2022年9月28日 (水)

成澤広幸氏 SWAT-350V-spec+TAMRON 150-500mm。

プロ写真家でSWATユーザーの成澤広幸様が撮影したタムロン公式150-500mm F5-6.7ズームによる紹介動画が公開されました。SWAT-350V-specにシンプルフォークDX2を組み合わせた機能的なシステムです。素晴らしい作例集をぜひご覧ください。
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動画はこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=rQtt3DWI_M8

SWAT-350とシンプルフォークDX2の組み合わせでしたら、焦点距離200mm F2.8程度の望遠レンズまで安心して搭載可能です。スペシャルモードなら2~3分のノータッチ撮影にも充分対応可能です。
 
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2022年9月14日 (水)

星をもとめて2022に参加します。

 2022

今週末18日に京都南丹市で開催される関西最大の天文イベント「星をもとめて2022」に出展いたします。コロナは収束傾向でよかったのですが、今年もまた天気がイマイチの予報です。しかし、星を気にせずにイベントを楽しめるメリットがあります。ぜひご来場いただければと思います。この状況下なので、静かに盛り上がりましょう。ユニテックでは追尾精度の高さで絶大な人気のSWAT-350V-specを展示します。外山電子さんも参加予定です。関西方面のみなさま、会場でお待ちしております。
 
■協栄産業さんの特設ページはこちら。→ https://www.kyoei-osaka.jp/hpgen/HPB/entries/445.html
■星をもとめて公式ページはこちら。→ http://www.hoshimoto.jp/festival2022/

●9月16日追記 「出展見合わせのお知らせ」
イベント終了後に荒天が予想され、交通規制で足止めされる懸念があることから、今回の出展は見合わせることにいたしました。3年ぶりのリアル開催でとても楽しみしておりましたが、今年も皆様にお目にかかれず、とても残念です。たいへん心苦しいのですが、ご理解いただけますと幸いです。来年、お会いできることを楽しみにしております。なお、イベント自体は通常通り開催されますので、天候に注意してお出かけください。(16日10時現在)
●9月17日追記
事務局からの最新情報ではイベントは18日のみの開催となるようです。(19日は撤収作業)最新の開催予定はこちらから。
 

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2022年6月15日 (水)

シグマ 105mm Artで撮るバンビの横顔付近。

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●バンビの横顔付近
2022年5月29日23時58分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×31枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350V-spec Premiumによるノータッチ追尾 Photoshopにて画像処理 撮影地千葉県大多喜町
 
さそり座尾部を撮り終えた後、バンビの横顔を狙いました。105mmレンズ縦構図だと、バンビの横顔を中心に配置すれば南にM8干潟星雲、M20三裂星雲、北にM16わし星雲、M17オメガ星雲がバランスよく収まります。M8の左には大型球状星団M22が105mmレンズでも明らかに球状星団とわかる姿で写ります。さそり座尾部に比べて、地平高度も高くなり、かなり撮りやすいエリアですので、ぜひ狙っていただければと思います。SWATなら焦点距離105mmを余裕でノータッチできます!
  
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PixInsightで写真星図を作成。
 
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2022年6月13日 (月)

300mmノータッチ追尾によるさそり座のカラフルタウン。

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●アンタレス周辺
2022年5月29日22時34分~/2019年3月9日02時08分~/2018年5月10日23時32分~ シグマ APO 300mm F2.8  絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 120秒露出×130枚 ISO3200 60秒露出×145枚+短時間露光をHDR合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350V-specによるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
  
さそり座の一等星アンタレス付近はいつの頃からは知らないですが、「カラフルタウン」と呼ばれるようになりました。その名の通り、赤、黄、青のとても美しい星雲と暗黒帯、おまけに巨大球状星団のM4と、いくつもの天体が構図いっぱいにひろがり、まるでネオン街のような感じです。画像は毎年少しずつ撮影枚数を稼いで、トータルの総露出は6時間45分となりました。最初の頃の作例(総露出約3時間)と比べると淡い部分の描出が優れていることがわかります。同じ対象(構図)を同じ光学系で撮り増していけば、楽な加算合成で画質の向上が見込めます。このように少しずつ画質を高めていく楽しみができるのもデジタルの恩恵ですね。SWAT-350なら300mmクラスのノータッチ撮影が可能です。オートガイドの煩わしさから解放されて、星空を楽しみながらのお気軽な撮影でも、高品位な天体写真をものにできます。
 
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2022年6月11日 (土)

シグマ105mm F1.4 Artで撮るさそり座尾部。

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●さそり座頭部
2022年5月29日22時56分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×31枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350V-spec Premiumによるノータッチ追尾 Photoshopにて画像処理 撮影地千葉県大多喜町
 
先日ブログにアップしたさそり座頭部に続いて撮影したさそり座の尾部です。さそりの尻尾付近は南の空にとても低く、構図下辺の南中時の地平高度(撮影地)はわずか10°ほどしかありません。しかも比較的好条件で撮影できるのは南中前後1時間半のせいぜい3時間ほどしかなく、街の光害が落ち着く午後10時以降に撮影したいとなればチャンスはおのずと少なくなります。ぜひ春先から狙いを定めて好条件を逃さないようにしたい対象です。さて、画像に華を添える赤い散光星雲は中央上が彼岸花星雲、その下が出目金星雲、ちょっと右に下がってえび星雲です。天の川の暗黒帯が複雑に入り交じったなかなか撮り甲斐のあるエリアです。天の川を配置した広角から、超望遠による個々の天体のクローズアップまで、様々な焦点距離で楽しめますので、ぜひレンズを向けていただければと思います。
 
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PixInsightで天体名を入れてみました。設定はデフォルトのままですが、なかなかいい感じの写真星図になりました。
 
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2022年6月 5日 (日)

第10回「星の村天文台☆星まつり」に参加しました。

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6月3日から5日に福島県で開催された「星の村天文台☆星まつり」に初参加しました。好天に恵まれ、夜は二晩ともほぼ快晴。私がいつも撮影している房総よりもひとクラスうえの星空を堪能できました。ここ数年、台風やらコロナやらで、開催できませんでしたが、今年は多くのお客様が集まって活気あふれるイベントになりました。ユニテックとしては初参加でしたが、来年からはもう少し気合いを入れて、展示していきたいと思います。さて、上は開会式の様子です。田村市長さんや大野台長さんのご挨拶でイベントが始まりました。
 
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多くの天文ファンが集結。隣接した駐車場は満車状態でした。
 
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ユニテックは外山電子さんのブースを間借りして、SWAT-350V-specを展示。

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夜には快晴になって、素晴らしい星空が広がりました。

ご来場のお客様、スタッフの皆様、どうもお疲れ様でした。楽しいイベントでした。また来年もお会いしましょう。
今年は各地のイベントが無事に開催できるといいですね。ユニテックは「胎内星まつり」(2022年8月26日~28日予定)とるり渓の「星をもとめて」(2022年9月18日~19日予定)に参加予定です。開催が決まれば、ブログでご案内します。
 
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2022年6月 2日 (木)

シグマ APO 300mm F2.8で撮る青い馬星雲。

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●青い馬星雲
2022年5月29日20時50分~ シグマ APO 300mm F2.8  絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×39枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350V-specによるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
5月29日の房総遠征で、もう一台のSWATに搭載したのがシグマ APO 300mm F2.8望遠レンズ。露出2分でV-specスペシャルモードでノータッチ追尾としました。対象はさそり座のIC4592「青い馬星雲」です。前回ブログの上の方に写っている星雲で、青い光芒がとても美しい反射星雲です。画像は北を上にしてますが、逆さにすると馬の横顔が想像できると思います。さそり座は低空のため透明度がイマイチなうえ、星雲自体も淡いので、なかなか難しい対象です。光害の少ない場所で、なるべく明るいレンズを使って露出もたっぷりと稼ぎたいところです。今回F2.8で80分弱の総露出ですが、無理に炙って描出したので、かなり荒れてしまいました。もっと撮り増しして画質を高めていきたいと思います。
 
BeforeAfter
上のGIF動画は光学極望で極軸設置直後と微調整後の比較です。JPEG撮って出しをピクセル等倍で切り出しました。上方向が北です。左が最初に撮った10枚ですが、星が南に下がっていきます。ちょっと極軸ズレが大きかったようで、焦点距離300mm 2分露出でも星像が赤緯方向に少し流れてしまいました。ピリオディックモーションならば東西(上のGIFでは左右方向にわずかに確認できます)に行ったり来たりします。今回は星像の流れが主に赤緯方向の一定の動きなので、極軸の設置誤差が強く疑われます。このように星像の流れの方向はエラーの原因究明の判断材料になりますので重要です。また東西の一方向に少しずつ動いていくのは、大気差や極軸の高度誤差で追尾速度が合っていないことが考えられます。そこでドリフト法に則って極軸微動ユニットの水平微動を使って適当に西に振ってから撮り直したのたが右です。まだ補正が足りませんが、明らかに流れが少なくなって星像も良好になりました。ちょっとした技ですが、成功率を高められます。余談ですが、さらに極軸の高度を微調整する(赤道より南のさそり座付近なら極軸を少し下げる)と見かけの追尾速度が遅くなって、赤経方向もより一致させることができます。わざと極軸をずらすこの方法は同じ撮影方向の天体だけを撮るなら有効ですが、撮影エリアを大きく変えたときに合わなくなりますので要注意です。一番手っ取り早いのは、単に露出時間を短くすることです。今回は120秒露出ですが、90秒にすれば、最初のセッティングでも点像になったと思います。ちなみに作例画像には少し流れたコマを含めて、すべてコンポジットに使いました。
 
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色調と露光量を調整しただけの撮って出し画像です。馬の横顔は鼻っ面が心の目で見るとなんとかわかる?程度です。これだけ淡い対象は、やはりそれなりの総露出時間が必要ですね。

■イベントのご案内
 
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3日から福島で開催される「星の村天文台☆星まつり」に参加します。外山電子さん、陣馬写真工業さんと一緒のブースで、追尾精度測定サービスを実施する予定です。赤道儀をお持ちいただければその場で計測いたします。ぜひ遊びにいらしてください。
※悪天候の場合は精度測定を実施しない可能性がございます。※5日(日)は参加しません。
 
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2022年6月 1日 (水)

シグマ105mm F1.4 Artで撮るさそり座頭部。

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●さそり座頭部
2022年5月29日21時20分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×51枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350V-spec Premiumによるノータッチ追尾 Photoshopにて画像処理 撮影地千葉県大多喜町

5月29日の遠征では、シグマ 300mm F2.8と 105mm F1.4 Artを2台のSWATでノータッチ撮影しました。まず、105mm Artで撮影したのが「さそり座頭部」です。縦構図の画角の上部に青い馬星雲、中央左にカラフルタウンと呼ばれるアンタレス付近を配置してみました。ちょっと構図的に中途半場ですが、いずれアンタレスの左側を撮り増ししてモザイクで広げたいと思います。今回は試し撮りを含めて51枚撮影しましたが、流れたカットはなしで、すべてコンポジットに使えました。連続撮影した50カットをGIF動画にして掲載します。
 
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JPEG撮って出しピクセル等倍切り出しをGIF動画にしました。インターバル時間を含めて約1時間18分、すべて点像で歩留まり100%です。低空のため見かけの星の動きが遅いのと極軸設置誤差(光学極望にてセッティング)で徐々に南東(左下)方向に動いています。Premiumは低空追尾モードがあるのですが、あるのをすっかり忘れてました。(笑) バックグラウンドの明るさが変化しているのは、夜が更けるにつれて光害の条件がよくなっているためです。地平高度もやや高くなっているからかもしれません。
 
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PixInsightで座標と天体名を入れてみました。ちょっとした写真製図になります。
 
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今回の撮影エリアは赤い枠で囲った部分です。さそり座は地平高度が低いため、好条件で撮影できるチャンスは少ないです。梅雨入り前までの晴れた日に、ぜひ撮っておきたいエリアです。
 
今週末は、福島で開催される「星の村天文台☆星まつり」に参加します。初めての参加なので、まずはどんなイベントなのか様子伺いということで、外山電子さんと陣馬写真工業さんとご一緒させていただく予定です。ブースでは追尾精度測定サービスを実施する予定ですので、ご自分の赤道儀がどれくらいの追尾精度なのか測りたい方は、お持ちいただければその場で計測いたします。ぜひ遊びにいらしてください。
※悪天候の場合は精度測定を実施しない可能性がございます。
 
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2022年5月30日 (月)

シグマ 14mm F1.8 Artによる薄雲越しの天の川。

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●夏の天の川
2022年5月30日01時09分~ シグマ 14mm F1.8 Art  絞りF2.2 キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO1600 60秒露出×9枚コンポジット SWAT-350V-spec Premiumでノータッチ追尾 Photoshopで画像処理 撮影地 千葉県大多喜町
 
