SIGMA

2019年3月16日 (土)

300mmノータッチ追尾で撮るアンタレス付近。

Antares

●アンタレス周辺
2019年3月9日02時08分~/2018年5月10日23時32分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞りF2.8開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 120秒露出×66枚 ISO3200 60秒露出×145枚 高輝度部分に短時間露出をHDR合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350/310ノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
この季節、冬と春と夏の天体が同時に楽しめます。薄明終了後はまだ冬の星座が空高く、夜明け前の東の空には夏の天の川がアーチを描きます。南天にはさそりのS字が立ち上がり、とても印象的。さそり座は南天に低いため、好条件で撮影できるチャンスは以外と少なく、これから梅雨入り前にかけてが狙い目です。そんなわけで、前回ブログのM81M82周辺を撮った後にレンズを向けたのがアンタレス周辺です。この画像は、昨年撮影した分と合算して、総露出時間4時間37分として画像処理しました。アンタレス周辺は、とてもカラフルで美しいため、毎年のように撮影してしまいます。同じ機材と構図で撮れば、加算合成も楽なので、少しずつ画質を高められる楽しみもありますね。SWAT-310/350なら、焦点距離300mmで2~3分程度のお手軽ノータッチ撮影が可能です。
 
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2019年3月11日 (月)

シグマ APO 300mm F2.8によるM81 M82付近。

M81m82

●M81M82周辺
2019年3月8日19時33分~/2018年2月8日23時18分~/2018年2月12日0時8分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 2分露出×246枚コンポジット ハイライト部分に短時間露出を合成 Photoshopで画像処理 SWAT-310/350によるノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
先週の金曜日は久しぶりに安定した快晴に恵まれました。この日を逃すとまたしばらくチャンスがなさそうな予感がしたので、早々に仕事を切り上げ、いつもの房総へ出かけました。到着時には風が強く、長焦点撮影は厳しそうでしたが、薄明終了前には風も収まり、その後は絶好の条件で一晩中撮影できました。今回もSWAT-350と310の2台体制で、サブのSWAT-310にはシグマのサンニッパを搭載して、長時間の放置撮影です。
まずは北天のM81M82付近に向けて、5時間20分ほど撮影しました。このエリアは、昨年、2分露出×85枚コンポジット(総露出時間2時間50分)で撮影してブログに掲載しました。房総の北の空は東京や千葉方面の光害が天頂付近まで及び、条件はよくありません。分子雲を狙うには不向きですが、さらに加算してどれくらい改善するか試してみました。トータルで8時間強の露出です。昨年の画像と比較すると、そんなに代わりばえしない感じですが、昨年は強引に炙りり出した分子雲のノイズを目立たなくするために、かなり強めにボカして滑らかにしていましたが、今回は総露出が延びたおかげで、ノイズ処理を大幅に抑えられて、自然な感じに描出できたかと思います。
サブのSWAT-310の極軸合わせは、メインのSWAT-350をポールマスターで設置したあとに、それを光学極望を使って、コピーするやり方で調整しました。それでかなり正確に設置できます。複数台運用する場合、効率よく準備できます。
 
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2019年1月26日 (土)

ぎょしゃ座からいっかくじゅう座にかけての星雲星団。

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●ぎょしゃ座からいっかくじゅう座にかけての星雲星団
2019年1月3日19時59分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×45~67枚コンポジット 高輝度部に短時間露光をHDR合成 3パネルモザイク合成 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地千葉県大多喜町
 
ここ最近のブログ3回にわたって掲載してきたシグマ105mm F1.4 Artレンズの作例は、それぞれわずかに重なっていて、モザイク合成することが出来ました。ぎょしゃ座からいっかくじゅう座にかけての冬の天の川に点在する大小散光星雲の連なりがよくわかると思います。こう見ると、クリスマスツリー星団付近に広がる赤い散光星雲はかなり巨大ですね。バラ星雲や勾玉星雲も大きいです。逆にモンキー星雲は有名な割には意外と小っちゃいです。撮影時の構図など、参考にしていだければ幸いです。
 
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2019年1月24日 (木)

シグマ105mm F1.4 Artによるバラ星雲付近。

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●バラ星雲付近
2019年1月4日0時11分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×67枚コンポジット 高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地千葉県大多喜町
 
ぎょしゃ座の星雲星団」「ふたごの足もと」に続いて撮影したのは、バラ星雲周辺です。105mmフルサイズの画角はバラ星雲からクリスマスツリー星団にかけて大きく広がる散光星雲と南に点在する星雲を一網打尽にできます。天の川の微光星が全面を埋め尽くし、青いカタツムリ星雲が彩りを添えて、とても美しいエリアであることがわかります。
3日夜の撮影ですが、この日は気温が氷点下5℃まで下がって、厳しい寒さでした。そんな中で撮影したデータが、こうして美しい画像に仕上がると、頑張って撮った甲斐があったと思えます。
 
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2019年1月22日 (火)

