« 2018年9月 | トップページ | 2018年11月 »

2018年10月

2018年10月29日 (月)

M31アンドロメダ銀河。

北海道にお住まいの斎藤雅也様より「M31アンドロメダ銀河」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 M31

●M31アンドロメダ銀河
2018年10月20日00時45分~ オリンパス ED150mm F2.0 絞りF2.8 オリンパス PEN E-PL6 ISO800 露出60秒×20枚コンポジット SWAT-350にてノータッチ追尾
 
■コメント
北海道の斎藤です。月が地平線に沈んだ直後に撮影を始めましたが、月明かりの残光の影響か?色彩の無い不思議なM31になってしまいました。宇宙空間にポッカリ浮かぶM31の姿を20数年振りに撮影してみましたが、SWAT-350は焦点距離150mmのレンズとはいえ、20枚連続ノーミスで追尾してくれました。長焦点レンズで使用しているMS-5と同様な安心感をあたえてくれる赤道儀です。
 
■係より
天気がよくなってきたせいか、このところご投稿が増えてきて、とてもありがたいです。さて今回は、秋の王様、アンドロメダ銀河です。超巨大銀河だけあって150mmでもこれだけ見事な渦構造が写ってくれます。斎藤さんは「色彩感がない不思議なM31」と表現されてますが、かえってナチュラルですっきり見えていい感じではないでしょうか。これくらいの構図だと宇宙の広がりも感じられますね。MS-5とSWAT-350、カテゴリーはまったく異なりますが、どちらも高精度追尾が共通点ですね。(笑) ぜひまたご投稿ください。お待ちしております。

2018年10月24日 (水)

シグマ105mm F1.4 Artによるオリオン座。

兵庫県宝塚市にお住まいの吉田隆行様から、久しぶりにご投稿いただきました。話題のシグマ105mm F1.4 Artよる「オリオン座」です。
 Orion

●オリオン座
2018年10月13日 シグマ 105mm F1.4 DG HSM (F2.5で撮影) キヤノン EOS 5D MarkII(ノーマル) ISO1600 2分露出×24枚コンポジット SWAT-350によるノータッチガイド 岡山県備前市吉永町にて撮影
 
■コメント
シグマ105mm F1.4 DG HSMを使用して撮影したオリオン座の写真です。ベテルギウスからリゲルまで、フルサイズの画角いっぱいに写りました。天体用フィルターに換装していないデジタル一眼を使用したため、赤い星雲の写りは弱いですが、逆にナチュラルな仕上がりになりました。周辺まで点像に保つためにF2.5まで絞りましたが、ISO1600の設定で、1枚あたり僅か2分の露光時間でこれだけ写るのは魅力的です。最近、なかなか晴れませんが、この組み合わせなら、僅かな晴れ間を狙って写せそうです。
 
■係より
最新シグマレンズ105mm Artでの作例です。周辺星像の改善を狙って、F2.5と2段近く絞っての撮影ですが、そのおかげで全面シャープな星像が埋め尽くしました。また作例のように分子雲がモクモクのエリアだと、全体の画質のバランスを考えると周辺光量の確保も大変重要で、F2.5まで絞ることで充分均一な画質を得ています。ノーマルカメラとはいえ、ナチュラルな仕上げのなかに、赤い散光星雲も落ち着いた感じで表現されていて、とても美しく鑑賞できます。さすが吉田さんといった作品ですね。吉田さんは、多くのアマチュアの目標となる作品を多数発表されています。こちらのページも是非ご覧ください。いつもありがとうございます。次回作にも期待しております。
 Swat350

吉田さんのSWAT-350撮影システム。シグマ105mm F1.4 Artは重量級?レンズなので、ドイツ式に組んで運用されました。もちろんノータッチ追尾でまったく問題ありません。

2018年10月21日 (日)

