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2018年2月

2018年2月27日 (火)

シグマ 135mm F1.8 ArtによるM44プレセペ星団。

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●M44 プレセペ星団
2018年2月17日23時59分~ シグマ 135mm F1.8 DG Art 絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×60枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 FlatAidePro、Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 
冬の賑やかな星座が西に傾いた頃、天頂付近に目をやると、ぼんやりした星の集まりが見えています。それがかに座のM44プレセペ星団です。かに座自体は暗い星ばかりでよくわからないですが、プレセペ星団は肉眼でもぼやっと見えます。双眼鏡だとなお美しいです。上の画像はシグマの135mm Artで撮った元画像をFlatAideProのソフトフィルター効果で輝星を滲ませて強調しています。青ハロではありません。(笑) このレンズは昨年発売されたばかりの最新設計で、「写真レンズ星空実写カタログ」でも「ツアイスの135mm F2と双璧をなす最高の135mm」という評価を得た超シャープなレンズです。ツアイスとの差はF1.8という1/3段の明るさと、AFですからピントをPCからソフトで制御することも可能な点です。買って後悔しない一本と思います。
 
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2018年2月26日 (月)

シグマ 135mm F1.8 Artによる雲間のヒヤデス星団。

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●ヒヤデス星団
2018年2月17日20時26分~ シグマ 135mm F1.8 DG Art 絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×33枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
風が強かった17日土曜日、最初に撮影したのがおうし座のヒヤデス星団です。撮影を始めて間もなく大量の雲が飛来し、しばらく晴れたり曇ったりを繰り返してましたが、そのまま撮影を続けました。インターバルタイマーで一時間ほどの露出したところでやめました。結果、およそ半分は雲に覆われて使えず、多少雲が入り込んだものまでOKとして33枚コンポジットしました。ホントは分子雲モクモクのエリアなのですが、本物の雲がモクモクになってしまいました。このエリア、いずれリベンジしたいと思います。
 
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2018年2月25日 (日)

月齢8.6。

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■撮影データ
2018年2月24日19時00分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/25秒×20枚 RegiStax6でスタック Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒区
 
このところ星野撮影ばかりにうつつを抜かしておりまして、すっかり月面撮影をサボっておりましたが、昨夜、久々に月にレンズを向けました。月が天頂に近い位置で、ベランダ撮影ということもあって、バリアングルではない6Dでは、ピント合わせもアクロバティックな姿勢を強いられます。そろそろ月面撮影用に別のカメラが欲しくなってきました。さて、昨夜は意外とシーイングがよかったようで、低速シャッターでもよく写りました。19時過ぎに撮影を終えて、もっとシーイングがよくなるかもしれないと思い、機材をそのまま放置していました。30分後ぐらいに再度確認してみたところ、逆に悪化していたので、機材を片付けました。
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気象庁ホームページより転載、24日午後6時の天気図。
 
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2018年2月24日 (土)

CP+2018、3月1日開幕!

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いよいよCP+2018の開幕が目前に迫ってまいりました。今年は3月1日(木)から4日(日)までパシフィコ横浜で開催です。ボーグさんのご厚意で今年もSWATをドーンと展示していただけることになりました。SWAT-350と新製品のSWAT-310にベストマッチなボーグ鏡筒を搭載して展示します。どうぞご期待ください。なお私、加曽利も1日午後2時には、会場入りしております。SWATについてのご質問を受け付けておりますので、お気軽にお声をおかけください。まだ確定ではありませんが、3日土曜日の午後も行く予定です。どうぞ、よろしくお願いします。CP+2018、まずはボーグブースへGO!※上の写真は昨年のボーグブースです。
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ユニテックの新製品として、発売間近の「SWAT-310」をデモ展示します。SWAT-310はSWAT-300をベースに極軸周りを大幅に強化。内径40mmの大型ベアリングを追加することで、耐荷重性能を約10kgまでとしたほか、ポータブル赤道儀としては世界初となる赤経恒星時目盛環を搭載。これまで高級赤道儀にしか採用されなかった機能をポータブル赤道儀で実現しました。目盛環つきの回転ユニットを赤緯軸として組み合わせれば、目盛環による天体導入が可能になり、効率のよい撮影に貢献します。また、未知の天体を見つけた場合に、その正確な座標を読み取り、星図から天体名を探し出すすことも容易になります。もし星図に記載されてなければ、新天体かもしれませんよ。(笑) 魅力の新製品SWAT-310はボーグブースでぜひご覧ください。
 
