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2017年6月

2017年6月26日 (月)

SWAT-350は「お勧めの良い赤道儀」です。

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圧倒的な販売力を誇る業界ナンバーワンの協栄産業さんが、社内スタッフや上級ユーザー様からの情報を元に「良い赤道儀」というページをまとめています。実際に数多く販売して、ユーザー様からの評判が良く、クレーム率も少ない満足度の高い赤道儀を選出したそうです。高級メーカーのタカハシさんやビクセンさんのモデルと並んで、ポータブル赤道儀からは唯一、ユニテックのSWAT-350が選出されました。やはり、追尾精度の高さが評価されたものと、メーカーとしては嬉しく思っています。
私もSWAT-350で天体撮影を実践してます。追尾精度が実測値で±7秒角前後と高精度ですから、200~300mmクラスまではお気軽ノータッチで撮影し、それ以上はM-GENでオートガイドして650~840mmでも安定した歩留まりを確保しています。さらに大きな特徴は小型軽量なので組み立ての時に「腰にやさしい」ことです。これは大変重要です。撮影前の組み立てで「ぎっくり腰」なんてシャレにもならないですね。ということで、協栄産業さんお勧めのSWAT-350は「買って後悔しない赤道儀」の一台です。
 
■協栄産業さんの赤道儀購入ガイドは↓のページから
http://www.kyoei-osaka.jp/hpgen/HPB/entries/347.html
 
SWAT-350は鋭意生産中です。ご予約はお近くの協栄産業さんへどうぞ。
●東京店 http://www.kyoei-tokyo.jp/
●大阪店 http://www.kyoei-osaka.jp/
  
http://www.unitec.jp.net/

2017年6月23日 (金)

ペリカン星雲。

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●ペリカン星雲
2017年6月19日23時58分~ ボーグ107FL+フラットナー1.08× 合成焦点距離 648mm F6.1 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 240秒露出×21枚コンポジット SWAT-350 M-GEMで一軸オートガイド Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
前回ブログの北アメリ星雲に続いて、すぐお隣のペリカン星雲を撮影しました。焦点距離300mmくらいであれば、両方をちょうどよく構図に収めることが出来ますが、650mmもの超望遠ともなるとそうもいきません。それぞれ別に撮影してモザイク合成するとこにしました。どちらも大型の星雲なので、650mmだと迫力が増します。200~300mmクラスの見慣れた作品と比べると星雲の細部の描写が格段に向上しています。この日はシーイングも良かったのか、拡大トリミングしても微光星がとてもシャープに写ってくれました。
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今回の遠征で撮影した北アメリカ星雲とペリカン星雲をPhotoshopのPhotomergeで合成してみました。昨年撮影したボーグ90FL+レデューサー(360mm)の作品と比べても、解像感が大幅に向上してますね。貴重な梅雨の晴れ間を活かせてよかったです。
 
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2017年6月22日 (木)

北アメリカ星雲。

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●北アメリカ星雲
2017年6月19日22時13分~ ボーグ107FL+フラットナー1.08× 合成焦点距離 648mm F6.1 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 240秒露出×27枚コンポジット SWAT-350 M-GEMで一軸オートガイド Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
19日の夜、M13を撮り終えた後は、この日のメインターゲットと思っていた北アメリカ星雲が適度な高度に達してきたのでレンズを向けました。この撮影地では、北アメリカ星雲が昇る北東の方向に大多喜町の住宅地が広がるため、低空には少し光害が残りますが、地平高度50度くらいになれば支障のない程度です。今回は地平高度が約40度くらいから撮影を開始しました。ISO1600でトータル27枚コンポジットしたため、そこそこの高画質が得られて満足な仕上がりです。
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低空は透明度が悪かったり、光害があったりして、なかなか条件良く撮影するのが難しいものです。その影響がどれくらいかは、当然ですが、当日の天候や撮影地によって大きく異なります。今回は肉眼で見て「ほんの少し光害があるなぁ」という程度の条件から、撮影対象の高度が変わるとどれくらい変化があるか比較してみました。上の写真は、すべて同じ露出時間です。左が地平高度約40度の時、中が約55度、右は約80度です。天頂付近の条件は良く、露出時間を倍くらいに延ばしても大丈夫そうです。このように撮影環境によって、得られる元画像の質が大きく変わってきます。撮影地の空の状況に合わせて撮影計画を立てて、なるべく高品位な元画像を撮りましょう。
 
