SIGMA

2018年11月24日 (土)

シグマ APO 300mm F2.8による魔女の横顔星雲。

Photo

●魔女の横顔星雲
2018年11月15日2時41分~ シグマ APO 300mm F2.8 DG HSM 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×51枚コンポジット+短時間露光をHDR合成+昨年の44分間露出を20%で合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
14日の房総遠征最後の対象は、オリオン座のリゲルのすぐ横(西)に位置する魔女の横顔星雲を狙いました。これとまったく同じ構図で昨年も撮っていまして、その時のデータもまとめて合成しています。昨年は44分露出で仕上げましたが、周辺の散光星雲までは描出できませんでしたが、今回の2時間近い露出と併せるとこで、リゲル(左の明るい星)周辺に淡く拡がる赤い星雲が浮かび上がり、魔女の横顔星雲の下の方の微妙な色の違いも現れてきました。あまり色彩を感じなかったエリアですが、けっこう華やかだなぁと思いました。かなり淡いので、なるべく暗い空でたっぷり露出して撮りたい対象です。撮って出し画像も掲載します。
 Photo

撮って出し画像です。魔女の横顔星雲の明るい部分がうっすらと分かる程度しか写りません。なめてかかると手痛いしっぺ返しを食らいます。(笑)
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年11月22日 (木)

シグマ APO 300mm F2.8によるヒヤデス星団。

Photo_4

●ヒヤデス星団
2018年11月14日23時32分~ シグマ APO 300mm F2.8 DG HSM 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 2分露出×73枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-310ノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
14日の夜、メインのSWAT-350+ボーグ107FLと平行して、サブのSWAT-310でノータッチ撮影していました。サブで最初に撮ったのがクエスチョンマーク星雲でした。次に狙ったのがおうし座のヒヤデス星団です。大きな散開星団で300mmだと画角一杯に星団が拡がり、大迫力となります。フィルムの時代なら、星がばらけてつまらない絵になるところですが、デジタルになって、分子雲が写せますので、とても賑やかで美しい星団の姿に仕上げられます。このヒヤデス星団からすばる、カリフォルニア星雲の広い領域には、濃い分子雲が大きく拡がっていますので、ぜひ狙っていただければと思います。
 Photo_2

撮って出し画像。一枚ではこの程度ですが、コンポジット枚数を稼いで画像処理すれば、分子雲がモクモク現れてきます。
  
https://www.unitec.jp.net/

2018年11月20日 (火)

シグマ APO 300mm F2.8によるクエスチョンマーク星雲。

Photo_2

●クエスチョンマーク星雲
2018年11月14日21時15分~ シグマ APO 300mm F2.8 DG HSM 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP4改造) ISO1600 2分露出×49枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
14日夜の房総遠征、SWAT-350オートガイド撮影と平行して、SWAT-310にシグマ APO 300mm F2.8望遠レンズを搭載し、ノータッチ追尾による撮影もしました。すかっり2台体制が定着しましたが、気軽に設置、撮影できる小型軽量のSWATなら楽々です。メインは長焦点でオートガイド、サブは短焦点でノータッチ追尾、数時間を要する撮影時間を有効利用するには、こういった複数台の運用で効率が高まります。高精度なサブ赤道儀があると、そこそこの望遠までノータッチ追尾ができて、さらに撮影の幅が拡がります。そんな撮影スタイルにSWATはうってつけです。さて、そのサブ機SWAT-310で最初にノータッチ撮影したのが、クエスチョンマーク星雲です。実は昨年の撮影では構図を失敗していて、今回はそのリベンジでもあります。失敗作はこちら。ちょうど一年ぶりでした。?マークをバランスよく構図に収められてよかったです。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年11月18日 (日)

蒼月様のシグマ 70mm F2.8 MACRO ART レビュー。

フォトギャラリーや画像処理入門でお世話になっている蒼月様より、シグマの新マクロレンズ「70mm F2.8 MACRO ART」のレビューをお送りいただきましたので、ご紹介します。
 70mmart