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2018年2月23日 (金)

シグマ 14mm F1.8 Artによる冬の天の川。

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●冬の天の川
2018年2月17日21時44分~ シグマ 14mm F1.8 DG Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×21枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 FlatAidePro、Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 
昨年の秋に購入していた最新の超広角レンズ、シグマ 14mm F1.8 Art。使おう使おうと思いつつ、ファーストライトが延び延びになっていました。強風のため長焦点を諦めた17日、ようやく出番となりました。さすがに14mmの画角、冬の天の川をきれいに収めることができました。それにしても、素晴らしい星像です。14mmとは思えない周辺星像、解像力も高くて、散開星団がよく分離しています。前回のブログで紹介した西條さんの「写真レンズ星空実写カタログ」でも、「最高の14mm単焦点レンズ」と絶賛しているだけあります。早く夏の天の川も撮ってみたくなりました。
  
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2018年2月21日 (水)

お勧めの参考書「写真レンズ星空実写カタログ」。

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いま話題の西條善弘さん著、「写真レンズ星空実写カタログ」(誠文堂新光社刊)を購入しました。まえがきには、焦点距離200mm以下でF4より明るいレンズが約300本あり、それらをすべてテストして書籍化することを目指しているそうで、そのうち半分のテストを終えたところで、いったん区切って本書の発売になったとのことです。35mmフルサイズ用が51本、APS-Cサイズ用が26本、マイクロフォーサーズ用が28本、トータルで105本のレンズが掲載されています。
ページ構成は上の写真の通り、レンズ外観と仕様、筆者の寸評、実写星野画像、絞り開放とわずかに絞ったときの中心と周辺星像の拡大(周辺減光補正あり)、周辺減光の画像からなっています。中心と周辺星像の拡大画像でレンズの性能が一目瞭然です。こりゃレンズメーカーもたまったものではないですね。(笑) 著者の作例写真はどれも秀逸で、構図の参考にもなります。
新たな試みとして、拡大画像には「星像のシャープさを判定するためのゲージ」が採用されていて、ゲージと星像を比較することで、そのレンズのシャープさを簡単に判断できるように工夫されています。
昨日のブログの「ふたご座」の画像は、上の写真に掲載されているシグマ50mm F1.4で撮影したものですが、私が選択した絞り値F2は、周辺星像が開放よりかなり改善しているとはいえ、ちょっと中途半端で、西條さんのテスト結果ではF2.4まで絞ると全面でほぼ完璧な星像を示すことがわかります。このように最適な絞り値を探るときの目安としても大いに参考になります。もちろんスピード優先の撮影がしたいときは開放の方が適していますし、周辺減光の改善を狙ってあえて絞り込む場合もありますので、目的によって最適な絞り値を選ぶことが肝心です。ただし、あまり絞ると回折で輝星に放射状の光条が出ます。
このように、「写真レンズ星空実写カタログ」は天体撮影ファンにお勧めできる素晴らしいレンズカタログに仕上がっています。後編が今から楽しみです。できれば、気軽に天体撮影ができる300mmクラスまで網羅して欲しいと思います。
  
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2018年2月20日 (火)

シグマ 50mm F1.4 Artによるふたご座。

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Photo_2●ふたご座
2018年2月17日22時35分~ シグマ 50mm F1.4 DG Art 絞りF2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×61枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 FlatAidePro、Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
新月期の先週土曜日、一晩中快晴の予報。ただし、かなり風が強いらしいです。長焦点撮影では風は大敵です。特にポタ赤のSWATには非常に厳しいため、長焦点は当初からスパッと諦めて、短焦点のみで挑むことに決めました。まずはシグマ 50mm F1.4 Artで「ふたご座」を狙います。ふたご座はフルサイズ50mmで東西南北を揃えると、作例のように斜めになってしまい、ちょっと窮屈な構図となります。35mmレンズの方が余裕があってお勧めですが、50mmでも画面いっぱいの迫力があります。F2で約1時間の露出ですので、足もとの赤い散光星雲もよく出てくれました。味付けとして星座を構成する輝星をFlatAideProのソフトフィルター効果で滲ませています。ふたご座は冬の星座の中では最後の方に沈むので、まだまだ撮影の好機です。
 
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2018年2月17日 (土)

