天体写真

2018年10月10日 (水)

IC1396。

Ic1396

●IC1396
2018年10月7日19時03分~ シグマ APO 300mm F2.8 DG HSM 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 2分露出×52枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる一軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
7日の夜、広角撮影と平行してシグマの300mm望遠でも撮影しました。SWAT-350の追尾性能なら、300mm、2分露出は充分ノータッチ追尾可能ですが、4ヶ月ぶりの撮影で、いろんな手順を確認するため、あえてオートガイドもセットしました。全52枚、ガイドミスはありませんでした。撮影対象は薄明終了時に狙いやすい高度にあるはくちょう座の散光星雲かIC1396のどちらにしようかと、ちょっと悩んだ末、IC1396を選びました。前回ブログの「夏の大三角」(写真下)の上の方にも写ってますけど、北アメリカやサドル付近と比べるとやや淡い対象です。F2.8で2時間近い露出でも房総の空ではまだ足りない感じですね。夜も更けて、もっと暗くなってからだと、もう少し炙り出せると思います。この撮影のあと、クエスチョンマーク星雲にレンズを向けて、撮り始めた直後に曇ってしまい、終了となりました。
 Photo

超広角20mmで撮った夏の大三角。IC1396は北アメリカ星雲よりも巨大ですね。IC1396の導入はガーネットスターを目印にしてもよいのですが、目盛環があれば簡単で、明るいデネブから東に58m、北に12°で視野中央に捉えられます。
 
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2018年10月 8日 (月)

夏の大三角。

Photo

●夏の大三角
2018年10月7日19時38分~ シグマ 20mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 1分露出×23枚コンポジット ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshopで画像処理 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
今年の夏も、昨年並に天気が悪く、なかなか星野撮影のチャンスに恵まれませんでした。昨日はホントに久しぶりに房総へ出かけました。出かける前のGPV予報はあまり芳しくなかったのですが、目の前の青空に誘われての出撃です。最後の遠征が5月10日ですから、およそ4ヶ月ぶりになります。これだけブランクがあると、何かヘマをやらかすんじゃないかと、心配でしたが、忘れ物もなく、無事に撮影にこぎ着けました。
超久しぶりなので、まずは無理をせず、超広角20mmで夏の大三角を狙いました。下にコンポジットに使った元画像の中の一枚をノートリで掲載します。RAWデータをレベル補正しただけですが、右上方向のカブリがひどいです。このように房総の北の空は東京の光害をモロに受け、強調すると周辺減光も加わった複雑な状態になったので、ぴんたんさんのFlatAideProを使って補正しました。とても便利なツールです。最周辺の強い減光はトリミングしてます。輝星のわずかな滲みは夜露がつきました。
もう一枚、300mmでも撮影してますが、処理がまだなので、後日掲載します。
  Photo_2

レベル補正しただけの元画像。
 
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2018年7月 3日 (火)

月齢18.8。

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■撮影データ
2018年7月3日0時52分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/60秒×25枚コンポジット RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒
 
昨夜、サッカー観戦前に撮影した月面です。太平洋高気圧に覆われるとシーンイングが安定することが多いですが、ここ数日は風が強くて、シーイングもそれほどよい感じではありませんでした。関東地方は早々に梅雨明けして、連日よく晴れてます。抜けるような青空を見上げると、星野撮影したくてうずうずしてきますが、残念ながら月が大きくて、しばらくお預けです。なんとかこのまま新月期も晴れて欲しいですね。
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気象庁ホームページより転載、3日午前3時の天気図。
 
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2018年5月23日 (水)

月齢6.9、上弦の月。

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■撮影データ
2018年5月22日19時34分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/25秒×15枚コンポジット RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒
 
昨夜の「上弦の月」です。シーイングもよかったようで、なかなかシャープなイメージが得られました。今回は「月面X」が現れるため、注目していた人も多いかもしれませんが、残念ながらピークはまだ明るい16時半頃。ただ、この「月面X」は、かなり長時間みられるので、のんびり構えていても大丈夫です。上の画像はピークから4時間過ぎた19時半過ぎの撮影ですが、まだXを確認できますね。「月面V」もよく見えてます。下に17時半に青空のもとで撮影した月齢6.8の月面も掲載します。
 X

