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2017年4月 5日 (水)

昇る夏の天の川。

東京都八王子市の上村裕様より、2種類の魚眼レンズで撮影した「昇る夏の天の川」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 Milkyway●昇る夏の天の川
2017年4月4日3時53分~ キヤノン EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM 焦点距離15mm(絞り開放) LEE ソフトフィルター No.3 キヤノン EOS 5D MarkIV ISO1600 120秒露出 SWAT-350ノータッチ追尾 撮影地 山梨県南都留郡
 
■コメント
春霞の影響か、すっきりと晴れることが少ないですが、4日早朝に撮影した天の川の画像をお送りします。東から昇ってくる天の川と富士山を対角線魚眼で1枚におさめました。富士山頂付近は、雨上がりだったこともあり断続的に雲が現れます。そんな中、わずかな時間雲が切れるところがあり、そこを狙って撮影しています。15mmの超広角とはいえ、2分の露出では明らかに星が流れます。焦点距離的にはかなりオーバースペックではありますが(笑)、SWAT-350でノータッチ追尾しました。このくらいの焦点距離なら、どのSWATでも快適に撮影できそうですね。地上部分は別撮りしていたのですが、無理に合成しなくても十分と考えて1枚もので仕上げました。おまけは、全周魚眼で撮影した撮って出しです。西側はそこそこ暗いようですが、それ以外は光害の影響が見られます。それでも関東より空の状態が良いのは言うまでもないですね。
 
■係より
焦点距離15mm超広角の天の川です。もう日の出前には夏の天の川も撮影に充分な高度なんですね。富士山を中央に据えて、横たわる夏の天の川を美しい色彩とともにコントラストよく捉えました。さそり座から夏の大三角まで、超広角ならではの素晴らしい雰囲気で表現しています。一枚撮りの星景写真には星に重点を置いた0.66×速、星と地上を均等に割り振った0.5倍速駆動がお勧めです。全周魚眼のおまけ画像もお送りいただきましたので、下に掲載します。撮って出しでしたが、せっかくなので、私が上の画像に合わせて調整しました。ご投稿ありがとうございました。ぜひまた送りください。
 Photo作例コーナー初の全周魚眼の作品です。こちらもSWAT-350に搭載してのノータッチガイドです。雲ひとつない快晴の星空には夏の天の川や北斗七星が絶妙な構図で収まっていますね。輝星もちょうどよく滲んでいて星座の形がわかりやすいです。魚眼レンズの魅力が伝わる作品です。

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