レポート

2019年6月 3日 (月)

SWAT-350をご紹介いただきました。

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天体写真や撮影機材の情報を収集しようと検索すると、必ずといっていいほど上位に出てくるサイトが吉田隆行さんの「天体写真の世界」です。美しい天体写真はもちろん、最新機材や撮影テクニックも紹介されていて、お役立ち情報満載のサイトです。そのサイトにSWATも掲載されてますので、ぜひご覧いただければと思います。吉田さん自身もSWAT-200とSWAT-350のユーザーで、実際にご使用いただいてのレポートですから、これからポタ赤をご検討の方の参考になるのではないでしょうか。こちらからどうぞ→http://ryutao.main.jp/equip_swat-350.html

それからSWATご購入の際に参考になるのが、協栄産業大阪店さんが運営してるサイトの「SWATご購入ガイド」です。システム拡張するときのチャートなどが丁寧に表示されていて親切です。ご注文のときにお役立てください。こういったことは、本来メーカーがやらなきゃいけないことですね(反省)

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ユーザーさんや販売店さんあってのSWATです。どうもありがとうございます。いよいよ梅雨入りが近づいてきてしまいました。夏に向けての充電期間です。機材の見直しや撮影計画を入念に立てておきましょう。SWATも夏のイベントに向けてさらにステップアップしたいと思います。
 
https://www.unitec.jp.net/

2019年1月12日 (土)

シグマ 105mm F1.4 ART レビュー。

シグマのArtシリーズの中で昨年発売されたばかりの「105mm F1.4 DG HSM ART」を入手しましたので、その天体適性をご紹介します。
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今回も70mm Macro ART40mm F1.4 ARTのレビューにならって、同様に検証しました。以下、撮影画像を交えて簡単に記しますので、ご参考にしていただければ幸いです。キヤノン EOS 6D(SEO-SP4)にて、絞りを F1.4(20秒)、F2.0(40秒)、F2.8(80秒)、F4.0(160秒)と段階的に変えて撮影し、周辺減光や四隅の星像等を検証しました。
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●周辺減光
各F値での周辺減光の様子です。前玉が大きいだけあってF1.4開放でもかなりの光量が確保さていて、最周辺で1.5段ほどの落ち込みです。F2.0で充分実用になる感じ。F2.8まで絞れば天体撮影で文句なしのレベル。F4.0だとF2.8と比べて最周辺がわずかに持ち上がるだけです。
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●四隅の星像
周辺減光の写真の中央と四隅をピクセル等倍で並べたものです。F1.4からF4.0までピント位置は触らず連続して撮影しています。F1.4開放では周辺星像に鳥が羽を広げたようなサジタルコマが出ますが、F1.4という明るさを考えれば優秀なものです。色収差はよく補正されていてとてもシャープ。F2.0で中心星像がグッと引き締まり、恐ろしいほどシャープな星像になり、周辺部もやや改善。 F2.8では周辺星像も大きく改善して鋭い星像が全面を埋め尽くし、天体撮影におすすめの絞り値はこのあたりか。F4.0はF2.8とほとんど変わらず、暗くなるだけ損で絞る意味がない感じ。私が購入した個体は左より右側の崩れがやや大きいですが、この程度は許容範囲でしょう。
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●隅の輝星
今回、輝星を隅に入れてなくて、あまり参考になりませんが、ちょっと明るめの星を切り出しました。前回の40mmと同じ傾向で、開放だと光芒が大きく二つに割れますが、F2.0で目立たなくなり、F2.8まで絞るとトゲトゲの光条をともなった真円になります。
 
●総評
シグマのArtシリーズレンズとしては比較的新しい「105mm F1.4 DG HSM」は、105mmでF1.4の明るさを実現したシグマの意欲作です。周辺光量の確保のため巨大なレンズ群を採用していて、フローライト相当が3枚、SDが2枚、非球面が1枚と、Artのこだわりを感じる最新設計となっています。また防塵防滴機能が施され、天体撮影時の夜露にも安心なのが嬉しいです。これだけの高性能ですから、やはりこのレンズもとても重く、なんと1,645gもあり、105mmとしては珍しい三脚座が標準装備です。これも天体撮影で役立つアイテムですね。周辺まで明るくシャープな星像は素晴らしいもので、歪曲もほとんどないですから、モザイク撮影でも威力を発揮しそうです。後日、このレンズの作例をブログでご紹介していきます。どうぞお楽しみに。なお、このレンズを設計したシグマのO氏自身も天文ファンで、天体撮影を意識して設計したとのことです。
 
