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2017年5月16日 (火)

M13とω星団。

和歌山市にお住まいの福田将之様より、球状星団北天の王様「M13」と「NGC5139 ω星団」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 M131152
M13tri1152

●M13
2017年5月3日 ビクセン ED81S+0.6×レデューサー+75mm絞り環(約400mm F5.3)  キヤノン EOS Kiss X7i改 IDAS HEUIBⅡ EOS MFA ISO1600 90秒露出×7枚コンポジット SWAT-200にて自動追尾 撮影地 護摩壇山 下は拡大トリミング
 Omega1152
Omegatri1152

●NGC5139 ω星団
2017年5月3日 ビクセン ED81S+0.6×レデューサー+75mm絞り環(約400mm F5.3)  キヤノン EOS Kiss X7i改 IDAS HEUIBⅡ EOS MFA ISO1600 90秒露出×5枚+30秒露出×4枚 合計9枚コンポジット SWAT-200にて自動追尾 撮影地 護摩壇山 下は拡大トリミング
 
■コメント
透明度は良かったもののシーイングは最悪。ピントを詰めても星がボテボテです。特に低空は酷いものでした。しかしながら追尾は安定。SWAT200とドイツ式赤緯ユニットにウェイトシャフト2本追加、バランスウェイト2個付けて、約400mm鏡筒でノータッチガイドというチャレンジングですが、撮影を重ねるごとに安心感が深まります。
 
■係より
大型の球状星団2態をお送りいただきました。M13はヘルクレス座に位置する北天最大かつ最美な球状星団です。口径15cm、出来れば20cm以上で高倍率をかけると、細かい星が分離して迫力ある姿を楽しめます。M13の左上(北東)にある小さいモヤッとしたものはNGC6207銀河です。ケンタウルス座のω星団は、写真でも分かるとおり、さらに明るく巨大な球状星団です。ただし、南中時の東京での地平高度は10度にも達しないため、なかなか観察できるチャンスが少ない星団です。ちなみに石垣島では25度近くまで高くなります。福田さんは、ビクセンの8cmEDアポクロマート屈折に0.6×の強力なレデューサーを装着して400mm/F5.3まで明るくして撮影しています。しかも小型軽量のSWAT-200でノータッチ追尾なのがすごいです。90秒露出できっちり点像を保っていますし、細かい星もよく分離していて迫力がありますね。画像処理も上等で、飽和しがちな中心部もよく表現されていてお見事です。梅雨入りが近づいてきました。月末の新月期は晴れてもらいたいですね。ご投稿、ありがとございました。ぜひまたお送りください。

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