードループを含めたオリオン座中心部を狙いました。総露出時間はわずかに34分ですが、明るいレンズだけあって、ここまで炙り出せたのはうれしい誤算でした。私自身としては、このレンズのファーストライトです。というのも実は蒼月さんと房総遠征したときにこのレンズをお貸ししたので。(笑) ともあれ、うわさに違わぬ高性能ぶりで、しばらく楽しめそうな予感がします。
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50mm標準で撮影した画像に今回の135mmの構図を切り出してみました。
 
同じ日にユーザーの作例コーナーでおなじみの蒼月さんが伊豆の天城高原で撮影したのが、隣接したオリオン座の南部です。偶然にも私が使ったレンズと同じ135mm F1.8 Artです。かたや総露出時間3時間の大作に対して、34分露出では、ちょっと申し訳ない感じですが、エリアが重なることから、蒼月様の許可を得て、試しにモザイク合成してみました。
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う~ん、これは迫力が断然アップしますね。M42オリオン大星雲をメインに蒼月さんは横構図で魔女の横顔星雲を配し、私は縦構図でバーナードループを取り込みました。偶然とはいえ、天城高原と房総半島でシグマ 135mm F1.8 Art+SWATが同時にオリオン座を狙っていたんですね。そしてモザイクして、それらがひとつの作品になるとは、デジタルならではの楽しみ方ではないでしょうか。実は今回の画像は蒼月さんの作品とのモザイクを想定して、仕上がりが近づくように処理しました。PhotoshopのPhotomargeでほとんど違和感なく合成できるのにも驚きですね。
 
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2017年10月28日 (土)

シグマ 50mm F1.4 Artによるオリオン座。

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●オリオン座
2017年10月27日0時45分~ シグマ 50mm F1.4 DG Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改) ISO1600 120秒露出×41枚コンポジット+R62フィルター 240秒露出×11枚コンポジットをRチャンネルに合成 SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
なかなか、すっきりした秋晴れになりません。この新月期はもうダメかと諦めていましたが、一昨日の晩は珍しく一晩中快晴の予報となりました。平日でしたが、月も21時半頃に沈むので、ひと踏ん張りして撮影にでかけました。撮影地は房総半島の真ん中あたりにあるダム湖に面した駐車場です。この夜は平日にもかかわらず、天文ファンが何台も集まっていました。みなさん、このところの天気の悪さに、いよいよ我慢できなくなったのだと思います。気持ちは良くわかります。ただ翌日仕事の方もいらしたのでしょう、2時過ぎに帰られる方もいて、貫徹組は数台となりました。夜半近くなると冬の王様オリオン座が撮影に適した高度まで昇ってきました。星座撮影に適したシグマの50mm F1.4 Artで狙ってみました。
 

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見どころ満載のオリオン座。有名な撮影ポイントが多すぎて、クォリティを求めるなら、一晩ではまったく足りません。
 
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2017年10月11日 (水)

300mmノータッチ追尾で撮るM52付近。

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●M52付近
2017年10月1日1時00分~ シグマ APO 300mm F2.8 EX 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 60秒露出×40枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshop、FlatAide Proで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 
カシオペヤ座の散開星団M52付近を300mmノータッチで狙ってみました。この領域は天の川の中に位置するため、多くの星で埋め尽くされ、赤い散光星雲も一緒に写せることから、天文ファンに人気の撮影エリアになっています。今回はFlatAide Proのソフトフィルター効果で明るい星を滲ませ、星の色と雰囲気を出してみました。M52の右下方向に「バブル星雲」、「くわがた星雲」と呼ばれる散光星雲が並びます。さらに暗黒帯も複雑に入り組んでいて、なかなか面白い撮影エリアとなっています。すぐ近くに「クエスチョンマーク星雲」と呼ばれる散光星雲もあります。これも200~300mmにちょうどよいサイズの星雲ですので、次回狙ってみたいと思います。
 

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50mm標準で撮影したカシオペヤ座に今回の構図を切り出してみました。極に近いため周辺部で北を上にすると斜めになります。
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カシオペヤ座の星図。今回の構図に向けるのはSWAT-350ならいとも簡単です。カシオペヤのWの中心の星「ナビ」を導入し、赤経目盛環をみながら、ターンテーブルを西に1h40m回せば完了です。あとは微調整。ぜひ目盛環を活用してください。
 
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2017年10月 9日 (月)

300mmノータッチ追尾で撮る魔女の横顔星雲。

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●魔女の横顔星雲
2017年10月1日3時26分~ シグマ APO 300mm F2.8 EX 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 60秒露出×44枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
SWAT-350にシグマの300mm F2.8を搭載してノータッチ撮影した魔女の横顔星雲です。大型の反射星雲なので、300mmくらいの焦点距離になるとかなり迫力ある姿に写せます。左の光芒は構図のすぐ外にあるリゲルのフレアです。リゲルを構図内に取り込むとゴーストが出るので、あえて外しましたが、これもイマイチですね。(笑) 魔女の横顔星雲はオリオン座の一等星リゲルのすぐ横にありますが、エリダヌス座に属しています。濃い部分は比較的簡単に写りますが、淡い部分はコンポジット枚数を稼いで画像処理で強調しないと出てきません。なかなか難しい対象です。
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50mm標準で撮影したオリオン座に今回の構図を切り出してみました。
 

