« IC4592青い馬星雲。 | トップページ | 光害地で撮るM83銀河-2017年春総決算。 »

2017年6月 1日 (木)

アンタレス周辺とさそりの尾部。

東京都八王子市の関原謙介様より、「アンタレス周辺」と「さそりの尾部」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 Photo_3

●アンタレス周辺の反射・散光星雲
2017年4月28日 ニコン AI AF Nikkor 180mm f/2.8D IF-ED 絞りF4 ニコン D810A IDAS LPS-D1フィルター ISO2200 120秒露出×60枚(総露出時間2時間)をStellaImage7でコンポジット ニコンキャプチャーNX2にて画像処理 SWAT-350ノータッチ追尾 撮影地 静岡県松崎町
 Photo_2

●さそり座の尾周辺の散光星雲
2017年4月29日 コーワプロミナー500+TX07(合成焦点距離350mm/F4) ニコン D810A IDAS EUIB-IIフィルター ISO2200 120秒露出×12枚(総露出時間24分)をStellaImage7でコンポジット ニコンキャプチャーNX2にて画像処理 SWAT-350ノータッチ追尾 撮影地 静岡県松崎町
 
■コメント
いずれも1ヶ月前の新月期の撮影です。5月は何かと忙しく、処理が1ヶ月遅れとなってしまいました。
「アンタレス周辺の反射・散光星雲」は定番の構図で、以前にも350mmで撮影したものを掲載していただきましたが、今度は180mmレンズで広い領域を時間をかけて撮影してみました。
「さそりの尾周辺の散光星雲」は、さそり座の下部、さそりの尾周辺の2つの散光星雲を撮影したもので、何か「宇宙の暗闇にうごめく奇怪な生き物」といったおどろおどろした感じになり気に入りました。これらの星雲は彼岸花星雲、出目金星雲と呼ばれていますが、もう少し気の利いた名前は無かったものかと思います。南中高度が低く立木にじゃまされ、12枚しか画像を取れませんでしたので、南の開けた南伊豆まで遠征し再挑戦したいと思います。
 
■係より
いつもご投稿いただきまして、ありがとうございます。今回はさそり座の人気エリアを二題お送りいただきました。アンタレス周辺は色彩豊富で特に人気が高いエリアです。今回は180mm/F2.8の望遠をF4まで絞って、2時間分もの長時間露出で撮影しました。その甲斐あって、星雲の微妙な濃淡や色彩を階調豊かに表現できており、暗黒星雲のコントラストも効いていて、お見事な作品となりました。彼岸花星雲と出目金星雲はさそり座の尾部のため南中高度が低く、透明度の良い日でないとなかなかすっきり写せない対象です。トータル28分露出で、周辺の淡い星雲も写っていますので、条件は良かったようです。両方の星雲を狙うのに焦点距離350mmは絶妙な長さで、ちょうど良く収まりました。このエリアは赤い星雲がデジカメで簡単に写せるようになったおかげか、以前よりも注目度が上がってきたように思います。日本からは南中高度が低いのが難点ですが、南伊豆は20度くらいまで昇るので、透明度に恵まれたら、ぜひ撮り増ししてより高画質を目指してください。またのご投稿、楽しみにしております。

« IC4592青い馬星雲。 | トップページ | 光害地で撮るM83銀河-2017年春総決算。 »

作例写真」カテゴリの記事