作例写真

2018年12月13日 (木)

IC1848(ソウル星雲)、IC1805(ハート星雲)。

愛媛県にお住まいの山田浩之様より、「IC1848(ソウル星雲)、IC1805(ハート星雲)」をお送りいただきましたので、ご紹介します。
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●IC1848(ソウル星雲)、IC1805(ハート星雲)
2018年11月10日23時38分~ ニコン Ai-S 180/F2.8 ED 絞りF4 ニコン D7000(ノーマル) ISO1600 露出360秒×32枚コンポジット SWAT-310によるノータッチ追尾 ダーク、フラット処理 RAP2 スタック DeepSkyStacker 調整 CaptureNX2等 撮影地 愛媛県砥部町
 
■コメント
さて11月に撮影した写真をお送りいたします。非改造カメラで撮影していますので、Hα域はしっかりカットされており、朱色に転んだ星雲となっています。D7000というかD810A以外のノーマルのニコン機については、Hα域の感度が良いのかどうか、実のところよくわかりません。ちなみに撮影時に同時記録したJPEGには殆ど写っていません。ダーク/フラット後にスタックしたTIFF画像を分析してみると、データとしては記録されていますが殆ど見えていません。ここでデータが記録されているようなら、後は画像処理だけの問題です。画像処理の詳細は割愛しますが、ポイントはチャンネル減算マスクで、赤い部分
のみを強調処理しています。その際にレンジの切り詰めをすると荒れるので基本的に行いません。仮運用中のブログに他の画像もありますので、よろしければご笑覧下さい。
http://photorec.asablo.jp/blog/
 
■係より
SWAT-310のモニターレポートをお願いした山田浩之様より秋の天の川に浮かぶ「胎児星雲とハート星雲」をお送りいただきました。二つの散光星雲が並んで大きく拡がっているので、焦点距離200mmクラスの格好の対象です。赤い散光星雲のため天体改造したカメラが有利ですが、D7000でも画像処理を駆使すれば、それなりに描出できるようです。下に処理前のスタック直後の画像も掲載します。ノータッチで6分間の露出でもガイドは成功しています。コメント欄にある仮運用のブログに山田さんが撮影された他の画像も掲載されてますので、ぜひご覧ください。ご投稿、ありがとうございました。ぜひまたお送りいただければと思います。よろしくお願いします。
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山田さんからスタック後と強調に使用したマスク画像を送っていただきました。スタック直後でもも赤い星雲がうっすらと写っていますが、これをそのまま画像処理するのではなく、下のようなマスクを作り、赤い星雲の部分を選択して強調しています。上級者はみなさん似たようなテクニックを駆使して処理しています。

2018年12月 5日 (水)

M31アンドロメダ銀河とM42オリオン大星雲。

東京都八王子市の関原謙介様より冷却CMOSモノクロカメラで撮影したM31アンドロメダ銀河とM42オリオン大星雲をお送りいただきましたのでご紹介します。
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●M31アンドロメダ銀河
2018年11月30日 コーワプロミナー500+レデューサーTX07使用(合成焦点距離350mm)F4 LPSD1フィルター ZWO ASI1600MMpro L画像 60秒×32枚 R画像 60秒×10枚 G画像 60秒×10枚 B画像 60秒×10枚 トータル露光時間 62分 撮影ソフト APT(Astro Photography Tool) 冷却温度−15℃ SWAT-350による追尾撮影 PixInsightによるキャリブレーションおよび加算処理 SI8によるLRGB合成 Nikon Capture2とPhotoshop CS6にて追加の画像処理 撮影地 山梨県甲州市
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●M42オリオン大星雲
2018年11月30日 コーワプロミナー500+レデューサーTX07使用(合成焦点距離350mm)F4 LPSD1フィルター ZWO ASI1600MMpro L画像 60秒×32枚 R画像 80秒×8枚 G画像 80秒×8枚 B画像 80秒×8枚 トータル露光時間 64分 撮影ソフト APT(Astro Photography Tool) 冷却温度−15℃ SWAT-350による追尾撮影 PixInsightによるキャリブレーションおよび加算処理 SI8によるLRGB合成 Nikon Capture2とPhotoshop CS6にて追加の画像処理 撮影地 山梨県甲州市

