作例写真

2018年6月 3日 (日)

富士山と天の川。

東京都八王子市の関原謙介様より「富士山と天の川」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 Photo

●富士山と天の川
撮影日 2018年5月15日1時00分~2時30分 AF-S Nikkor 14-24mm F2.8G ED 16mm 絞りF3.5 ニコン D810A ISO1600 60秒露出×24枚コンポジット 総露出時間24分 地上画像は固定にて40秒露出×15枚コンポジット PixInsightで加算処理 PhotoshopCS6で画像合成 SWAT-350によるノータッチ追尾撮影 撮影地 山梨県甲州市
 
■コメント
5月15日の未明に撮った天の川です。山梨県側から富士山と天の川を狙いましたが、太平洋側の都市からの光害で天の川にコントラストがつきませんでした。どなたかも言ってましたが、まさに「富士山は光の海に浮いている」です。光害を少々甘く見ていました。露出時間が少なかったようです。コントラストの良い結果を得るためには天の川でも1時間を超える露出時間が必要かもしれません。
 
■係より
この時期の貴重なご投稿です。いつもながらの関原さん調の美しい星景写真です。富士山にかかる夏の天の川を16mm超広角で狙いました。折り重なる山々のシルエットの向こうに富士山が浮かび、夏の天の川の中心部が自然な感じで配されています。構図、仕上げとも申し分ありません。こういう作品を見ると、本当に星空の下に出かけたくなりますね。ギトギトの天の川もいいですが、それとは異なる優しい雰囲気がステキです。いよいよ梅雨入りが迫りました。夏本番前の充電期間と思って、しばしの辛抱ですね。ぜひまた、お送りください。お待ちしております。

2018年5月21日 (月)

アンタレス付近。

東京都八王子市の上村裕様より、シグマ 135mm Artによる「アンタレス付近」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 Photo●アンタレス付近
2018年5月14日22時55分~ シグマ 135mm F1.8 DG HSM Art 絞りF2.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 240秒露出×49枚コンポジット SWAT-350+M-GENによる一軸オートガイド PixInsight、Photoshopで画像処理  撮影地 静岡県伊豆市
 
■コメント
梅雨入り前の最後のチャンスになるかもしれない5月の新月期ですが、天気は微妙ですね。そんな中、14日夜に天城へ遠征して撮影したアンタレス付近の画像をお送りします。すでに、蒼月様関原様の素晴らしい作品が掲載されています。お送りするか悩みましたが、撮影の好機ということでお許しください。(笑)
今回は、SIGMA 135mmでの撮影と決めていましたので、いつものドイツ式からフォーク式のシンプルな構成に変更しました。5分程度で下の写真のような状態までセッティングできます。この機動力がSWATの魅力ですね。(画像のレンズはBorg 55FLです。)
 
■係より
いま旬を迎えている「アンタレス周辺」です。このエリアは梅雨入り前に撮っておきたいですね。撮影対象が同じでも、機材や画像処理で個性が異なり、参考になります。遠慮なくお送りください。上村さんの作品は、F2.5で3時間以上の総露出となり、申し分のない階調が得られました。また、赤、青、黄色の星雲もナチュラルに炙り出して、全体として非常に美しい作品に仕上がっています。微光星と星雲を分けて処理することで、微光星を白飛びさせることなく暗く抑えたまま星雲を強調するという画像処理テクニックも秀逸です。ご投稿ありがとうございました。ぜひまたお送りください。
 Swat
上村さんのお気軽システム。上の画像はボーグ55FLですが、今回のアンタレス周辺はシグマの135mm Artで撮ってます。135mmレンズなら北の方向も向きますね。

2018年5月18日 (金)

ダークホースと銀河中心周辺。

横浜市にお住まいの蒼月様より、シグマ135mm Artとキヤノン40mmパンケーキによる作品をお送りいただきましたのでご紹介します。
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●ダークホース
2018年5月15日0時30分~3時00分 シグマ 135mm F1.8 DG HSM Art 絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 150秒露出×48枚コンポジット SWAT-310(PHD2で一軸オートガイド) PixInsightで画像処理 撮影地 天城山登山口駐車場
 
