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2017年11月

2017年11月30日 (木)

ボーグ107FL+レデューサーによる馬頭星雲。

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●馬頭星雲
2017年11月21日21時31分~ ボーグ 107FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 432mm/F4 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO1600 180秒露出×48枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopにて画像処理 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
メーカー未承認の組み合わせですが、ボーグ107FLに0.72×レデューサーを併用したら、意外と具合がよくて、いろいろ撮影してます。明るさがF4になるため、とても使いやすく魅力的です。ただ、このレデューサーは71FLと90FLに合わせて設計されていて、107FLでは本来の性能を発揮できません。あくまでも107FL用が発売されるまでの代用として使っています。それでも周辺以外の星像はかなりシャープですから、専用設計のレデューサーはどんな素晴らしい性能になるのか今から楽しみです。さて、その代用レデューサーセットで馬頭星雲を狙ってみました。大きく広がるHαの散光星雲、燃木星雲との色の違い、青い反射星雲が複雑に入り混じる美しい領域であることがわかります。実はにわか雨に見舞われた19日にもここを撮影していたのですが、薄雲がだんだん濃くなって8枚撮影したところで諦めてました。その時の画像を下に掲載します。ソフトフィルター効果が強すぎるので今回の作例には混ぜませんでした。
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●薄雲の中の馬頭星雲
2017年11月19日22時19分~ ボーグ 107FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 432mm/F4 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO1600 180秒露出×8枚コンポジット+10秒露出×10枚コンポジットをHDR合成 SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopにて画像処理 千葉県大多喜町
 
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2017年11月29日 (水)

シグマ180mmマクロによるぎょしゃ座の散開星団。

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●ぎょしゃ座の散開星団
2017年11月19日22時14分~、21日21時51分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM 絞りF3.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO3200 60秒露出×95枚コンポジット+R62フィルター 120秒露出×21枚コンポジットをRチャンネルに合成 SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
19日と21日の二日間に分けて撮影したぎょしゃ座の散開星団です。左からM37、M36、M38と並んでいます。下のファインディングチャートと見比べてください。19日の撮影では、途中にわか雨に遭ったり、晴れたり曇ったりでしたので、薄雲のソフトフィルター効果で滲みました。個人的にこの滲みは好きなので、21日に撮り増したコマとまとめてコンポジットしました。輝星の滲みはそのためです。このエリアはとても賑やかで、200mmクラスのこの横構図は、けっこうお気に入りです。勾玉星雲のアップは、近いうちにハイスピード107(107FL+レデューサー)で撮ってみたいエリアです。
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50mm標準で撮影した画像に今回の構図を切り出してみました。
 
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2017年11月27日 (月)

シグマ180mmマクロによるIC1396。

Ic1396

●IC1396
2017年11月21日18時56分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM 絞りF3.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO3200 60秒露出×78枚コンポジット+R62フィルター 120秒露出×24枚コンポジットをRチャンネルに合成 SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
秋も深まり、冬の足音が聞こえてきましたね。IC1396付近はそろそろ撮り収めになるかなぁ思い、レンズを向けてみました。北アメリカ星雲と同じくらいの巨大な天体ですので、200mmクラスのレンズで充分に迫力ある姿を写せます。今回はシグマの180mmマクロを使って、高感度短時間露出多枚数コンポジット法で撮影してみました。撮影後の画像処理に時間がかかりますが、撮影自体はわずか1分露出ですから、失敗カットがほとんど出なくて、効率がよいです。撮影開始が19時とまだ人工光が多く、空が暗くなる前の撮影ですで、夜半近くなって空の状態がグッと暗くなってからだと、もう少し好結果が期待できると思います。
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50mm標準で撮影したケフェウス座に今回の構図を切り出してみました。参考にしてください。
  
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2017年11月25日 (土)

ビックカメラ星空セミナーに参加しました。

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本日、ビックカメラ池袋本店パソコン館屋上にて開催された星空セミナーにユニテックもSWAT-350を2台展示しました。一台はシグマさんのレンズと組み合わせ、卓上スタンドとシンプルフォークDXでポタ赤らしいコンパクトな展示、さらに私の主砲、ボーグ107FLと組み合わせたポタ赤らしくない堂々とした展示。ま、なんといいますか、ユニテックのブースがシグマさんとボーグさんに挟まれているので、かなり気を使って、まるで溶け込んでいるかのような存在感のなさでした。(笑)
107FLの方は実際に駆動して薄雲を通して見え隠れしていた月をお楽しみいただきました。会場にはSWATユーザーさんやご購入希望の方もおみえになって、大いに盛り上がりました。周りを見回してもどのブースも大賑わいで、さすがビックカメラさんといった感じです。気合いを入れてプリントした作例も展示していたのですが、暗くてよく見えないためか注目度は最低。というか誰も気づいてなかったかも…、という落ちがつきました。(笑)
ご来場のみなさま、どうもありがとうございました。ビックカメラスタッフの皆さまお疲れさまでした。またよろしくお願いします。
 
