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2018年2月21日 (水)

お勧めの参考書「写真レンズ星空実写カタログ」。

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いま話題の西條善弘さん著、「写真レンズ星空実写カタログ」(誠文堂新光社刊)を購入しました。まえがきには、焦点距離200mm以下でF4より明るいレンズが約300本あり、それらをすべてテストして書籍化することを目指しているそうで、そのうち半分のテストを終えたところで、いったん区切って本書の発売になったとのことです。35mmフルサイズ用が51本、APS-Cサイズ用が26本、マイクロフォーサーズ用が28本、トータルで105本のレンズが掲載されています。
ページ構成は上の写真の通り、レンズ外観と仕様、筆者の寸評、実写星野画像、絞り開放とわずかに絞ったときの中心と周辺星像の拡大(周辺減光補正あり)、周辺減光の画像からなっています。中心と周辺星像の拡大画像でレンズの性能が一目瞭然です。こりゃレンズメーカーもたまったものではないですね。(笑) 著者の作例写真はどれも秀逸で、構図の参考にもなります。
新たな試みとして、拡大画像には「星像のシャープさを判定するためのゲージ」が採用されていて、ゲージと星像を比較することで、そのレンズのシャープさを簡単に判断できるように工夫されています。
昨日のブログの「ふたご座」の画像は、上の写真に掲載されているシグマ50mm F1.4で撮影したものですが、私が選択した絞り値F2は、周辺星像が開放よりかなり改善しているとはいえ、ちょっと中途半端で、西條さんのテスト結果ではF2.4まで絞ると全面でほぼ完璧な星像を示すことがわかります。このように最適な絞り値を探るときの目安としても大いに参考になります。もちろんスピード優先の撮影がしたいときは開放の方が適していますし、周辺減光の改善を狙ってあえて絞り込む場合もありますので、目的によって最適な絞り値を選ぶことが肝心です。ただし、あまり絞ると回折で輝星に放射状の光条が出ます。
このように、「写真レンズ星空実写カタログ」は天体撮影ファンにお勧めできる素晴らしいレンズカタログに仕上がっています。後編が今から楽しみです。できれば、気軽に天体撮影ができる300mmクラスまで網羅して欲しいと思います。
  
http://www.unitec.jp.net/

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