■コメント
5月14日から15日にかけての夜は、待ちに待った快晴。平日ではありましたが、梅雨入り前の最後のチャンスかもしれないと、天城高原への遠征を強行しました。
今回のターゲットは、有名なアンタレス周辺領域の東隣にある暗黒帯群です。全体として黒い馬のような形に見えることから、海外ではダークホース星雲と呼ばれることもあります。干潟星雲は干潟に見えなくても、これは馬に見えるんじゃないでしょうか。以前から一度撮ってみたいと思っていたのですが、割と大きく、300mmクラスだと1パネルでは撮り切れないため、なかなか撮る機会がありませんでした。しかし、135mmだとご覧の通りピッタリです。
天の川ということもあって暗黒帯の周囲は明るく、短時間で撮影することも可能です。色とりどりな星雲が目立つ領域ではないので地味ではありますが、複雑に入り組んだ暗黒帯に萌える(笑)という方にはお薦めですね。
 02_centerofgalaxy

●銀河中心周辺
2018年5月15日0時25分~2時15分 キヤノン EF 40mm F2.8 STM 絞りF3.5 キヤノン EOS kiss X5(改造) ISO1600 240秒露出×27枚コンポジット SWAT-200にてノータッチ追尾 PixInsightで画像処理 撮影地 天城山登山口駐車場
 
■コメント
今回の遠征では、主力赤道儀を SWAT-310 に切り替えて以降、すっかり引退していたご隠居様(SWAT-200)に再びご足労いただきまして、主力機材でダークホースを撮っている傍らでもう1ショット撮影していました。
先ほどのダークホースとだいたい同じ方向ですが、やや広い画角で銀河中心付近の夏の主役たちを一網打尽にした格好です。ダークホースとバンビがちょうど背中合わせになっていますね。
SWAT-200 のターンテーブルに普通の自由雲台を付けて、そこにもう一人のご隠居様(EOS kiss X5)を載せ、極軸も極軸望遠鏡で簡単に合わせただけ。三脚は普通のカメラ三脚。ガイドはもちろんノータッチという、超お手軽撮影です。レンズはキヤノンの EF40mm F2.8 STM。いわゆる「40mmパンケーキ」で、コストパフォーマンスが抜群に高いことで有名なレンズですね。開放だと APS-C でも周辺部にコマ収差がやや見られますが、F3.5くらいにするとそれも十分解消されます。なにしろ上述の通りの超お手軽撮影だったので、こちらの機材一式は片付けに3分とかかりませんでした。これなら大して手間はかかりませんし、片手で持ち運べるほど軽量です。設定にそれほど難しいところもありませんので、天体写真入門向けシステムと言っても良いかもしれませんね。またご隠居にも現役バリバリで活躍してもらおうかと思います。
 
■係より
いま撮り頃を迎えている銀河中心部二題です。135mmの方は「こんな構図も合ったのか…」と思わせるような銀河の切り取り方で、アンタレスの東側の暗黒帯をターゲットにしました。海外では「ダークホース」と呼ばれてるそうですが、私はそれを初めて知りました。どう見れば馬なのか、ちょっとよくわからないです。(笑) それはそうと、複雑に入り組んだ暗黒帯がなんだか怖いような感覚になりますね。もう一点、40mmパンケーキレンズでの作品は、135mmで撮ったエリアを含む、銀河中心部をオーソドックスな構図で狙っています。このレンズは非球面レンズを使ったシンプルな構成で、とても軽くて薄く、お値段もリーズナブルなレンズです。APS-CサイズならF3.5まで絞るとご覧の通りの全面シャープな星像で、高級なレンズに見劣りしない性能ですね。初心者が気軽に星座撮影を楽しむのにピッタリな感じです。M8干潟星雲の左の明るい星が土星、そのすぐ下がM22球状星団です。ご投稿ありがとうございます。またよろしくお願いします。

2018年5月13日 (日)

SWAT-350ノータッチによるM83銀河。

前回に続いて大分県佐伯市にお住まいの志賀本昌様より、「SWAT-350ノータッチによるM83銀河」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 M83r

●SWAT-350ノータッチによるM83銀河
2018年5月10日21時20分~22時05分 シグマ 150-600mm F5-6.3 DG 600mm 絞り F7.1  キヤノン EOS X7i(IR改造) ISO6400 露出90秒×30枚をステライメージ8でコンポジット SWAT-350によるノータッチ追尾 撮影地 大分県佐伯市
 
■コメント
最近オートガイド失敗する事を先日の作例写真で書きましたが、レンズを向ける方向によってという お言葉をいただき、南の空のM83を600ミリでM-GENでオートガイドしてみましたが、やはりオートガイドは失敗し流れていました。
そこでオートガイドはあきらめ 感度を倍にしてノータッチで撮影してみました。それが添付写真です。一部トリミングしています。ノータッチでここまで写るので、SWATは凄いです。極軸も合っていると思うのですが、今回M83の写真を添付しました。
 