■撮影データ
2018年5月22日17時34分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/100秒×15枚コンポジット RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒
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気象庁ホームページより転載、22日午後6時の天気図。
 
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2018年5月14日 (月)

ボーグ107FLによるM8干潟星雲とM20三裂星雲。

M8m20

M20

M8

●M8干潟星雲とM20三裂星雲
2018年5月10日23時55分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×36枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町 ※下の2枚は拡大トリミング
 
10日の夜、300mm望遠+SWAT-350でアンタレス付近を撮りながら、もう一台のSWAT-350では干潟星雲付近を狙いました。こちらは焦点距離650mmになりますから、M-GENでオートガイドしています。ほとんど無風な上に、透明度も高かったので、比較的良質な元画像が得られました。そのため、昨年の干潟星雲三裂星雲より少し画質がよくなったようです。ところで、この日は気温が6.5℃まで下がりました。真冬よりはマシとはいえ、さすがに寒さがこたえました。まだしばらく、夜の冷え込みには注意した方がよいでしょう。
 M82017

せっかくなので、昨年の干潟星雲に今回の分を加算して仕上げてみました。トータル220分露出になります。あえて、強烈に炙って彩度も上げてみました。ちょっとどぎついでしょうか。
 
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2018年5月11日 (金)

シグマ APO 300mm F2.8によるアンタレス付近。

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●アンタレス周辺
2018年5月10日23時32分~/2017年3月29日0時25分~ シグマ APO 300mm F2.8 EX HSM キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 絞りF2.8開放 60秒露出×145枚+ISO800 絞りF3.5 180秒露出×9枚+絞りF2.8開放 240秒露出×12枚 総露出 220分 Photoshopで画像処理 SWAT-350ノータッチ追尾 千葉県大多喜町/鋸南町
 
昨日は平日でしたが、この週末も天気が悪そうなので、仕事を終えた19時過ぎにいつもの房総へ向けて出発しました。現地には21時に到着。風もなく快晴で絶好のコンディションと思いきや、2台の機材を組み立てている最中に、西の方から雲が押し寄せてきて、空一面雲に覆われました。衛星写真を確認にすると、しばらく待てば東に抜けてくれそうだったので、しばしクルマの中で休憩。23時半前くらいに再び快晴になり、撮影を開始しました。狙ったのは梅雨入り前に撮っておきたかったアンタレス付近です。今回は昨年の分、75分露出に加算する形で145分を撮り増ししました。総露出220分となり、昨年の作例より、かなりディテールが描出できました。さそり座は南天に低いので、なかなか好条件で撮れるチャンスは少ないです。この美しいエリアを梅雨入り前にぜひ狙っていただければと思います。
 
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2018年4月26日 (木)

シグマ 180mm マクロによるバンビの横顔付近。

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●バンビの横顔付近
2018年4月21日1時26分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM 絞りF3.5 キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO3200 90秒露出×56枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県鋸南町
 
20日の夜の房総遠征では、当初シグマ 135mm Artでアンタレス付近を狙ったのですが、SWATユーザー様のフォトギャラリーに連続して素晴らしい作品を投稿していただいたので、私のは恥ずかしくてお見せできません。ということでそれはお蔵入りにします。(笑) ぜひ、SWATユーザー様のフォトギャラリーをご覧ください。蒼月様関原様の作品がご覧いただけます。さて、私のはシグマ180mmマクロで撮ったバンビの横顔です。昨年はシグマ105mmマクロで撮ったのですが、もう少し拡大してみたかったので、今年は180mmにしてみました。上の画像はノートリですが、M8干潟星雲からM16わし星雲まで、ピッタリと構図に収まりました。ただちょっと窮屈な感じもしますね。まとめて構図に取り込むなら135mmくらいがベストかも。
このエリアはこれから撮影の好機です。南中高度もアンタレス付近と同様に低いので好機は意外と短く、来月あたりに透明度の良い日に恵まれれば、絶好のチャンスだと思います。
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最初と最後のカット。まったく同じ条件で撮影、処理しています。撮影当日は透明度が悪く、特に低空はもやっとした感じで、撮影を始めた1時半頃の地平高度25度付近と南中少し前の3時過ぎの地平高度35度付近ではご覧の通り、同じ撮影条件とは思えないほどの写りの違いが出ました。これだけ差があるとコンポジットの時にコントラストの良い方の比率を高めた方がよい結果が得られそうです。今回は単純に加算平均で仕上げてます。
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14mm超広角で撮影した天の川に今回のバンビの横顔のエリアを切り出してみました。
 