■コメント
SWAT-350に冷却モノクロCMOSカメラと電動フィルターホイールを搭載して撮影したアンドロメダとオリオンです。最近何かと話題になるCMOSカメラですが、それほど問題なく使いこなせるだろうと、購入前には(漠然と)考えていました。しかし実際には、予想できた事、できなかった事等いろいろな問題が起こり、この考えが甘かった事にすぐ気づかされました。今回、なんとかアンドロメダとオリオンが撮影でき、やっとここまで来たといった感慨があります。と言っても、画質的には満足できるものではなく、例えば両画像とも明るさが飽和気味です。パソコンのモニターの見え方に引きずられゲインを高くしすぎたためと思います。これも含め経験して初めて分かる事がたくさんあり、まだまだ使いこなすには先が長いような気がしますが、星雲のナローバンド撮影によるハッブルパレット合成なども今後は試みたいと思っています。なお、撮影システムの写真も送ります。こんなシステムで人が寝静まった頃、パソコンに向かって毒づきながら苦闘しています。

■係より
いつもご投稿いただき、ありがとうございます。モノクロ冷却CMOSカメラを導入されたそうですが、すごいですねぇ。私もいつかチャレンジしたいと思っていますが、パソコンや電源などの装備が大変そうで、なかなかハードルが高いです。ASI1600MMはセンサーがフォーサーズサイズで大きく、画角も広いので、星雲の撮影に適しています。今回はノーフィルターでL画像を撮って、色情報はRGBのカラーフィルターで得てます。冷却だけあって、低ノイズで階調豊かに仕上がっているのではないでしょうか。ぜひ使いこなしてください。またのご投稿お待ちしております。
 

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関原さんが新規導入した冷却CMOSカメラ。新たなチャレンジに燃えています。

2018年11月25日 (日)

カリフォルニア星雲からすばる付近。

東京都八王子市の上村裕様より、シグマの最新レンズ105mm F1.4 Artによるカリフォルニア星雲からすばる付近をお送りいただきましたのでご紹介します。
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●カリフォルニア星雲からすばる付近
2018年11月10日23時31分~ シグマ 105mm F1.4 DG HSM Art 絞り F2.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 120秒露出×60枚、15秒×30枚をHDR合成 SWAT-350 M-GENによる1軸オートガイド PixInsight、Photoshopで画像処理 撮影地 長野県諏訪郡
 
■コメント
少し時間が経ってしまいましたが、今月10日に撮影した、カリフォルニア星雲~すばる周辺をお送りします。シグマ 105mm F1.4 Artのファーストライトとして見栄えのするこの組み合わせを選びました。本当は、夏の天体を撮りたかったのですが、悪天候で気づけば撮影好機が終わっていました。笑
この日は、久しぶりに長野方面へ遠征しました。新月期に一晩中快晴が期待できる休日とあって、最終的には15名を超える皆さんがお見えでした。いくつか確認したいこともあり、オートガイドを使用していますが、SWAT-350なら、105mmで2分の露出はノータッチで問題ありません。この領域は分子雲が広範に分布しており、処理が難しい領域です。もう撮るまいと思っても、毎年狙ってしまうくらい魅力的な対象です。
 
■係より
シグマの最新レンズ、105mm F1.4 Artによる作品です。F2.5まで絞って、周辺星像と光量を改善して、じっくり2時間の露出で、なんといってもこの分子雲の
炙り出しが素晴らしく、その濃淡が立体感を感じさせます。すばるの青とカリフォルニア星雲の赤の対比も美しく、仕上げも見事です。前回掲載した蒼月さんの70mmによる作品と重なっていますので、分子雲や暗黒帯の広がりが参考になります。ご投稿、ありがとうございました。いよいよ冬の対象が撮影好機を迎えます。ぜひまたお送りください。
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大賑わいの撮影地駐車場。みなさん、待ちに待った満天の星空だったんでしょうね。

2018年11月18日 (日)

すばるから勾玉星雲まで。

横浜市にお住まいの蒼月様より、シグマ 70mm Macro Artによる「すばるから勾玉星雲まで」をお送りいただきましたのでご紹介します。
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●すばるから勾玉星雲まで
2018年11月10日22時10分~11日0時20分 シグマ 70mm F2.8 DG MACRO Art キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO3200 露出 150秒×25枚(絞りF2.8開放) 150秒×15枚(F5.6) 30秒×15枚(F5.6)  各コンポジット SWAT-310(ノータッチ追尾) PixInsightで画像処理 撮影地 富士見高原
 