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オリオン座の星図です。魔女の横顔星雲はお隣のエリダヌス座に属します。
 
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2017年10月 7日 (土)

ぎょしゃ座の散光星雲。

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●ぎょしゃ座の散光星雲
2017年10月1日2時11分~ シグマ Apo 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 60秒露出×57枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
9月30日の夜は、主砲ボーグ107FLはソニーα7sIIのテスト撮影で使っていたため、もう一台のSWAT-350にシグマの300mm F2.8を搭載してお気軽ノータッチでぎょしゃ座の勾玉星雲付近を撮影しました。将棋の駒の形をした五角形の下の方にある散光星雲ですが、青い光も混じっていて、なかなか興味深い対象です。明るい部分は比較的簡単に写りますが、大きく広がる淡い部分はかなりの難物で、相当の露出時間が必要です。上の画像ではまだまだ足りない感じです。ぎょしゃ座が高く昇る頃には、南東の空はもう冬の星座のオンパレード。たくさんの一等星があちこちに輝き、賑やかな星空です。
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50mm標準で撮影したぎょしゃ座に今回の300mmの画角を切り出してみました。
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星図も掲載します。
 
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2017年10月 6日 (金)

USBモバイルバッテリーのご使用について。

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SWATポータブル赤道儀は6V~12Vの幅広い電圧でご使用いただけるように設計されています。付属のバッテリーケースが9V用なのは、エネループで7.2Vで使えるようにしたためなのと、単三電池4本の6Vだと、最初は問題ないのですが、徐々に電圧低下を起こして、6V以下に低下してまい正常に駆動できなくなる恐れがあるためです。12Vでも問題ないのですが、モーターが過剰なトルクを出して、その発熱で電池を消耗します。そのため6~9Vくらいがお勧めの電圧です。
さて、最近USBモバイルバッテリーを電源として使用したいというお問い合わせが多くなってきました。USBモバイルバッテリーは容量の種類も多く、値段も下がってきたことから、お使いになりたいユーザー様もいらっしゃると思います。自己責任となりますが、簡単に流用できる方法をご紹介します。
上の写真は、amazonで1,600円で販売していた10000mAhのモバイルバッテリーをSWATの電源として流用した例です。USB出力ですから、5Vですので、そのままではSWATの電源として使えません。そこで、USB5Vを9Vに昇圧するDC-DCコンバーターが内蔵され、φ5.5センタープラスのDC電源ジャックに変換するケーブルを使用して駆動しています。このケーブルもamazonで800円ほどで販売しています。この組み合わせで、簡単にSWATの電源としてお使いいただけます。ご検討いただいているユーザー様のご参考になれば幸いです。ちなみに写真の組み合わせで12時間連続駆動してみたところ、バッテリー残量は40%以上ありましたので、残量表示がそこそこあてになるとすれば、フル充電で一晩は余裕です。
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様々な容量のモバイルバッテリーが販売されています。容量10,000mAhあれば15時間以上の駆動が可能です。上の写真はマジックテープでSWAT-350の背面に取り付けた例です。バッテリーはそこそこの重さがありますから、取付を工夫すれば、ウェイト代わりにも使えます。さらに容量の大きなバッテリーでしたら、ヒーターの電源としても使用できるでしょう。
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DC-DCコンバーターを内蔵した便利なケーブル。USB5Vを9Vに昇圧します。
 
※ご紹介のUSBモバイルバッテリーとケーブルは、実際に使用して問題なく使えることを確認していますが、ご使用にあっては自己責任とさせていただきます。粗悪な製品も多いため、ご購入の際には充分ご注意ください。また、SWATのDCジャックはセンタープラスです。極性を必ずご確認ください。
 
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2017年10月 5日 (木)

ソニーα7sIIによるペルセウス座の二重星団。

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●ペルセウス座 二重星団h-χ
2017年10月1日0時34分 ボーグ107FL+フラットナー1.08× 合成焦点距離 648mm F6.1 ソニー α7sII ISO12800 30秒露出×80枚コンポジット SWAT-350 M-GEMで一軸オートガイド Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
ペルセウス座の二重星団はカシオペヤ座のWに近く、暗いところなら肉眼でももやっとして見える散開星団です。似たような散開星団が寄り添って並んでいるので、二重星団と呼ばれます。天の川の中にあるため、写真に撮ると星に埋め尽くされ、すごい迫力があります。眼視で見ても、その美しさはため息ものです。大口径で見るチャンスがあれば、ぜひご覧になっていただきたい対象です。大きめの双眼鏡でも綺麗に見えます。今回は、淡い星雲を炙り出すわけではないので、コンポジット枚数は少なめにしました。それでもノイズは充分に抑えらています。
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二重星団の導入は簡単です。カシオペヤ座のW字の右から二番目「シェダル」を視野に入れて、赤経目盛環を見ながら東に1h40m回せば、ほぼ真ん中に捉えられます。長焦点では赤緯を0.5°北に振ります。
 
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