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2017年6月21日 (水)

美しき球状星団、M13。

M13

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●M13
2017年6月19日20時36分~ ボーグ107FL+フラットナー1.08×合成焦点距離648mm F6.1 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 240秒露出×8枚コンポジット 星団中心部には30秒露出×5枚コンポジットを合成 SWAT-350 M-GEMで一軸オートガイド ステライメージ7 Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
天気予報では、いよいよ本格的な梅雨入りだそうです。19日の夜はその直前の嬉しい晴れ間となりました。このチャンスを逃すわけにはいきませんね。というわけで、いつもの房総半島へGO! 明るいうちから現地に入り、まだ薄明も残っていることから、北天最美の球状星団M13の撮影から始めました。快晴予報でしたが、北西から雲がどんどん流れてきて、ヘルクレス座付近も雲に覆われたりして、条件は悪かったのですが、無視してそのまま撮影を続けました。ガイド星をロストしてエラーになっていないか、時々チェックして20枚ほど撮影。結果、ほとんどのコマの背景が白っぽくなってしまいましたが、使えそうな8枚をコンポジットして仕上げました。口径107mmともなると、星がよく分離してくれて、けっこう迫力のある姿を捉えることが出来ます。星像もシャープですし、この条件としては満足な出来となりました。
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このところ海に近い鋸南町では風が強いことが多く、長焦点撮影が困難なことから、今回は海から離れた大多喜町で撮影しました。海沿いで風が強くても大多喜町あたりだと、かなり弱まることも多いです。房総半島も大きいので、場所によって条件が変わりますね。ほぼ無風状態で撮影できました。画像は私のメイン機材のフルセットです。ボーグ107FLはよき相棒となりました。M-GENでのガイド撮影にも慣れてきて、ガイドグラフも安定しています。
機材の組み立てから配線の接続、ポールマスターでの設置、対象を導入して構図とピントを確認、オートガイド設定を終えて、撮影開始まで、なんだかんだ小一時間ほどかかかるので、時間には余裕を持って撮影計画を立てた方がいいです。すべての設定を終えて、いざ撮影という段になってから三脚を蹴飛ばすと、立ち直れないほどショック(笑)ですから充分に気をつけましょう。これ、私のことです。気をつけてるんですが、時々やっちゃうんです…。
 
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2017年6月20日 (火)

SWAT-350生産状況。

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現在、ご予約受付中のSWAT-350は鋭意生産中です。一品一品、アルミ合金無垢材から丁寧に削り出して高精度を確保しています。次ロット先行生産分の筐体削り出しが本日仕上がりまして、梨地処理に回りました。その後、アルマイトを施してから組み立てに取りかかり、7月10日頃には完成するスケジュールで進めています。ただし、SWAT-350は全品、実際の星で追尾テストを行い、ピリオディックモーション±7秒角前後を確認してから出荷している関係で、梅雨のため検査が遅れることが予想されます。ご予約のお客様には、どうかご理解いただきますよう、お願いいたします。
ご予約状況ですが、8月の日食に加え、ボーナスシーズンともあって、このところ好調な受注状況が続いております。7月10日頃の仕上がり予定分は、ご予約で完売となりました。7月下旬仕上がり分の残りは10台ほどございますので、梅雨明け後、早めに入手したいお客様は、お近くの販売店様にご予約いただけますと7月末から8月上旬には入手可能と思います。次の仕上がりは8月中旬頃となります。

今後とも、ユニテックのSWAT製品をどうぞよろしくお願いいたします。

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2017年6月17日 (土)

