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2018年1月

2018年1月26日 (金)

シグマ APO 300mm F2.8によるマルカリアンチェーン周辺。

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●マルカリアンチェーン
2018年1月15日3時21分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 2分露出×28枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350によるノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
300mm望遠レンズで撮影したマルカリアンチェーン周辺です。M84からNGC4477にかけての円弧状の連なりを特にマルカリアンチェーンと呼んでいます。おとめ座銀河団の一部ですが、この周辺はどこを撮っても夥しい銀河が写ってきます。長焦点で銀河をクローズアップするのよいですが、こういった短めのレンズで一網打尽にするのも、なかなかの迫力です。
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一番左の青丸がマルカリアンチェーンです。導入は簡単。しし座の一等星レグルスから東に2h20m回せば入ってきます。後は微調整してください。目盛環装備のSWAT-350なら効率よく導入できます。ちなみに一番右の青丸がM95M96M105、真ん中がM65M66NGC3628のトリオ銀河です。
 
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2018年1月24日 (水)

ボーグ107FLによるM101回転花火銀河。

M101

M101

●M101銀河
2018年1月15日2時59分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×31枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
午前3時近くなると空はすっかり春です。春といえば銀河の季節ですが、短焦点では個々の対象を迫力ある姿で写すのが難しいです。大小マゼラン雲は別として、M31アンドロメダ銀河とM33は短焦点でも狙える特別に巨大な銀河といえます。それでも、そこそこ写して見ばえのする銀河もあるので、今後ブログでいくつかご紹介していきたいと思います。年末にしし座のトリオ銀河を紹介しました。今回はM101銀河です。おおぐま座に位置するこの渦巻き銀河は回転花火銀河とも呼ばれ、正面を向いた非常に美しい姿をしています。650mmノートリの画像では周辺にも多数の銀河が存在していることが分かります。短焦点では周りの銀河も含めて楽しむのがよいでしょう。下に天体のナンバーを振った画像と北斗七星との位置関係を示す星図を掲載しますので、参考にしてください。通常、頭にアルファベットのないナンバーはNGC天体を表します。
 M101_3

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北斗七星付近の星図。M101銀河の導入はいとも簡単で、北斗七星のミザールを導入したら、そこから赤経目盛環を見ながら東に40m回すだけで捉えられます。後は試写して微調整してください。正確には赤緯をほんの少し(約0.5度)南に振ります。
 
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2018年1月22日 (月)

ボーグ107FLによるモンキー星雲。

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●モンキー星雲
2018年1月14日23時40分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×53枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
14日の夜、勾玉星雲の後に撮影したのが、このモンキー星雲です。ふたごの足もとあたりにありますが、オリオン座に属しています。位置はこちらでどうぞ。すぐ近くにクラゲ星雲がありますが、こちらは赤い散光星雲が大きく拡がっていて大迫力なのですが、モンキー星雲は650mmでもちょっと短い感じですね。明るい星雲なので1.4×リヤコン併用の方がよかったかも。拡大トリミングでちょうどいい感じです。
 
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2018年1月19日 (金)

シグマ APO 300mm F2.8による冬の二重星団M46M47。

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●M46M47
2018年1月15日2時35分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 2分露出×14枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshop、FlatAideProで画像処理 SWAT-350によるノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
300mmで撮影したとも座のM46、M47二重星団です。ペルセウス座の二重星団h-χに勝るとも劣らぬ美しい星団で、冬の天の川の中ですから、銀砂を敷き詰めたような背景に加えて、周辺にも多くの散開星団があって、ため息の出る美しさを楽しめます。左のM46と右のM47では星の明るさと密集度に違いがあって、個性が際立ちますね。M46の中には小さな惑星状星雲NGC2438があるのですが、判りますか? 下に拡大写真を載せましたので、ぜひ確認してみてください。最寄りの一等星はシリウスですが、導入はプロキオンからの方が一軸でできるので簡単です。プロキオンを視野に捉えてから、赤緯を南に20度下げれば入ってきます。散開星団は撮影枚数が少なくても充分に美しく撮れます。輝星を強調するための味付けとしてFlatAideProのソフトフィルター効果を使いました。下のナンバー入り画像はソフトフィルター効果を使ってないで、その違いもお確かめいただければと思います。
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二重星団の周辺には他にも多くの天体が集まっています。
 
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2018年1月17日 (水)

ボーグ107FLによる勾玉星雲。

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●勾玉星雲
2018年1月14日19時36分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×53枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県大多喜町
 
14日の夜、もう一台のSWAT-350にボーグ107FLに搭載して撮影した勾玉星雲です。この時期、薄明終了後に天頂高く昇っているので、狙いやすい対象です。ぎょしゃ座の将棋の駒の中の下部にあります。位置はこちらをご覧ください。隣のIC410とは、ちょうど北アメリカとペリカンのような感じなので、並んでいますが、650mmで横構図にするとちょっと窮屈なので、今回は勾玉星雲単体を縦構図で撮りました。周辺には他にも明るい星雲や散開星団がありますので、焦点距離によって構図を変えながら楽しめるエリアです。
 
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2018年1月15日 (月)