この秋に新規導入したSIGMA 70mm Art ですが、期待通りの性能と言って良いかと思います。以下、簡単にレビューを記載しますので、ご参考にしていただければ幸いです。絞りを F2.8(20秒)、F3.5(30秒)、F4.0(40秒)、F5.6(80秒)と段階的に変えて撮影し、周辺減光や四隅の星像等を検証しました。
 Fig2_vignetting

●周辺減光
各F値での周辺減光の様子です。やはり開放(F2.8)だと周辺減光がかなり大きいですが、それでも、同じ露出時間で得られる周辺部の絶対的な光量を比較すると、例えばF4.0よりは開放の方が多いでしょう。

Fig3_corners_3

●四隅の星像
周辺減光の写真の中央と四隅を 2:1 に拡大して並べたものです。色収差をわかりやすくするために、彩度をかなり上げています。写っているのは微光星ばかりですが、四隅ではさすがに星像がやや乱れます。倍率色収差もわずかにあります。しかし、いずれも等倍以上に拡大しなければほとんどわからないレベルです。その星像の乱れは、開放からF4.0まで目立った改善は見られません。一方、F5.6まで絞ると少し改善します。F8まで絞ればさらに改善するかもしれません。おそらく、光学性能は、F5.6からF8あたりでピークになるように設計されているものと思われます。

Fig4_brightstar_2

●隅の輝星
プロキオンを左下隅に配置して撮影した等倍(1:1)画像です。開放だと光条が大きく二つに割れますが、絞るほどに改善し、F5.6まで絞ると中心の星像はほぼ真円になります。ただし、はっきりとした光条が現れるので、それを嫌う人はいるかもしれません。
 
●総評
SIGMAのレンズにしては比較的小さくて軽いですし、焦点距離も短いのでポタ赤に載せるには最適です。極軸をきっちり合わせたSWATなら、オートガイドも不要でしょう。開放でも十分使えるレンズですし、絞ってもF4.0までは四隅の星像がほとんど変わらない(輝星を除く)ので、F2.8を常用し、星などの高輝度部分をF5.6で補完するのが良いかもしれません。
このレンズによる作例がフォトギャラリーにも掲載されてますので、ぜひご覧ください。こちらからどうぞ。

※係より シグマ 70mm F2.8 DG MACRO Art は、ピント合わせにバイワイヤ方式(ピントリングがスイッチで電気的にモーター駆動する方法)を採用しているため、一般のレンズと比べて多少癖があり、慣れが必要です。ジャスピンを色収差で追い込むようなときに、ストレスを感じる場合がございますのでご注意ください。なお、蒼月様のように、AFに設定したうえでPCからBackyardEOSなどのソフト経由でレンズのモーターを使ってピント合わせをするよういな場合は、まったく問題ありません。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年10月10日 (水)

IC1396。

Ic1396

●IC1396
2018年10月7日19時03分~ シグマ APO 300mm F2.8 DG HSM 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 2分露出×52枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる一軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
7日の夜、広角撮影と平行してシグマの300mm望遠でも撮影しました。SWAT-350の追尾性能なら、300mm、2分露出は充分ノータッチ追尾可能ですが、4ヶ月ぶりの撮影で、いろんな手順を確認するため、あえてオートガイドもセットしました。全52枚、ガイドミスはありませんでした。撮影対象は薄明終了時に狙いやすい高度にあるはくちょう座の散光星雲かIC1396のどちらにしようかと、ちょっと悩んだ末、IC1396を選びました。前回ブログの「夏の大三角」(写真下)の上の方にも写ってますけど、北アメリカやサドル付近と比べるとやや淡い対象です。F2.8で2時間近い露出でも房総の空ではまだ足りない感じですね。夜も更けて、もっと暗くなってからだと、もう少し炙り出せると思います。この撮影のあと、クエスチョンマーク星雲にレンズを向けて、撮り始めた直後に曇ってしまい、終了となりました。
 Photo