M20三裂星雲周辺。

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●M20三裂星雲周辺
2017年6月16日22時3分~ ボーグ107FL+フラットナー1.08×合成焦点距離648mm F6.1 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 120秒露出×12枚コンポジット SWAT-350 M-GEMで一軸オートガイド ステライメージ7 Photoshopで画像処理 千葉県鋸南町
 
昨夜の房総半島は月の出までのわずかな時間ですが、GPV予報は快晴でした。梅雨の貴重な晴れ間なので、M20三裂星雲だけに絞って撮影に出かけました。東京を19時頃に出発して、現地入りしたのが20時半。予報通りの快晴です。撮影対象がある程度の高さに昇るまでには、まだ時間があるので、のんびりセッティングしてました。星雲を導入して構図を決め、いざ撮影という段階で、それまでの無風状態が一転、強めの風が吹き始めました。そのまま試写しましたが、オートガイドの設定値が合わず、ハンチングを起こします。無風状態のパラメータだとシンチレーションによるガイド星の揺らぎで暴れるようです。露出時間を500msから800msまで延ばしたところ安定しました。時間の経過とともに、風は強くなる一方です。当初、ISO1600で4分露出を予定していましたが、撮影中に強風に煽られてボツ画像を量産しそうだったので、ISO3200まで感度を上げて2分露出としました。41枚撮影しましたが、綺麗な点像に撮れたのは7枚のみでした。ボツの中から、多少マシなのを5枚ほどピックアップして、合計12枚コンポジットで仕上げました。2分露出でここまでゴミ画像を量産するとは想定外でした。こんな時は思い切ってISO6400~12800まで上げて1分露出以内で撮りまくり、よい画像をピックアップする作戦が正解だったかもしれません。「下手な鉄砲式」で臨めば、風が弱まったときの画像は使えるからです。下に今回のベストとワーストを掲載します。
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まったく同じ条件で撮影した撮って出し(トーンカーブ調整のみ)ピクセル等倍画像です。風の影響でこれだけ違います。同じ光学系とは思えないほどですね。強風に煽られて星像が膨らむとともにバックラッシュの中で動いたようです。バックラッシュの影響を避けるために少しバランスを崩しているのですが、突風には敵いませんでした。このようなあまりに急な動きにはオートガイドも対応できません。

それでも何とか作品を仕上げられて遠征を無駄にしないですんだのはよかったです。作品に話を戻します。M20三裂星雲を狙ったにしては、ちょっと構図が中途半端でおかしいですよね。ちょっと理由がありまして、前回撮影したM8干潟星雲とモザイクするためにこんな構図になりました。あまり出来のよい作品ではありませんが、下に掲載します。
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●M8干潟星雲とM20三裂星雲
PhotoshopのPhotomergeで2パネルモザイク合成。
 
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2017年6月11日 (日)

お気軽ノータッチによるアンドロメダ銀河。

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●アンドロメダ銀河
2017年6月3日2時14分~ キヤノン EF135mm F2L USM 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(ノーマル) ISO800 120秒露出×26枚コンポジット SWAT-200ノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県鋸南町 下は拡大トリミング
 
この季節になると、午前2時頃にはアンドロメダ銀河の地平高度も約40度近くなり、撮影に好適な対象になります。今回は135mmレンズを使って、SWAT-200ノータッチで撮影してみました。レンズは一般撮影では「銘玉」と評価の高いキヤノン EF135mm F2L USMです。このレンズは20年以上前のフィルム時代の設計ですが、そこはLレンズだけあって、なかなかシャープな星像を結びます。いまだに現行品なのも納得の写りではありますが、天体用としては最新のシグマ135mmArtレンズなど、デジタル対応の高解像レンズとの差も気になるところです。比較のチャンスがあれば、撮り比べてみたいと思います。