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2018年12月18日 (火)

シグマ 40mm F1.4 ART レビュー。

シグマの最新Artレンズ「40mm F1.4 DG HSM ART」を入手しましたので、その性能を一端をご紹介します。

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蒼月様の70mm Macro ARTのレビュー記事にならって、同様に検証しました。以下、撮影画像を交えて簡単に記しますので、ご参考にしていただければ幸いです。キヤノン EOS 6D(SEO-SP4)にて、絞りを F1.4(30秒)、F2.0(60秒)、F2.8(120秒)と段階的に変えて撮影し、周辺減光や四隅の星像等を検証しました。
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●周辺減光
各F値での周辺減光の様子です。さすがにF1.4開放だとかなり大きく、最周辺で約2段分のアンダーです。F2.0まで絞れば1段分くらいまで改善され、実用できる画質。F2.8で文句なし。
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●四隅の星像
周辺減光の写真の中央と四隅をピクセル等倍で並べたものです。F1.4からF2.8までピント位置は触らず連続して撮影しています。結果はご覧の通り、神レンズと呼んでも差し支えないパーフェクトな星像といえるでしょう。特筆すべきは開放の四隅の星像で、F1.4でここまでシャープなレンズはこれまで見たことないレベルです。中心星像は一段絞るとキュッと引き締まり、文句のつけようがないほどシャープ。 F2.0とF2.8では、星像にほとんど変化はなく、周辺減光の違いで絞りを選ぶ感じです。色収差や非点収差、歪曲収差などもまったく気にならないレベルで恐ろしいほどの性能です。いや~、シグマさん、凄いレンズを作ってくれます。
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●隅の輝星
左上のシリウスのピクセル等倍画像です。開放だと光芒が大きく二つに割れますが、F2.0で目立たなくなり、F2.8まで絞るとトゲトゲの光条をともなった真円になります。
 
●総評
シグマの最新ARTレンズ「40mm F1.4 DG HSM」は、フローライトまたはSDレンズ相当の光学ガラス6枚と非球面レンズ1枚を使用し、プロ用シネレンズの要求を満たす水準で設計された最新のARTシリーズレンズです。これだけ贅沢な硝材を惜しみなく投入すれば、悪かろうはずがありません。中心から最周辺まで、期待以上の素晴らしい星像でした。標準レンズカテゴリーで高評価の50mm F1.4 Artを凌駕するといってもいい高性能です。50mm Artも所有してますが、この先、出番が減りそうです。ただ、重さが唯一の欠点で、なんと1.2kgもあります。50mm Artが800gちょっとですから、その重さたるや三脚座が欲しいレベルです。気軽さでは50mmに分がありますね。それから、一般撮影で気になるオートフォーカス速度やボケ味などの評価はまったくしてません。この構図のまま、F2.5にして撮影を続けましたので、処理を終えたら次回ブログで掲載します。

※今回、蒼月様のレビューフォーマットがとても優れていたので、そのまま踏襲させて(パクらせて)いただきました。どうもありがとうございました。(笑)
 
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2018年5月 3日 (木)

SWAT-310モニターレポート、その2。

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SWATユーザー様のフォトギャラリーにいつもハイレベルな作品をご投稿いただいたり、天体画像処理入門でPixInsightの使い方を連載中の蒼月様が、これまで愛用していたSWAT-200に追加して、SWAT-310を導入されました。今回、そのSWAT-310の使い勝手などをレポートしていただきましたので、ご紹介します。

【SWAT-310ユーザーレポート、その2】

これまで5年以上にわたって、SWAT-200を使ってきましたが、先日新たに購入したSWAT-310を初めて使いましたので、その時の雑感等を報告いたします。

◆外観等について

SWAT-200と比べて、ひと回り以上大きくなっているだけあって、やはり重くもなっていますね。長い間 SWAT-200を愛用している私には、「ずっしり重い」という印象です。ゆえにこれを「延べ棒」と呼ぶことにします。(笑)
極軸微動ユニットと合わせた重量を考えると、個人的には一軸のみの「ポタ赤」として許されるギリギリの線ではないかと思います。こうなると三脚は従来のカメラ三脚ではもはや危険なので、VIXENの APP-TL130に変えました。