昨夜は夜半過ぎまでよく晴れる予報で、これが梅雨入り前最後のチャンスになるかと思い、久しぶりに房総半島へ出かけました。前回の撮影は正月明けにレナード彗星を撮りに行って以来ですから、ほぼ5ヶ月のブランクとなります。こういうときは、なにか重大な忘れ物をしがちなので、機材を入念にチェックしてトランクに積み込みました。午後6時半に東京を出発、現地着が午後8時過ぎでした。さすがに梅雨入り前のラストチャンスかもしれないため、日曜の夜にもかかわらず、すでに多くの天文ファンが集っていました。迷惑にならない場所を見つけてSWATを2台設置。ポタ赤の省スペース性が活かされます。今回はカメラレンズしか持ってこなかったため、面倒なオートガイドの設定も必要なく、極軸合わせも光学極望のみ(14mmレンズだけなら北極星のぞき穴設置で充分)で、とても気楽なノータッチ撮影となりました。日付が変わったあたりから薄雲が出始め、そろそろ撮影終了のようです。撤収作業に取りかかる間際に撮影した1分露出×9枚コンポジットの天の川をご覧ください。
 
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撮って出しJPEG全9枚(カラーのみ調整)をGIF動画にしてみました。こんなにひどい元画像ですが、コンポジットして画像処理すると、上の画像くらいには仕上げられます。
 
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2022年5月15日 (日)

SWAT-330レビュー動画のご紹介。

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SWAT-350V-spec Premiumの紹介ビデオを制作いただいた蒼月様に、今回はSWAT-330のレビュー動画を作っていただきました。意外なほどの高性能と評価いただいております。SWATを選択する上での参考になると思いますので、ご購入を検討されている方はぜひご覧いただければと思います。動画はこちらからどうぞ。(https://www.youtube.com/watch?v=mLfxG3Hh4mk
 
■動画のコメントより
今回は、ユニテック製ポータブル赤道儀 SWAT-330 のレビューです。SWATシリーズのエントリーモデルと言える機種ですが、使ってみると予想以上に高い性能であることがわかり、驚かされました。ポ○リエやスカ○メモでは性能的に不十分だけど Premium ほど高価で高性能なモデルはちょっと…という方や、これからポータブル赤道儀を買いたいけどどの製品にしようか迷っている方など、是非ご覧ください。

※お詫びと訂正
傾斜ブロックについての説明で、
16:58頃に角度を示している部分がありますが、図で示された部分の角度なら 90°-35°=55°です。お詫びして訂正いたします。

■本動画の主な内容は次の通り
0:00 op
1:36 今回のお話の内容
1:57 Chap.1 SWAT-330とは
8:19 Chap.2 開封の儀
9:26 Chap.3 撮影システム例 ①電源周り
11:10 Chap.3 撮影システム例 ②架台部
14:36 Chap.3 撮影システム例 ③搭載システム
18:04 Chap.4 撮影画像と精度検証 ①ノーマルモード精度検証
19:55 Chap.4 撮影画像と精度検証 ②東側偏荷重SPモードの精度
21:27 Chap.4 撮影画像と精度検証 ③SWAT-330を一言で言うと
22:46 Chap.4 撮影画像と精度検証 ④東側偏荷重SPモードでの作例
24:17 Chap.4 撮影画像と精度検証 ⑤2軸オートガイドでの作例
25:27 Chap.5 結局どんな人におすすめか

■ SWAT-330
https://www.unitec.jp.net/products.htm#SW33
 
Sh273
SWAT-330東側偏荷重スペシャルモードで撮影した Sh2-73。焦点距離288mm、EOS 6D、4分露出×28枚、ノータッチ。 詳細はこちらをご覧ください。
 
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2022年1月 5日 (水)

ありがとうC/2021A1 Leonard彗星。

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●C/2021A1 Leonard彗星
2022年1月4日17時47分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO400 5秒露出×54枚コンポジット 
ステライメージ9、FlatAidPro、Photoshop、DeNoise AIにて処理 地上のシルエットは合成 トリミングあり(下はピクセル等倍) SWAT-350V-specPremiumにてノータッチ追尾 撮影地 山梨県上野原市
 
新年最初の撮影は、おおいに盛り上がったレナード彗星にしました。ネットの情報ではまだ立派な尾があるはずだったのですが、残念ながらショボい姿しか捉えられませんでした。でもこの数週間、その勇姿とともに存分に楽しませてもらいました。感謝を込めて、タイトルに「ありがとう」と入れました。今回の反省点は、彗星が沈む位置をちゃんと計算しておかなかったことです。前々回(12月28日)の撮影では、富士山の側面に沈んだので、今回も同じような感じで撮れると勝手に思っていたのですが、実際には左の山の右斜面の中腹に沈みました。せっかくの好条件だったのに
露出を10分くらい逃してしまいました。とはいえ、楽しい初撮影でした。これにてLeonard彗星の撮影は終了とします。
 
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撮って出し。彗星はとってもショボい写りです。どこにいるかわかりますか(笑)
 
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撮影前のワンカット。夕焼け空の細い月と富士が、なんともいえず美しかったです。
 
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今回は撮影地に近い陣馬写真工業の土生さんとご一緒しました。キヤノンの最新300mm F2.8です。
 
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私の機材はお気に入りのシグマ 105mm F1.4。撮影は思うように行かなくても、星空の下に出かけるだけで気持ちがいいです。ですが、寒さは半端ないので、コロナ対策に加えて防寒対策もぬかりなく!
   
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2021年12月31日 (金)

大晦日のC/2021A1 Leonard彗星。

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●C/2021A1 Leonard彗星
2021年12月31日17時55分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO400 20秒露出×19枚(彗星核基準でコンポジット) ステライメージ9、FlatAidPro、Photoshopにて処理 地上のシルエットは合成 トリミングあり SWAT-350V-specPremiumにてノータッチ追尾 撮影地 山梨県上野原市
 
コロナ禍でいろいろ制限された一年でしたが、みなさま無事にお過ごしになれたでしょうか。幸い天体撮影は三密とは無縁の趣味なので、比較的安全に楽しめるメリットはありますが、さすがに今年は遠征の回数が減ってしまいました。年末になって感染者もかなり落ち着いたので、遠慮なく撮影に出かけましたが、ここに来てオミクロン株がジワジワときてる感じで、来年もまた自粛と思うとなんともうんざりしてしまいます。来年はなんとか平穏な生活に戻りたいですね。
さて、大晦日の本日、飽きもせずにレナード彗星の撮影に行ってきました。日中から雲が多く、かなり厳しい感じでしたが、上野原付近のGPV予想は快晴。それを信じて出撃しました。結果は上の画像の通りで、雲に邪魔されてしまい、あえなく撃沈。それでもなんとか放置撮影したなかから使えそうな19枚(6分20秒)をコンポジットして、イメージ重視で仕上げました。本当は長い尾を撮りたかったんですが、天気には勝てません。
というわけで、今年も一年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。
 
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撮って出し。
  
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2021年12月30日 (木)

C/2021A1 Leonard彗星を撮ろう。

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●C/2021A1 Leonard彗星
2021年12月28日17時51分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO800 3秒露出×99枚(彗星核基準でコンポジット) ステライメージ9、Photoshopにて処理 地上のシルエットは合成  トリミングあり SWAT-350V-specPremiumにてノータッチ追尾 撮影地 山梨県上野原市
 
300mm望遠とは別に105mmでも撮影しました。こちらは富士山に沈むレナード彗星を狙いました。もう少し長く伸びた尾を強調したかったのですが、私の画像処理スキルでは難しく、思い切ってイメージ重視で仕上げてみました。地上のシルエットは別撮りしたもを画像処理で合成してます。下に富士山の稜線に沈むレナード彗星のGIF動画を掲載します。地上を止めた動画にするなら本来は固定撮影すべきですが、追尾してたので、位置合わせは手動でやりました。16枚だったのでたいして手間じゃなかったですが、自動でやる方法を知らないので、こんど勉強したいと思います。タイムラプス動画も面白いのですが、なぜか一度やったら満足してやめちゃう人が多いですね。そんなに魅力的ではないかもしれないですが、作った動作を家族や友人に披露しても楽しめるかもしれません。SWAT-310/350は背面にもカメラネジを用意しています。ターンテーブルを真上に向けて、低速で回しながら撮影すると背景が微妙に動きながらの動画が作れます。まったくの固定撮影より、構図に変化があって面白いです。余裕のあるときにぜひチャレンジしてみてください。
  
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富士に沈むレナード彗星。シグマ 105mm シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO200 20秒露出×16枚 トリミングあり SWAT-350V-specPremiumにてノータッチ追尾
  
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駐車スペースから富士山を望む。
 
Seizu
30日17時半(東京)でのレナード彗星の位置。地平高度9°弱。まだしばらくな同じような位置にいます。これくらい低いと太陽時追尾の方がマッチすると思います。SWATに搭載されていますので、ご活用ください。
   
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2021年12月29日 (水)

C/2021A1 Leonard彗星が面白い。

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●C/2021A1 Leonard彗星
2021年12月28日17時56分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 15秒露出×45枚(彗星核基準でコンポジット) ステライメージ9、Photoshopにて処理 トリミングあり SWAT-350V-specPremiumにてノータッチ追尾 撮影地 山梨県上野原市
 
昨日の夕方もよく晴れて彗星の撮影に絶好の日和となりました。前回、市川市から撮影したレナード彗星が意外とよく写ったので、俄然やる気が出てきました。で、今回はもう少し条件のよい山梨県の上野原へプチ遠征することにしました。空の条件は房総より2ランクぐらい劣りますが、西が大きく開けていることと、自宅から至近距離なので、移動が楽なのが魅力です。それでも市川よりは何倍もよい空です。(笑) 画像は市川のときと同じレンズとカメラです。条件がよくなったので、露出を大幅に伸ばせましたが、それでもトータル11分ちょっとですので、充分とはいえません。無理を承知であぶり出しました。かなり荒れ気味ですが、尾の迫力を少しは出せたかと思います。
 
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撮って出し。
  
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シグマの300mmと105mmの2台体制で挑みました。彗星が沈むまでわずかな時間しかなく、手際よくやらないと露出が確保できません。まだしばらく楽しめますので、ぜひ撮影してみてください。
 
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2021年12月26日 (日)

まだ撮れるC/2021A1 Leonard彗星。

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●C/2021A1 Leonard彗星
2021年12月26日17時58分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO400 3秒露出×99枚(彗星核基準でコンポジット) ステライメージ9、Photoshopにて処理 トリミングあり SWAT-310V-specにてノータッチ追尾 撮影地 千葉県市川市
 
西に回ったレナード彗星を撮影してみました。今回は千葉県市川市からなので東京越しに低空の彗星を撮ることになりますが、強風のせいか、透明度が抜群で意外に写りました。ただ尾を描出するために強烈に画像処理したので、やや破綻気味ですが、ご容赦ください。北を上にしてますので、右下が地上です。東京のビル群の明かりが迫っています。まだしばらく撮れますので、ぜひ狙ってみてください。
 
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撮って出し。
 
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2021年12月27日17時半(東京)のレナード彗星の位置。
 
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2021年12月13日 (月)

撮り増しの効果、M31アンドロメダ銀河。

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●M31アンドロメダ銀河
2021年12月4日18時46分~/2019年9月26日22時07分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞りF2.8 開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造/HKIR改造 ) ISO1600 120秒露出×61枚/180秒露出×52(総露出4時間38分) 高輝度部分に短時間露出をHDR合成 ステライメージ9、FlatAidePro、Photoshopで画像処理 トリミングあり SWAT-350V-spec Premium/ SWAT-350V-specにてノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
前回ブログの過去データに加算した馬頭星雲付近に気をよくして、今回は12月7日にブログアップしたM31アンドロメダ銀河に、2019年に同じ光学系で撮影したデータを加算して再処理しました。 F2.8で総露出4時間38分となって、低ノイズ化と炙り耐性が向上し、淡い部分も滑らかな階調で描出できました。焦点距離300mm望遠+フルサイズでの撮影ですが、かなりトリミングして、500mmくらいの画角になってます。それでも細部が荒れずにすみました。馬頭星雲付近のような分子雲が広がるエリアの方が加算効果が高いですが、こういった銀河も淡い部分がそれなりに出てくるで、見栄えが増してきますね。
時間はかかりますが、高画質化を目指すには長時間露光が必要です。ノータッチの気軽な撮影でも高画質を目指せるのがSWATの魅力です。この冬の撮影にSWATを一台いかがでしょうか? メイン機材としてはもちろん、複数台運用のサブ機としてもおすすめです。
 