関東地方も梅雨入りしてしまいました。しばらく撮影はお休みとなりますので、その間に機材のメンテナンスや見直しをしてみてはいかがでしょうか。クルマに積みっぱなしの機材も、いったん降ろして、各部のチェックをお勧めします。湿度の高い季節ですので、レンズの保管は、カビの発生にご注意ください。
 
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2017年6月 6日 (火)

M17 オメガ星雲。

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●M17オメガ星雲
2017年5月23日0時15分~ 6月3日0時32分~ ボーグ107FL+リアコン1.4× 合成焦点距離840mm F7.9 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 240秒露出×40枚コンポジット SWAT-350 M-GEMで一軸オートガイド Photoshopで画像処理 千葉県鋸南町 下は拡大トリミング
 
2日の夜のメインは、このM17オメガ星雲(白鳥星雲)に決めてました。なぜオメガ星雲なのか、私にはどうやっても「ω」にも「Ω」にも見えないのですが、どなたかこんど教えてください。逆さにすると「白鳥」には見えます。(笑) さて、月の入りの少し前から撮影を開始して、5月23日に撮影したカットと合わせて40枚のコンポジットとしました。とはいってもISO3200ですからノイズがやや多く、無理に炙ると破綻しそうなので、このくらいにしておきます。周辺の淡い部分を出すには、さらに露出と枚数が必要そうです。M17オメガ星雲は白鳥星雲ともいわれる人気の対象で、M16わし星雲のすぐそばにあるため、焦点距離200~300mmくらいなら一緒に写せます。位置関係はこちらからどうぞ。天の川の中にあるので、背景は星に埋め尽くされ、赤い星雲がとても美しいです。M8干潟星雲、M20三裂星雲とともに見逃せない夏の対象です。梅雨明けしたら、M20を撮影して、以前撮影したM8とモザイク合成したいと思います。
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この日もM-GENは安定してガイドしてくれました。超望遠840mmの4分露出でも安心していられるので、なんとも心強い限りです。ただ、取付部の撓みや接眼部のガタなどの対策をし、極軸のバランスをあえて崩して追尾させたり、ちょっとした工夫はしています。これまで、いろいろな焦点距離で撮影してきましたが、300mmまでは光学極望設置のお気軽ノータッチで2~3分露出。それ以上は、ポールマスターSWAT設置でM-GENオートガイドがお勧めの撮影スタイルです。一軸のSWATにも対応したパソコン不要のスタンドアローンオートガイダー「M-GEN」は、協栄産業さんでお求めいただけます。興味のある方は各店舗にお問い合わせください。東京店はこちら、大阪店はこちら。関西のレジェンド吉田隆行氏のインプレッションはこちら
 
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2017年6月 5日 (月)

散開星団M11と惑星状星雲M57。

M11

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●M11
2017年6月2日23時10分~ ボーグ107FL+リアコン1.4× 合成焦点距離840mm F7.9 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 240秒露出×16枚コンポジット SWAT-350 M-GEMで一軸オートガイド Photoshopで画像処理 千葉県鋸南町 下は拡大トリミング

撮影地の2日夜の月の入りは、翌3日0時50分頃で、それまでは上弦を過ぎた月が眩しく輝いています。そのため淡い星雲の撮影はやめて、月明かりの影響を受けにくい散開星団を撮影しました。M11はたて座にあり、散開星団としては密集度が高く、まるで球状星団のような姿をしています。天の川の中にありますので、背景も星がみっちりと埋め尽くし、とても美しい姿を捉えることが出来ます。背景の天の川の星たちと比べ、真っ白な星が浮き上がって見えます。
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月明かりの影響をみてみましょう。左が23時10分の取り始め、真ん中が約1時間後の最終コマ、右は月が沈んだあとにM11にほど近いM17付近を撮ったもののそれぞれ撮って出し。まったく同じ露出時間ですが、半月の影響でこれだけ違います。撮り始めのM11は南東の地平高度35度付近で、月は西の空20度くらいの高さです。一時間後の月の地平高度は10度を切っていて、その影響はかなり軽微になっていますが、月の入り後と比べるとまだ残っています。対象は光害の少ない方向ですが、多少影響もあると思いますので、参考程度にみてください。
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実はこのM11には思い出がありまして、いまから33年前の天文ガイド誌に私の作品が入選しました。星野写真はこの一度きりで、最初で最後の入選でした。評が「たて座の散開星団です。」とだけでした。(笑)
  M57

