天体写真

2018年7月 3日 (火)

月齢18.8。

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■撮影データ
2018年7月3日0時52分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/60秒×25枚コンポジット RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒
 
昨夜、サッカー観戦前に撮影した月面です。太平洋高気圧に覆われるとシーンイングが安定することが多いですが、ここ数日は風が強くて、シーイングもそれほどよい感じではありませんでした。関東地方は早々に梅雨明けして、連日よく晴れてます。抜けるような青空を見上げると、星野撮影したくてうずうずしてきますが、残念ながら月が大きくて、しばらくお預けです。なんとかこのまま新月期も晴れて欲しいですね。
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気象庁ホームページより転載、3日午前3時の天気図。
 
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2018年5月23日 (水)

月齢6.9、上弦の月。

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■撮影データ
2018年5月22日19時34分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/25秒×15枚コンポジット RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒
 
昨夜の「上弦の月」です。シーイングもよかったようで、なかなかシャープなイメージが得られました。今回は「月面X」が現れるため、注目していた人も多いかもしれませんが、残念ながらピークはまだ明るい16時半頃。ただ、この「月面X」は、かなり長時間みられるので、のんびり構えていても大丈夫です。上の画像はピークから4時間過ぎた19時半過ぎの撮影ですが、まだXを確認できますね。「月面V」もよく見えてます。下に17時半に青空のもとで撮影した月齢6.8の月面も掲載します。
 X

■撮影データ
2018年5月22日17時34分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/100秒×15枚コンポジット RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒
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気象庁ホームページより転載、22日午後6時の天気図。
 
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2018年5月14日 (月)

ボーグ107FLによるM8干潟星雲とM20三裂星雲。

M8m20

M20

M8

●M8干潟星雲とM20三裂星雲
2018年5月10日23時55分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×36枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町 ※下の2枚は拡大トリミング
 
10日の夜、300mm望遠+SWAT-350でアンタレス付近を撮りながら、もう一台のSWAT-350では干潟星雲付近を狙いました。こちらは焦点距離650mmになりますから、M-GENでオートガイドしています。ほとんど無風な上に、透明度も高かったので、比較的良質な元画像が得られました。そのため、昨年の干潟星雲三裂星雲より少し画質がよくなったようです。ところで、この日は気温が6.5℃まで下がりました。真冬よりはマシとはいえ、さすがに寒さがこたえました。まだしばらく、夜の冷え込みには注意した方がよいでしょう。
 M82017

せっかくなので、昨年の干潟星雲に今回の分を加算して仕上げてみました。トータル220分露出になります。あえて、強烈に炙って彩度も上げてみました。ちょっとどぎついでしょうか。
 
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2018年5月11日 (金)

シグマ APO 300mm F2.8によるアンタレス付近。

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●アンタレス周辺
2018年5月10日23時32分~/2017年3月29日0時25分~ シグマ APO 300mm F2.8 EX HSM キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 絞りF2.8開放 60秒露出×145枚+ISO800 絞りF3.5 180秒露出×9枚+絞りF2.8開放 240秒露出×12枚 総露出 220分 Photoshopで画像処理 SWAT-350ノータッチ追尾 千葉県大多喜町/鋸南町
 
昨日は平日でしたが、この週末も天気が悪そうなので、仕事を終えた19時過ぎにいつもの房総へ向けて出発しました。現地には21時に到着。風もなく快晴で絶好のコンディションと思いきや、2台の機材を組み立てている最中に、西の方から雲が押し寄せてきて、空一面雲に覆われました。衛星写真を確認にすると、しばらく待てば東に抜けてくれそうだったので、しばしクルマの中で休憩。23時半前くらいに再び快晴になり、撮影を開始しました。狙ったのは梅雨入り前に撮っておきたかったアンタレス付近です。今回は昨年の分、75分露出に加算する形で145分を撮り増ししました。総露出220分となり、昨年の作例より、かなりディテールが描出できました。さそり座は南天に低いので、なかなか好条件で撮れるチャンスは少ないです。この美しいエリアを梅雨入り前にぜひ狙っていただければと思います。
 
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2018年4月26日 (木)

シグマ 180mm マクロによるバンビの横顔付近。

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●バンビの横顔付近
2018年4月21日1時26分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM 絞りF3.5 キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO3200 90秒露出×56枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県鋸南町
 