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左が2021年、右が2019年撮影。それぞれの総露出時間に大きな差はないのですが、仕上げには大きな差が出てしまいました。最近は恒星を抑えるように処理するようになったので、そのあたりの違いだと思います。
 
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2021年12月10日 (金)

SWAT-330+ボーグ71FLノータッチで馬頭星雲付近。

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●馬頭星雲付近
2021年12月4日22時23分~/2017年10月27日1時49分~ ボーグ 71FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 288mm/F4.1 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO3200 90秒露出×158枚/120秒露出×66枚コンポジット(総露出6時間9分) SWAT-330にてノータッチ追尾(2021年)/SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド(2017年) ステライメージ9、Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
4日の遠征で、もう一台の方のSWAT-330にはボーグ71FL+レデューサーを搭載。これでも、3年前に同じ構成で撮った「馬頭星雲付近」を撮り増しして、さらに高画質を目指しました。比較すると暗部のノイズ低減と分子雲描出に効果てきめんなのがわかります。炙り出し耐性がアップするので、かなり強引な処理でも破綻せずに処理できます。今回の撮影は、SWATの末弟「SWAT-330」です。SWAT-350より若干追尾精度は劣ります。それでも露出を90秒に抑えたことで、160枚撮影してロスは2枚でした。
 
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約4時間にわたる撮影の最終盤(撮影終了20分前)に荷重移行が起きました。自分のブログでは、撮影終了予定時間まで「東側偏荷重が維持されていることを確認」なんて書いておきながら、このときは適当にバランスを崩して撮影してました。左右方向が赤経で左が東です。途中、左(東)方向にピョンと飛んでます。東側偏荷重だったのが、極軸の回転に伴って、徐々にバランスが合い、ついには西側偏荷重に移行する瞬間です。ですので、ウォームギアの反対の面に向かってスッと動いて、レンズがバックラッシュの量だけ、西に向いたわけです。流れているのは2コマですから、1コマ1.5分露出なので、今回は2~3分程度(ロスタイム?)で荷重移行が完了してます。移行時間は赤道儀のそのときのコンディションによって異なります。長いときは10~20分にわたって安定しないこともありますので、やはり撮影前に東側偏荷重が維持されていることを確認してから撮影に入る方がいいです。ちなみに荷重移行が起きた時間は2時20分。このときのオリオン座は南中を約2時間経過してます。小刻みに左右に動いているがピリオディックモーションです。今回はちょっとしたテストのためPECを効かせてないので、素のギアの精度が出てます。東側偏荷重の時が±9″、西側偏荷重で±14″です。この精度でもSWAT-330の公称値(±14″前後)をクリアしてますが、製品は東西偏荷重の差が少なくなるようにプログラムされています。一般的に赤道儀は東西偏荷重時で追尾精度が異なります。通常は東側偏荷重を重視して作られています。お持ちの赤道儀がどちらが精度がよいか調べてみるのも面白いかもしれません。メーカーとしては東側偏荷重でのご使用を推奨しております。
 
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SWAT-330/350にはボーグ71FLのような6~8cmクラスの短焦点鏡筒がベストマッチです。
 
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11日5時(東京)薄明開始直前のレナード彗星の位置。地平高度10°ですから、真東の低空が開けた場所が条件です。薄明開始後でも充分撮影は可能です。ぜひ狙ってください。
※当初掲載した天体情報の座標に誤りがあったため、10日14時50分に更新しました。申し訳ありませんでした。星図内の位置表示は正しいです。
  
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2021年12月 9日 (木)

300mmノータッチ追尾でM78とLND1622。

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●M78とLND1622
2021年12月4日21時47分~/2020年11月21日22時57分~  シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 120秒露出×189枚コンポジット(総露出6時間18分)+短時間露光をHDR合成 ステライメージ9、Photoshopにて画像処理 SWAT-350V-spec Premiumにてノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
4日の夜、アンドロメダ銀河の次にレンズを向けたのは、オリオン座の三つ星の上(北)にあるM78星雲付近です。バーナードループの上の方の両岸に対峙するように暗黒星雲のLND1622があります。焦点距離300mmで狙うとちょうどいい構図になるため、人気のある対象です。昨年11月21日に撮った同構図同機材の画像も加算して仕上げました。F2.8でトータル6時間半に迫る総露出で、よりノイズが減り、分子雲もいい感じになってきました。過去のデータに加算して、より高画質を目指すのも楽しい作業です。デジタル時代ならではの面白さです。
 
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左が今回撮影、右が2020年に同機材で撮影した同エリア。これを加算合成してさらに炙り出しました。
 
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10日4時半(東京)のレナード彗星の位置。11日は5時で地平高度10°くらい。最後のチャンスか。夕方に回っても南西の空で地平高度(5°程度)が上がらないため好条件での撮影は難しそうです。超低空の撮影では「太陽時」のほうがマッチする場合があります。
   
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2021年12月 7日 (火)

300mmノータッチ追尾でM31アンドロメダ銀河。

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●M31アンドロメダ銀河
2021年12月4日18時46分~ シグマAPO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 120秒露出×61枚コンポジット 短時間露光をHDR合成 ステライメージ9、Photoshop、FlatAideProにて処理 SWAT-350V-spec Premiumにてノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
4日は久しぶりの新月期の快晴で、薄明終了から開始まで11時間もあります。光害の影響は午後10時くらいには落ち着いてきますが、限られた時間ですから、薄明終了直後からの時間も有効に活用したいです。天頂付近は低空に比べて光害の影響が少ないので、まず最初は天頂近くまで昇っていたM31アンドロメダ銀河を狙いました。このときの地平高度は80°です。レンズは300mm F2.8と明るいので、短時間でもよく写ります。露出は2分にセットして試写し、追尾が良好なことを確認してから60枚撮影しました。追尾はSWAT-350V-spec Premium、当然ノータッチ追尾です。試写を含めて、全コマ良好のパーフェクト達成です。このあたりはPremium仕様の面目躍如といったところです。
さて、M31アンドロメダ銀河は超巨大銀河で、視直径は満月5~6個並べたサイズです。上の画像は周辺部を若干トリミングしてますが、焦点距離300mmでもご覧の迫力で写せます。撮影好機は逃しましたが、滑り込みセーフで作品に出来ました。
 
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最初(左)と最後(右)のコマのピクセル等倍画像。撮影時間は約2時間ですが、撮影途中でピントチェックしなかったので、気温の低下でピント位置がずれました。クルマから出して短時間で撮影を始めたため、余計にズレが大きくなっています。特にEDレンズやフローライトレンズは外気温に充分なじませてから、撮影を開始しましょう。撮影中も徐々に気温が下がっているときは、ピントチェックが必要です。
 
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この日も一軸2台体制です。2軸で精密オートガイドもできます。一軸でも2軸でも高性能なのが、SWATの魅力のひとつです。
 
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2021年12月 5日 (日)

C/2021A1 Leonard彗星。

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●C/2021A1 Leonard彗星
2021年12月5日03時27分~  シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 90秒露出×10枚(彗星核基準でコンポジット) Photoshop、FlatAideProにて処理。SWAT-350V-spec Premiumにてノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
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●C/2021A1 Leonard彗星
2021年12月5日03時47分~  シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 60秒露出×30枚(彗星核基準でコンポジット) Deep Sky Stacker、Photoshopにて処理。SWAT-350V-spec Premiumにてノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
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●C/2021A1 Leonard彗星 30分間の動き
2021年12月5日04時32分~  シグマ 105mm Art F1.4 絞りF2 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 60秒露出×30枚 Photoshopにて画像処理 SWAT-350V-spec Premiumにてノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
昨夜は貴重な快晴の週末、しかも新月期。この組み合わせは滅多に重ならないですよね。(笑) このチャンスを逃すわけにもいかず、話題のレナード彗星の撮影にいつもの房総へ出かけてきました。久しぶりにオールナイトで楽しみましたが、還暦を迎えた身体にはだんだん厳しくなってきました。気温は5℃とそんなに下がらなかったのですが、日付が変わる頃から風が強くなってきて、体感温度はかなり下がりました。そんな中でも、なんとか焦点距離300mmのノータッチ追尾は成功しました。ササッと仕上げて速報としてブログアップします。
 
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今回、導入は目盛環を使いました。まず、基準星におおぐま座η(アルカイド)を入れて、目盛環の指標を回してアルカイドの座標に合わせます。合わせた直後は、恒星時目盛環と同じように使えますので、その時点のレナード彗星の座標に向ければ、簡単に導入できます。赤経は10分、赤緯は1°きざみ程度のかなりザックリした合わせ方です。上の画像は、目盛環導入して確認のための一発目の試写です。焦点距離300mmでもこれくらいのズレで導入できます。SWAT-350/310をお使いの方は、ぜひご活用ください。
 
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2021年12月 4日 (土)

ボーグ55FLによるすばる。

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●すばる
2021年11月28日18時20分~ ボーグ 55FL+レデューサー×0.8 焦点距離200mm F3.6 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 180秒露出×98枚(総露出4時間54分) 短時間露光をHDR合成 FlatAide、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premiumノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
28日の遠征で、もう一台のSWAT-350(こちらはデモ機をV-spec Premium相当にチューニング)には、ボーグ55FL+レデューサー付きを搭載。焦点距離200mm、F3.6なので、V-spec Premiumなら余裕のノータッチ圏内です。薄明終了20分後から、3分露出で、撮影開始。気温の変化に応じて、時々ピントチェックを挟み、0時ころまで放置撮影しました。パーフェクトといきたかったのですが、残念ながら流れたコマが5枚ありました。撮り始めやピントの合わせ直し、電池交換などで触った後に、しばらく不安定になるのは仕方がないところです。撮影成功の98枚をコンポジットしました。総露出5時間近いですが、前半はまだ充分に暗くなってないため、バックグランドがかなり明るく、コンポジット時にウェイトを下げたため、実質3時間露出くらいの感じです。もう少し分子雲を炙り出せるといいのですが、すでに破綻気味なので、いずれ撮り増して、炙り出したいと思います。
今夜(12月4日)の関東一円は、一晩中快晴予報です。新月期で週末ですから、どこも賑わいそうですね。私も、今年最後になるかもしれないで、遠征するつもりです。予報では、やや風があるようなので、短焦点メインで考えています。結果はブログで。寒さが厳しくなってきましたから、防寒対策をしっかりして出かけましょう。
 
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ボーグ55FLは軽量コンパクトで、シンプルフォークに搭載するのにピッタリです。東側偏荷重を維持するため、カウンターウェイトを取り付けてバランス調整しました。
 
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左が19時、右が23時半頃のJPEG撮って出し。まったく同じ露出ですが、こんなに違います。

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12月5日3時のレナード彗星の位置(東京)です。(軌道要素は天文ガイド12月号より)
  
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2021年12月 2日 (木)

ボーグ71FLによる曲玉星雲付近。

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●曲玉星雲付近
2021年11月28日21時30分~ ボーグ 71FL+レデューサー×0.72 + HEUIB-IIフィルター 焦点距離288mm F4 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 120秒露出×54枚(総露出1時間48分) 短時間露光をHDR合成 FlatAide、Photoshopで画像処理 SWAT-350ノータッチ追尾 千葉県大多喜町

28日の遠征で、ボーグ71FLで撮った二つ目の対象は「曲玉星雲付近」です。将棋のコマの形をしたぎょしゃ座の下半分に大きく広がる赤い散光星雲と左上の散開星団M38が印象的です。前回のカリフォルニア星雲と同様、これらの対象も巨大なので、焦点距離200mmから300mmくらいで充分に迫力ある姿で写せます。
このボーグ71FLを搭載したSWAT-350はデモ用に組み立てたものですが、追尾精度は±7″程度です。撮影したコマの3分の1は、ピクセルを拡大すると、わずかに流れていましたので、300mmクラスで2分間ノータッチするには、もう少し追尾精度が欲しいと感じました。1分露出にして枚数を稼いだ方が良かったかもしれないです。フィルム時代なら点像になる追尾精度でしたが、画素ピッチが細かくなった今のデジカメでは、さすがに厳しくなってしまいました。それでもノーマルのSWAT-350でも、ここまでは撮れるという実証試験としては、まずまずの成果と思います。
 
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JPEC撮って出し。23時を過ぎて、空の条件は最高になりました。
 
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焦点距離288mm、2分露出、ノータッチ追尾のピクセル等倍画像。左はガイド良好ですが、撮影全コマの3分の1に右くらいの流れがありました。運悪く、ピリオディックモーションのちょうど山から谷、またはその逆になったときには、追尾精度が足りてないということです。これくらいなら許容してもよいですが、より点像を求めるなら、露出時間を少し短縮すれば大幅に改善します。
 
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ダム湖のほとりで、SWAT-350とボーグ兄弟のシルエット。北方向ですが、東京の光害が天頂に迫るほど広がっています。北の空を撮るのは房総では厳しいです。
 