組み上がった機材一式は、上の写真(前方からと後方から)の通りで、SWATから上は従来と変わらない構成なのですが、SWATから下は従来のシステムから合計3kg近く重くなりました。おかげで確かに安定感は増しましたが、近所の公園まで5分も歩いて持ち運ぶにはやや大きく重いですね。

私のようなライフスタイルで軽さとフットワークを重視し、それに加えてある程度の追尾精度も欲しいという方には、生産終了になったSWAT-200の方が適していると思います。
 
◆使用雑感

一方、基本的な操作感は SWAT-200とほとんと変わりませんので、新しいものを導入したという緊張感は特になく、ほぼ従来通りの感覚で使えました。

使ってみると、やはり初期の SWAT-200からは改良されている点がいくつもあることに気づきます。まず、極軸望遠鏡用のネジ穴が上部左右2か所についているのは、地味に嬉しいことです。SWAT-200にはこれが真ん中に1つしかなく、機材が邪魔になってしまうことが多々あったのですが、そういうストレスから開放されました。それと、L字型クランプは思った以上に使いやすくて、機材と干渉するかと思いきや、そんなこともなく、極軸合わせの際に暗い中でクランプの位置を見失うこともないので便利だと感じました。

速度設定ダイヤルが大きくて操作しやすいツマミであるということも評価ポイントの一つです。SWAT-200ではこれが小さくて黒いツマミだったので、夜間に厚手の手袋をしていると回しづらい等、操作しづらいうえに見づらかったのですが、これなら設定を間違えることはなさそうです。

極軸合わせの際にクランプを開け締めすることで懸念されるガタツキについては、検証はできていないものの、少なくとも135mm程度の光学系を搭載するうえで、まったく問題になることはありません。普段よく使用する300mm程度でも、問題になることはないだろうという印象です。
 
◆その他

今回搭載したのは135mmの明るいカメラレンズであったこともあって、SWAT-310の目玉機能(?)である恒星時目盛環を使う機会はありませんでしたが、今後は使うことになるかもしれません。自動導入機能の無いポタ赤にとって、対象天体をいかに素早く写野に入れるかというのは、非常に大きな課題ですから、少しでもアシストしてくれるのであればと期待しています。

追尾精度の高さと故障しにくい堅牢さについては、SWAT-200の頃から信用していますが、SWAT-310でもそこを疑う必要はなさそうですね。

それから、SWAT-310に関することではありませんが、極軸微動ユニットのネジのピッチがもう一段細かくなると更に嬉しいと思っています。最近は PoleMaster等のおかげで非常に正確な極軸合わせが可能となってきており、今のネジピッチだとやや粗いと感じることがあります。
 
■係より

このたびは、SWAT-310を買い増ししていただきまして、ありがとうございました。高画質を得るために、じっくり総露光時間を確保すると、撮影中、けっこう手持ち無沙汰になることもありますが、2台体制だと別に短焦点でお気軽撮影ができたりして、遠征がより充実したものになりますね。さて、SWAT-310はアルミ無垢材からの削り出しボディで剛性を確保してるため、アルミダイキャストのSWAT-200と比べると、正直かなり重たくなっています。天体撮影の場合、ある意味「重さも性能のうち」といえないこともないので、安定感が増した分、微風でしたら、ほとんど影響を受けずに撮影できると思います。極軸微動ユニットのネジピッチについては、検討課題とさせていただきます。
 
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2018年3月22日 (木)

SWAT-310モニターレポート。

Swat310

4月10日に発売が迫った「SWAT-310」。先行でモニターユーザー様に試用いただき、その感想をレポートしていただきました。以下は愛媛県にお住まいのHY様よりのご報告です。HY様、どうもありがとうございました。
 
【SWAT-310ユーザーレポート】

▽追尾精度
肝心の追尾精度ですが、十数回測定して平均±7秒角弱でした。開始位置を90度ずつズラして、4ポイントで測定しています。購入後エイジングをすることなく、いきなり測定したのですが、1回目と2回目は±10秒角を超過していました。これは統計的には有り得る数値で、おかしなものではないと思います。3回目以降、追尾は安定し、±5.0~8.6秒角の中で推移しました。なお、今回は実際の星ではなく下のページの方法で測定しています。
http://www.asahi-net.or.jp/~tj2h-ymd/articles/001.htm

