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2018年4月23日 (月)

アンタレス周辺。

横浜市にお住まいの蒼月様より、シグマ 135mm F1.8 Artで撮影した「アンタレス周辺」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 Antares

●アンタレス周辺
2018年4月21日0時40分~3時35分 シグマ 135mm F1.8 DG HSM Art キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 240秒露出×30(F2.2)+60秒露出×15枚(F2.8)+15秒露出×15枚(F2.8) SWAT-310(PHD2で一軸オートガイド) PixInsightで画像処理 撮影地 天城山登山口駐車場
 
■コメント
久しぶりに快晴の天気予報を受けて、融雪して間もない天城高原に行ってきました。予定ターゲットは未明の南天。関東近郊で南天を撮るならやはり天城ですね。この日の天城は透明度は今ひとつだったものの、一晩中快晴で、
珍しく風がほとんどない好条件に恵まれました。ところが、カメラ制御やオートガイドに使うPCを新しくしたばかりで、QHYカメラのドライバーをインストールし忘れるという大失態を演じてしまったのです。さすがに「今日は終わった」と諦めかけましたが、たまたま隣で撮影していた方がネットからダウンロードしてくださり、おかげで事なきを得ました。生まれて初めて「神様いた」と思いましたね(笑)。まさに九死に一生を得た思いがしました。あの方にはこの場を借りてお礼申し上げるとともに、ご覧の皆さんには、新しい機材を導入した時には事前の動作確認に手を抜いてはいけない、という教訓としていただきたいと思います。
さて、そんなこんなで撮影したのはこちら。アンタレス周辺です。SIGMA 135mm Artレンズの光学性能の高さは既に広く知られていますが、フルサイズ周辺部の星割れがほぼ解消されるという意味で、F2.2の明るさから常用できるところが素晴らしいですね。アンタレス周辺のカラフルな領域と青い馬頭星雲が程よく納まる画角も良いですね。
なお、今回の画像も高解像度版を flickr に置いてありますので、こちらもご覧いただけると幸いです。
https://flic.kr/p/2541vF4
最後に、帰りの伊豆スカイライン(滝知山展望台)から見た朝日が非常に美しかったので、それも撮ってみました。眼下の街は熱海です。かなり霞んではいましたが、一晩中撮影した後の帰り道でこういう景色に出会えると、疲れが吹き飛びますね。
 
■係より
PixInsightでの画像処理入門を連載していただいている蒼月様の最新作で、20日の夜に撮影したアンタレス周辺です。このエリアは、赤、青、黄の散光星雲に暗黒星雲や分子雲が入り混じるとてもカラフルで美しい印象的な星域です。天城の暗い空とたっぷりの露出、高度な画像処理で、シグマ 135mm Artレンズの性能を見事なまでに引き出した作品となっています。それにしてもシャープな星像ですね。フルサイズ最周辺までほとんど収差を感じさせない点像です。画像処理も申し分なく、アンタレス周辺の複雑な星雲はもちろん、右上の青い馬星雲もきれいに描出されていて、お手本となる作品です。わたしも房総でちょうど同じ構図で撮ったのですが、蒼月さんの作品があまりに素晴らしいので、ブログに掲載する気がなくなりました。(笑) ご投稿ありがとうございました。また素敵な作品を期待してます。
 Sunrise

伊豆スカイラインからの日の出。

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