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2021年11月30日 (火)

久しぶりの天体撮影。

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●カリフォルニア星雲
2021年11月28日18時54分~ ボーグ 71FL+レデューサー×0.72 + HEUIB-IIフィルター 焦点距離288mm F4 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 120秒露出×41枚(総露出1時間22分) 短時間露光をHDR合成 FlatAide、Photoshopで画像処理 SWAT-350ノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
28日は超久しぶりの天体撮影に出かけました。2月16日以来ですから、なんと9ヶ月ぶりです。この日の房総は高気圧に覆われて、朝から最高の天気で、雲も風もなく、しかも透明度も良くて、最高の撮影日和でした。薄明終了は18時ころですが、前回撮影からあまりにも間隔が開いたので、なにかミスをやらかしそうなため、ちょっと早めの16時に撮影地に入り、機材を準備しました。面倒なオートガイドなどは最初からする予定はなくて、ノータッチに決めてました。用意したSWATは2台。2軸にするではなく、1軸2台体制で臨みます。焦点距離は288mmと200mm。月が顔を出すのが12時15分ころなので、それまでのお楽しみです。厳密には「月の薄明」があるため、それより少し早く影響があります。特に大きい月の時は。
さて、まず撮影したのが、東の空のちょうどいい位置に昇っていた「カリフォルニア星雲」です。赤い星雲なのでフィルター改造したEOS 6Dで撮りました。まだ光害が残る中、F4で1時間半足らずの総露出なので、無理なあぶり出しをせずに、サクッと仕上げました。とても大きい天体なので、焦点距離300mm程度の望遠レンズでも迫力満点で写せます。85mmか105mmでしたら、縦構図ですばると一緒にちょうど良く写せます。
久しぶりに満天の星空の下に出かけると、なんだかわくわくした気持ちになり、やっぱり自分は星好きなんだなぁとつくづく思いました。
 
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BORG 71FLと55FLの兄弟鏡筒で挑みます。はじめからノータッチ撮影と決めてきたので、とてもお気楽。極軸も光学極望で合わせただけの簡単セッティングです。あとはSWATの追尾精度で点像を確保です!

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2021年11月17日 (水)

SWAT-350V-spec Premiumレビュー動画のご紹介。

Youtube
SWAT-200からのユーザーであり、「天体画像処理入門」でPixInsightの連載を執筆していただいた蒼月様渾身のSWAT-350V-spec Premiumレビュー動画が完成しました。ハイレベルなユーザー様の視点で、SWAT-350V-spec Premiumの良いところはもちろん、イマイチな部分も正直に語っていただきました。お使いになるときのコツにも触れていますので、お時間のあるときにぜひご覧いただければと思います。動画はこちらからどうぞ。(https://www.youtube.com/watch?v=Se3USw5viFU

■動画のコメントより
長年SWATユーザだった私から見た Premium の印象のほか、高い追尾精度を最大限に発揮させるための注意点や、追尾精度の検証、改善要望など、この製品に関する様々なことを話しています。情報満載なので、これから Premium を導入しようか迷っている方はもちろん、既に Premium をお持ちの方も是非ご覧ください。

■本動画の主な内容は次の通り
0:00 op
1:42 今回のお話の内容
2:22 Chapter1 ちょっとひと言
5:32 Chapter2 開封の儀
8:10 アクセサリーについて
9:50 Chapter3 主な仕様・特徴
12:46 駆動モードが11種類
16:01 Chapter4 使用方法概要
18:21 荷重方向限定スペシャルモードの選択方法
21:03 追尾性能を最大限に発揮させるために
26:16 Chapter5 追尾精度検証
33:12 Chapter6 雑感あれこれ
36:12 改善要望
41:26 精度検証用の画像を処理してみた
 
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SWAT-350V-spec Premiumでテスト撮影したすばる。焦点距離560mm、2分露出ノータッチ。蒼月様のコメントはこちらをどうぞ。
 
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2021年10月29日 (金)

オークション等でSWATを入手された皆さまへ。

ユニテックでは、SWATの中古品をオークションや販売店様で入手された場合も通常通りのメンテナンスサービスを行います。ガタが大きかったり、追尾精度に不安がある製品は、オーバーホールを含めて、最適なメンテナンスをご提案いたしまので、メールからお問合せください。微動ユニットなどのパーツ類の中古品も同様に整備します。

SWATはユーズド品でもフルに性能を発揮していただけるよう、万全の整備体制を整えております。オークション等で入手されても安心です。
Vspec
ユーズド品でも最適なメンテナンスサービスで追尾精度を保証します。SWAT-3xx系(赤色筐体機種を除く)はアップグレードにも対応しますので、お気軽にメールでお問い合わせください。
 
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2021年8月17日 (火)

SWAT-350V-specPremiumモニターレポート。

久しぶりのブログ更新です。今回はSWAT-350V-specPremiumモニターユーザーのKY様より作例を含めて使用レポートをお送りいただきましたので、ご紹介します。
 
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●はくちょう座 北アメリカ星雲
コーワ プロミナー 焦点距離 350mm キヤノン EOS 6D(IR改造) SWAT-350V-specPremiumによるノータッチガイドで撮影

●SWAT-350 V-spec Premiumを選んだ理由
これまで様々なスタイルの赤道儀を使ってきましたが、満足いく星像を出すにはオートガイドが必要であったりそれなりの労力が必要で持ち出すのが億劫になっていました。そこで可能な限り気楽に撮影できるシステムを目指してSWAT-350 V-spec Premiumを選ばせて頂きました。
決め手になったのは下記の通り。
・ノータッチガイドで6D+350mm(1ピクセルあたりの画角FOVpp=3.84")を追尾する精度がある。
・剛性が高く、多少重い機材でも載せられる。
・フォーク式にすれば子午線越えを気にすることなく撮影できる。
 
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アリミゾレールをL型に組み合わせてフォーク式に組み、コーワ プロミナーを搭載しています。
 
●機材構成
アリミゾレール2を2本L字に結合し、フォーク式としました。少し長めのアリミゾレール2でフォークとしたことで、EOS 6D + プロミナーを載せた際に北極まで干渉なくフリーに構図をとれます。(※アリミゾレール2をAS補強ブラケットでL字につなぐ際は1mmの隙間が出来るのでスペーサが必要になります。ワッシャーで可)なぜ北極まで向けるようにしているかというと、DPPA(Digital Photographic Polar Alignment)で極軸合わせをするためです。DPPAとは望遠鏡を極軸方向に向けて赤道儀を高速駆動させながら撮影して、撮影した画像から赤道儀の軸と極軸のズレを測って補正するものです。極望で極軸合わせをするだけでは6D+350mm(FOVpp=3.84")をガイドするには極軸精度が不十分であり、満足のいく星像を得ることが出来ませんでした。さらに極軸精度を上げるならPoleMasterを使うのが一般的だと思いますが、PCレスで運用できるようにしたかったため、DPPAでの極軸追い込みを採用しました。

●感想
何度かテスト撮影を重ねた結果、3分程度の露光であれば問題なく点像を保つことが出来るようになりました。1分露光で安定運用できればいいだろうと想定していたので、大満足の結果でした。スペシャルモードで追尾していれば、6D+350mm(FOVpp=3.84")の単写ではピリオディックモーションによる星像の伸びが気になることはありませんでした。
 
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↑のような写真を撮影して、赤道儀の極軸がどこを向いているか確認して、極軸を補正しています。
 
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↑透明な下敷きに真の北極付近の星を書いたスケールを作って、極軸合わせの補助に使っています。
 
●要望事項
①アリミゾレール2とAS補強ブラケットをスペーサ無しで組めるようにしてほしい。僅か1mmだけ隙間ができて組めないというなんともむずがゆい作りだったため、できれば改善してほしいと思いました。
②アリミゾキャッチャーの噛みこみを改善してほしい。東側偏荷重を作るためのバランス取りの際にアリミゾキャッチャーが噛みこんで外れなくなることがあったので、スムーズに外れるようにしておいてほしかった。アリミゾの噛みこみを外すためにせっかく合わせた極軸がズレてしまうことがしばしばありました。
 
■係より
このたびは、モニターレポートをお送りいただきまして、誠にありがとうございました。SWAT-350V-specPremiumは、スペシャルモードの追尾精度が±2.8″という、市販赤道儀で最高クラスの性能を持ったポータブル赤道儀です。天体撮影用に人気のキヤノンEOS 6D(画素サイズ6.5μm)と組み合わせた場合、赤道付近の天体で2ピクセルまでのズレを許容すると焦点距離480mmまで追尾できる精度です。ただし極軸設置誤差(極軸望遠鏡の設置精度は10′ほどなので、3分露出で約5″程度のズレが生じる )、大気差、機材の剛性などを考慮しない理論的な値ですので、実際には2~3分が実用範囲と思います。フィルム時代は±7″で300mmは余裕だったのですが、デジカメになってその精度ではまったく歯が立たなくなりました。作例画像は北アメリカ星雲ですが、完璧な星像でPremium仕様の性能を引き出した見事な作品になっています。
要望事項のアリミゾレール2を2枚、ASブラケットで組み合わせたときの隙間は次回ロットで改善いたします。(現仕様で組み合わせるときは1mm厚のワッシャー等のスペーサーをご使用ください。)なお、アリミゾレール2にアルカスイスレールLを組み合わせるときはピッタリ適合します。アリミゾキャッチャーで機材を搭載したままスライドさせてバランスを微調整すのは、軽量機材でしたらそこそこ機能しますが、重たくなるとなかなかスムーズにいかないです。だいたいの位置でしっかり固定して、支柱になるレールにカウンターウェイトを取り付け、それでバランス調整するのがストレスがなくおすすめです。運搬機材が重たくなって心苦しい限りですが、ご検討いただければ幸いです。
今後もPremium仕様の追尾精度を活かして、素晴らしい作品をものにしてください。よろしければ、作例コーナーにお送りください。お待ちしております。
 
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2021年5月25日 (火)

SWAT-330モニターレポート。

SWAT-330ユーザーのSH様よりモニターレポートを送りいただきましたのでご紹介します。ご購入の際の参考にしていただければと思います。
 
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●さそり座 カラフルタウン
2021年3月14日 SWAT-330ノータッチガイド BORG71FL+レデューサー Canon EOS 6D-HKIR ISO4000、120秒×60コマ 下は撮影中に流星が飛び込んだ記念のひとコマです。
 
■SWAT-330モニターレポート
SWAT-330、想像以上に高性能で使いやすくとても満足しています。モニターレポートと言って良いかどうかのレベルかと思いますが、それらしいものを纏めましたので送らせていたきます。写真は初心者レベルのものですが、初めて追尾撮影に挑戦してみたい方々には参考になるかもしれません。

●第一印象
初めて現物を目にして、インターネットなどで眺めた画像から想像していたよりも、一回り大きく&そして重いことに驚きました。無垢削り出しならではの剛性感と高品質感に性能への期待も高まります。全体の質感が高い中で唯一気になるのがプラスチッキーな極軸クランプです。あと本体にテーパーアダプターを取り付ける際、金属同士が触れ合うので美しいSWATに傷がつかないかなと心配になり養生用のテープを貼り付けて使っています。飾りにもなりそうなほど、工業製品としての美しさを兼ね備えているのでそう思ってしまいます。(笑)

●操作系について
シンプルで誤操作の起きにくいものだと思います。欲を言えばスペシャルモード起動の方法が小さく記載されていれば久しぶりに使う時に思い出せるので良いのでは。(説明書を忘れて一瞬不安になったので。)

●電源に関して
乾電池ボックスが付属されていますが、現代主流の電源はモバイルバッテリーだと思うので、以前紹介されていた5V-USB→12V-昇圧電源コードが標準付属またはオプションだったら良いかも。また、本体背面にモバイルバッテリー用ホルダーなどのオプションが欲しいです。
https://www.amazon.co.jp/dp/B08J2NN73P/ref=cm_sw_r_cp_apa_i_6SG80CPXV5YWCW3S077T

●私のシステム構成について
ビクセンの APP-TL130三脚にアダプターを介して直付。極軸ターンテーブルにスコープテック製ゼロ経緯台を装着。フリーストップのフォーク式赤道儀として実戦投入してみました。耐荷重15kgということで観望用に大きめな望遠鏡を載せることもできますが、撮影には小さめな望遠鏡の方が、ゆとりがある分だけ安心や信頼性につながります。三脚の脚の長さで極軸の調整はできますがやりづらく、やはり極軸微動ユニットは必須アイテムだと感じました。ぜひ追加購入したいです。
今回極軸ターンテーブルの1/4カメラネジに3/8インチカメラネジアダプターを介してゼロ経緯台を取り付けましたが、たった一本の細いネジで経緯台&鏡筒&カメラを支えていると思うと、とても不安です。色々なアダプターを介するほど高さ方向のモーメント荷重が増えてしまうので、出来ればターンテーブルが簡単に脱着できて取り付けネジが1/4インチと3/8インチを付け替えられるようになっていると嬉しいです。