はくちょう座γ星サドル付近。

東京都八王子市の関原謙介様より「はくちょう座γ星サドル付近」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 Photo●はくちょう座γ星サドル付近
2018年10月9日21時50分~ コーワプロミナー500+レデューサーTX07使用(合成焦点距離350mm)F4 ニコン D810A ISO1600 3分露出×45枚 総露出時間135分 SWAT-350による追尾撮影 MGENによる1軸オートガイ PixInsightによるキャリブレーションおよび加算処理 ステライメージ8とNikon Capture2にて追加画像処理 撮影地 西伊豆松崎町
 
■コメント
先週前半、西伊豆は好天に恵まれやっと撮影ができました。とは言っても、撮りたかった夏の被写体は早々と西へ沈み、夜半過ぎにはオリオンも昇ってきて、あらためて季節の変化の早さを感じました。送付した写真は白鳥座のサドル付近です。もう1時間ほど露光時間を稼ぎたかったのですが、西伊豆の西の空は、駿河湾添いの都市の光害がひどく、途中であきらめました。でき上がった画像はちょっと物足りないので、画像処理で星に光条を入れてみました。ところで、最近スカイクオーリティメーターを購入しました。撮影地の夜空の質を客観的に計ってみるつもりです。西伊豆では、天頂から南の空は暗く21.4が出ました。これはかなりいい値のようです。
 
■係より
いつもご投稿いただきまして、ありがとうございます。関原さんの最新作はサドル付近です。2時間を超える露出時間と丁寧な画像処理で素晴らしい階調に仕上がっていますね。ピント合わせも申し分ありません。一瞬イプシロンで撮影されたのかと勘違いするよいうな光条とシャープな星像です。この光条、画像処理で入れたそうです。サドル付近は単調な赤一色になりがちですが、微妙なトーンが表現されていて、お見事としかいいようがありません。サドルの北に小さな青い反射星雲?もあるんですね。知りませんでした。この作品も雑誌のコンテストに応募すれば入選レベルと思います。この夏は壊滅的な状況でしたが、晩秋からの天気に期待したいですね。ぜひまたお送りください。お待ちしております。

2018年10月19日 (金)

21P/ジャコビニ-ツィナー彗星。

北海道にお住まいの斎藤雅也様より「21P/ジャコビニ-ツィナー彗星」をお送りいただきましたので、早速ご紹介いたします。
 21p1
21p

●21P/ジャコビニツィナー彗星
2018年8月18日00時26分~ オリンパス ED150mm F2 絞りF2.8 オリンパス PEN E-PL6 ISO800 露出60秒×2枚コンポジット SWAT-350にてノータッチ追尾 ※下の文字入りは係が作成
 
■コメント
初めまして!斎藤と申します。SWAT-350を購入後、8月頃からやっと稼動できる状態になり早速comet 21pを撮影してみました。撮影地に到着して10分以内に撮影が開始出来るフットワークの良さには大変助かっております。(SWAT-mini では5分ですが、、) 私のようなSWAT-350を車から降ろし、4~5分でセッティングを終了し撮影開始!と言うような使い方には最適の機材です。追尾性能の方も今のところ安定して300~400mm望遠レンズで3分間をこなしてくれております。
 
■係より
初投稿、どうもありがとうございます。彗星のご投稿は、かなり久しぶりです。そこそこ明るくなった21P/ジャコビニツィナー彗星の勇姿ですね。撮影の頃は、まだカシオペヤ座で胎児、ハート星雲の近くでしたが、その後、冬の天の川の中を移動して、先日かもめ星雲と重なるというイベントがありました。作品では、きれいな緑色と尾を見事に捉えてますね。オリンパスのレンズとカメラによる撮影ですが、オリンパスもフジやペンタックスのよに、無改造で赤い星雲が写ります。作品の下の方に赤い散光星雲が写っています。これから冬の大型天体が目白押しですので、ぜひ赤い散光星雲を狙ってみてください。また撮影されましたら、お気軽にご投稿ください。お待ちしております。

2018年10月15日 (月)

M42オリオン大星雲。

大分県佐伯市にお住まいの志賀本昌様より、「M42オリオン大星雲」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 M42