シグマ APO 300mm F2.8によるM45すばる周辺。

M45

●M45 すばる周辺
2018年1月14日19時29分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 2分露出×96枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350によるノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
昨夜は風もなく絶好の撮影日和となりました。透明度も良さそうですし、今年初の遠征に出かけることにしました。撮影地はいつもの房総。一晩中無風なうえ露(霜)もほとんどつかない好条件でした。設置した機材はSWAT-350が2台で、一台はボーグ107FLを搭載してM-GENでオートガイド、もう一台はシグマのAPO 300mm F2.8でノータッチ撮影を楽しみました。まず最初に撮影を始めたのが、そろそろ撮影好機終盤を迎えた「すばる」です。周辺の分子雲を描出すべく、シグマの300mm F2.8を開放にして、総露出3時間超えで撮影しました。この明るさで、これくらいの露出をすれば、分子雲の炙り出しも楽勝でした。やっぱり明るい光学系はいいですね。追尾も300mmで2分ですから、SWAT-350ノータッチで歩留まりは95%以上でした。
 
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2018年1月12日 (金)

シグマ500mm F4 SportsによるM31アンドロメダ銀河。

M31●M31アンドロメダ銀河
2017年12月19日19時24分~ シグマ 500mm F4 Sports 焦点距離 500mm 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 3分露出×39枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 山梨県上野原市
 
新年最初の一枚は、シグマ 500mm F4 Sportsで撮ったアンドロメダ銀河です。このレンズは、シグマの新コンセプトSportsラインのフラッグシップだけあって、最高のレベルの収差補正を実現しています。お値段も80万円! お正月なので、景気よく行きましょう。(笑) さて、この500mm F4 Sports、有効径125mmの超大型望遠レンズですが、なんとこれがSWATに搭載可能なんです。カメラやガイド鏡を含めて5kg程度なので、まったく問題ありません。この日もトラブルなく撮影できました。
そろそろ今月の新月期入りですね。西日本や日本海側では大雪となっていて天体撮影どころじゃないですが、太平洋側では快晴の日が続いています。撮影に出かける際には、氷点下に備えて完璧な防寒対策を整えましょう。路面の凍結にも充分ご注意ください。
 PhotoSWATでも充分いけると感じる意外とコンパクトな外観です。
 
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2018年1月 9日 (火)

新型回転ユニット、1月31日発売。

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新たにボールベアリングを4個追加した回転ユニットの新製品です。ジュラルミン製ウォームホイールは歯数76枚。微動ハンドル一回転で約4.7度動きます。2度きざみの位置調整可能な目盛りを装備していますので、天体導入の際に便利です。粗動レバークランプは、引っ張り上げて回すことによりレバーの方向を任意に変更できます。重さは約745g、ジュラルミン削り出しの微動ハンドル2個付き。
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アルカスイスキャッチャーを装着し、望遠レンズを搭載した使用例。

新型回転ユニット 1月31日新発売!
粗動付微動回転ユニットの後継として開発中だった新型回転ユニットを1月31日に発売いたします。旧タイプの粗動付微動回転ユニットを大幅アップグレードして耐荷重性能を格段に向上させました。旧タイプはSWAT-200用に開発したため、軽量コンパクト化を最優先し、搭載荷重2.5kg程度を想定して設計されました。今回はSWAT-350や間もなく発売のSWAT-310にフル対応させるために軸周りを新設計。これまで軽量化優先のために使えなかった本格的なボールベアリングを一挙に4個も採用して、搭載荷重を約8kgと3倍以上に大幅アップさせています。

旧タイプで採用した世界初のウォームホイールのダイレクトクランプ(赤いツマミ)はそのまま踏襲。撮影前に軽くクランプすることでバックラッシュによる追尾失敗を未然に防ぎます。ターンテーブル中心には1/4インチカメラネジ穴をご用意したほか、35mm間隔でM6とM8のネジ穴がありますので、搭載パーツの選択肢が広がります。取付部は、テーパーキャッチャーに勘合する形状ですので、テーパーキャッチャーと組み合わせて、SWAT-350/310の赤緯体としてご使用いただけます。テーパーキャッチャーの底面の3/8インチカメラ太ネジと1/4インチ変換アダプターで一般のカメラネジにも取り付けられますので、用途はユーザー様のアイデア次第で様々に広がります。旧タイプにあったターンテーブル中心の1/4インチカメラねじは廃止したため、自由雲台を搭載する場合はアルカスイスキャッチャーとクイックリリースプレートを併用してください。

そのほか、新たに加えた機能としては、赤経恒星時目盛環を採用した新製品の「SWAT-310」との併用を想定して、回転ユニットの目盛環も任意の位置に回して固定できるようにしました。最初に基準星を導入して目盛り合わせをするときに便利です。その後は目盛環で天体導入が可能になります。
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サイズは旧タイプよりひと回り大きくなり、重さも525gから745gとズシッと重たくなっています。左が旧タイプ、右が新製品。
  
回転ユニット 1月31日発売
  歯数76枚、φ18ジュラルミン製ハンドル 2個、全周目盛り付。
  希望小売価格 34,000円 (税別)
※取り付けには別途テーパーキャッチャーが必要です。

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