■係より
オートガイドが安定しないようで苦戦されてますが、思い切ってノータッチに切り替え、M83銀河を撮影されました。オートガイドが失敗したときの流れの方向はどちらでしょうか。赤緯方向ならオートガイドはうまく機能していて、極軸の方位のズレが疑われます。M83はこの時間、ちょうど南中前後なので極軸の高度は多少ずれていても影響はないです。赤経方向なら、オートガイドの設定も考えられます。オートガイドの露出時間を短くして、感応度を上げたり、修正量などの微調整が必要かもしれません。その時にハンチングしてないかガイドグラフを見ながらチェックしてください。もしハンチングしてしまうなら、もう少し鈍くする必要があります。600mmともなると、ピクセル等倍で見て完全な点像に写すのは、大変困難ですが、この焦点距離でそこそこの点像が得られるようになると、技術的には1000mmでも大差ないです。ぜひ試行錯誤して、ものにしてください。このたびは、ご投稿ありがとうございました。またお送りください。

2018年5月10日 (木)

バンビの横顔。

大分県佐伯市にお住まいの志賀本昌様より、「バンビの横顔」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 Photo

●バンビの横顔
2018年5月10日0時35分~ キヤノン EF70-200 F2.8 135mm 絞りF3.5 キヤノン EOS 6D(IR改造) ISO3200 露出60秒×36枚をステライメージ8でコンポジット SWAT-350によるノータッチ追尾 撮影地 大分県佐伯市
 
■コメント
お世話になります。大分県の志賀です。今年の春はあまりいい空がなく、またシグマ望遠ズーム150-600の600ミリとM-GENで系外星雲を何回か撮影に挑戦しましたが、ガイド不良で成功しません。昨夜も晴れたのでM101をX7iと600ミリで撮影しましたが、少し流れてしまいました。なぜか原因が分かりません。もう長焦点はあきらめて、加曽利さんのブログに掲載されていた「バンビの横顔」を初めて撮影してみました。こんなバンビの横顔とか今まで知らなかった領域です。SWAT-350でノータッチガイドです。ノータッチだから簡単ですね。あらためて 中望遠でノータッチガイドが簡単でいいなあと知った次第です。
 
■係より
いつもご投稿いただきまして、ありがとうございます。春の銀河の長焦点撮影で流れてしまったそうですが、原因はいろいろ考えられます。一般的には単純に赤道儀の追尾精度不足、オートガイダーの設定不良やバランスが合いすぎてバックラッシュ中でのハンチング、極軸の設置不良、機材の固定力不足、強度不足による撓みなどなど…。それらが複合していることもあるので、なかなか厄介です。簡単に解決したり、時間がかかったり…。レンズを向ける方向によって症状が変わることもあります。流れる方向を確認して、怪しいと思うところを一つひとつ潰して原因究明してみてください。手っ取り早く撮影するには、感度を上げて、星像が流れない露出時間以内に切り詰め、多枚数コンポジットするといいです。EOS 6Dは画質がよいので、ISO6400でもそこそこ使えますよ。
さて、今回はEF70-200ズームを135mm F3.5にセットして撮影したバンビの横顔です。上下の赤い散光星雲もバランスよく構図に取り込めています。ピントもガイドも申し分なく、素晴らしい出来栄えですね。ご自宅ベランダで、しかも気軽なノータッチ追尾でここまでの作品が撮れるのが、なんとも羨ましいです。ぜひまたお送りください。お待ちしております。

2018年5月 8日 (火)

西伊豆天城牧場付近からの天の川。

東京都八王子市の関原謙介様より「西伊豆天城牧場付近からの天の川」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 Photo

●西伊豆天城牧場付近からの天の川
撮影日 2018年4月22日1時00分~2時30分 AF-S Nikkor 14-24mm F2.8G ED 16mm 絞りF3.5 ニコン D810A ISO1600 120秒露出×29枚コンポジット 総露出時間58分 地上画像および星空背景画像(固定撮影) 20秒露出×8枚 PixInsightで加算処理後PhotoshopCS6で画像処理 SWAT-350によるノータッチ追尾撮影 撮影地 静岡県西伊豆町西天城高原
 
■コメント
この天の川は4月22日の未明に撮ったものです。この日は月が沈むのも遅いので、天の川だけを撮影対象にして露光をたっぷりと1時間かけました。この日は伊豆でも珍しいくらいのよい透明度で、天の川の濃淡が肉眼でもはっきりと見えました。そのせいもありコントラストの良い天の川が撮れたかと思います。次回からは地上風景も良いところを探し、よりドラマティックな天の川を狙いたいと思います。
 
