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2018年3月 9日 (金)

M78付近とエンゼルフィッシュ星雲。

東京都八王子市の関原謙介様より、「M78とバーナードループ」と「エンゼルフィッシュ星雲」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 M78

●M78とバーナードループ
撮影日2018年1月13日 コーワプロミナー500mm+レデューサーTX07(換算350mm)F4  IDAS HEUIB-IIフィルター使用 ニコン D810A ISO1600 300秒露光×21枚をPixInsightで加算処理 トータル露出時間105分 ステライメージ8、ニコンキャプチャーNX2にて追加で画像処理 SWAT-350とMGENによる1軸オートガイド 撮影地 静岡県松崎町
 Photo

●エンゼルフィッシュ星雲
撮影日2018年2月12日 Samyang 135mm, F2.0 ED 絞りF4  IDAS LPSD1 フィルター使用 ニコン D810A ISO1600 240秒露光×27枚をPixInsightで加算処理 トータル露出時間108分 ステライメージ8、ニコンキャプチャーNX2、 PhotoshopCS6にて追加で画像処理 SWAT-350とMGENによる1軸オートガイド 撮影地 静岡県富士宮市朝霧高原
 
■コメント
年が明けてからあまりいい条件に恵まれず、画像の投稿も久しぶりになってしまいました。今年の冬の西伊豆は、晴れるとものすごい強風が吹き荒れ、ようやく風が収まったと思ったらすぐに雲がやってきます。気象に毒づきながらの撮影となっています。「M78とバーナードループ」はこれまでも何度か撮影を試みた領域ですが、ようやく構図も決まり2時間近い露光時間を確保できました。(これまでは、構図に手間取り妥協して見切り発車で撮影を行っても、処理をしてみると構図が気に入らずボツにしたことが何回かありました。)「エンゼルフィシュ星雲」はSamyangの135mmを使いました。このレンズ、評判のシグマアートレンズ135mmとどのくらい差があるのでしょうか? 価格的には半分以下なので、さしずめ貧者のシグマアートレンズでしょうか(笑)。この写真は、そのままではちょっと寂しいので、画像処理で反射望遠鏡写真のような光条を明るい星に入れてみました。ところで、今年からPixInsightを加算処理に使い始めました。スターアラインメントやフラット補正の性能が非常に高いと感じています。別の日に撮ったかなり視野の異なる画像や、風景がかなりの部分を占める星景画像も問題なく位置合わせができたのには感激しました。
 
■係より
いつもご投稿ありがとうございます。そろそろシーズン終了が近くなってきたオリオン座の散光星雲を二題お送りいただきました。いずれの作品も、たっぷり露出した元画像を丁寧に画像処理して、素晴らしく美しい作品に仕上げています。恒星がうるさくならないように輝度をやや抑え、星雲の炙り出しも無理がなく、とてもナチュラルなお手本のような作品として鑑賞できます。お見事です。Samyangの135mmはシグマ Artの半額ということですが、これだけシャープですと充分に価値がありますね。Samyangレンズは私自身は使ったことがないのですが、耳にするのは「とてもシャープ」と評価する方がいる一方、「片ボケでダメ」という方も多くて、手にした個体の当たり外れで評価が分かれるようです。最近は複雑な光学設計をコンピュータでやるようになったので、極端ですが理想的な光学系の設計はどのメーカーでもできるようになりました。それを作るか作らないかは各メーカーの考えによるところが大きいと思われます。また、最新の光学系は枚数が多く、設計値通りの性能が出るようにバラツキ無く組み上げるの非常に難しいともいえます。そのため、個体差が小さいメーカーが優秀なメーカーといえるかもしれませんね。話がそれてしまいましたが、またのご投稿をよろしくお願いします。

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