天体写真

2019年4月 2日 (火)

M51子持ち銀河。

 M51_1

●M51子持ち銀河
2019年3月9日2時07分~/2018年2月12日1時07分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×57枚 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
3月8日の房総遠征で撮ったM51子持ち銀河です。春の銀河はどれも小さく、個々の天体をポータブル赤道儀で拡大して狙うのはとても厳しいのですが、撮影して絵になる対象がいくつかあります。その中のひとつがこのM51子持ち銀河です。20cmを超えるような大口径反射の作品とは比ぶべくもないですが、口径10cmクラス+ポタ赤でも、これくらいは写せるという参考になればと思い撮影してみました。このほかにも、しし座のトリオ銀河やM81M82など小口径でも狙える天体があります。焦点距離が長いとオートガイドしないと星像が流れてしまいます。ノータッチで撮るときは、高感度に設定して流れ具合を確認しながら30~60秒程度の露出で多枚数撮影し、それらをまとめてコンポジットすれば星像が点像で見栄えのする作品が作れます。ぜひチャレンジしてみてください。
 
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2019年3月16日 (土)

300mmノータッチ追尾で撮るアンタレス付近。

Antares

●アンタレス周辺
2019年3月9日02時08分~/2018年5月10日23時32分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞りF2.8開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 120秒露出×66枚 ISO3200 60秒露出×145枚 高輝度部分に短時間露出をHDR合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350/310ノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
この季節、冬と春と夏の天体が同時に楽しめます。薄明終了後はまだ冬の星座が空高く、夜明け前の東の空には夏の天の川がアーチを描きます。南天にはさそりのS字が立ち上がり、とても印象的。さそり座は南天に低いため、好条件で撮影できるチャンスは以外と少なく、これから梅雨入り前にかけてが狙い目です。そんなわけで、前回ブログのM81M82周辺を撮った後にレンズを向けたのがアンタレス周辺です。この画像は、昨年撮影した分と合算して、総露出時間4時間37分として画像処理しました。アンタレス周辺は、とてもカラフルで美しいため、毎年のように撮影してしまいます。同じ機材と構図で撮れば、加算合成も楽なので、少しずつ画質を高められる楽しみもありますね。SWAT-310/350なら、焦点距離300mmで2~3分程度のお手軽ノータッチ撮影が可能です。
 
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2019年3月11日 (月)

シグマ APO 300mm F2.8によるM81 M82付近。

M81m82

●M81M82周辺
2019年3月8日19時33分~/2018年2月8日23時18分~/2018年2月12日0時8分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 2分露出×246枚コンポジット ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-310/350によるノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
先週の金曜日は久しぶりに安定した快晴に恵まれました。この日を逃すとまたしばらくチャンスがなさそうな予感がしたので、早々に仕事を切り上げ、いつもの房総へ出かけました。到着時には風が強く、長焦点撮影は厳しそうでしたが、薄明終了前には風も収まり、その後は絶好の条件で一晩中撮影できました。今回もSWAT-350と310の2台体制で、サブのSWAT-310にはシグマのサンニッパを搭載して、長時間の放置撮影です。
まずは北天のM81M82付近に向けて、5時間20分ほど撮影しました。このエリアは、昨年、2分露出×85枚コンポジット(総露出時間2時間50分)で撮影してブログに掲載しました。房総の北の空は東京や千葉方面の光害が天頂付近まで及び、条件はよくありません。分子雲を狙うには不向きですが、さらに加算してどれくらい改善するか試してみました。トータルで8時間強の露出です。昨年の画像と比較すると、そんなに代わりばえしない感じですが、昨年は強引に炙りり出した分子雲のノイズを目立たなくするために、かなり強めにボカして滑らかにしていましたが、今回は総露出が延びたおかげで、ノイズ処理を大幅に抑えられて、自然な感じに描出できたかと思います。
サブのSWAT-310の極軸合わせは、メインのSWAT-350をポールマスターで設置したあとに、それを光学極望を使って、コピーするやり方で調整しました。それでかなり正確に設置できます。複数台運用する場合、効率よく準備できます。
 
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2019年1月28日 (月)

クリスマスツリー星団付近。

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●クリスマスツリー星団付近
2018年2月11日18時56分~/2019年1月3日19時47分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×89枚 高輝度部分に短時間露出をHDR合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
1月3日の房総初遠征のメイン機材はボーグ107FLでした。最初に撮影したのが、このクリスマスツリー星団付近。昨年2月11日と同じ構図で撮り増して、さらに画質アップを狙いました。昨年の画像はこちら。ところが撮影を始めてまもなく風が強まりだし、一時は突風混じりの残念な状況になりました。なんといってもポータブル赤道儀の弱点は風です。650mmもの長焦点のガイドはそよ風程度までしか許容してくれません。結果、歩留まりが大幅低下で、撮影した63枚中、半分近い28枚がボツ画像となりました。それでもなんとか35枚を確保して、昨年の画像に加算して仕上げてみました。下辺にハッブルの変光星雲(NGC2261)もかわいらしく写っています。
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風の影響の比較。左は無風時、右は突風にあおられ続けたとき。普段、風が強い日は長焦点撮影はしないのですが、GPVで確認すると短時間で収まる予報だったので、そのまま放置して撮影を続けました。予報通り、風は2時間ほどでほぼ収まり、それ以降は順調に撮影出来ました。
 
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2019年1月26日 (土)