超広角20mmで撮った夏の大三角。IC1396は北アメリカ星雲よりも巨大ですね。IC1396の導入はガーネットスターを目印にしてもよいのですが、目盛環があれば簡単で、明るいデネブから東に58m、北に12°で視野中央に捉えられます。
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年7月22日 (日)

ビックカメラの合同星空セミナーに参加しました。

Bic0

Bic2

昨夜はビックカメラ主催の「合同星空セミナー」実技観望会が開催され、ユニテックも参加してきました。今回はシグマさんとタイアップして、 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM SportsをSWAT-350に搭載。カメラとモニターを繋いで簡易リアルタイム観望のデモとなりました。曇り予報でしたが、ほとんどが高層の薄雲でしたので、月面、金星、木星、土星と太陽系の天体中心にご覧いただくことができました。ここで、ん?と思った方もいらっしゃると思います。この150-600ズームは望遠レンズですし、月面はよいとしても、惑星はちょっとどうなの?って感じですよね。確かに、本来の使い方?ではないと思いますが、直焦点で木星の縞や土星の輪を捉えられるんです。それも意外とよく写るんですよ。さすがにフローライト相当の光学ガラス2枚とSDレンズを3枚も使ってるだけあって、色収差を感じないかなりの性能です。これに2Xのテレコンをつけて、画素の細かいCMOSカメラで撮影したら、結構撮れちゃうんじゃないかと思わず考えてしまいました。(笑)
さて、昨夜はこのところの猛烈な熱波でお客さんが集まるか心配でしたが、開催時刻と同時に多くのお客さまが会場に押し寄せ、終了時刻まで、各ブース、大変な賑わいとなりました。さすがビックカメラさんの集客力はすごいです。池袋店よりやや広めのスペースなため、お客様もゆっくりとお楽しみいただけたかと思います。

ご来場のお客さま、関係者のみなさま、どうもありがとうございました。ビックカメラのスタッフのみなさん、お疲れさまでした。また機会がありましたら、参加させていただきたいと思います。(本日も座学が行われております。詳しくはこちらから。)
 
https://www.unitec.jp.net/

2018年5月11日 (金)

シグマ APO 300mm F2.8によるアンタレス付近。

3

●アンタレス周辺
2018年5月10日23時32分~/2017年3月29日0時25分~ シグマ APO 300mm F2.8 EX HSM キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 絞りF2.8開放 60秒露出×145枚+ISO800 絞りF3.5 180秒露出×9枚+絞りF2.8開放 240秒露出×12枚 総露出 220分 Photoshopで画像処理 SWAT-350ノータッチ追尾 千葉県大多喜町/鋸南町
 
昨日は平日でしたが、この週末も天気が悪そうなので、仕事を終えた19時過ぎにいつもの房総へ向けて出発しました。現地には21時に到着。風もなく快晴で絶好のコンディションと思いきや、2台の機材を組み立てている最中に、西の方から雲が押し寄せてきて、空一面雲に覆われました。衛星写真を確認にすると、しばらく待てば東に抜けてくれそうだったので、しばしクルマの中で休憩。23時半前くらいに再び快晴になり、撮影を開始しました。狙ったのは梅雨入り前に撮っておきたかったアンタレス付近です。今回は昨年の分、75分露出に加算する形で145分を撮り増ししました。総露出220分となり、昨年の作例より、かなりディテールが描出できました。さそり座は南天に低いので、なかなか好条件で撮れるチャンスは少ないです。この美しいエリアを梅雨入り前にぜひ狙っていただければと思います。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年4月26日 (木)

シグマ 180mm マクロによるバンビの横顔付近。

Photo

●バンビの横顔付近
2018年4月21日1時26分~ シグマ APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM 絞りF3.5 キヤノン EOS 6D(SEO SP4改) ISO3200 90秒露出×56枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 千葉県鋸南町
 