シグマ105mm F1.4 Artによるふたごの足もと。

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●ふたごの足もと
2019年1月3日21時51分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×47枚コンポジット 高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地千葉県大多喜町
 
前回ブログ「ぎょしゃ座の星雲星団」を撮った後は、ふたごの足もとにある星雲星団を狙いました。このエリアも魅力ある天体が盛りだくさんです。明るい散開星団M35をはじめ、くらげ星雲やモンキー星雲など代表的なHα星雲が 並んでいます。105mmの画角は天の川の人気エリアをちょっと広めに切り出すのにちょうどいい感じですね。このあとバラ星雲付近を撮りましたので、それは次回に。
 
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2019年1月20日 (日)

シグマ105mm F1.4 Artによるぎょしゃ座の星雲星団。

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●ぎょしゃ座の星雲星団
2019年1月3日19時59分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×45枚コンポジット 高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地千葉県大多喜町
 
年明け3日、主砲ボーグ107FL+SWAT-350オートガイドと平行して、SWAT-310+シグマ105mm Artでノータッチ撮影しました。まずはちょうどいい高度に達していたぎょしゃ座を狙いました。天の川の中とあって、背景に微光星が賑やかですが、浮き上がるように赤い散光星雲と明るい散開星団が集まっていて、とても美しいエリアです。天の川の入り組んだ暗黒帯も見逃せません。シグマ 105mm Artでの初作品となりました。このレンズ、最新設計だけあって、とても明るくシャープで、天体用におすすめできるレンズです。
 
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2019年1月12日 (土)

シグマ 105mm F1.4 ART レビュー。

シグマのArtシリーズの中で昨年発売されたばかりの「105mm F1.4 DG HSM ART」を入手しましたので、その天体適性をご紹介します。
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今回も70mm Macro ART40mm F1.4 ARTのレビューにならって、同様に検証しました。以下、撮影画像を交えて簡単に記しますので、ご参考にしていただければ幸いです。キヤノン EOS 6D(SEO-SP4)にて、絞りを F1.4(20秒)、F2.0(40秒)、F2.8(80秒)、F4.0(160秒)と段階的に変えて撮影し、周辺減光や四隅の星像等を検証しました。
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●周辺減光
各F値での周辺減光の様子です。前玉が大きいだけあってF1.4開放でもかなりの光量が確保さていて、最周辺で1.5段ほどの落ち込みです。F2.0で充分実用になる感じ。F2.8まで絞れば天体撮影で文句なしのレベル。F4.0だとF2.8と比べて最周辺がわずかに持ち上がるだけです。
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●四隅の星像
周辺減光の写真の中央と四隅をピクセル等倍で並べたものです。F1.4からF4.0までピント位置は触らず連続して撮影しています。F1.4開放では周辺星像に鳥が羽を広げたようなサジタルコマが出ますが、F1.4という明るさを考えれば優秀なものです。色収差はよく補正されていてとてもシャープ。F2.0で中心星像がグッと引き締まり、恐ろしいほどシャープな星像になり、周辺部もやや改善。 F2.8では周辺星像も大きく改善して鋭い星像が全面を埋め尽くし、天体撮影におすすめの絞り値はこのあたりか。F4.0はF2.8とほとんど変わらず、暗くなるだけ損で絞る意味がない感じ。私が購入した個体は左より右側の崩れがやや大きいですが、この程度は許容範囲でしょう。
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●隅の輝星
今回、輝星を隅に入れてなくて、あまり参考になりませんが、ちょっと明るめの星を切り出しました。前回の40mmと同じ傾向で、開放だと光芒が大きく二つに割れますが、F2.0で目立たなくなり、F2.8まで絞るとトゲトゲの光条をともなった真円になります。
 
●総評
シグマのArtシリーズレンズとしては比較的新しい「105mm F1.4 DG HSM」は、105mmでF1.4の明るさを実現したシグマの意欲作です。周辺光量の確保のため巨大なレンズ群を採用していて、フローライト相当が3枚、SDが2枚、非球面が1枚と、Artのこだわりを感じる最新設計となっています。また防塵防滴機能が施され、天体撮影時の夜露にも安心なのが嬉しいです。これだけの高性能ですから、やはりこのレンズもとても重く、なんと1,645gもあり、105mmとしては珍しい三脚座が標準装備です。これも天体撮影で役立つアイテムですね。周辺まで明るくシャープな星像は素晴らしいもので、歪曲もほとんどないですから、モザイク撮影でも威力を発揮しそうです。後日、このレンズの作例をブログでご紹介していきます。どうぞお楽しみに。なお、このレンズを設計したシグマのO氏自身も天文ファンで、天体撮影を意識して設計したとのことです。
 
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2018年12月24日 (月)