■係より
美しい夏の天の川をありがとうございます。透明度がよかったこともあって、地平から昇る天の川をコントラストよく捉えていますね。いつもながらのナチュラルな仕上げも素晴らしいです。今後、地上風景も取り込んだ星景写真を狙うとのことですので、よりアーティスティックな作品が期待されますね。楽しみにしております。ぜひまたお送りください。

2018年5月 5日 (土)

天文台に懸かるアンタレスと天の川。

前回に続いてチェコのアマチュア天文学者、Zdenek Bardonさんから、ラシヤ天文台にて撮影した星景写真をお送りいただきましたのでご紹介します。
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Photo

●天文台に懸かるアンタレスと天の川
2018年3月15日 Zeiss Milvus 18mm F2.8 ニコン D810A 星野 ISO3200 60秒露出×10枚 地上(固定) ISO3200 60秒露出×16枚 SWAT-300にて自動追尾 撮影地 チリ ラシヤ天文台のESO観測所 ※星座入り画像は係が作成しました
 
■コメント
先日は「チリ、ラシヤ天文台からの黄道光」をフォトギャラリーに掲載していだきありがとうございます! 私にとって大きな栄誉です! 私はチリのラシヤ天文台でたくさんの画像を撮影しました。そのうちの一枚をお送りします。
 
■係より
前回に続いてため息が出るような南天の星空をお送りいただきました。南天だけにさそり座が逆さまになりますが、こんな低空まで抜群の透明度で光害とは無縁の地の素晴らしさを感じずにはいられません。高度な画像処理テクニックで超広角の星景写真をとても美しく仕上げています。構図に天の南極が入っていたので、参考になるように星座線入りの画像を作ってみました。今回のレンズは前回と異なる Zeiss Milvus 18mm F2.8ですが、このレンズも周辺まで良好な星像を結んでいます。南天の天の川の続きも見てみたいですね。Bardonさん、ありがとうございました。ぜひまた投稿してください。お待ちしております。
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Bardonさんと愛機のSWAT-300。

SWAT-300と私のスナップ写真もお送りします。チェコでSWAT-300を使用するには、日本とは北極の傾きが異なるので、特別なウェッジを作って対応しました。

2018年4月30日 (月)

チリ、ラシヤ天文台からの黄道光。

チェコのアマチュア天文学者、Zdenek Bardonさんからチリにあるラシヤ天文台にて、SWAT-300で撮影した星景写真をお送りいただきましたのでご紹介します。
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●大気光と黄道光
2018年3月15日 Zeiss Otus 28mm F1.4 ニコン D810A ISO1600~3200 露出1~60秒 SWAT-300にて自動追尾 撮影地 チリ ラシヤ天文台のESO観測所
  
■コメント
私はチェコのアマチュア天文学者です。 2年前に大阪でSWAT-300を購入しましたが、それは素晴らしい一軸赤道儀で、私はとてもとても満足しています! パーフェクトな製品をありがとう! そのSWAT-300をチリのラシヤ天文台にあるヨーロッパ南天天文台(ESO)の観測所に持って行った際、撮影の機会がありました。
私は数週間前にチリから帰国しました。チリのラシヤ(ESOの観測所)で過ごした2週間は目覚ましいもので、天気は晴れ。私は熱心なアマチュア天文学者ですから、この機会を利用しなければなりません。滞在中に撮影した画像の一枚、「大気光と黄道光」を送ります。今回、異なる露出を合成しなければならなかったのと、新月2日前の月明かりと黄道光の処理はとても難しかったです。
 
■係より
Zdenek Bardonさん、初投稿ありがとうございます。チリにあるESO観測所からの星空です。素晴らしい透明度で低空までたくさんの星が写っています。砂漠地帯で標高2000mを超えるので、日本の空とは比較にならないほどの星空なんでしょうね。画像の上辺にM16、M17が写っています。ツアイスの28mmレンズの星像もシャープで、ため息がでる美しさです。それから、SWAT-300を絶賛していただいて、ありがとうございます。末永くご愛用ください。またの投稿、お待ちしています。

2018年4月25日 (水)

アンタレス周辺とIC4592。

東京都八王子市の関原謙介様より「アンタレス周辺とIC4592」をお送りいただきましたのでご紹介します。
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●アンタレス周辺とIC4592
撮影日 2018年4月21日0時30分~3時30分 Samyang 135mm F2.0 ED 絞りF3.5 ニコン D810A ISO1600 180秒露出×54枚コンポジット 総露出時間162分 PixInsightで加算処理 ステライメージ8、PhotoshopCS6でさらに画像処理 SWAT-350とMGENによる1軸オートガイド 撮影地 静岡県松崎町
 