■コメント
夏季の間なかなか天気に恵まれず、先月も富士見高原まで行って一晩中曇られるという不運もあってフラストレーションが溜まっていましたが、ようやく晩秋の好天に恵まれて富士見高原に遠征することができました。
今回お送りするのは、先日購入した SIGMA 70mm Art レンズのファーストライトの作例です。ただ、相変わらずの構図センスの無さを今回もいかんなく発揮してしまいまして(笑)、「もうちょっと左(東)だろ」というツッコミを受けそうですが、ご容赦ください。また、6時頃から3時間ほど撮影地が雲の中に入ってしまったため、撮影プランが押してしまい、特にすばる周辺の淡い星雲をあぶり出すには露光不足となってしまいましたが、それは次の機会にリベンジできればと思っています。
今回も高解像度版はこちら(https://flic.kr/p/QPNMRj)からご覧いただけますので、お時間があればご覧ください。
 
■係より
蒼月さんより、今年シグマから発売された新カミソリマクロ「70mm F2.8 Macro Art」による作品をお送りいただきました。先代70mmがカミソリマクロの愛称をつけられるほど、切れ味のよい画質で高評価でしたが、新作も最周辺まで鋭い星像を結ぶ、高性能を実現しているようです。ぜひ高解像版の四隅をご覧ください。対象は分子雲モクモクの領域です。85mmですと、すばるとカリフォルニア星雲が縦構図でピッタリですが、今回の構図は斬新で、70mmで横構図にして勾玉星雲まで構図に取り込みました。50mmだとヒヤデス星団まで入ってきそうですね。シャープな星像と上等な画像処理でカラフルな星雲と暗黒星雲を表現しています。なお、蒼月さんから70mm Macro Artのレビューもいただきましたので、ブログの方でご紹介します。

2018年11月12日 (月)

大迫力のM31アンドロメダ銀河。

東京都八王子市の上村裕様より、ボーグ107FLでたっぷり露出したアンドロメダ銀河をお送りいただきましたのでご紹介します。
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●M31アンドロメダ銀河
2018年11月2日18時46分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08× 合成焦点距離 648mm F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 180秒露出×60枚、25秒×30枚をHDR合成 SWAT-350 M-GENによる1軸オートガイド PixInsight、Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町 ※下の画像は部分拡大
 
■コメント
今月も新月期がやってきましたが、なかなか思うように晴れないものです。3日の土曜に撮影しようと思っていましたが、予報をみると下り坂。急遽、前日の金曜夜に出撃しました。対象は、撮影好期を迎えたアンドロメダ銀河です。昨年も撮影したのですが、通り雨に泣かされたので、そのリベンジでもあります。当日は無風で透明度の高い好条件でした。途中、1時間ほど雲が出ましたが、それ以外は安定していました。3時間分のデータから処理しましたが、腕の部分の星も分解しており、シーイングも良好だったようです。ぜひ部分拡大画像をご覧ください。
 
■係より
上村さんの久しぶりのご投稿で、決定版と呼べるようなアンドロメダ銀河です。F6で3時間というたっぷり露出と丁寧な画像処理で見事な作品になっています。全体的に海外風?の彩度の高い色調に仕上げてあります。今はみなさん、こういった感じがお好みのようですね。ポツリポツリとHαも写っています。下の画像は部分拡大(等倍)ですが、撮影日のシーイングがよかったのか、スタークラウドが分解してます。口径107mmとは思えない細部の写りです。この作品も天文誌入選レベルの仕上がりと思います。投稿コーナーの作品レベルがかなり高くなってしまい、嬉しい限りですが、初心者の皆さまのお気軽なご投稿もお待ちしています。ユーザーの皆さんで、このコーナーを盛り上げていきましょう。

2018年11月 5日 (月)

64P/スイフト・ゲーレルス彗星。

北海道にお住まいの斎藤雅也様より「64P/スイフト・ゲーレルス彗星」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 64p

●64P/スイフト・ゲーレルス彗星
2018年11月3日21時44分~ オリンパス ED150mm F2.0 絞りF2.2 オリンパス PEN E-PL6 ISO1600 露出30秒×16枚コンポジット SWAT-350にてノータッチ追尾 撮影地 北海道伊達市
 
■コメント
昨夜は久しぶりの快晴で気合を入れて近くの峠へ行こうか(comet 46p狙い)と準備していたところ、ヒグマ出没注意の情報が入り、急きょ自宅前撮影になってしまいました。で、ターゲットをComet 46pから64pへ変更したのですが、隣家の照明や道路を行き交う車のヘッドライト…、30秒露出と雨傘の影で回避でした。笑
現在使用しているオリンパスED150mmF2.0のクセが、最近になってやっと分かってきましたが、チョットしたピントのズレでオレンジ色のハロー?が出現します(絞り値2.0~2.5の間)。これからの季節は気温変化をチェックする温度計が必需品になりそうです。
SWAT-350は快調に働いてくれます。先日PMを測定してみましたが±5~6秒程でした。SWAT-350を導入後に月撮影専門の役目に回ったSP-DXとほぼ同じくらいの追尾精度ですが、何と言ってもSWAT-350は重量が軽い!気軽に持ち出せるのが良いですね。
 