●実際に使用して
今回は焦点距離265mmの直焦点ということでもちろん東側偏荷重スペシャルモードの使用です。剛性感があるので、構図の決定やピントの調整などもやりやすいです。追尾精度に関しては、添付のさそり座一枚もの写真にあるように星はほぼ点像でガイドエラーの確率も少なく、ノータッチ撮影に十分な精度を有していると思います。
 
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●SWAT330の存在意義
初めて手にする高性能ポータブル赤道儀ということであれば、性能&満足度の観点から、無理してでもSWAT-350、出来ればV-specが欲しいと思います。今までいろいろなポータブル赤道儀を使ってきました。(ナノトラッカー、初代ポラリエ、初代ポラリエ+テレスコ工作工房EQ3、スカイメモT、スカイメモNS、Jilva-170)それぞれに、軽くて小さいけど耐久性&信頼性が無かったり、充分に頑丈だけれど形状が使いづらかったり&極軸微動雲台周りの強度が不足したり、ハイテクだけれど機械的工作精度の悪さを感じたり、古くて頑丈で重かったりなど... 一長一短がありました。その中でJilva170をドイツ式へ改造し、極軸にはポールマスター、SWATのリモートコントローラーを使って赤経オートガイドなど、考えられるいろいろな改良を行いましたが、三脚や各軸等のたわみや大気差、極軸設定のズレなどにより高精度追尾をする究極的手段は2軸オートガイドとの結論に至り、SS-Oneで2軸駆動改造して使っていました。ふと、気づいたこと…、それでは普通の赤道儀と何ら変わらないかも(笑)また、パソコンも必要でフィッティング調整にかなりの手間暇がかかります。
そこで〜 SWAT-330! オートガイドをするには当然、星が出ている必要があり、昨今の地球温暖化による曇りがちの天気では常にオートガイドができるというものでもありません。であるならば、2分程度の短時間露光&多枚数コンポジットを前提に必要十分な精度の赤道儀でノータッチ放置ガイド撮影をして、出来たゆとり時間にのんびりと星空を楽しみたい。或いは星景写真にも取り組めます。
そういった観点で捉えれば、強度と耐荷重が高く、必要にして十分なノーマルモードでの追尾精度といざという時には東側偏心荷重スペシャルモードを備えた SWAT-330は「価格と性能のバランスが取れたとても良い選択肢」であると感じています。

どっぷり浸かって本気の撮影も楽しいですが、「のんびりお気軽に美しい星空写真撮影&リアル星見」。多様化の時代、そんなスタンスで楽しめるポータブル赤道儀としてオススメです。
 
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●おとめ座銀河団
2021年2月14日 SWAT-330ノータッチガイド BORG71FL+レデューサー Canon EOS 6D-HKIR ISO1600、120秒×16コマ
 
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●オリオン座 中心部
2021年2月14日 SWAT-330ノータッチガイド BORG71FL+レデューサー Canon EOS 6D-HKIR ISO1600、120秒×16コマ

●参考写真について
撮影した写真の編集になかなか時間をかけられないので、フラットやダーク、サブスクリプションの Lightroom を使わない「簡単手抜き処理」をテーマに画像編集を行っています。具体的にはsequatorでコンポジットの後、スマホのアプリPhotoshop & Lightroom の無料で使用できる機能の範囲で編集しています。ちょっと昔の天体写真みたいで、インスタ映えするような派手さはないですが...(笑) 画像処理も「時間を掛けず、お金も掛けず、お気軽に!」がテーマです。
 
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春の天の川とホワイトデー大火球
2021年3月14日 SONY α7c 固定撮影 名匠光学 11 mm f3.5位 ISO5000、20秒×30コマ
ボーグ71FL+SWAT-330でさそり座カラフルタウンをノータッチ撮影中に飛び込んできた流星は、広角固定撮影でも捉えていました。
 
■係より
このたびは、SWAT-330のモニターレポートお送りいただきまして、ありがとうございました。SWAT-330は性能的に充分ご満足いただけるレベルを確保して、価格をできる限り抑えたSWATのエントリークラスに位置するモデルです。必要に応じて上級機と同等性能へのアップグレード改造も可能にしています。今回のレポートでもスペシャルモード(東側偏荷重限定で±6.5″)を駆使してボーグ71FL+レデューサー(焦点距離265mm)の直焦点をノータッチ追尾で2分露出されていますが、ほとんどロスもなく上出来だったとのことです。レポートにもありますが、現行のSWATシリーズはすべてアルミ削り出し筐体に大型ベアリグを複数採用してるので、本体重量が2.5kg近くにもなってしまいます。気軽にカバンに入れてというわけにはいかないですが、重さも性能のうちということで、たいへん心苦しいですが辛抱していただければと思います。また撮影されましたら、作例コーナー用にぜひお送りください。お待ちしております。
 
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2021年5月10日 (月)

SWAT-350V-spec Premiumノータッチ追尾テスト。

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神奈川県にお住いの丹羽雅彦様から、SWAT-350V-spec Premiumのノータッチ追尾テスト結果をお送りいただきました。
撮影システムは焦点距離288mmのレンズに、センサーのピッチサイズが2.315μmのCMOSカメラ。1ピクセルの画角が1.66″です。この画角は、キヤノン EOS 6Dだと焦点距離およそ800mmの超望遠レンズで撮影したことに相当します。上の実写画像はノータッチで撮影したもので、上段左が180秒露出、右が300秒露出、左右が赤経方向です。180秒では、ほぼパーフェクトな追尾ですが、300秒だと若干楕円になりました。これだけカメラが高画素化して、レンズも高解像になってくると「焦点距離〇〇mmまでノータッチ可能」というようなこれまで表現では、不都合が生じてきますね。EOS 6Dなら300秒露出でも点像だっと思います。画像下はPHD2のガイドグラフです。赤経の振れ(ピリオディックモーション)は±2″程度で、Premiumの公称値±2.8″前後を軽くクリアしています。ちなみにPモーション±2″だと、4秒角のズレですから、この撮影システムだと、計算上、SWAT-350のウォームギア一周期(約7分)で3ピクセルほどのズレになります。1ピクセルも流さない撮影はなかなか難しいですが、Premiumの性能を使いこなして、素晴らしい写真をものにしていただけると、開発者としてはこの上もない喜びです。
 
●SWAT-350/310のPremium改造特価20%OFF(2021年5月末までのお申込み)
SWAT-350/330/310(V-Spec/スタンダード)をPremium相当にアップグレードする改造は、2021年5月末までのお申込みに限り、特価20%引きにて承ります。ご予約のお申し込みはメールにてお申し込みください。メールはタイトルを「Premium改造」としたうえで、こちらからお願いします。
●SWAT-350/310V-Spec(V-spec改造含む) 48,000円(税込52,800円)→ 38,400円(税込42,240円)
●SWAT-350/310スタンダード 90,000円(税込99,000円)→ 72,000円(税込79,200円)
●SWAT-330 110,000円(税込121,000円)→ 88,000円(税込96,800円)
※V-spec(V-spec改造含む)からのPremiumアップグレード改造の追尾精度は、スペシャルモードは東西いずれの偏荷重とも±2.8″前後ですが、ノーマルモードは改造前と同じか若干良くなる程度です。
※スタンダードからのPremiumアップグレード改造の追尾精度は、スペシャルモードは東西いずれの偏荷重とも±2.8″前後、ノーマルモードは東側偏荷重が±5.5″前後、西側偏荷重が±6.5″前後です。
※南半球回転につきましては、スペシャルモードが±4.5″前後、ノーマルが±6″前後です。
※側面パネルのロゴカラーはホワイトになります。
※追加モードのセレクタスイッチパネル表示はシール貼付です。
 
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2021年4月26日 (月)

SWAT-350V-spec Premium、5月1日新発売。

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Frontpanel
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■スペシャルモード±2.8″ 、驚異の超高精度。複数の恒星時モードを搭載したPremium仕様です。

SWAT-350V-spec Premiumは高精度追尾で人気のV-specを極限までチューニングしたプレミアムモデルです。東西両偏荷重に対応したユニテック独自のPEC( Periodic Error Correctionの略 )を搭載し、荷重方向限定スペシャルモードの追尾精度はなんと驚愕の±2.8″前後を実現。ノーマルモードもV-specのスペシャルモードと同等の±4.5″前後を達成しました。SWAT-350V-spec PremiumはSWATシリーズのフラッグシップにふさわしい超高性能プレミアムモデルです。
SWAT-350V-spec Premiumは素材段階からこだわった製造方法を採用しています。まず、ウォームネジは研削後のエンコーダによる事前測定で、東西偏荷重時のモーション差が特に小さい優秀なウォームネジを選別。さらに長年培った匠の技ともいえる歯面研磨を一本一本丁寧に施して追尾精度を極限まで高めています。このようにPremium仕様のウォームネジは数十本に一本の割合でしか得られない貴重なものです。東西偏荷重の差が極めて小さいことは、通常起動(ノーマルモード)したときの追尾精度を高められます。そのため、Premium仕様のノーマルモードはV-specのスペシャルモードと同等の追尾精度(±4.5″前後)を保証しています。また荷重方向限定のスペシャルモードでは、実際の星での実写測定を行い、その結果をモーション補正にフィードバックする独自の手法を取り入れ、±2.8″前後という大型高級赤道儀並みの驚異の追尾精度を実現しています。
新機能としては、従来の「キングスレート」に加えて、天頂付近の追尾に適した「恒星時」と、キングスレートよりさらに遅くして低空の追尾に合わせた「低空モード」を搭載。より正確な日周運動の追尾とPremium仕様の超高精度によって、新たな次元の高品位天体撮影が可能になります。Premium仕様はクラフトマンシップにこだわったハンドメイドのスペシャルバージョンです。
 
SWAT-350V-Spec Premium 5月1日発売
追尾精度±4.5″前後、偏荷重方向限定スペシャルモード±2.8″前後、赤経目盛環搭載、耐荷重量約15kg
希望小売価格 218,000 円(税込239,800円)
※南半球回転につきましてV-specと同等の追尾精度となります。
※超高精度につき生産効率が上がらず、月産数台レベルでしか生産できないため、ご購入前に納期をご確認ください。
※詳細な仕様につきましては、こちらをご覧ください。
 
SWAT-350V-Spec Premium モニターユーザー募集のお知らせ
※モニターユーザーの募集は終了しました。どうもありがとうございました。
SWAT-350V-Spec Premiumをお得なモニター価格でご購入いただけるモニターユーザーを3名様募集いたします。お使いいただいたご感想やご要望などをメールにてお送りください。お送りいただいた内容はブログ等に掲載する場合がございます。(個人情報は掲載しません) モニター機については即納いたします。モニターご希望の方はメールにてお申し込みください。メールはこちらからどうぞ。
モニター価格 180,000 円(税込198,000円
 
従来モデルからPremium仕様相当への改造について
SWAT-350/330/310、V-Spec/スタンダードをPremium相当に改造するアップグレードサービスも受け付けます。価格は以下の通りです。なお、2021年5月末までに改造ご予約いただいた場合は、特価20%引きにて承ります。ご予約のお申し込みはメールにてお申し込みください。メールはタイトルを「Premium改造」としたうえで、こちらからお願いします。
●SWAT-350/310V-Spec(V-spec改造含む) 48,000円(税込52,800円)
●SWAT-350/310スタンダード 90,000円(税込99,000円)
●SWAT-330 110,000円(税込121,000円)
※V-spec(V-spec改造含む)からのPremiumアップグレード改造の追尾精度は、スペシャルモードは東西偏荷重とも±2.8″前後ですが、ノーマルモードは改造前と同じか若干良くなる程度です。
※スタンダードからのPremiumアップグレード改造の追尾精度は、スペシャルモードは東西偏荷重とも±2.8″前後、ノーマルモードは東側偏荷重が±5.5″前後、西側偏荷重が±6.5″前後です。
※南半球回転につきましては、スペシャルモードが±4.5″前後、ノーマルが±6″前後です。
※側面パネルのロゴカラーはホワイトになります。
※追加モードのセレクタスイッチパネル表示はシール貼付です。
  
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2021年4月25日 (日)

