天体写真

2019年8月20日 (火)

シグマ 105mm F1.4 Artによるハート&ソウル星雲付近。

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●ハート&ソウル星雲付近
2019年8月5日1時24分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×41枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
4日の房総遠征は時々雲に邪魔されることがあっても、ほぼ快晴で透明度も良く薄明開始まで撮影できました。最後に撮ったのは、ハート星雲、ソウル星雲、ペルセウス座の二重星団付近です。右端の散開星団はNGC663。105mmだとちょっと迫力が足りないですが、大宇宙にぽっかり浮かぶ星雲や星団が美しいです。今回の房総遠征は大量に撮影できて充実してました。欲をいえば、もっと露出を稼いで分子雲でもを炙り出したいところですが、4ヶ月ぶりのリハビリ撮影なので、こんなもんで満足です。さて次の新月期は何を撮りましょうかね。
 
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実は最後にすばるとカリフォルニア星雲のモザイクを狙って、すばるから撮り始めたのですが、構図を失敗してボツにしました。次回リベンジ予定です。上は一枚物を軽く処理しただけです。
 
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2019年8月18日 (日)

シグマ 105mm F1.4 Artによるクエスチョンマーク星雲付近。

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●クエスチョンマーク星雲付近
2019年8月5日0時22分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×31枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
前回ブログのIC1396付近を撮影した後、構図を少しだけカシアペヤ座方向にずらしてクエスチョンマーク星雲を狙いました。左上がクエスチョンマーク星雲と呼ばれる散光星雲です。中央やや右の散開星団がM52、そのすぐ右下の小さな赤い星雲の中にバブル星雲があります。さらにその右下がクワガタ星雲です。左下の大きく密集度の高い散開星団はNGC7789。秋の淡い天の川の中ですが、微光星の絨毯に明るい散開星団や散光星雲、そして暗黒帯まで入り組んでいて、とても美しいエリアです。この構図は前回のIC1396付近と一部重なっていて、モザイク合成すると下のようになります。
 
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どちらも北を上にして撮影しますが、極に近いので回転させないと写野がうまく重なりません。
 
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2019年8月16日 (金)

シグマ 105mm F1.4 ArtによるIC1396付近。

Ic1396
●IC1396付近
2019年8月4日22時50分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×35枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
4日は天候にも恵まれたおかげで、天の川沿いをいろいろ撮影できました。23時近くなるとケフェウス座も北の空に高く昇り、撮影に好適となります。まずは巨大なIC1396付近を狙いました。105mmでもそこそこ迫力ある姿が撮れるうえに、周囲に散在するHα星雲も構図にバランスよく収まるので、中望遠におすすめのエリアです。はくちょう座のサドル付近の大きな散光星雲から、天の川をたどると、北アメリカ、このIC1396、クエスチョンマークハート&ソウルカリフォルニア勾玉クラゲバラかもめへと秋から冬の大型の代表的星雲が目白押しです。標準レンズで星座を狙ってもよし、100mm~200mmクラスの望遠で大型の散光星雲を撮るのもよし。SWATの高精度追尾なら、ノータッチでも星像が流れず、美しい天体写真に仕上げられます。精度の悪いポータブル赤道儀からのお乗り換え、ベテランのサブ機としておすすめです。ちょっと贅沢ですが入門用としても好適です。
 
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2019年8月13日 (火)

シグマ 105mm F1.4 Artによるバンビの横顔付近。

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●バンビの横顔付近
2019年8月4日21時09分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×21枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
彼岸花&出目金星雲を撮り終えた後、構図を少し上に振って、バンビの横顔を狙いました。105mmレンズ縦構図だと、バンビの横顔を中心に配置すれば南にM8干潟星雲、M20三裂星雲、北にM16わし星雲、M17オメガ星雲がバランスよく収まります。上の作例は2000万画素のキヤノン6Dで撮ってますが、同じ日にフジの一億画像GFX100で撮ったバンビの横顔付近がフォトギャラリーに掲載されます。そちらもご覧ください。ちょうど前回掲載した彼岸花&出目金星雲と構図の一部が重なってますので、例によってモザイク合成してみましょう。
 
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天の川中心部の暗黒帯がものすごい迫力です。これだけ描出できれば房総の空も捨てたもんじゃないですね。このまま上下左右に広げていきたい欲求に駆られます。
 
