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2019年5月

2019年5月28日 (火)

昇ってくる天の川。

東京都八王子市の関原謙介様より、「昇ってくる天の川」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 
Tsumekizaki1
●昇ってくる天の川
2019年4月4日 ニコン 14-24mm F2.8 14mm 絞りF4 ニコン D810A ISO3200 露出時間 120秒×15枚 トータル露光時間30分 SWAT-350によるノータッチ追尾 PixInsightでスターアラインメントと加算処理 地上画像は露光時間120秒×3枚(固定撮影)をフォトショップCS6による比較暗合成で作成 星画像と地上画像はフォトショップCS6により合成 撮影地 伊豆半島爪木崎
 
■コメント
以前に掲載いただいた「さそり座上部」を撮影した次の日の4月4日の撮影です。この日の西伊豆は快晴でしたが風が強かったため、西伊豆での撮影を諦め、夜半に昇ってくる夏の天の川を撮影すべく、東伊豆の爪木崎海岸へ遠征しました。海からまさに昇ってくるところを狙ったのですが、やはり処理が難しく
あきらめかけて中断していました。今回、再挑戦してなんとか処理してみました。さすが首都圏に近い東伊豆では夜中でも明かりをこうこうとつけた漁船が何隻も沖をうろうろとしていて、それによる醜い光跡が写り込んでしまい「困ったな」と思っていたのですが、地上画像も複数枚撮影し、比較暗合成を行うことで光跡を全て消し去ることができました。
 
■係より
いつもご投稿いただきまして、ありがとうございます。今回は南東の水平線から昇る天の川です。超低空までコントラストよく写ったのは、透明度もよかったのでしょう。横たわる天の川、灯台の光芒、手前のゴツゴツした岩肌の景色、全体の雰囲気も申し分ありません。 見応えのある素晴らしい作品に仕上がりましたね。関原さんの真骨頂といった感じです。いよいよ梅雨入りが近づいてきましたが、それまでにもうワンチャンスあるといいですね。また撮れたらお送りください。お待ちしております。

2019年5月24日 (金)

夏の訪れ。

東京都八王子市の上村裕様より14mm超広角レンズによる「夏の天の川」をお送りいただきましたので、早速ご紹介します。
 
Milkyway_s2

●夏の訪れ
2019年5月4日3時41分~ シグマ 14mm F1.8 DG HSM Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR) ISO1600 露出 90秒×19枚(天の川)、90秒×5枚(地上)をそれぞれコンポジット後、合成 SWAT-350ノータッチ追尾 PixInsight、Photoshopで画像処理 撮影地 大分県日田市
 
■コメント
今年のゴールデンウィークは新月期と重なり撮影に出かけられた方も多いのではないでしょうか。天候に恵まれた後半の1日だけ撮影に出かけましたのでお送りします。今回は、14mmの超広角での撮影です。菜の花が広がる高台から、熊本県小国町〜阿蘇五岳を望み、南北を縦断するように夏の天の川が聳えます。空の状態が良く、1枚撮りでも天の川をコントラスト良く撮影できますが、ここはSWATを使ってじっくり撮影します。そうすることで、天の川の濃淡や、暗黒帯のディティールをより鮮明に捉えることができます。超広角のため、当然ノータッチで撮影可能です。どうしても地上の景色は流れますので別撮りして合成しています。久しぶりに超お気軽な撮影となりましたが、これこそがSWATの魅力であり、初心者でも気軽に始められる撮影スタイルですね。
 
■係より
いつもご投稿いただきまして、ありがとうございます。今回はGWの里帰りをいかして、大分からの撮影ですね。それにしても素晴らしい天の川です。無理のない画像処理でナチュラルな仕上げがいい感じです。関原さんの作品も自然な仕上がりですが、全体的な雰囲気に作者の個性の違いが出て面白いです。上村さんは手前の菜の花畑や青く幻想的な山並みを上手に構図に取り込んでいます。このように地上を水平にしたい場合は、自由雲台を使うのがおすすめです。撮影条件に恵まれて、Hα星雲が連なっているのがよくわかりますね。M16わし星雲、M17オメガ星雲、M20三裂星雲、M8干潟星雲、彼岸花に出目金、エビ星雲までよく写っています。この週末は月がまだ大きいですが、夜半までは撮影できそうなので、晴れたら出かけたいですね。梅雨入り前の貴重なチャンスかもしれません。ぜひまた、よろしくお願いいたします。

2019年5月20日 (月)

さそり座頭部。

横浜市にお住まいの蒼月様より、シグマ135mm Artによる「さそり座頭部」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 
Photo_7

●さそり座頭部
2019年5月8日1時30分~ シグマ 135mm F1.8 DG  Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO3200 露出 150秒×27枚+45秒×15枚+20秒×13枚 各コンポジット SWAT-310(PHD2で一軸オートガイド) PixInsightで画像処理 撮影地 静岡県天城高原
 