Premium仕様に搭載される新たな駆動モード。

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天体の日周運動は大気差によって常に変化していて一定ではありません。上のグラフは北緯40°の場所での天体の見かけの速度を表したもので、40年以上前に海外で発表されたデータを元に当時の天文ガイド誌が記事にしたもののトレースです。その肝心の元記事が見つからず、正確な見方がよくわかりませんが、だいたいは想像がつきますので、ちょっと解説してみます。縦軸は極軸一回転の所要時間でひとキザミが60秒です。ちなみに恒星時は86164秒です。横軸は天体が東から昇って地平高度15°に達した時点から西の空15°に傾くまでの所要時間で、ひとキザミは2時間です。曲線はそれぞれの赤緯値にある天体の見かけの速度の変化です。(元記事を読んでないので、解釈を間違っている可能性があります。正確な見方をご存じの方はぜひ教えていただければと思います。)
さて、この曲線は星の見かけの速度の変化を表していますが、一定の速度(横一直線になる)で日周運動する天体なんて、どこにもないことが分かります。しいていえば、赤緯0°~+40°くらいの天体の南中前後1時間くらいがほぼ一定といえるかもしれません。それどころか常に変動しているのです。ですから、恒星時にしろキングスレートにしろ、固定されたひとつの駆動速度だけでは、天空のどの星も正確に追尾するのは無理なことがご理解いだけると思います。SWATはこれまで、キングスレートと呼ばれる恒星時より極軸一回転で26秒遅い値を採用しています。このキングスレートはこのグラフでもわかるように、北緯40°の場所で赤緯0°の天体が南中したときの速度に合わせています。地平高度がそこそこ高くなった天体の平均的な速度ですから、とても汎用性が高く、通常のご使用にピッタリな速度になっています。近日発売のPremium仕様には、このキングスレート(極軸一回転86190秒)に加えて、理論的な恒星時(86164秒)と低空モード(86230秒)が追加されます。それぞれの速度に適したエリアは上のグラフの通りですが、恒星時は天頂付近の天体の速度にマッチします。具体的には、おおぐま座、はくちょう座、ぎょしゃ座、カシオペヤ座、アンドロメダ銀河などの子午線通過前後3時間程度に適合します。低空モードはアンタレスやさそりの尻尾付近、いて座などの天の川の低い領域やちょうこくしつ座、M83などの南中高度の低い対象に向いています。他にも東西で地平高度が低い対象にもマッチします。地平高度10°以下の昇りはじめや沈む直前は太陽時の方がさらに適しています。グラフを参考にして、それぞれのモードを使いこないしていただければ、より長焦点、長時間でのノータッチ撮影の成功率を高めることが可能です。SWATは長焦点長時間撮影でより完璧な追尾を目指すためのオートガイド(ST-4準拠)にも対応しています。
 
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2021年4月16日 (金)

SWAT-350V-spec Premium 312mm 5分ノータッチ撮影。

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●テスト撮影(アンタレス付近)
ビクセンFL55SS(焦点距離312mm) ニコン D810A 5分露出 SWAT-350V-Spec Premium β仕様 ノータッチ追尾 拡大トリミング
 
Premium仕様のβテストをお願いしている吉田隆行様より実写結果をお送りいただきました。ビクセンFL55SS(焦点距離312mm)に高精細なニコンD810Aを組み合わせて、テスト的に5分露出×10枚のノータッチ追尾を行ったところ、全コマほぼ真円を保ったとのご報告をいただきました。追尾精度的(±2.8″前後)には1~2ピクセルほどのズレになると思いますが、実際にはシーイングの揺らぎなどもあって、実用上充分な星像が得られることが多いです。
今回はPremium仕様の新機能「低空モード」のテストもかねています。低空モードはアンタレスやM8干潟星雲、M83、などの南天低い天体に合わせた追尾速度で、恒星時より極軸一回転で約1分遅い速度になっています。上の画像は撮って出しの中心部を拡大トリミングしたもので、微恒星も点像を保っておりほぼ完璧に追尾できています。吉田さんをはじめとする超ベテランの方は大型メイン機材での撮影に集中しながらも、サブ機も稼働させることが多く、SWAT-350V-spec Premiumのような超高精度な赤道儀であれば、ノータッチほったらかし追尾でも高品位な元画像が得られるので、とても重宝していただけます。追尾精度が高いということは、焦点距離や露出時間を長くできるメリットがありますので、F値の暗いレンズでも性能を引き出せますし、高感度短時間露出で使えば歩留まりが格段に向上します。つまり撮影手法が広がることを意味します。
SWAT-350V-spec Premiumはもう少しテストを重ねて発売したいと思います。近日中にこのブログでモニターを数名募集しますので、興味のある方はよろしくお願いします。

●吉田隆行様のPremiumについてのブログ記事はこちらhttp://blog.ryutao.main.jp/?eid=1040134
  
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吉田さんの撮影システム。とてもスッキリしたお手軽セットですが、鏡筒、赤道儀とも秘めた性能は一級品です。
 
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2021年3月 9日 (火)

アリミゾキャッチャーローレットクランプ仕様に六角穴追加。

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アリミゾキャッチャー(ローレットクランプ仕様)のクランプ部に六角穴を追加しました。手でいっぱいまで締めて、さらに付属の六角レンチで軽く増し締めすると緩む心配はありません。寒い日に手袋をしたまま組み立てるときなど、クランプにトルクをかけにくい場合に便利です。六角レンチでの増し締めは軽く締める程度で充分です。思い切り締めると、樹脂ワッシャーが破損したり、思わぬトラブルのもとになりますのでご注意ください。価格は据え置き、現在販売中の製品はすべて六角穴付の仕様に変更されてます。六角穴付ローレットクランプのみ1,000円(税別)で別売します。
 
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2021年2月18日 (木)

天リフのお題「魔女の横顔星雲」を撮る。

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●魔女の横顔星雲
2021年2月16日19時35分48秒~ キヤノン EF300mm F2.8L IS II USM 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 1分露出×78枚コンポジット ステライメージ9、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premium βによるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
16日の房総半島は風が強くて厳しい感じでしたが、内陸部は21時から0時くらいまでは収まる予報でした。それを信じて出撃しました。18時半前に現地に到着、月没が12時半ですから、それまでは諸々の実験をするつもりで、機材の組み立てに入りました。時々強い風が吹くもののピタッとやむこともあって、もう少し収まればそこそこいけそうな感じでした。最初は天文リフレクションズさんのお題「魔女の横顔星雲」から撮影を開始。月があるので、それなりに仕上がればいいかなぁという程度で挑みました。当初、300mmで5分露出を予定してましたが、時々強い風に煽られるため、1分露出、高感度多枚数撮影に切り替えました。結果90枚撮って12枚がボツ。90%近い歩留まり確保でまずまずの結果でした。こんな日は「高感度短時間露出多枚数撮影法」が一番です。
月も沈み、「さぁこれからだぞ~」という期待がグンと高まってきました。ところが風が収まる気配がありません。それどころか突風混じりに変わってきて、周辺の森がゴーゴー唸っています。試しにトリオ銀河を30枚撮ってみましたが、使えるのは半分程度。なんだかやる気がなくなって、帰りたくなってきました。一応、風が収まらないことを想定して、40mmレンズも準備してましたが、すっかり意気消沈したので早く帰ってとっとと寝ることにしました。この日は強風のため、私が通過した後でアクアラインが通行止めになったようです。早々に切り上げてラッキーでした。 おしまい。(笑)
 
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●トリオ銀河
2021年2月16日21時50分20秒~ キヤノン EF300mm F2.8L IS II USM 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 1分露出×14枚コンポジット ステライメージ9、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premium βによるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
コンポジットなどの初期処理用のソフトをステライメージ7から9にアップグレードしました。8も購入していたのですが7とほとんど変わってなくて、まったく使わず、内心忸怩たる思い(笑)でした。9はファイル表示やコンポジットがかなり高速化されていて快適です。私のように8で悔しい思いをした方も、9のスピードアップには納得できると思います。
※一部機能はアップデートを適用しないと遅いままらしいので、最新版をダウンロードしてください。
 
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2021年2月11日 (木)

600mm4分露出ノータッチ追尾によるかもめ星雲。

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●かもめ星雲
2020年2月9日20時55分40秒~ シグマ 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | C 600mm 絞りF6.3開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 240秒露出×25枚コンポジット ステライメージ9、FlatAidePro、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premiumノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
9日は平日でしたが、Premium仕様の動作確認など、もろもろ試したいことがあったので、近場の房総へ出かけました。 V-Spec Premiumのノータッチ撮影は前回420mm、4分露出(こちらこちら)でしたが、今回、600mm、4分露出にハードルを上げてチャレンジしました。対象は「かもめ星雲」。焦点距離600mmともなると迫力も増してきます。V-Spec Premiumのピリオディックモーションは、±2.5″前後と超高性能ですが、極軸設置誤差、大気差などを考えると、ノータッチ撮影もこのあたりで限界がみえくるようです。もちろん星像の流れをどこまで許容するかや、高感度短時間露出多枚数撮影などで限界も変わってきます。参考に今回撮影のピクセル等倍画像を掲載します。
 
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600mm 4分露出のピクセル等倍画像、横が赤経方向です。25枚中、左が追尾良好なコマ、右が標準的なコマです。EOS 6Dに600mmだと、1ピクセル2.25″になります。左の良好なコマが1ピクセルのズレ、右の標準的なコマが2ピクセルのズレです。V-Spec PremiumのPモーション(1周期約6分50秒)は±2.5″前後ですから、4分露出でこの結果は性能通りということになります。左は合格としても右はどうでしょうか。ちょっと流れすぎと感じる場合は、高感度短時間露出やオートガイドが必要になってきますね。2~3分露出ならほぼ1ピクセル以内のズレに入ると思います。焦点距離600mmのノータッチでこここまで露出ができるポタ赤はSWAT以外にないと思います。

ガイドエラーの原因にはPモーション以外にも極軸設置誤差や機材の剛性不足、大気差、風、軟弱な地盤などいろいろあります。極軸設置については、南中前後の南天の星を撮影して徐々に赤緯方向にズレていくときは極軸の方位誤差が疑われます。赤経方向では、一定速度で東か西にズレていくときは、追尾速度が合ってないか、極軸の高度誤差が考えらえます。たとえばこのかもめ星雲を導入して試写したときは、星が徐々に東にズレいきました。追尾がちょっと速いのですが、赤道より南の天体が南中前後にいるなら、極軸が少し上を向きすぎている状態です。このときは少しだけ極軸を下げてピッタリ追尾することを確認しました。電子極望で合わせたとしても、若干の誤差はあります。長焦点でノータッチ撮影するときには注意が必要です。
 
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焦点距離600mmでノータッチ4分露出のテスト撮影をしていた23時35分過ぎ頃に、流星が飛び込んで来ました。600mmの視野にこれだけ大きな流星が写ったのは初めてです。このとき、クルマの中にいたのですが、サイドミラーがパッと明るくなったので、どなたかのヘッドライトが差し込んだのかと思ったのですが、通過車両もなく、流星だったのかもと思いそのまま忘れてしまいました。翌朝、撮影した画像をチェックしていたら、ドバッと光跡が横切るカットがあったので、最初は派手な飛行機だなぁと思ったんですが、真っ白けの元画像を軽く処理したら、流星でした。まさかあの時のフラッシュが写っていたとは。何かいいことありそうです。(笑)

平塚市博物館の藤井大地さんのTwitterに同じ時刻の火球の情報がありました。
https://twitter.com/dfuji1/status/1359160739244756994
 
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2021年2月 1日 (月)

SWAT-350/310スタンダードモデルにスペシャルモード(PEC)搭載。

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SWAT-350/310スタンダードモデルの追尾精度が20%以上向上!
ピリオディックモーション±7″前後を誇るSWAT-350/310のスタンダードモデルに追尾精度をさらに向上させるスペシャルモード(PEC)を搭載します。ユニテックではV-Specで培ったPEC補正技術をSWAT-350/310のスタンダードモデルにも惜しみなく投入。東側偏荷重時のモーションを不揮発メモリに記憶して、その逆位相で駆動を制御するパーマネントPECによって、Pモーションを20%以上向上させます。その結果、追尾精度はなんと±5.5″前後を達成。ノータッチ撮影の幅が大きく広がります。上のグラフはその一例で約4周期分(約30分間)が記録されています。ノーマルモード(青ライン)では±7″程度ですが、スペシャルモード(緑ライン)では±5″以下まで改善しています。最終追尾試験を室内測定とすることで、検査コストが下げられたため、価格は据え置きです。
※スペシャルモードは北半球の東側偏荷重限定です。南半球ではノーマルモードでご使用ください。