 
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2019年8月11日 (日)

シグマ 105mm F1.4 Artによる彼岸花&出目金星雲付近。

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●彼岸花&出目金星雲付近
2019年8月4日20時22分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×21枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
久しぶりの房総遠征となった4日の夜、まずはじめに撮ったのが彼岸花&出目金星雲付近です。好条件でさそり座を撮るのは時期的にもう遅く、薄明が終わる頃には尻尾の先がちょうど南中といった感じです。低空の彼岸花と出目金がなんとか狙えそうだったので、レンズを向けました。写真の下辺が地平高度15°弱で、低空のため右下は山の樹木が影になって入り込みました。それでもそこそこコントラストよく仕上げられたは、透明度がよかったおかげですね。ただ、ユーザーギャラリーに掲載したチリのアタカマ高原での同エリアと比べるとさすがに太刀打ちできませんが、東京から1時間半で行けることを考えると、まぁ納得です。シグマ105mm F1.4はF2.8まで絞ると最周辺が若干落ち込む程度で、全面ほぼフラットに撮れます。上の作例のフラット補正はFlatAideProで行いました。
 
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当日はSWATが3台並びました。左はSWAT-350+SIGMA、中はSWAT-310+LAOWA、右は当日ご一緒した外山保廣(外山電子)さんのSWAT-310です。搭載機材は噂のフジGFX100。4日の現地は風が弱くて透明度もよく、絶好の撮影日和にもかかわらず、私と外山さんふたりだけの貸し切り状態でした。前日の土曜日も同じような条件だったらしいので、賑わったのではないかと思います。多いときには10台ほどのクルマが列をなし、大賑わいとなる場所ですが、この日はとても静かな夜となりました。以前、3名のSWATユーザーさんとご一緒したときは、SWATが5台も並んで壮観でした。房総半島の西から北にかけての空は、東京や千葉の光害が地平高度70~80°付近まであって、撮影には不向きです。東から南はかなり暗くてそこそこ良好な星空が期待できます。なんといっても魅力は交通の便がよいことで、アクアラインを使えば都心から1時間半で気軽に行けることです。
 
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2019年8月 8日 (木)

シグマ 105mm F1.4 Artによるはくちょう座の散光星雲。

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●はくちょう座の散光星雲
2019年8月4日21時28分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×21枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、StarNet++、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
4日の夜は、SWAT2台体制で臨みました。LAOWAのテスト撮影に平行して、シグマ105mm Artでも撮影を敢行。天の川沿いをあちこち狙いました。透明度がよかったせいか、30分余りの露出でもHα域や暗黒帯の微妙な濃淡が描出できたのには驚きです。房総の空もなかなかたいしたものです。東京から高速道路でわずかに1時間半の距離ですが、近くて便利なのは捨てがたいですね。今回はじめてStarNet++というツールを使ってみました。このツールは恒星を消した画像を簡単に作ってくれるため、それで星雲の強調処理を行えば、恒星像の肥大などを抑えた仕上げが簡単にできます。星マスクなどの面倒な処理が省略できて、とても助かります。参考のため、StarNet++で星を消した画像を下に掲載します。
 
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StarNet++をはじめて使ってみました。デフォルトで処理した元画像を強調しています。パラメータを変えると、もう少しクォリティを高められる可能性があります。今後の課題です。天の川のように微光星が密集した対象は、そもそも不向きかとも思いますが、今回は実験もかねてやってみました。
 
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2019年8月 7日 (水)

LAOWA 12mm F2.8による天の川。

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●天の川
2019年8月4日21時41分~ LAOWA 12mm F2.8 絞りF4 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 3分露出×16枚コンポジット ステライメージ7、Flataide Pro、Photoshopで画像処理 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
前回ブログのLAOWA 15mm F4に続いて、LAOWA 12mm F2.8でも天の川を撮影しました。焦点距離12mmにもなると、作例写真の通り、いて座からはくちょう座まで余裕でカバーでき、しかも星像が良好なエリアに収まります。フルサイズでの対角画角はおよそ122°もあり、季節の星座を一網打尽にできる広さです。ちなみに前回の15mmの対角画角は110°ほどになります。この12mmは開放F値が2.8と明るく、天体用としても使いやすいレンズです。周辺星像の改善と光量の確保を狙って、一段絞りのF4で撮影しました。さすがに最周辺はサジタルコマフレアによる星像の肥大がみられますが、程度は大きくなく、超広角としては優秀な部類に入ると思います。APS-Cなら周辺まで良好でしょう。 木星の滲みは、撮影中に薄雲が通過したことによるもので、レンズ由来ではありません。星像もシャープですし、これから超広角をお考えの方は候補に入れてもよさそうです。中国製レンズの認識が変わる一本です。このレンズについての詳細はこちらをご覧ください。
 