ボーグ107FLによるクリスマスツリー星団付近。

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●クリスマスツリー星団付近
2018年2月11日18時56分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×54枚 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
11日の夜は晴れたり曇ったりの繰り返しで生憎の条件でした。それでも何とか60枚近く撮影できました。雲が視野に入ってしまって、あまりにもひどいカットは除外し、合計54枚をコンポジットしました。総露出時間は2時間42分。対象はちょっと季節外れのクリスマスツリー星団付近です。冬の星座もそろそろ終盤を迎えつつありますが、このあたりは夜半くらいまでならまだ撮影可能です。赤と青の星雲が入り混じり、とても美しいエリアです。下辺の真ん中あたりの三角形をした小さな星雲がハッブルの変光星雲です。クリスマスツリー星団は有名なバラ星雲の少し北に位置しています。バラ星雲との位置関係はこちらをご覧ください。撮影中、曇っている時間も長く、節電のためカメラやヒーターの電源のオンオフを繰り返したり、慌ただしくしていたため、短時間露光を撮るのをすっかり忘れてしまいました。雲によるガイド星の消失も頻繁でしたが、M-GENは一度も見失うことなく復帰してくれて安定したガイドが得られました。
 
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2018年2月15日 (木)

FUJIFILM X-T2の天体撮影適性はいかに…。

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昨年のソニーさんに続いて、今度は富士フイルムさんから天体撮影の依頼がきました。機種はX-T2。同社ミラーレス一眼のフラッグシップ機です。一般撮影では評価も高く、フィルター改造なしでもHαが写るとのうわさも耳にしています。さらに15分までの露出やインターバルタイマーなど、天体撮影に嬉しい機能も標準で搭載されていて、APS-Cサイズではありますが、価格も意外とリーズナブルな感じで好感が持てます。まずは、どれほど写るのか試してみます。乞うご期待。
なお、このカメラを天体撮影にご使用の方で、ご要望などありましたらコメント受け付けております。
  
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2018年2月13日 (火)

房総で分子雲、M81M82周辺。

M81m82

●M81M82周辺
2018年2月8日23時18分~ 2月12日0時8分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 2分露出×85枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350によるノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
M81M82周辺の分子雲を狙って、8日撮影の55枚に加え、11日の30枚で合計85枚コンポジット、F2.8で総露出時間を3時間弱確保しました。房総の北の空は東京の光害もあって、条件は悪く、あまりお勧めできる撮影対象ではないのですが、あえてチャレンジしてみました。そんな空でも、強引に炙れば、これくらいは分子雲が描出できるという参考になればと思います。
 
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2018年2月10日 (土)

ボーグ107FLによるIC410付近。

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●IC410付近
2018年2月8日19時41分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×95枚 ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
週末の天気予報がどうもイマイチだったので、ウィークデーでしたが8日の晩に撮影に出かけました。1時過ぎに月が昇ってくるので、それまでの時間限定となります。当日は快晴、無風、夜露(霜)もつかない絶好のコンディションでしたが、気温がとても低く、厳しい寒さでした。帰路、車載の温度計が-5.5を表示してビックリ。例年なら下がっても氷点下1~2℃くらいの温暖な房総でこれですから、山はとんでもない冷え込みだったと思われます。さて、撮影対象はぎょしゃ座の勾玉星雲のお隣り、IC410です。焦点距離が短ければ両方を構図に取り込めますが、650mmともなるとかなり窮屈になるため単独で狙いました。IC410の左上の散光星雲がIC417、左上隅の散開星団はNGC1907です。コンポジットの位置合わせがうまくいかず、ちょっと星がズレて流れてしまいました。NGC1907のすぐ上にM38散開星団があるのですが、欲張って取り込むと構図がおかしくなるのでやめました。今回、薄明終了から間もない時間からスタートして総露出時間が5時間近くなりましたが、当初は人工光の影響が大きく、空の暗さが一段とよくなる0時過ぎには西に傾いて東京の大光害でカブってしまい、あまりよい元画像が得られませんでしたが、画像処理でカバーして作品に仕上げました。
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先日撮影した勾玉星雲とモザイク合成してみました。重なりが少なすぎてPhotoshopのフォトマージがうまく機能せず、仕方なく手動でやりました。少しズレてますが、まぁこんなもんでしょう。(笑)
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まだ明るいうちに到着して、設置を終えました。やはり明るいと組み立ても楽ですね。
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このところ、それなりに総露出時間を確保するようにしたため、撮れる対象が減りました。それもあって、最近はすっかり2台体制が定着しています。ポタ赤ならスペースを取りませんので小型車でも2台分の機材が余裕で運べます。これもポタ赤のメリットのひとつですね。
 
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