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観望地で実際の星を使って、Pモーションを撮影しましたので、その結果もご報告します。ズレの状態をよく見たかったので、極軸を西へ3度か4度ズラし、赤道上南中直後辺りの位置で写しています。APS-Cのボディに焦点距離180mmのレンズを付け、412秒間露出しました。画素当たりの角度は約5.5秒角です。ウォーム一周でピークtoピークが2ピクセルですので、PEは±5.5秒角となります。天体実写だとPモーションの動きは、非常に見え難くなっています。

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▽機能・操作性
操作はオーソドックスでわかりやすく、特に迷うことはありませんでした。設置や操作に支障が出ない位置に、スイッチや端子が設けられていると思います。極軸は滑らか、かつトルク感たっぷりに粗動できるため、操作に心理的なストレスがかかりません。クランプを絞めこんだ時のズレも非常に小さなものです。無造作にクランプを締めた際の、赤緯側(Y軸)のズレを計ってみましたが、1分角程度でした。これはPolemaster等で極軸を出す際、精度面で効いてくると思います。赤経目盛については、私の場合、おそらく御社が想定しているのとは、違った使い方になるかもしれませんが、非常に便利なものだと思います。実際に星空を見なくても、粗導入が可能となりますので、撮影開始までの時間が短縮でき楽になります。
細かいところでは、覗き穴が両側端部にあるのはありがたいです。自分の効き目や、機材の取り付け状態に合わせて覗くことができます。それと背面にM6のネジ穴があるのも重宝します。
 
▽強度・剛性
筐体はダンピングが効いており、振動等は相当程度遮断できていると思います。脚径30mm位の三脚と、ストーンバッグ・錘を組み合わせれば、十分に安定して運用できると思います。
 
▽その他
オプションのアルカスイスキャッチャーについては問題無く、しっかり固定できました。ただし、締め込み時にトルク感は無いです。このあたりは好みの問題かもしれません。溝がオフセットされているので、落下防止ピンを取りつけたプレートを挟む場合、注意が必要です。プレートがクランプより短いと、クランプの溝の肩辺りに傷が付きます。私は確認せず取り付けたものですから、早速傷付けてしまいました。もっとも傷が付いても、機能的には問題ありませんが。
ブログで紹介されている昇圧ケーブルを使ってみましたが、問題なく使用できました。ただ少し緩いです。
 
▽まとめ
200mm以下であれば、オートガイドをすることなく、気軽に撮影したいものですが、今までポータブル赤道儀の追尾誤差に苦しんできました。追尾精度を明示している製品もありましたが、満足できるものではありませんでした。はっきり言って、追尾精度(カタログ値)がデタラメでした。また精度は明示していないものの、ウォーム部分の仕様と実精度が全く整合していない製品もあります。SWATシリーズは高価ですが、安価な製品と比較した場合、値段の高低には理由があるものと納得しました。
 
■係より
以上、モニターユーザー様の詳細なレポートでした。追尾精度測定では、場所を変えて、20回近くも計測されています。私どもの実測の最終検査では、しばらく恒星時追尾させてから数回測定して合否を判定しています。これほど丁寧には測定しておりませんので参考になりました。まとめにもありますように、この業界の追尾精度表記はいい加減なものが多く、それを信じて購入したものの「50mm標準でも流れる」と気づいて、SWATに乗り換えたユーザー様が何人もいらっしゃいます。まずはご自身の赤道儀の追尾精度を知って、それに適応した無理のない焦点距離で撮影に臨めば失敗カットを量産することもなくなると思います。簡単な追尾精度の測定はこちらこちらをご覧ください。
 
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2013年4月16日 (火)