■係より
アンドロメダ銀河と64P/スイフト・ゲーレルス周期彗星のツーショットです。ちょうど近日点を迎えたところです。彗星らしい緑色に輝く姿が美しいです。それにしても「ヒグマ出没注意」とは、北海道ならではの恐怖ですね。命の危険がありますから、決して無理は出来ません。私がメインで撮影している房総は、熊はいないので安心ですが、大型の野生動物としてはイノシシと鹿と猿が出ます。撮影中の深夜に近くの山でガサガサと大きな音がすると、一瞬背筋が凍ります。天体ファンが野生動物に襲われたという話は聞かないですけど、ちょっと怖いですね。SWAT-350は追尾精度もよく、とても快調なようで安心しました。ぜひこれからも活用していただき、素晴らしい写真をものにしてください。また撮れたらお送りください。お待ちしています。

2018年10月29日 (月)

M31アンドロメダ銀河。

北海道にお住まいの斎藤雅也様より「M31アンドロメダ銀河」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 M31

●M31アンドロメダ銀河
2018年10月20日00時45分~ オリンパス ED150mm F2.0 絞りF2.8 オリンパス PEN E-PL6 ISO800 露出60秒×20枚コンポジット SWAT-350にてノータッチ追尾
 
■コメント
北海道の斎藤です。月が地平線に沈んだ直後に撮影を始めましたが、月明かりの残光の影響か?色彩の無い不思議なM31になってしまいました。宇宙空間にポッカリ浮かぶM31の姿を20数年振りに撮影してみましたが、SWAT-350は焦点距離150mmのレンズとはいえ、20枚連続ノーミスで追尾してくれました。長焦点レンズで使用しているMS-5と同様な安心感をあたえてくれる赤道儀です。
 
■係より
天気がよくなってきたせいか、このところご投稿が増えてきて、とてもありがたいです。さて今回は、秋の王様、アンドロメダ銀河です。超巨大銀河だけあって150mmでもこれだけ見事な渦構造が写ってくれます。斎藤さんは「色彩感がない不思議なM31」と表現されてますが、かえってナチュラルですっきり見えていい感じではないでしょうか。これくらいの構図だと宇宙の広がりも感じられますね。MS-5とSWAT-350、カテゴリーはまったく異なりますが、どちらも高精度追尾が共通点ですね。(笑) ぜひまたご投稿ください。お待ちしております。

2018年10月24日 (水)

シグマ105mm F1.4 Artによるオリオン座。

兵庫県宝塚市にお住まいの吉田隆行様から、久しぶりにご投稿いただきました。話題のシグマ105mm F1.4 Artよる「オリオン座」です。
 Orion

●オリオン座
2018年10月13日 シグマ 105mm F1.4 DG HSM (F2.5で撮影) キヤノン EOS 5D MarkII(ノーマル) ISO1600 2分露出×24枚コンポジット SWAT-350によるノータッチガイド 岡山県備前市吉永町にて撮影
 
■コメント
シグマ105mm F1.4 DG HSMを使用して撮影したオリオン座の写真です。ベテルギウスからリゲルまで、フルサイズの画角いっぱいに写りました。天体用フィルターに換装していないデジタル一眼を使用したため、赤い星雲の写りは弱いですが、逆にナチュラルな仕上がりになりました。周辺まで点像に保つためにF2.5まで絞りましたが、ISO1600の設定で、1枚あたり僅か2分の露光時間でこれだけ写るのは魅力的です。最近、なかなか晴れませんが、この組み合わせなら、僅かな晴れ間を狙って写せそうです。
 
■係より
最新シグマレンズ105mm Artでの作例です。周辺星像の改善を狙って、F2.5と2段近く絞っての撮影ですが、そのおかげで全面シャープな星像が埋め尽くしました。また作例のように分子雲がモクモクのエリアだと、全体の画質のバランスを考えると周辺光量の確保も大変重要で、F2.5まで絞ることで充分均一な画質を得ています。ノーマルカメラとはいえ、ナチュラルな仕上げのなかに、赤い散光星雲も落ち着いた感じで表現されていて、とても美しく鑑賞できます。さすが吉田さんといった作品ですね。吉田さんは、多くのアマチュアの目標となる作品を多数発表されています。こちらのページも是非ご覧ください。いつもありがとうございます。次回作にも期待しております。
 Swat350