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●M57
2017年6月2日21時24分~ ボーグ107FL+ケンコー2×テレプラス 合成焦点距離1200mm F11.2 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 240秒露出×11枚+120秒露出×14枚 合計25枚コンポジット SWAT-350 M-GEMで一軸オートガイド Photoshopで画像処理 千葉県鋸南町 下は拡大トリミング
 
オマケ画像は、これも月光なんぞものともしないM57ドーナツ星雲です。とても小さいのですが、明るいので簡単に写ります。拡大率を稼ぐために2倍テレプラスを使って無謀とも思える1200mmでチャレンジしてみました。ご覧の通り何とか中心星を写すことが出来ましたが、星像にシャープさがなくイマイチでした。収穫はSWAT-350にM-GENオートガイドを組み合わせると1200mmもの超望遠でも4分間のガイド撮影が出来ることを確認できたことです。さすがに1000mmクラスともなるとシンチレーションの影響を受けて星像が膨らむので、なかなか点像を得るのが難しくなってきますね。
 
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2017年6月 4日 (日)

ノーマルカメラによるアンタレス付近。

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●アンタレス付近
2017年6月3日0時45分~ キヤノン EF135mm F2L USM 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(ノーマル) ISO800 120秒露出×24枚コンポジット SWAT-200ノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県鋸南町 下は拡大トリミング
 
2日の夜は、梅雨入り前の貴重な快晴で逃すわけにはいきません。月が沈んでから、わずか2時間ほどですが、星野撮影に好適な時間帯がありました。ちょっと実験を兼ねて、カラフルな色彩で人気のさそり座アンタレス付近をノーマルカメラで写してみました。このエリアは、赤だけでなく、黄色や青も含んだとても華やかな領域ですから、ノーマルカメラでも、とても魅力的です。結果、上の画像の通り、とてもカラフルなアンタレス周辺を捉えることが出来ました。改造カメラでなくても充分に楽しめますので、この夏、ぜひレンズを向けていただければと思います。梅雨明け後のさそり座の頭部は、薄明終了後には南中を過ぎていますので、条件は悪くなりますが、1~2時間くらいは楽しめると思います。今回はSWAT-200にシンプルフォークDXを組み合わせたお気軽スタイルでの撮影です。
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撮影場所から望む明けの明星。夜明け前ともなると気温も10℃近くまで冷え込むので、ジャンパーがないと寒いです。
 
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2017年6月 3日 (土)

月齢7.6。

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■撮影データ
2017年6月2日20時00分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/40秒×30枚 RegiStax6でスタック Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 千葉県鋸南町
 
シーイングは天気図からはあまり期待できそうもない感じでしたが、望遠鏡をセットして確認すると、決して良くはないのですが、常時大きめに揺らいでいる感じで、月全体の撮影には問題なさそうでした。真冬のようなチリチリした小刻みなシンチレーションだと、もうお手上げなのですが、大きな揺らぎだと意外とよく写せることがあります。今回もかなりシャープに仕上がって、上出来な一枚となりました。夏の安定した天気の時は、ほとんど止まっているようなゆったりした揺らぎになることがあり、そんなときは恐ろしいほど解像度の高い写真が写せます。
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気象庁ホームページより転載、2日午後9時の天気図。
 
いよいよ梅雨前線が迫ってきました。いやな季節ですが、機材の見直しや整備、たまった画像の整理などをしてみたらいかがでしょうか。また梅雨明け後の撮影計画を練るのも楽しいものです。カメラやレンズの保管も防湿庫に入れるか、乾燥剤を多めに入れたケースで密封保管するなどカビ対策をお忘れなく。
 
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