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2018年4月21日 (土)

シグマ 14mm F1.8 Artによる夏の天の川。

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●夏の天の川
2018年4月21日3時26分~ シグマ 14mm F1.8 Art  絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×18枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県鋸南町
 
昨夜は一ヶ月ぶりに房総半島へ出かけました。仕事を終えた午後8時に東京を出発。途中、海ほたるで夜食を仕込んで、撮影地に向かいました。現地着が午後9時半過ぎでしたが、さすがに一晩中快晴予報の金曜日、すでに何人かの天文ファンの方がいらっしゃってました。今回は天の川だけを撮影をするつもりで、カメラレンズのみしか持ってこなかったため、とても気楽な遠征となりました。まずは135mmでアンタレス付近から撮影を始めましたが、処理が終わってないので後日掲載することにして、今回は超広角シグマ14mm Artで撮った天の川をご覧ください。薄明開始と同時に撮影を始め、わずか1分露出の18枚コンポジットですが、レンズの明るさにも助けられて、そこそこ写ってくれました。
 
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2018年3月28日 (水)

月齢9.0、好シーイング。

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■撮影データ
2018年3月26日21時18分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO800 1/50秒×30枚コンポジット 高輝度部にISO400 1/50秒×15枚コンポジットをHDR合成 RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒区
 
一昨日の月です。高気圧に覆われて予想通り好シーイングに恵まれ、切れ味の良い月面が得られました。いつもは決まった一定の露出の画像をレベル調整して欠け際の暗い分を持ち上げて合成してましたが、今回は欠け際に露出を合わせた画像を別途撮影してHDR合成しています。参考にHDR合成前の画像を下に掲載します。手間はかかりますが、欠け際のノイズ悪化を抑えられトーンも滑らかになるので、高画質を狙うときには有効な手法です。普段のシーイングなら面倒なので、やらないですけど。(笑)
 Photo_2この二枚をHDR合成して作品のベースにしています。
 
この日はシーングが良かったこともあり、久しぶりにノートパソコンを引っ張り出して、CMOSカメラでも動画を撮りました。欠け際の見所をいくつか撮影したのでご覧ください。
 Photo_3

●クラビウス
 Photo_4

●ティコ
 Photo_5

●コペルニクス
 Photo_6

●アルプス谷付近
 
■撮影データ
2018年3月26日20時48分~ ボーグ 107FL+PL10mm QHY5III290C C-MOSカメラ ゲイン66~69 1/15~1/30秒露出 1分~1分半撮影 SWAT-350で自動追尾 AS2で15%スタック RegiStax6とPhotoshopで画像処理 撮影地 東京都目黒区
 Photo_7

気象庁ホームページより転載、26日午後9時の天気図。
 
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2018年3月26日 (月)

月齢8.0、好シーイング。

N25

■撮影データ
2018年3月25日21時02分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/50秒×25枚 RegiStax6でスタック Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒区
 
昨夜の上限の月です。春らしくシーイングの良い日が増えてきました。昨日も常に小刻みな揺れがあるものの、じっと見ていると時折「ピシー」と落ち着く瞬間があり、そんな時はゾクッとする切れ味で微小クレーターが見えます。移動性高気圧の西側に入って等圧線の間隔も広いとシーイングのよいことが多いです。北日本を覗いて、ここ数日はそんな気圧配置で好シーイングが期待できるかも。月惑星を高拡大で狙うチャンス。ぜひ望遠鏡を向けてみましょう。
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気象庁ホームページより転載、25日午後9時の天気図。
 
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