吉田さんのSWAT-350撮影システム。シグマ105mm F1.4 Artは重量級?レンズなので、ドイツ式に組んで運用されました。もちろんノータッチ追尾でまったく問題ありません。

2018年10月21日 (日)

はくちょう座γ星サドル付近。

東京都八王子市の関原謙介様より「はくちょう座γ星サドル付近」をお送りいただきましたのでご紹介します。
 Photo●はくちょう座γ星サドル付近
2018年10月9日21時50分~ コーワプロミナー500+レデューサーTX07使用(合成焦点距離350mm)F4 ニコン D810A ISO1600 3分露出×45枚 総露出時間135分 SWAT-350による追尾撮影 MGENによる1軸オートガイ PixInsightによるキャリブレーションおよび加算処理 ステライメージ8とNikon Capture2にて追加画像処理 撮影地 西伊豆松崎町
 
■コメント
先週前半、西伊豆は好天に恵まれやっと撮影ができました。とは言っても、撮りたかった夏の被写体は早々と西へ沈み、夜半過ぎにはオリオンも昇ってきて、あらためて季節の変化の早さを感じました。送付した写真は白鳥座のサドル付近です。もう1時間ほど露光時間を稼ぎたかったのですが、西伊豆の西の空は、駿河湾添いの都市の光害がひどく、途中であきらめました。でき上がった画像はちょっと物足りないので、画像処理で星に光条を入れてみました。ところで、最近スカイクオーリティメーターを購入しました。撮影地の夜空の質を客観的に計ってみるつもりです。西伊豆では、天頂から南の空は暗く21.4が出ました。これはかなりいい値のようです。
 
■係より
いつもご投稿いただきまして、ありがとうございます。関原さんの最新作はサドル付近です。2時間を超える露出時間と丁寧な画像処理で素晴らしい階調に仕上がっていますね。ピント合わせも申し分ありません。一瞬イプシロンで撮影されたのかと勘違いするよいうな光条とシャープな星像です。この光条、画像処理で入れたそうです。サドル付近は単調な赤一色になりがちですが、微妙なトーンが表現されていて、お見事としかいいようがありません。サドルの北に小さな青い反射星雲?もあるんですね。知りませんでした。この作品も雑誌のコンテストに応募すれば入選レベルと思います。この夏は壊滅的な状況でしたが、晩秋からの天気に期待したいですね。ぜひまたお送りください。お待ちしております。

2018年10月19日 (金)

21P/ジャコビニ-ツィナー彗星。

北海道にお住まいの斎藤雅也様より「21P/ジャコビニ-ツィナー彗星」をお送りいただきましたので、早速ご紹介いたします。
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21p

●21P/ジャコビニツィナー彗星
2018年8月18日00時26分~ オリンパス ED150mm F2 絞りF2.8 オリンパス PEN E-PL6 ISO800 露出60秒×2枚コンポジット SWAT-350にてノータッチ追尾 ※下の文字入りは係が作成
 
■コメント
初めまして!斎藤と申します。SWAT-350を購入後、8月頃からやっと稼動できる状態になり早速comet 21pを撮影してみました。撮影地に到着して10分以内に撮影が開始出来るフットワークの良さには大変助かっております。(SWAT-mini では5分ですが、、) 私のようなSWAT-350を車から降ろし、4~5分でセッティングを終了し撮影開始!と言うような使い方には最適の機材です。追尾性能の方も今のところ安定して300~400mm望遠レンズで3分間をこなしてくれております。
 
■係より
初投稿、どうもありがとうございます。彗星のご投稿は、かなり久しぶりです。そこそこ明るくなった21P/ジャコビニツィナー彗星の勇姿ですね。撮影の頃は、まだカシオペヤ座で胎児、ハート星雲の近くでしたが、その後、冬の天の川の中を移動して、先日かもめ星雲と重なるというイベントがありました。作品では、きれいな緑色と尾を見事に捉えてますね。オリンパスのレンズとカメラによる撮影ですが、オリンパスもフジやペンタックスのよに、無改造で赤い星雲が写ります。作品の下の方に赤い散光星雲が写っています。これから冬の大型天体が目白押しですので、ぜひ赤い散光星雲を狙ってみてください。また撮影されましたら、お気軽にご投稿ください。お待ちしております。

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