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2017年11月24日 (金)

ビックカメラ星空セミナーに出展します。

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明日、25日土曜日にビックカメラ池袋店主催の星空セミナーが開催されます。二部構成になっておりまして、第一部は座学で12時(11時入場)開始です。場所は西口ですのでご注意ください。ユニテックは第二部の実技会場(東口の本店パソコン館屋上)で、SWAT-350を展示します。前回同様、作例写真も持って行きますので、お時間のある方は遊びにいらしてください。いつも仲良くしていただいているボーグさんやシグマさんも登場しますよ。

【第2部】実技 天体望遠鏡で天体観測会 ※雨天中止
【日 時】19:00~21:00  【場 所】パソコン館屋上(※1階業務搬入口集合)
【参加企業】ニコン/キヤノン/フジフイルム/ケンコー・トキナー/オリンパス/トミーテック(BORG)/ユニテック/シグマ/ビクセン/ユニテック(SWAT)
【特別講師】山田 久美夫先生
 
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2017年11月22日 (水)

ボーグ107FL+レデューサーによるM31アンドロメダ大銀河。

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●M31アンドロメダ大銀河
2017年11月21日18時16分~ ボーグ 107FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 432mm/F4 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO1600 180秒露出×52枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopにて画像処理 千葉県大多喜町 ※高輝度部部分に短時間露光を合成 ※下2枚は拡大トリミング
 
ボーグ107FLにレデューサー0.72×を試したところ、前回ブログのM33のように意外と使えることがわかりました。焦点距離432mmは、なかなか絶妙で、大型の撮影対象の迫力がかなり出てくる長さです。それで俄然撮影したくなったのが、M31アンドロメダ大銀河。フルサイズ400mmにピッタリの撮影対象です。ということで、平日にもかかわらず、いつもの房総半島へひとっ走り出かけてきました。快晴で風もなく絶好の撮影日和となりました。薄明終了後すぐに撮影を開始しましたが、まだ空が夜中ほどの条件ではないので、そこそこ総露出を稼ぎました。しかし昨夜は異常に寒くて、気温は0℃近くまで下がりました。こうなると夜露ではなく霜が降りてきます。外に出しっ放しにしていた運搬用のアルミケースは分厚い霜でコーティングされてしまいました。これからの撮影は完全な冬装備で暖かくして臨みましょう。
 
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2017年11月20日 (月)

ボーグ107FL+レデューサーによるM33銀河。

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●M33銀河
2017年11月19日18時24分~ ボーグ 107FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 432mm/F4 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO1600 180秒露出×35枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopにて画像処理 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
昨夜の房総半島のGPV予報は3時くらいまでは快晴だったので、久しぶりに出撃しました。到着時には雲ひとつない快晴、まだ薄明が終わったばかりですが、透明度が良くて空が暗く、そこそこいけそうだったので、撮りやすい高度のM33を狙ってみました。撮影したコマを確認すると撮影開始から徐々に背景が暗くなっていき、20時くらいには充分なコントラストになりました。さあ、これからだと思った矢先に、北の方角から雲が現れ、遠くの方で稲光が…。嫌な予感がしましたが、撮影を続行。雲がかなり広がったところで、一旦撮影を中断して、雲が取れるまでダークを撮っておこうと鏡筒にフタをし、ダークの撮影を始めました。その間、車の中で一休みしていたら、何だかパチパチと音がします。「ん、何?」と思うまもなく、音が一段と激しくなります。「こりゃヤバい!雨だ~!」、あわてて、クルマのトランクから、傘を引っ張り出して、機材に被せて、もう一台設置していたサブ機の方も防寒着を着せて、何とか雨の被害を免れました。幸い主砲はダーク撮影中でフタをしていたので、レンズは大丈夫。サブ機は望遠レンズが低空を向いていたので、外観が少し濡れた程度で、こちらも大丈夫でした。いや~、雨なんて予想してなかったので、すっかり慌ててしまいました。通り雨だったので、短時間で止んだのですが、なんだかやる気も萎えまして、その後、晴れたり曇ったりで、気合いも入らず、少し撮影しただけで、11時半には店仕舞いしました。今後、急な雨対策をもう少し考えないとと反省しきりでした。
さて、画像は何の変哲もないただのM33ですが、ちょっとひと工夫してみました。メーカーは使える保証もしてないですし、自己責任となりますが、試しに90FL用のレデューサーを併用してみました。 432mm/F4というスペックはなかなか魅力的です。上のノートリ画像の最周辺をみると、さすがに星像は流れているとはいえ、意外なほど良好で、APS-Cサイズ程度にトリミングすれば、全面シャープな星像が得られそうです。107FLのレデューサーが発売されるまでのピンチヒッターとして活躍してくれそうです。
 