シグマ APO 300mm F2.8によるかもめ星雲付近。

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●IC2177かもめ星雲付近
2018年12月16日3時37分~ シグマ APO 300mm F2.8 DG HSM 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×32枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
15日の房総遠征では、新製品の開発テストも兼ねてSWAT-310を2台持って行きました。ノータッチ追尾のサブ機の方は、始めにシグマ105mmマクロで46Pウィルタネン彗星、続いて40mm Artでオリオン座付近を撮影し、そして最後にシグマの300mm F2.8でこのかもめ星雲付近を撮りました。対象はすでに南西の空、地平高度30度に傾いており、ちょっと欲をかきすぎた撮影です。薄明開始まで1時間半ありますが、その時には地平高度15度で光害の影響も大きくなり、質の良い元画像は得られないですから、せいぜい1時間くらいの露出時間しかとれません。おまけと思って撮影しました。そんなことで、あまり強烈に炙るとすぐに破綻するので、控えめに仕上げてみました。フルサイズ300mmの画角だとトールの兜星雲も構図に取り込めます。左下に青緑の星雲が華を添えてくれました。いずれ撮り増しして、画質を高めたいと思います。
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撮って出し元画像です。
 
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2018年12月20日 (木)

シグマ 40mm F1.4 Artによるオリオン座付近。

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●オリオン座付近
2018年12月16日2時3分~ シグマ 40mm F1.4 DG HSM Art 絞り F2.5 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 2分露出×27枚コンポジット+高輝度部分に短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshopで画像処理 SWAT-310ノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
15日の遠征でシグマ40mm F1.4 Artのテスト撮影を兼ねて最初に撮ったのがオリオン座付近です。50mmと同じ標準レンズのカテゴリーですが、画角がずいぶん広く感じます。対角で50mmより10度近く広いので、周辺の有名どころも一緒に取り込めました。撮影はF2.5まで絞って行いました。1時間にも満たない総露出ですが、明るさとシャープさのおかげもあって、そこそこ満足いく仕上がりが得られました。欲をいえば、もっとたっぷり露出して分子雲を描出してみたいところですね。それから、周辺部とのモザイクにもチャレンジしたいです。結論として、シグマ 40mm F1.4 Artは、買って後悔しないレンズと思いました。
 
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2018年12月18日 (火)

シグマ 40mm F1.4 ART レビュー。

シグマの最新Artレンズ「40mm F1.4 DG HSM ART」を入手しましたので、その性能を一端をご紹介します。

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蒼月様の70mm Macro ARTのレビュー記事にならって、同様に検証しました。以下、撮影画像を交えて簡単に記しますので、ご参考にしていただければ幸いです。キヤノン EOS 6D(SEO-SP4)にて、絞りを F1.4(30秒)、F2.0(60秒)、F2.8(120秒)と段階的に変えて撮影し、周辺減光や四隅の星像等を検証しました。
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●周辺減光
各F値での周辺減光の様子です。さすがにF1.4開放だとかなり大きく、最周辺で約2段分のアンダーです。F2.0まで絞れば1段分くらいまで改善され、実用できる画質。F2.8で文句なし。
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●四隅の星像
周辺減光の写真の中央と四隅をピクセル等倍で並べたものです。F1.4からF2.8までピント位置は触らず連続して撮影しています。結果はご覧の通り、神レンズと呼んでも差し支えないパーフェクトな星像といえるでしょう。特筆すべきは開放の四隅の星像で、F1.4でここまでシャープなレンズはこれまで見たことないレベルです。中心星像は一段絞るとキュッと引き締まり、文句のつけようがないほどシャープ。 F2.0とF2.8では、星像にほとんど変化はなく、周辺減光の違いで絞りを選ぶ感じです。色収差や非点収差、歪曲収差などもまったく気にならないレベルで恐ろしいほどの性能です。いや~、シグマさん、凄いレンズを作ってくれます。
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●隅の輝星
左上のシリウスのピクセル等倍画像です。開放だと光芒が大きく二つに割れますが、F2.0で目立たなくなり、F2.8まで絞るとトゲトゲの光条をともなった真円になります。
 
●総評
シグマの最新ARTレンズ「40mm F1.4 DG HSM」は、フローライトまたはSDレンズ相当の光学ガラス6枚と非球面レンズ1枚を使用し、プロ用シネレンズの要求を満たす水準で設計された最新のARTシリーズレンズです。これだけ贅沢な硝材を惜しみなく投入すれば、悪かろうはずがありません。中心から最周辺まで、期待以上の素晴らしい星像でした。標準レンズカテゴリーで高評価の50mm F1.4 Artを凌駕するといってもいい高性能です。50mm Artも所有してますが、この先、出番が減りそうです。ただ、重さが唯一の欠点で、なんと1.2kgもあります。50mm Artが800gちょっとですから、その重さたるや三脚座が欲しいレベルです。気軽さでは50mmに分がありますね。それから、一般撮影で気になるオートフォーカス速度やボケ味などの評価はまったくしてません。この構図のまま、F2.5にして撮影を続けましたので、処理を終えたら次回ブログで掲載します。

※今回、蒼月様のレビューフォーマットがとても優れていたので、そのまま踏襲させて(パクらせて)いただきました。どうもありがとうございました。(笑)
 
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