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2019年8月 5日 (月)

LAOWA 15mm F4による天の川。

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●天の川
2019年8月4日20時12分~ LAOWA 15mm F4 絞りF5.6 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 5分露出×12枚コンポジット ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
梅雨明け以降、晴れてはいるものの湿度が高いせいかどうもスッキリした青空に恵まれませんでしたが、4日はなかなかよさそうな透明度だったこともあって、久しぶりに房総半島へ出かけました。実に4ヶ月ぶりです。いつもの撮影場所に着いた当初は薄雲が広がったりして、「もしかしたら外したかなぁ」と心配しましたが、しばらく待つと天の川がドーンと現れて、素晴らしい星空が広がりました。まずは、作例が少ないLAOWA 15mm F4で撮影開始です。最近、巨大なシグマのArtばかり使っていたので、実にコンパクトに感じます。鏡体は金属製で高級感があって、初めて中国製のレンズでしたが、これは侮れないと思いました。今回、絞りは1段絞ってF5.6としました。ちょっと暗めですが、ISO3200なら2~3分の露出で撮れるので、天体用としても充分使えそうです。さすがに最周辺は星像が流れますが、フルサイズ対応の15mm超広角ということを考えると、なかなかのものではないでしょうか。もちろんSWATとの相性は抜群です。詳しくはこちらでご覧ください。
 
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2019年4月 2日 (火)

M51子持ち銀河。

 M51_1

●M51子持ち銀河
2019年3月9日2時07分~/2018年2月12日1時07分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 3分露出×57枚 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
3月8日の房総遠征で撮ったM51子持ち銀河です。春の銀河はどれも小さく、個々の天体をポータブル赤道儀で拡大して狙うのはとても厳しいのですが、撮影して絵になる対象がいくつかあります。その中のひとつがこのM51子持ち銀河です。20cmを超えるような大口径反射の作品とは比ぶべくもないですが、口径10cmクラス+ポタ赤でも、これくらいは写せるという参考になればと思い撮影してみました。このほかにも、しし座のトリオ銀河やM81M82など小口径でも狙える天体があります。焦点距離が長いとオートガイドしないと星像が流れてしまいます。ノータッチで撮るときは、高感度に設定して流れ具合を確認しながら30~60秒程度の露出で多枚数撮影し、それらをまとめてコンポジットすれば星像が点像で見栄えのする作品が作れます。ぜひチャレンジしてみてください。
 
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2019年3月16日 (土)

300mmノータッチ追尾で撮るアンタレス付近。

Antares

●アンタレス周辺
2019年3月9日02時08分~/2018年5月10日23時32分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞りF2.8開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 120秒露出×66枚 ISO3200 60秒露出×145枚 高輝度部分に短時間露出をHDR合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350/310ノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
この季節、冬と春と夏の天体が同時に楽しめます。薄明終了後はまだ冬の星座が空高く、夜明け前の東の空には夏の天の川がアーチを描きます。南天にはさそりのS字が立ち上がり、とても印象的。さそり座は南天に低いため、好条件で撮影できるチャンスは以外と少なく、これから梅雨入り前にかけてが狙い目です。そんなわけで、前回ブログのM81M82周辺を撮った後にレンズを向けたのがアンタレス周辺です。この画像は、昨年撮影した分と合算して、総露出時間4時間37分として画像処理しました。アンタレス周辺は、とてもカラフルで美しいため、毎年のように撮影してしまいます。同じ機材と構図で撮れば、加算合成も楽なので、少しずつ画質を高められる楽しみもありますね。SWAT-310/350なら、焦点距離300mmで2~3分程度のお手軽ノータッチ撮影が可能です。
 
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