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2017年11月 5日 (日)

ボーグ71FLによるクエスチョンマーク星雲。

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●クエスチョンマーク星雲
2017年10月26日21時17分~ ボーグ 71FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 288mm/F4.1 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO3200 120秒露出×52枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopで画 像処理 千葉県大多喜町
 
先月26日の遠征で最初に撮影したのが、この「クエスチョンマーク星雲」です。ご覧の通り、構図が大失敗で、あやうく?マークの「点」を入れ損なうところでした。バランスがよくなるように上辺を大きくトリミングしようかとも思いましたが、構図失敗の例として、このまま掲載します。いずれリベンジしようと思います。このクエスチョンマーク星雲の上の丸い部分(NGC7822とCed214)がケフェウス座、点(Sh2-170)はカシオペヤ座に属します。丸い部分の右側に重なる散開星団がNGC7762です。クエスチョンマークと呼ぶにはちょっと苦しい感じですね。
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ゴミの舞。撮影途中のコマから、ひらりとゴミが舞い落ちてきました。これは避けようがないですね。シャッターの振動で一コマごとに動いて行き、星雲の明るい部分の下で止まってしまいました。その部分はσクリップでコンポジットしても影が残ったので、Photoshopで丁寧に取り除きました。HKIR改造の良い点は、ダストクリーニングが有効な点です。次の撮影対象に移る前に、クリーニングしてゴミがなくなったことを確認してから、撮影を始めました。
 
※11月7日~12日まで地方出張のため、お問い合わせなどの対応が出来ません。ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。
 
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2017年11月 3日 (金)

ボーグ71FLによるカリフォルニア星雲。

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●カリフォルニア星雲
2017年10月26日23時40分~ ボーグ 71FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 288mm/F4.1 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO3200 120秒露出×41枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopで画 像処理 千葉県大多喜町
 
天文ファンにとっては10月の悪夢のような悪天候から一転して、スッキリした秋空が広がるようになってきました。でも天気の良い週末に限ってお月様がデカいんですよね。なかなかタイミングが合いません。さて、画像は先週の遠征でオリオン座が撮影に適した高度になるまでの間に撮ったカリフォルニア星雲です。焦点距離200~300mmで狙うのにピッタリな巨大散光星雲です。明るさも充分ですので簡単に写せます。すぐ南にはすばるもあります。
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50mm標準で撮影したペルセウス座に今回の構図を切り出してみました。
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定番の構図。カリフォルニア星雲とすばるは約12度離れています。フルサイズに85mmレンズなら両方がピッタリ構図に収まります。
 
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2017年11月 1日 (水)

ボーグ 71FLによる馬頭星雲付近。

Photo●馬頭星雲付近
2017年10月27日1時49分~ ボーグ 71FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 288mm/F4.1 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO3200 120秒露出×66枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
50mmでオリオン座全景、135mmでバーナードループと続きましたが、今回オリオン座シリーズ第三弾として、約300mmによる馬頭星雲からオリオン大星雲にかけてです。F4.1で総露出2時間強は、前回ブログ「バーナードループ」のF2.2で34分露出とほぼ同じ光量となります。デジタル時代になって、このような分子雲が簡単に写せるようになったため、みなさん明るい光学系を使って競って炙り出しているような状況です。分子雲を狙うなら、それなりの露光量が必要なので、明るい光学系が有利。できればF4以上の明るさが欲しいところです。明るいほど短時間で写せます。さて、このエリアで少し気をつけたのがモヤモヤした分子雲の色です。普通に処理すると茶色ぽい色調になりやすくて、私にはどうにも汚らしく感じてしまいます。そこで、その茶色の部分の黄色成分をなるべく抑えて、小豆色(えんじ色)に傾けるように処理し、そこそこすっきり見えるようにしてみました。色調は個人の好みもありますので、これが正解というわけではありません。どうぞみなさんも一工夫してみてください。
 
この構図にも135mmレンズの時と同様、ユーザーの作例コーナーでおなじみの蒼月様が同じ光学系で撮影した作品がありまして、その画像と合成する許可をいただけたので、半々で重ねて、さらに炙ってみたのが下の画像です。総露出時間5時間に迫る作品ができました。蒼月様の上等な元画像のおかげで、分子雲がさらにコントラスト良く描出できました。ご協力どうもありがとうございます!
●蒼月様のオリジナル画像はこちら。→https://flic.kr/p/YEeKf9
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