■コメント
申し訳ありません。蒼月様の作品とほとんどかぶってしまいました。先週金曜の晩から土曜日(21日)の未明は、久しぶりに穏やかに晴れた晩でした。(湿度が高く空の透明度はそこそこ程度でしたが、そんな贅沢は言ってられません。) さそり座も昇ってくるのが早くなり、風もほとんどなかったのでガイドも安定し、撮影した全てのコマを使う事が出来たこともあり、今回はトータル3時間近い露光時間を確保できました。この視野での撮影を2月から何度か試みていたのですが、露光時間を確保できた事で、今回なんとか満足できる結果が得られたようです。
 
■係より
前回の蒼月さんに続いて、関原さんのアンタレス周辺です。カブっても大いに歓迎です。このエリアは非常に美しく、みなさん狙ってますので、ある意味当然ですね。機材が異なるのも参考になります。蒼月さんと同じ135mmですが、関原さんは、Samyang製の135mm F2.0による作品です。F3.5まで絞って、最周辺まで鋭い星像です。3時間近い露出と上等な画像処理で、散光星雲や分子雲を見事に表現できました。あまりにも素晴らしいアンタレス周辺が続いて、私が房総で撮った作品はお蔵入りが濃厚です。ご投稿ありがとうございました。ぜひまたお送りください。

2018年4月23日 (月)

アンタレス周辺。

横浜市にお住まいの蒼月様より、シグマ 135mm F1.8 Artで撮影した「アンタレス周辺」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 Antares

●アンタレス周辺
2018年4月21日0時40分~3時35分 シグマ 135mm F1.8 DG HSM Art キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 240秒露出×30(F2.2)+60秒露出×15枚(F2.8)+15秒露出×15枚(F2.8) SWAT-310(PHD2で一軸オートガイド) PixInsightで画像処理 撮影地 天城山登山口駐車場
 
■コメント
久しぶりに快晴の天気予報を受けて、融雪して間もない天城高原に行ってきました。予定ターゲットは未明の南天。関東近郊で南天を撮るならやはり天城ですね。この日の天城は透明度は今ひとつだったものの、一晩中快晴で、
珍しく風がほとんどない好条件に恵まれました。ところが、カメラ制御やオートガイドに使うPCを新しくしたばかりで、QHYカメラのドライバーをインストールし忘れるという大失態を演じてしまったのです。さすがに「今日は終わった」と諦めかけましたが、たまたま隣で撮影していた方がネットからダウンロードしてくださり、おかげで事なきを得ました。生まれて初めて「神様いた」と思いましたね(笑)。まさに九死に一生を得た思いがしました。あの方にはこの場を借りてお礼申し上げるとともに、ご覧の皆さんには、新しい機材を導入した時には事前の動作確認に手を抜いてはいけない、という教訓としていただきたいと思います。
さて、そんなこんなで撮影したのはこちら。アンタレス周辺です。SIGMA 135mm Artレンズの光学性能の高さは既に広く知られていますが、フルサイズ周辺部の星割れがほぼ解消されるという意味で、F2.2の明るさから常用できるところが素晴らしいですね。アンタレス周辺のカラフルな領域と青い馬頭星雲が程よく納まる画角も良いですね。
なお、今回の画像も高解像度版を flickr に置いてありますので、こちらもご覧いただけると幸いです。
https://flic.kr/p/2541vF4
最後に、帰りの伊豆スカイライン(滝知山展望台)から見た朝日が非常に美しかったので、それも撮ってみました。眼下の街は熱海です。かなり霞んではいましたが、一晩中撮影した後の帰り道でこういう景色に出会えると、疲れが吹き飛びますね。
 
■係より
PixInsightでの画像処理入門を連載していただいている蒼月様の最新作で、20日の夜に撮影したアンタレス周辺です。このエリアは、赤、青、黄の散光星雲に暗黒星雲や分子雲が入り混じるとてもカラフルで美しい印象的な星域です。天城の暗い空とたっぷりの露出、高度な画像処理で、シグマ 135mm Artレンズの性能を見事なまでに引き出した作品となっています。それにしてもシャープな星像ですね。フルサイズ最周辺までほとんど収差を感じさせない点像です。画像処理も申し分なく、アンタレス周辺の複雑な星雲はもちろん、右上の青い馬星雲もきれいに描出されていて、お手本となる作品です。わたしも房総でちょうど同じ構図で撮ったのですが、蒼月さんの作品があまりに素晴らしいので、ブログに掲載する気がなくなりました。(笑) ご投稿ありがとうございました。また素敵な作品を期待してます。
 Sunrise

伊豆スカイラインからの日の出。

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