■SWAT-350/310スタンダードモデルへのスペシャルモード追加改造について
SWAT-350/310にスペシャルモード(PEC)を追加するサービスを承ります。改造費は以下の通りです。お申し込みは、タイトルを「スペシャルモード改造」としてメールでお願いします。ユニテックWEBサイト、トップページ右上のお問合せからも送れます。
(1)SWAT-350(DEC搭載モデル) 12,000円(税別)
(2)SWAT-350/310(2018年後期モデル~) 18,000円(税別)
(3)SWAT-350/310(2013年~2018年前期モデル) 28,000円(税別)
(4)SWAT-300(2013年~2017年) 28,000円(税別)
※2013~2018年前期モデルは、側面パネルのモードLEDが四角です。2018年後期モデルからは、モードLEDが丸いです。
※2021年1月にSWAT-350/310スタンダードモデルをお買い求めのユーザー様は特価6,000円(税別)にてアップグレード対応します。お買い求めの日付がわかる領収書または納品書(コピー可)をご提示ください。
※(3)2013年~2018年前期モデルと(4)SWAT-300はオーバーホールを含みます。異常が見つかった場合はご連絡します。
※SWAT-300につきましては、筐体が青(アルマイトまたは塗装)のモデルに限ります。赤いモデルは対象外です。
※お預かり期間は約1週間です。

■V-spec改造との違い
V-spec改造はスペシャルモードの追尾精度がさらに高精度な±4.5″前後で、東西両偏荷重に対応したPECデータを搭載します。ノーマルモード(東側偏荷重時)も±5.5″前後と高性能です。また南半球回転も考慮した設定を施します。改造費は49,000円(税別)です。
 
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2021年1月17日 (日)

撮影画像からPモーションを計測してみよう。

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購入した赤道儀がどれくらいの追尾性能を持っているかは、だれでも気になりますよね。でも、わざわざピリオディックモーション(Pモーション)を測定するのは面倒だという方は、すでに撮影した画像から計測してみてはいかがでしょうか。上の画像は、手もとにあったSWAT-350のデモ機にボーグ72FL+レデューサー(288mm)を載せてノータッチ撮影した画像です。露出は90秒です。(GIFが動かないときはクリックしてみてください)撮影したのはIC2177かもめ星雲ですが、本来は南中前後の赤道付近がいいです。それを外れると結果が甘くなったり、大気差で正確性が落ちることがあります。ま、あまり細かいことは気にせずにやりましょう。ウォーム一回転分の時間の連続して撮影した画像を用意します。恒星時で極軸一回転分の時間(86164秒、キングスレートでは86190秒)をウォームホイールの歯数で割ります。144歯なら10分間分、SWAT-350は210歯なので、6分50秒分が必要です。今回用意したのは90秒露出で4枚、トータル6分間の画像ですが、インターバルが約4秒×3で12秒あるので6分12秒間分です。少し足りてませんが、だいたいの計測なのでこれで進めます。4枚を位置合わせしないでそのまま比較明合成したのが下の画像です。赤経方向は左右です。青いラインを引いてみましたが、2ピクセルのズレがあります。次に1ピクセルの画角を求めます。求め方はこちらのブログに書いてありますのでご覧ください。で、1ピクセルは4.7″になります。2ピクセルのズレでトータル9.4″ですから、Pモーションは±5″くらいと計算できます。露出が若干足りてないことと、赤道から外れていますので、実際にはもう少し悪くて、±6″くらいと思います。そのほか、極軸設置誤差、大気差、機材の剛性不足による撓みなどが複合して影響してきますので、Pモーションがすべてではないですが、数周期分連続撮影して赤経方向に行ったり来たりしてる成分はPモーションとみて間違いないといえましょう。撮影途中にピント確認などで一時的に機材に触ると少しズレるので、精度測定の時には気をつけましょう。30分以上放置撮影した後半が安定してて良いと思います。この冬、赤道付近の馬頭星雲やオリオン大星雲を撮影した方は、その画像から計測してみてはいかがでしょうか。
 
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2021年1月10日 (日)

SWAT-330、1月22日新発売!

Swat300image
Swat330
■抜群のコストパフォーマンス、SWAT-330新発売。スペシャルモードで±6.5″を実現。
SWAT-330は絶大な人気を誇るSWAT-350をベースに、コストパフォーマンスを徹底追求したお求めやすいモデルです。これまでのSWATシリーズは最終的に実際の星を使ってピリオディックモーションを計測して精度保証していましたが、SWAT-330では新開発のPモーション室内測定システムで効率のよい精度確認が可能になりました。それにより検査コストを抑え、魅力的な価格を実現しました。肝心の追尾精度はV-specで培ったユニテック独自のPEC( Periodic Error Correctionの略 )技術を投入。ノーマルモードで±14秒角前後と中望遠レンズをノータッチ撮影できる追尾精度を確保しました。さらに東側偏荷重限定で±6.5秒角前後まで向上させるスペシャルモードを搭載し、焦点距離300mmクラスのノータッチ撮影も可能にしています。もちろん、PEC設定は出荷前にメーカーにて行いますので、ユーザーはPECを意識することなくお使いいただけます。 赤緯(DEC)モードも標準で装備していますので、すでにSWAT-350をお持ちのユーザーの赤緯用としても最適です。超高精度なポータブル赤道儀SWATがより身近になりました。

SWAT-330 1月22日発売
追尾精度±14″前後、東側偏荷重限定スペシャルモード±6.5″前後、赤経目盛環搭載、耐荷重量約15kg
希望小売価格 108,000 円(税別)
※V-spec相当へのアップグレード改造も可能です。価格69,000円(税別)

SWAT-330 モニターユーザー募集のお知らせ
※モニターユーザーの募集は終了しました。どうもありがとうございました。
SWAT-330をお得なモニター価格でご購入いただけるモニターユーザーを3名様募集いたします。お使いいただいたご感想やご要望などをメールにてお送りください。お送りいただいた内容はブログ等に掲載する場合がございます。(個人情報は掲載しません) モニター機については即納いたします。モニターご希望の方はメールにてお申し込みください。メールはこちらからどうぞ。
モニター価格 89,000 円(税別)
 
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2021年1月 8日 (金)

天文ガイド2021年2月号にSWAT-350V-spec Premiumが登場。

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現在発売中の天文ガイド2月号にSWAT-350V-spec Premium(βバージョン)が掲載されました。タカハシEM200や往年の名機160JP、ビクセンのフラッグシップAXD2など、実際に計測された追尾精度とともに詳しい記事になっています。SWAT-350V-spec PremiumはV-specの精度をさらに高めた特別仕様で、現在開発最終段階です。並み居るライバル(?)機に勝るとも劣らない追尾精度で誌面を飾っています。執筆は中西昭雄さん、SWAT開発にも関わる陣馬写真工業の土生祐介さんも協力しています。お近くの書店で立ち読みではなく、ぜひお買い求めください。(笑) 通販でもお求めいただけます。
ご自身の赤道儀の追尾精度が気になる方は、陣馬写真工業さんで測定サービスを始めるそうなので、こちらから問い合わせてみてください。

■天文ガイド 2021年2月号
特集は「はやぶさ2の帰還」「エラスムス彗星」「火球流星自動観測システム」「ナローバンドフィルターで天体写真を光害地撮る」などなど、盛りだくさんの内容です。いちばん注目の記事はもちろん中西さんのです!(笑)

●誠文堂新光社のホームページはこちらhttps://www.seibundo-shinkosha.net/
●天文ガイドのサイトはこちらhttps://www.seibundo-shinkosha.net/tenmon/

 

2020年12月26日 (土)

420mm4分露出ノータッチ追尾によるM45すばる。

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●すばる
2020年12月17日20時45分30秒~ キヤノン EF300mm F2.8L IS II USM+EXTENDER EF1.4×III 焦点距離420mm F4 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 4分露出×25枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premium βによるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
前回の馬頭星雲に続いてSWAT-350V-spec Premiumによるノータッチ追尾の作例です。焦点距離420mm、露出4分です。26枚撮影して、ボツは1枚だけでした。ノータッチ追尾でもかなりの歩留まりを確保できます。メイン機材としてはもちろんですが、ベテランの方のサブ機として、放置撮影でも良質な元画像が得られます。次回は理論恒星時(天頂付近)と低空モードでのノータッチ追尾テストを行いたいと思います。
Premium仕様は、焦点距離500mmクラスで5分露出のノータッチ撮影ができる精度を目指していますが、それくらいの性能があれば、焦点距離300mm以下の2~3分露出は安心して任せられます。オートガイドの煩わしさもないので、現地でサッと組み立て、チャッと撮影して、パッと片付けられます。それでもハイクォリティの画像が撮れる。これがPremiumの魅力です。
 
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2020年12月21日 (月)

420mm4分露出ノータッチ追尾による馬頭星雲。

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●馬頭星雲付近
2020年12月17日23時23分05秒~ キヤノン EF300mm F2.8L IS II USM+EXTENDER EF1.4×III 焦点距離420mm F4 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 4分露出×30枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premium βによるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
SWAT-350V-spec Premium追尾テスト画像の第2弾です。焦点距離420mm、前回の3分露出からさらに延ばして4分露出ノータッチです。対象はピリオディックモーションの影響が一番大きい赤道付近の馬頭星雲です。追尾は概ね良好で、若干流れたカットもありましたが、撮影した30枚をすべて使って処理しました。下にピクセル等倍のGIFを掲載してますので、星像をご覧ください。SWATの恒星時(キングスレート)は赤道の天体が南中したときの見かけのスピードですので、この付近の天体の南中前後はほぼ完璧に追尾できます。ピリオディックモーションが大きいと、遅くなったり速くなったりを繰り返しますので、赤経方向に流れますが、V-spec Premiumなら±2.5″前後ですので、焦点距離420mmで4分露出でも作例画像の通り、ほぼ点像で写せます。
 
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焦点距離420mm、4分露出、14枚連続撮影した画像を位置合わせずにピクセル等倍で切り出してパラパラ動画にしました。キングスレートでほぼ合致していますが、下(南)方向にズレていきますので、極軸が少し東向きになっているようです。このような時は、ピント確認などで撮影を中断したときに微調整してやるとより完璧な追尾ができます。私は方位微動ネジを適当にほんのちょっと回して調整してますが、何回かやるとだいたい合います。当然ですが、調整した分、構図もズレます。ただ極わずかですから無視してそのまま撮ってます。
 
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2020年12月19日 (土)

420mm3分露出ノータッチ追尾によるアンドロメダ銀河。

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●M31アンドロメダ銀河
2020年12月17日19時19分00秒~ キヤノン EF300mm F2.8L IS II USM+EXTENDER EF1.4×III 焦点距離420mm F4 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 3分露出×5枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premium βによるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
SWAT-350V-spec Premiumの実証追尾テスト中です。以前、恒星時速度の最適化を行うことを書きましたが、キングスレート(86190秒)は汎用性が高く、絶対に外せない基本的なスピードですので、追尾速度を追加する方向で検討しています。おそらく、キングズレートより速い理論恒星時(86164秒)と少し遅いアンタレスや干潟星雲付近の見かけのスピードを追加することになると思います。恒星時の追尾速度は3つから選べることになり、守備範囲が大幅に広がります。500mmクラスで5分のノータッチ撮影を目指していますが、なかなか難しいです。素直にオートガイドすればいいのですが、ここは意地になって究めたいと思います。
画像はキヤノンのサンニッパに1.4×リアコンをつけて420mmでノータッチ撮影したアンドロメダ銀河です。3分露出ですが、星像は許容範囲に収まっています。この日の薄明終了直後の天気は、房総半島の南半分に雲が多く、スッキリした快晴とはいきませんでしたが、そのまま、アンドロメダ銀河を20枚近く連続撮影しました。やはり、流れてくる雲に邪魔されて、多くがボツになりました。クリアーに撮れたのはわずかに5枚(15分間)。それをコンポジットして仕上げました。15分露光にしてはまずまず写ったかなぁと思います。
 
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焦点距離420mm、3分露出、13枚連続撮影した画像を位置合わせせずにピクセル等倍で切り出してパラパラ動画にしました。撮影時のアンドロメダ銀河は地平高度70°付近です。星が西に動いて行きますので、キングスレートだと若干追尾が遅いです。理論恒星時がマッチしそうです。下(南)方向のズレは極軸誤差と思われます。
 
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2020年12月 4日 (金)

シグマ APO 300mm F2.8によるクリスマスツリー星団付近。

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●クリスマスツリー星団付近
2020年11月22日3時01分55秒~ シグマ APO 300mm F2.8  絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×37枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premiumによるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
21日の遠征で最後に撮影したクリスマスツリー星団付近です。赤青黄色と華やかなエリアで、焦点距離300mmフルサイズが画面一杯になります。これも構図がイマイチで、左の散光星雲が切れてしまいました。もう少し左に向ければよかったです。この日はこれまで無風快晴の好条件でしたが、薄明が始まる1時間くらい前から雲が広がり始め、最後に狙っていたエラスムス彗星は撮れませんでした。それでも1軸2台体制で、Premiumバージョンの追尾テストもかねて、そこそこの収穫があったのでよしとしましょう。
ほかにも収穫がありました。もう一台のSWAT-350では600mmでノータッチ撮影していましたが、これまで600mmクラスはオートガイドばかりで本格的にノータッチ撮影したのは初めてでした。今回の撮影では、搭載しているキングズレート(極軸一回転86190秒)では、追尾がやや速く、太陽時(86400秒)の方がマッチしていて、その結果、ピリオディックモーションは必要精度に充分収まっているにもかかわらず、駆動速度で露出限界が決まってしまうということになりました。星の動きは、同じ地平座標でも、観測地の標高、気象条件、極軸の設置精度などで微妙に変化するといわているため、一定の速度で完璧に追尾するのは無理で、オートガイドが理想的ですが、せっかくの高精度をノータッチ撮影で活かすために、できるかぎり適合する値を見つけて、次回は微調整した追尾速度でさらなる長時間露出のテストを行いたいと思います。Premiumバージョンには最終的に複数の恒星時モードを搭載することになるかもしれません。
 