20日の夜の房総遠征では、当初シグマ 135mm Artでアンタレス付近を狙ったのですが、SWATユーザー様のフォトギャラリーに連続して素晴らしい作品を投稿していただいたので、私のは恥ずかしくてお見せできません。ということでそれはお蔵入りにします。(笑) ぜひ、SWATユーザー様のフォトギャラリーをご覧ください。蒼月様関原様の作品がご覧いただけます。さて、私のはシグマ180mmマクロで撮ったバンビの横顔です。昨年はシグマ105mmマクロで撮ったのですが、もう少し拡大してみたかったので、今年は180mmにしてみました。上の画像はノートリですが、M8干潟星雲からM16わし星雲まで、ピッタリと構図に収まりました。ただちょっと窮屈な感じもしますね。まとめて構図に取り込むなら135mmくらいがベストかも。
このエリアはこれから撮影の好機です。南中高度もアンタレス付近と同様に低いので好機は意外と短く、来月あたりに透明度の良い日に恵まれれば、絶好のチャンスだと思います。
 Photo_2

最初と最後のカット。まったく同じ条件で撮影、処理しています。撮影当日は透明度が悪く、特に低空はもやっとした感じで、撮影を始めた1時半頃の地平高度25度付近と南中少し前の3時過ぎの地平高度35度付近ではご覧の通り、同じ撮影条件とは思えないほどの写りの違いが出ました。これだけ差があるとコンポジットの時にコントラストの良い方の比率を高めた方がよい結果が得られそうです。今回は単純に加算平均で仕上げてます。
 Photo_3

14mm超広角で撮影した天の川に今回のバンビの横顔のエリアを切り出してみました。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年4月21日 (土)

シグマ 14mm F1.8 Artによる夏の天の川。

Photo

●夏の天の川
2018年4月21日3時26分~ シグマ 14mm F1.8 Art  絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×18枚コンポジット SWAT-350でノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県鋸南町
 
昨夜は一ヶ月ぶりに房総半島へ出かけました。仕事を終えた午後8時に東京を出発。途中、海ほたるで夜食を仕込んで、撮影地に向かいました。現地着が午後9時半過ぎでしたが、さすがに一晩中快晴予報の金曜日、すでに何人かの天文ファンの方がいらっしゃってました。今回は天の川だけを撮影をするつもりで、カメラレンズのみしか持ってこなかったため、とても気楽な遠征となりました。まずは135mmでアンタレス付近から撮影を始めましたが、処理が終わってないので後日掲載することにして、今回は超広角シグマ14mm Artで撮った天の川をご覧ください。薄明開始と同時に撮影を始め、わずか1分露出の18枚コンポジットですが、レンズの明るさにも助けられて、そこそこ写ってくれました。
 
http://www.unitec.jp.net/

2018年3月11日 (日)

シグマ 50mm F1.4 Artによる北斗七星。

Photo

Photo

●北斗七星
2018年3月10日22時24分~ シグマ 50mm F1.4 DG Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×57枚コンポジット 高輝度部分に短時間露光を合成 SWAT-350でノータッチ追尾 FlatAidePro、Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 
昨夜の房総は事前のGPV予測で夜半くらいまで晴れそうということで、出かけてきました。観測地に向かう高速道路を走行中、木更津の先くらいからドン曇りになり、本当に晴れるのか心配になりつつも、いつものダム湖へ向かいました。5時半頃に到着。空は徐々に晴れてきてます。機材を設置し終わる頃にはすっかり快晴になりました。風も弱くて、絶好の撮影条件となりました。主砲のボーグ107FLとシグマ50mm Artの二台体制で臨みましたが、機材のテストも行ったため、収穫は少なめでした。天気はGPV予測が見事に当たって、23時半頃に曇が出てきたため撤収となりました。さて、画像は誰が見てもすぐにわかる北斗七星です。50mm標準レンズにピッタリの画角で、初心者の撮影対象としてお勧めです。解像度の高いレンズなら周囲の微小なM天体の形状がわかります。
 Photo_3

このエリアは銀河の宝庫です。50mm標準レンズでもたくさんのM天体が写ります。上は元画像からの切り出しです。M101回転花火銀河とM51子持ち銀河は渦巻き状形までわかりますね。
 
http://www.unitec.jp.net/

より以前の記事一覧