●M42オリオン大星雲
2018年10月13日02時~ シグマ 150-600mm F5-6.3 DG 600mm 絞り F7.1 キヤノン EOS 6D(IR改造) ISO3200 露出240秒×13枚+露出90秒×20枚+露出30秒×20枚+露出15秒をステライメージ8でコンポジット SWAT-350+M-GENによる一軸オートガイド 撮影地 大分県佐伯市
 
■コメント
10月13日午前2時からM42を撮影してみました。皆様が露出を何段階かに分けてコンポジットするらしいので、自分も挑戦しましたが、どうするのかよくわかりません。赤道儀はSWAT-350、カメラは改造済のEOS6D、レンズはシグマ望遠ズーム150-600を使い600ミリで撮影、ISO感度は3200です。4段階の露出で撮った画像をコンポジットしました。まだHDR処理というのが、理解できてないので、今後の課題です。
 
■係より
今季初のM42です。もう冬の王様が登場する季節なんですね。関東地方では、この秋、いまだにすっきり晴れてくれなくて、ぜんぜん写真が撮れません。九州では晴れた日が多いのでしょうか? 羨ましい限りです。さて、通常の露出に短時間露光を合成するにはHDR処理がおすすめです。グッと階調が豊かな作品になりますので、ぜひマスターしていただければと思います。ただ、白飛びしてる部分をすべて描出しようとすると、ちょっと気味の悪い画像になりますので、適度に飛ばしてしまった方がよいと思います。下に参考画像をお掲載します。ご投稿。ありがとうございました。ぜひまたお気軽にお送りください。
 Hdr_2

何段階かに分けて撮った画像をPhotoshopでHDR合成した例です。飽和したオリオン星雲中心部に短時間露光を乗せて白飛びを抑えています。恒星の白飛びにも効果的です。

2018年10月 7日 (日)

M33とバブル星雲付近。

大分県佐伯市にお住まいの志賀本昌様より、「M33」と「バブル星雲付近」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 M33r

●M33
2018年10月1日、10月6日 シグマ 150-600mm F5-6.3 DG 600mm 絞り F7.1  キヤノン EOS X7i(IR改造) ISO3200 露出5分×12枚+露出4分×21枚 合計33枚(総露出144分)をステライメージ8でコンポジット SWAT-350+M-GENによる一軸オートガイド 撮影地 大分県佐伯市
 M52ngc7635r

●バブル星雲付近
2018年10月7日19時56分~21時06分 シグマ 150-600mm F5-6.3 DG 600mm 絞り F7.1  キヤノン EOS X7i(IR改造) ISO3200 露出4分×18枚(総露出72分)をステライメージ8でコンポジット SWAT-350+M-GENによる一軸オートガイド 撮影地 大分県佐伯市
 
■コメント
今年の春から何故か所有しているオートガイダーM-GENの調子が悪く、販売店で交換してもらって無事に解決しました。自分の使っていたM-GENのどこかに悪い個所があったと思いますが、その原因がわからず、悩んでいたので、解決できて嬉しいです。さて、作例ですが、広い範囲の撮影では光害を拾いやすいので、最近はシグマ望遠ズーム150-600で撮影しています。使用赤道儀はSWAT-350、カメラはX7i、600mmの焦点だと35mmフルサイズに換算するとノートリで960mmの画角となり、かなりの長焦点です。今月に入り、昨夜(10月7日)までに撮影した二つの対象をお送りします。
 
■係より
いつもご投稿いただき、ありがとうございます。結局、今年も昨年並みに天気が悪くて、作例コーナーも閑古鳥でした。ようやく晴れ間も出るようになってきましたので、これからのご投稿に期待したいところです。今回お送りいただいたのは600mmによるM33とバブル星雲付近です。M33はトータル2時間半近い露出で淡く拡がる腕や暗黒帯を見事に捉えています。改造カメラなので、Hαもよく出ていますね。バルブ星雲付近も赤い散光星雲の拡がりがよく写ってます。星雲の左上の散開星団はM52ですが、けっこう密集していて600mmくらいでないときれいに分解しないかもしれません。どちらもたっぷり露出してよい出来です。また撮れましたら、お気軽にご投稿ください。お待ちしております。

« 2018年9月 | トップページ | 2018年11月 »