20日の夜の房総遠征では、当初シグマ 135mm Artでアンタレス付近を狙ったのですが、SWATユーザー様のフォトギャラリーに連続して素晴らしい作品を投稿していただいたので、私のは恥ずかしくてお見せできません。ということでそれはお蔵入りにします。(笑) ぜひ、SWATユーザー様のフォトギャラリーをご覧ください。蒼月様関原様の作品がご覧いただけます。さて、私のはシグマ180mmマクロで撮ったバンビの横顔です。昨年はシグマ105mmマクロで撮ったのですが、もう少し拡大してみたかったので、今年は180mmにしてみました。上の画像はノートリですが、M8干潟星雲からM16わし星雲まで、ピッタリと構図に収まりました。ただちょっと窮屈な感じもしますね。まとめて構図に取り込むなら135mmくらいがベストかも。
このエリアはこれから撮影の好機です。南中高度もアンタレス付近と同様に低いので好機は意外と短く、来月あたりに透明度の良い日に恵まれれば、絶好のチャンスだと思います。
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最初と最後のカット。まったく同じ条件で撮影、処理しています。撮影当日は透明度が悪く、特に低空はもやっとした感じで、撮影を始めた1時半頃の地平高度25度付近と南中少し前の3時過ぎの地平高度35度付近ではご覧の通り、同じ撮影条件とは思えないほどの写りの違いが出ました。これだけ差があるとコンポジットの時にコントラストの良い方の比率を高めた方がよい結果が得られそうです。今回は単純に加算平均で仕上げてます。
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14mm超広角で撮影した天の川に今回のバンビの横顔のエリアを切り出してみました。
 
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2018年4月21日 (土)

シグマ 14mm F1.8 Artによる夏の天の川。

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●夏の天の川
2018年4月21日3時26分~ シグマ 14mm F1.8 Art  絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×18枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県鋸南町
 
昨夜は一ヶ月ぶりに房総半島へ出かけました。仕事を終えた午後8時に東京を出発。途中、海ほたるで夜食を仕込んで、撮影地に向かいました。現地着が午後9時半過ぎでしたが、さすがに一晩中快晴予報の金曜日、すでに何人かの天文ファンの方がいらっしゃってました。今回は天の川だけを撮影をするつもりで、カメラレンズのみしか持ってこなかったため、とても気楽な遠征となりました。まずは135mmでアンタレス付近から撮影を始めましたが、処理が終わってないので後日掲載することにして、今回は超広角シグマ14mm Artで撮った天の川をご覧ください。薄明開始と同時に撮影を始め、わずか1分露出の18枚コンポジットですが、レンズの明るさにも助けられて、そこそこ写ってくれました。
 
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2018年3月28日 (水)

月齢9.0、好シーイング。

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■撮影データ
2018年3月26日21時18分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO800 1/50秒×30枚コンポジット 高輝度部にISO400 1/50秒×15枚コンポジットをHDR合成 RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒区
 
一昨日の月です。高気圧に覆われて予想通り好シーイングに恵まれ、切れ味の良い月面が得られました。いつもは決まった一定の露出の画像をレベル調整して欠け際の暗い分を持ち上げて合成してましたが、今回は欠け際に露出を合わせた画像を別途撮影してHDR合成しています。参考にHDR合成前の画像を下に掲載します。手間はかかりますが、欠け際のノイズ悪化を抑えられトーンも滑らかになるので、高画質を狙うときには有効な手法です。普段のシーイングなら面倒なので、やらないですけど。(笑)
 Photo_2この二枚をHDR合成して作品のベースにしています。
 
この日はシーングが良かったこともあり、久しぶりにノートパソコンを引っ張り出して、CMOSカメラでも動画を撮りました。欠け際の見所をいくつか撮影したのでご覧ください。
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●クラビウス
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●ティコ
 Photo_5

●コペルニクス
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●アルプス谷付近
 
■撮影データ
2018年3月26日20時48分~ ボーグ 107FL+PL10mm QHY5III290C C-MOSカメラ ゲイン66~69 1/15~1/30秒露出 1分~1分半撮影 SWAT-350で自動追尾 AS2で15%スタック RegiStax6とPhotoshopで画像処理 撮影地 東京都目黒区
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気象庁ホームページより転載、26日午後9時の天気図。
 
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2018年3月26日 (月)

月齢8.0、好シーイング。

N25

■撮影データ
2018年3月25日21時02分~ ボーグ 107FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/2520mm F23.6) キヤノン EOS 6D ISO400 1/50秒×25枚 RegiStax6でスタック Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒区
 
昨夜の上限の月です。春らしくシーイングの良い日が増えてきました。昨日も常に小刻みな揺れがあるものの、じっと見ていると時折「ピシー」と落ち着く瞬間があり、そんな時はゾクッとする切れ味で微小クレーターが見えます。移動性高気圧の西側に入って等圧線の間隔も広いとシーイングのよいことが多いです。北日本を覗いて、ここ数日はそんな気圧配置で好シーイングが期待できるかも。月惑星を高拡大で狙うチャンス。ぜひ望遠鏡を向けてみましょう。
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気象庁ホームページより転載、25日午後9時の天気図。
 
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2018年3月20日 (火)

SWAT-310、4月10日新発売!