■コメント
こんにちは。満月期には投稿がないと油断されているのではないかと思います(笑)が、投稿が寂しい頃を見計らって賑やかしに投稿いたします。
ゴールデンウィーク中は残念ながらどこにも遠征に行けなかったので、その代わりとばかりに連休明けに天城高原に強行してきました。この日、当初は夜8時か9時頃には晴れる予報だったのですが、その後も静岡から房総にかけて筋状の雲が東西にしつこく残ってしまい、ようやく晴れたのは日付が変わって1時半頃になってからでした。それから薄明までわずか1時間半ほどしかありませんでしたが、ややノイジーながらも短時間でそれなりに写せる明るい光学系はやはり重宝します。
なお、写真はこの時期の最も美味しい具材を全部乗せといった構図ですが、135mmの画角で横構図だと流石にやや窮屈な感がありますね。ここを撮るなら、余裕をもって105mm程度で狙うか2パネル撮ってモザイクするか、どちらかをお勧めします。また、いつもの通り高解像度版もこちら(https://flic.kr/p/2fMnmDu)でご覧いただけますので、お時間があればご覧ください。
来月はもう梅雨季に突入ですが、次の新月期まではお天気に恵まれますように。
 
■係より
満月と長雨の時期のご投稿はとてもありがたいです。ユーザーのみなさまのご投稿だけが頼りです。さて、お送りいただいたのはシグマの135mm Artによるアンタレス周辺です。デジタル機材の進歩もあって、アマチュアでも簡単にカラフルな画像が得られるようになったため、すっかり人気が定着した領域です。蒼月さんのこの作品は、高性能な撮影機材と卓越した画像処理技術によって表現されており、とてもハイレベルに仕上がっています。赤、黄、青の美しい散光星雲と反射星雲はもちろん、東に延びる暗黒帯まで立体的に描出されていて、お見事としかいいようがありません。 確かに135mmの画角では、若干窮屈さが否めませんが、デジタル時代はモザイクという技が気軽に使えますので、ぜひチャレンジしていただければと思います。ただし、ハイライト部分以外のエリアは、イマイチ気合いが入りませんが…(笑) 梅雨入り前にもうワンチャンス期待したいですね。またのご投稿、お待ちしております。
 
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ご参考にフルサイズ135mm(白枠)と105mmの画角の比較。レベル補正しただけの撮って出し一枚物です。画像処理しないと何も写ってない感じです。

2019年5月13日 (月)

山村からの天の川。

東京都八王子市の関原謙介様より、「山村からの天の川」をお送りいただきましたのでご紹介します。

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●山村からの天の川
2019年5月7日 シグマ 14-24mm F2.8 DG HSM Art  絞りF4 ニコン D810A ISO3200 露出時間 80秒×23枚 トータル露光時間30.5分 SWAT-350によるノータッチ追尾 PixInsightでスターアラインメントと加算処理 地上画像は露光時間80秒X3枚(固定撮影)をフォトショップCS6による比較暗合成で作成 星画像と地上画像はフォトショップCS6により合成 撮影地 長野県長野市中条
  
■コメント
先週は新緑と残雪の山々を楽しむつもりで長野県北部を旅行したのですが、7日の夜は好天が期待できそうとわかり、急遽SWATも持って行くことに。7日の夜に泊まった中条という長野県北部の山村は、周囲はほとんど明かりのないところですが、南に上田、安曇野から松本など信州の「大都会」があるためか、南天は意外に明るく少々がっかりでした。とは言ってもたっぷり30分の露光時間でかなりコントラストのいい天の川を撮ることができました。次の日は睡眠時間3時間ほどでしたが、水芭蕉や残雪の山々を見ながらハイキングを楽しみました。ところで、今まで使っていたNikkor 14-24mmを売却してシグマ 14-24mm F2.8 Artを購入し、今回初使用です。
 
■係より
いつもご投稿いただき、ありがとうございます。関原さん調のナチュラルな仕上げの天の川をお送りいただきました。長野といえども光害の影響から逃れられなかったとのことですが、仕上がった画像を見ると彼岸花や出目金はおろか、それより低空のエビ星雲もよく写っており、なかなかの空だったようです。今回、ニコンの14-24からシグマ14-24mm F2.8 Artに乗り換えられての初撮影だったそうですが、最新設計のArtシリーズだけあって、全面シャープな星像でヌケもよく、その高性能ぶりが伝わります。梅雨入りが迫ってきました。さそり座付近は次の新月期が最後のチャンスかもしません。またのご投稿、お待ちしております。

2019年5月11日 (土)

カラフルタウン。

千葉県にお住まいの梨本閑琉様より「カラフルタウン」を初投稿いただきましたので、早速ご紹介します。

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●カラフルタウン
撮影日時不明 サムヤン135mm F2 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 240秒露出×11枚コンポジット SWAT-350にてノータッチ追尾 DSS、FlatAidePro、Photoshop CCにて画像処理(Dark,Flat処理含む) 撮影地 千葉県

■コメント
撮影場所は千葉県。明け方の3時を過ぎてから透明度が急に回復してきたので、慌ててSWATを設置。こんな時でも簡単設定で助かります。また、海辺での撮影ですので、万一の大地震で津波が予想されるときでも数分で撤収できます。5月に撮り増し予定でしたが、天候に私の予定が合わせられず、荒れてきている部分もありますが投稿させていただきます。この画像は135mmなのでSWAT-350なら充分ノータッチで撮影できる焦点距離です。もちろん捨てファイルはありませんでした。総露出時間44分と短いですがF2.8という明るいレンズにも助けられています。
 
■係より
梨本さんからの初投稿です。どうもありがとうございます。サムヤンの135mm F2でさそり座アンタレス付近の「カラフルタウン」と呼ばれるエリアを撮影されました。南の天体なので、房総からだと光害の影響が少なく、透明度さえよければ、けっこう良く写ります。135mmレンズの画角だと青い馬星雲まできれいに取り込めてちょうどいい感じですね。また撮れましたら、ぜひお気軽にご投稿ください。お待ちしております。

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