ぎょしゃ座からいっかくじゅう座にかけての星雲星団。

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●ぎょしゃ座からいっかくじゅう座にかけての星雲星団
2019年1月3日19時59分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×45~67枚コンポジット 高輝度部に短時間露光をHDR合成 3パネルモザイク合成 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地千葉県大多喜町
 
ここ最近のブログ3回にわたって掲載してきたシグマ105mm F1.4 Artレンズの作例は、それぞれわずかに重なっていて、モザイク合成することが出来ました。ぎょしゃ座からいっかくじゅう座にかけての冬の天の川に点在する大小散光星雲の連なりがよくわかると思います。こう見ると、クリスマスツリー星団付近に広がる赤い散光星雲はかなり巨大ですね。バラ星雲や勾玉星雲も大きいです。逆にモンキー星雲は有名な割には意外と小っちゃいです。撮影時の構図など、参考にしていだければ幸いです。
 
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2019年1月24日 (木)

シグマ105mm F1.4 Artによるバラ星雲付近。

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●バラ星雲付近
2019年1月4日0時11分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×67枚コンポジット 高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地千葉県大多喜町
 
ぎょしゃ座の星雲星団」「ふたごの足もと」に続いて撮影したのは、バラ星雲周辺です。105mmフルサイズの画角はバラ星雲からクリスマスツリー星団にかけて大きく広がる散光星雲と南に点在する星雲を一網打尽にできます。天の川の微光星が全面を埋め尽くし、青いカタツムリ星雲が彩りを添えて、とても美しいエリアであることがわかります。
3日夜の撮影ですが、この日は気温が氷点下5℃まで下がって、厳しい寒さでした。そんな中で撮影したデータが、こうして美しい画像に仕上がると、頑張って撮った甲斐があったと思えます。
 
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2019年1月22日 (火)

シグマ105mm F1.4 Artによるふたごの足もと。

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●ふたごの足もと
2019年1月3日21時51分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×47枚コンポジット 高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地千葉県大多喜町
 
前回ブログ「ぎょしゃ座の星雲星団」を撮った後は、ふたごの足もとにある星雲星団を狙いました。このエリアも魅力ある天体が盛りだくさんです。明るい散開星団M35をはじめ、くらげ星雲やモンキー星雲など代表的なHα星雲が 並んでいます。105mmの画角は天の川の人気エリアをちょっと広めに切り出すのにちょうどいい感じですね。このあとバラ星雲付近を撮りましたので、それは次回に。
 
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2019年1月20日 (日)

シグマ105mm F1.4 Artによるぎょしゃ座の星雲星団。

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●ぎょしゃ座の星雲星団
2019年1月3日19時59分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×45枚コンポジット 高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地千葉県大多喜町
 
年明け3日、主砲ボーグ107FL+SWAT-350オートガイドと平行して、SWAT-310+シグマ105mm Artでノータッチ撮影しました。まずはちょうどいい高度に達していたぎょしゃ座を狙いました。天の川の中とあって、背景に微光星が賑やかですが、浮き上がるように赤い散光星雲と明るい散開星団が集まっていて、とても美しいエリアです。天の川の入り組んだ暗黒帯も見逃せません。シグマ 105mm Artでの初作品となりました。このレンズ、最新設計だけあって、とても明るくシャープで、天体用におすすめできるレンズです。
 
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2019年1月16日 (水)

月齢8.3、上弦の月。

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■撮影データ
2019年1月14日17時42分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO1600 1/100秒×20枚コンポジット RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒
 
冬型の気圧配置が崩れて高気圧に覆われた14日。久しぶりに月面を撮影しました。冬場は最悪のシーイングなことが多く、星野撮影でも焦点距離が長いと星像が膨らむくらいで、月や惑星の拡大撮影には厳しい季節です。でも、時々気圧配置が崩れて、好シーイングに恵まれることもあります。この日もそんな感じで、揺らめきの中で、時々ピシーッと静止する瞬間があり、拡大撮影もいけそう判断して撮影しました。歩留まりを上げるために普段より感度を上げて、シャッター速度も速めました。真冬のこの時期としては、よく写ったと思います。
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気象庁ホームページより転載、14日午後6時の天気図。
 
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2019年1月 8日 (火)

ボーグ107FLによるバラ星雲。

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●バラ星雲
2019年1月3日23時52分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×70枚コンポジット 高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350+M-GENによる一軸オートガイド 撮影地千葉県大多喜町
 
新年最初の撮影はお正月気分も抜けない1月3日でした。ほんとは週末の5日に出かけようと思っていたのですが、天気予報がイマイチで、急遽3日に変更となりました。この日は作例ページでおなじみの上村さん、蒼月さん、そして古くからの友人の泉川さんも加わり、総勢4名のSWAT部隊が出撃。遠征地のダム湖には、SWAT-200から350まで歴代のSWATがずらりと6台も並んで大賑わいとなりました。同じことを思ったのか、他にも多くの天文ファンが訪れ、て、普段の倍くらいのクルマが整列して壮観でした。たまたまお隣にいらして知り合ったMさんが、なんとフジノン40×150ED双眼鏡を持ち出して観望されてまして、私たちもそのご相伴にあずかり、あれやこれやと大いに楽しませてもらいました。「こりゃ新年早々縁起がいいぞ」と思いました。(笑) Mさん、どうもありがとうございました。

さて、画像はバラ星雲です。さすがに650mmでのバラ星雲はデカいですね。新年の幕開けにふさわしい見栄えのする対象を選びました。ここ数年、年間を通すとあまり天気に恵まれてない感じです。今年は新月期の晴れが増えて欲しいですね。
 
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