Swat310image

SWAT-310 4月10日新発売!
たいへんお待たせしました。SWAT-300の後継として開発されたSWAT-310が、いよいよ4月10日に発売されます。外観は上級機のSWAT-350とソックリですが、「赤経恒星時目盛環」を採用したことが大きな違いとなっています。赤経恒星時目盛環は、目盛環を基準星で合わせれば、以後恒星時運転させている限り、常に正しい赤経座標を表示し続けるものです。目盛環を省略した赤道儀も増えていますが、ユニテックではあえて赤経恒星時目盛環にこだわって開発しました。SWAT-310の場合、赤緯にも目盛環付きの「回転ユニット」を使っていただくことで、目盛環を見ながら目的天体の座標に合わせれば、いとも簡単に導入できるようになります。特に暗い彗星などの天体を目盛環だけで導入できる便利さは、最大のメリットと感じることでしょう。また、モデルチェンジにあたって、極軸のベアリング構成を見直し、新たに外径62mmの大型ベアリングとスラストベアリングを追加。耐荷重性能をSWAT-300の8kgから約10kgへと向上させています。追尾精度はこれまで同様、全機実測にて±7秒角前後を保証。最近の極めてシャープな光学系でも焦点距離200~300mm程度までならノータッチ追尾が可能です。もちろん、長焦点撮影ではST-4互換のオートガイダーに対応していますので、撮影の幅が大きく拡がります。
 
目盛環による導入精度は、200mmクラスの望遠レンズなら、ほぼ中央付近に捉えることが可能です。導入後、試写して微調整すれば、効率のよい撮影を実現します。私がテストした結果では中心から1度以内のズレで導入できました。下に180mm望遠を使って目盛環導入したサンプル画像を掲載します。参考のため位置の微調整は行っていません。バラ星雲、カモメ星雲、M35散開星団と順に導入しました。これくらいの精度で写野に捕らえることができます。
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●バラ星雲
2018年3月17日20時25分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 DG  絞りF3.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 90秒露出×9枚コンポジット SWAT-310でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
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●カモメ星雲
2018年3月17日20時47分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 DG  絞りF3.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 90秒露出×9枚コンポジット SWAT-310でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 M35

●M35
2018年3月17日21時07分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 DG  絞りF3.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 90秒露出×9枚コンポジット SWAT-310でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 
自動導入がなくても、赤経恒星時目盛環ならとても簡単に天体導入が可能です。高速でモーターを回して追尾の要であるウォーム周りに負担をかけることもありません。ポータブル赤道儀では世界初の機能と思います。ユニテック SWAT-310、まもなくデビューです。
 
SWAT-310 4月10日発売
  追尾精度±7秒角前後、赤経恒星時目盛環搭載、耐荷重量約10kg
  希望小売価格 115,000円 (税別)

※初期ロットは台数を絞っているため売れ行きによってはすぐに品切れになる恐れがございます。早めに入手されたいお客様は、販売店様にご予約をお勧めします。 
 
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2018年3月18日 (日)

富士フイルムX-T2によるM42オリオン大星雲。

M42r_2

M422_2

●M42オリオン大星雲
2018年3月17日19時27分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 富士フイルム X-T2 ISO1600 4分露出×24枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
昨夜の関東地方は房総と北関東の一部が夜半頃まで晴れ予報ということで、いつもの房総へ出向きました。今回はユーザーのフォトギャラリーでおなじみの蒼月さんと上村さんのお二方とご一緒させていただきました。お二人はいつも朝霧や天城高原、みずがき湖などで撮影されているそうですが、生憎、昨日は西の方の天候がイマイチで、晴れを求めて房総への出撃となりました。
さて、私は富士フイルムさんから、天体のテスト撮影依頼を受けていたX-T2で初めて撮影しました。対象は、もうシーズン最終盤のM42オリオン大星雲です。ノーマル状態での赤の写り具合のチェックも兼ねています。結果は上の画像の通りで、とてもよく写ります。通常の彩度アップと軽い強調でこの赤の写りです。機能的にも15分までの露出やインターバルタイマーが内蔵されていて天体撮影にとても便利。逆に改善をお願いしたい点もいくつかあって、タイムの露出時間をもう少し細かく設定できるようにして欲しいほか、ライブビューの拡大率アップ、インターバルタイマー開始時刻の秒単位の設定、露出中液晶表示オフで節電など。私が気づいてないだけで、設定できることもあるかもしれませんが、これらはいずれもファームウェアで対応できそうです。富士フイルムさんに伝えますので、天体ファン向けにぜひとも改善してもらいたいです。ノーマルでこの写りですから、ファームウェアアップデートで対応できたら、ぜひ欲しいカメラの一台になりました。
 
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