ドイツ式赤緯ユニット、ユーザーレポート。

京都にお住まいのKS様から「ドイツ式赤緯ユニット」のレポートをお寄せいただきましたのでご紹介します。

Sekii01_2 SWAT-200に「ドイツ式赤緯ユニット」を装着してボーク89EDを搭載。

Sekii02 ターンテーブルへの装着には「テーパーキャッチャー」と「テーパーアダプター」を利用しています。

■K.S様(京都府)のレポート
 仕上がりは他のパーツと同じように美しく、機能的かつ個性のあるデザインです。土台部分がアリガタになっており、SWAT-200にアリミゾが取り付けてあればそのまま結合できるようになっています。
 SWAT-200のターンテーブルに直付けする方法も紹介されていますが、わたしは汎用性を持たせるために、今のところテーパーキャッチャーを常にSWAT-200に取り付けているので、赤緯ユニットの土台部分の1/4インチカメラネジ穴を利用してテーパーアダプターを直付けし、これで結合することにしました。
 回り止めには付属の樹脂ネジと2個のイモネジを利用しています。また赤緯ユニットのヘッドにはテーパーアダプター(ネジを3/8インチネジに換装したもの)にアルカスイス規格のパノラマヘッドを取り付けました。
 ボーグの89ED(プレートはビクセンとアルカスイスの両対応にしてあります)を載せてみましたが、振動の収まりも良好で、北側の死角も無くなり満足しています。軽量のボーグですが、シャフトを一杯に伸ばしても付属のウエイトでは少々バランスがとれず、手持ちのものを追加しました。別売りの予定があるそうなので、これは追加購入したいと思います。
 もっぱら眼視派のわたしは、このシステムだと全体を組み上げても(三脚はカーボン製)軽々移動できるので、ちょっと夜空を見上げたくなった時す ぐに対応でき、たいへん満足しています。重量級の赤道儀をフーフー言いながら持ち出して、展開したころには曇ってきた…ということもなく、鏡筒の稼働時間も上がりました。欲を言えば赤緯ユニットに微動が付いていれば最高です。あまり重量増にならなければもっといいですね。

■係より
 いつも詳細なレポートをお送りいただきまして、誠にありがとうございます。発売して間もないドイツ式赤緯ユニットですが、テーパーキャッチャーとテーパーアダプターで装着するアイデアは、開発している私も気づいていませんでした。KS様の発想には今回もビックリです。SWAT-200に短焦点とはいえ、89mm屈折を搭載することも想定していなかったですが、これは軽量なボーグならではの組み合わせですね。これからも気軽な観望にご愛用ください。

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2013年1月23日 (水)

テーパーシステム、ユーザーレポート。

今回は京都にお住まいのKS様からのレポートをご紹介します。SWAT-200にテーパーキャッチャーとテーパーアダプターを組み合わせて、より機能的になりました。
Befor1 テーパーシステムを導入する前の状態。

After1 テーパーキャッチャーとテーパーアダプターを導入後。よりスッキリと洗練されたスタイルになりました。

■K.S様(京都府)のレポート
 私の使用環境ですが、三脚はSLIKのザ・プロフェッショナル4Nを使用しています。この三脚の水平出しにはSUNWAYFOTOレベリングプレートLP-76を用い、FeisolPB-70 Panning Baseで水平軸の360度回転をカバーしています。この上にManfrotto 338 レベリングベースを取り付け、極軸合わせの微調整をします。移動時には上記の三脚ベースとSWAT-200、SWATに載せるカメラや望遠鏡を別々に運んだほうが機材や身体に負担が少ないので、テーパーキャッチャーとテーパーアダプターが発売される前には、手持ちのアリガタとアリミゾでシステムを組んでいました。強度や使い勝手に特に問題はなかったのですが、SWAT本体にテーパーのついた台座がある点と取り付けてあるアリガタがその形状ゆえ少々邪魔で した。またアリミゾ/アリガタで余分な重量増になるのも気に入りませんでした。
 今回この部分をテーパーキャッチャーとテーパーアダプターに置き換え、システムを組み直したところ、それぞれを固定したものに比べ最小限の重量増でたいへん具合のよい構成になりました。試しに購入したセット以外に追加で2セット購入しました。
 三脚ベースは不要な出っ張りが無くなり、持ち運びやすい形状になりました。SWAT本体も余分な付属物無しになり、その台座を有効に使えます。SWATに載せる改造KDS経緯台にテーパーアダプターを取り付けましたので、SWATなしで単独の経緯台としての使用や、別のテーパーアダプ ターを取り付けた機材への載せ替えも容易になりました。また、他のもっと軽量な三脚にテーパーキャッチャーを取り付けて旅行用に使う予定です。
 テーパーキャッチャーとテーパーアダプターはアリミゾ/アリガタと違い、結合部分で回転もできるので使い勝手は上だと思います。工作精度も素晴ら しく強度も十分(推奨荷重はアナウンスされていませんが、私の使用環境はMAX6kg程度)あると思います。
よい製品をありがとうございました。

■係より
 このたびは詳細なレポートをお送りいただきまして、誠にありがとうございました。テーパーキャッチャーとテーパーアダプターは、機器を簡単に、しかもガッチリと固定できる便利なパーツです。単純な構造で軽量ですし、ユーザー様のアイデアで、さまざまな使い方が可能です。KS様は、すでに使いこなしていただけてビックリですが、これからも大いに活用してください。

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