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2020年11月29日 (日)

シグマ APO 300mm F2.8によるM78付近。

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●M78付近
2020年11月21日22時57分03秒~ シグマ APO 300mm F2.8  絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×54枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premiumによるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町

バーナードループを挟んでM78(右下)とLDN1622(左上)暗黒星雲、その下のバーナードループと重なった黄色い星の散開星団がNGC2112です。3年前に縦構図で撮影してますが、今回は横構図にしてみました。さまざなま焦点距離で楽しめるとてもカラフルで美しいエリアです。前回ブログに掲載した三つ星付近と一部重なるので、2パネルモザイク合成してみました。下に掲載します。
 
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周辺を撮影して広げてみたくなりますね。オリオン大星雲や魔女の横顔星雲、エンゼルフィッシュなどが加わると、面白そうです。
 
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2020年11月27日 (金)

シグマ APO 300mm F2.8によるオリオン座三つ星周辺。

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●オリオン座三つ星周辺
2020年11月22日1時11分58秒~ シグマ APO 300mm F2.8  絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×44枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premiumによるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
シグマ 150-600mm F5-6.3 コンテンポラリーズームでの撮影と平行して、もう一台のSWAT-350V-spec Premium β仕様にシグマ APO 300mm F2.8を搭載して、撮り頃を迎えたオリオン座の三つ星付近を狙いました。F2.8と明るいため、1時間半程度の総露出でもそこそこ分子雲を炙り出せました。ですが、縞々のノイズがひどくて出来は良くないです。この縞々ノイズ、何が原因なのかつかめてないですが、フラットの枚数が不足してるのかもしれません。それと輝星のゴーストが出てます。すでに生産終了の古いレンズですが、コーティングがイマイチのようです。後期型はコーティングが改良されているらしいので、ゴーストが解消している可能性があります。そして最悪なのが構図。光量損失の少ない中心部で三つ星を撮ろうとしたため、オリオン大星雲が中途半端に入り込んでしまいました。これなら、もう少し下に向けて、オリオン大星雲を取り込んだ方がよかったです。センスの無さが悲しいです。そんな中でもV-spec Premiumの追尾は良好で、45枚中、失敗カットは1枚だけでした。その失敗カットを下に掲載します
 
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失敗カットのJPEG撮って出し。45枚撮って一枚だけこんなに酷いのがありました。輝星を見ると大きく暴れていることがわかります。また赤緯方向に跳ねて、二重星のようになってます。突風に煽られても似たような結果になりますが、当日はほとんど無風に近かったので、おそらく三脚かどこかに触ってしまったことが原因と思われます。
 
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2020年11月25日 (水)

シグマ150-600 F5-6.3コンテンポラリーによるバラ星雲。

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●バラ星雲
2020年11月22日2時15分37秒~ シグマ 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | C 600mm 絞り F6.3 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 120秒露出×60枚コンポジット 短時間露出をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premiumノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
SWAT-350V-spec Premiumのテスト撮影に挑んだ21日の夜、月没後にオリオン大星雲から撮影を始めて、続いて選んだのがバラ星雲。2分露出で60枚のノータッチ連続撮影ですが、流れたカットはゼロ。すべてコンポジットに使えました。やはりノータッチ撮影は楽チンですね。F6.3で2時間の総露出では、星雲を炙り出すにはまだまだ足りません。暗部が荒れてしまってますが、迫力優先ということで細かいところは見て見ぬふりをしましょう。(笑) 新規導入したシグマ 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM コンテンポラリーズームは10cm近い大口径の割りにリーズナブルなお値段でなかなかの高性能です。下にJPEG撮って出しの中心と周辺のピクセル等倍切り出し画像を掲載します。
 
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キヤノンEOS 6D(HKIR)で撮ったシグマ150-600mm F5-6.3 C/600mm F6.3 絞り開放のピクセル等倍画像。開放でも充分に使えます。周辺減光はソフトウェアの簡易補正でも、かなりフラットにできました。上のバラ星雲も前回ブログのオリオン大星雲もフラット補正はステライメージ7の簡易補正です。

 
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2020年11月23日 (月)

シグマ150-600 F5-6.3コンテンポラリーによるM42オリオン大星雲。

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●M42オリオン大星雲
2020年11月21日23時11分28秒~ シグマ 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | C 600mm 絞り F6.3 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 180秒露出×54枚コンポジット 短時間露出をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premiumノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
好天に恵まれた14日に続いて、昨日も無風快晴予報で、絶好の撮影日和となりました。今年はなかなかチャンスがなかったのですが、ここにきて二週連続で好条件となり、これを逃すとまたいつになるかわからないので、頑張って出かけてきました。といっても東京からわずか1.5時間の房総半島です。気軽な近場でこれだけの撮影ができる魅力は捨てがたいです。さて、今回はシグマ150-600mm F5-6.3コンテンポラリーズームを600mm(F6.3)にセットして、SWAT-350V-spec Premium βにて3分間のノータッチ撮影を行いました。54枚連続で撮影(途中ピント確認の中断あり)して、若干流れたコマもありましたが、コンポジットには問題なしと判断して、すべて使いました。F6.3で2.5時間程度の総露出ですから、炙るには露出不足です。それでも強引に処理して、そこそこ迫力ある姿に仕上げてみました。ステライメージ7でコンポジットするときに加算平均σクリッッピングで2を指定しましたが、人工衛星の軌跡が残りました。もっと小さい値にしたほうがよさそうですね。V-spec Premiumのβテストも大きな問題は出てませんが、焦点距離600mmで数分のノータッチをすると、撮影エリアにもよりますが、キングスレート(キングさんが提唱した恒星時よりやや遅い速度)でもまだ速く、だんだんズレが出てきます。キングスレートは40年ほど前に標高1,100mの八ケ岳観測所で外山電子の外山さんや平林さんが検証して問題ないとした値なので、もっと低地だとそれよりさらに遅い方がマッチするかもしれません。全天をひとつの速度でカバーするのは無理なのですが、SWATで長焦点撮影した時に星が東方向に流れるときは、駆動セレクタを太陽時にセットしてみてください。太陽時は大気差を考慮してませんので、キングスレートよりほんのわずかに遅いだけです。その方が、より正確に追尾できる可能性があります。ぜひお試しください。ちなみに、上のオリオン大星雲は太陽時でノータッチ追尾しました。今後、実証テストを重ねて駆動速度をより使いやすい速度に微調整して、500mmクラスで5分程度のノータッチ撮影を可能にしたいと思います。
 
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2020年11月21日 (土)

FUJI X-T4によるオリオン座中心部。

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●オリオン座中心部(2パネルモザイク)
・上部 2020年11月14日23時49分44秒~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞り F2 富士フイルム X-T4 ISO400 120秒露出×30枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premium β ノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
・下部 2020年11月14日22時32分29秒~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞り F2 富士フイルム X-T4 ISO400 120秒露出×30枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premium β ノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
赤い星雲が無改造でもよく写る富士のX-T4による作例第2弾です。カリフォルニア星雲とすばるを撮影した後、オリオン座にレンズを向けました。上下2パネルモザイクにしましたが、どうも構図が中途半端で、イマイチでした。横構図で3パネルにすれば、リゲルや魔女の横顔星雲、バーナードループも取り込めたかもしれませんね。X-T4はAPS-Cでちょっと狭い画角なので、フルサイズだとまた違った感じになるかもしれません。さて、この日はC/2020 M3アトラス彗星がγ星(ベラトリクス)付近を移動中で、そのエメラルドグリーンの美しい光芒が華を添えてくれました。撮影は天体用として定評のあるシグマ105mm Art。上部、下部ともSWAT-350V-spec Premium βにて、2分露出×30枚のノータッチ連続撮影です。結果はロスレスで歩留まり100%でした。焦点距離105mmなら楽勝ですね。今回もそれぞれ単独の画像とJPEC撮って出しも掲載します。
 
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●上部
 
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●下部
 
Jpg
●JPEG撮って出し
 
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2020年11月18日 (水)

FUJI X-T4によるカリフォルニア星雲~すばる。

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●カリフォルニア星雲~すばる(2パネルモザイク)
・カリフォルニア星雲 2020年11月14日19時52分30秒~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞り F2 富士フイルム X-T4 ISO400 120秒露出×29枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premium β ノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
・すばる 2020年11月14日21時5分16秒~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞り F2 富士フイルム X-T4 ISO400 120秒露出×30枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premium β ノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
先週末の14日は、V-spec Premiumのテストを兼ねて房総まで遠征しました。SWATを2台並べての撮影でした。一台はシグマの150-600mmコンテンポラリーズームのファーストライト。こちらは富士フイルムX-T4(ノーマル)での赤い星雲の写りのチェックということで、いろいろ慣れないこともあって、問題も発生し、スムーズにはいきませんでした。当初、X-T4には300mm F2.8をつけて撮影の予定が、マウントアダプターとの相性が悪く、エラーが出たり出なかったりを繰り返すため、本番撮影には至らず。レンズを105mm F1.4 Artに変えたら、エラーが出なくなったので、ようやく撮影を開始しました。X-T4は作例の通り、ノーマルでも赤い星雲が写ります。これは大きなアドバンテージです。また、リモコンがなくてもインターバル撮影ができて、とても便利です。ただミラーレス機は電池の消耗が速い傾向があるので、オプションの電池グリップを使用して撮影しました。これなら電池は一晩安心です。さて作品ですが、300mmで大迫力の北アメリカでも撮ろうかと思っていたのですが、レンズのトラブルで時間を浪費してる間に光害の中に傾いてしまったので、対象を変更。東に昇ってきたカリフォルニア星雲とすばるのモザイク合成を前提に構図を決めて、1時間の連続撮影としました。うわさ通りにノーマル機でも赤い星雲が写ります。これは嬉しいですね。すばるの青もきれいですし、房総の空でも1時間露出で分子雲も写りました。これ以上炙るにはもう少し露出が欲しいところです。V-spec Premiumのテストとしては焦点距離105mmでは短かすぎますが、久しぶりの天体撮影でミスもしたくないので、これでよしとしましょう。
 
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富士フイルムX-T4。オプションのバッテリーグリップで一晩安心。(機材提供 外山電子/富士フイルムイメージングシステムズ株式会社)
改善希望点はタイムの露出が倍刻み(1分、2分、4分、8分…)なので、細かい露出時間の設定ができず、露出開始時間設定も短い側が0か1分単位で、秒単位の設定ができない点。以前S社のカメラをテストしたことがありますが、赤い星雲が写る点で富士の方が圧倒的にお勧めできます。
 
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撮影風景。当初300mm F2.8で撮影を予定してましたが、レンズエラーが頻発して諦めました。こんなときは電気接点をセロテープなどでマスクすれば、使える可能性もあります。システムはシンプルフォークDX2にカウンターウェイトをつけてシステムを組みました。ただシンプルフォークDX2のアルカスイス回転ユニットでは300mm F2.8はちょっと荷が重いです。200mm F4くらいまでがお勧めです。※画像の本体は社内試験機で製品とは外観が異なります。

モザイク合成する前の単品画像も掲載します。
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●カリフォルニア星雲
 
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●すばる
 
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2020年11月16日 (月)

C/2020 M3 アトラス彗星。

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●C/2020 M3 アトラス彗星
2020年11月15日1時10分43秒~ シグマ 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM | C 500mm 絞り F6.3 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 120秒露出×10枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premiumノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町 ※下は彗星核基準コンポジット、トリミング
 
先週末の土曜日は、超久しぶりの新月期の週末の一晩中の快晴! これだけ「の」が揃ったら遠征しないわけにはいきません。撮影自体も久しぶりなので、こんなときはミスをしがちです。そこで、新規導入したシグマの150-600mm コンテンポラリーズームに機材を絞り、赤道儀はSWAT-350V-spec Premium β版でテストを兼ねてのノータッチお気軽追尾としました。撮影は焦点距離500mm F6.3、2分露出ですが、10枚連続で追尾エラーなし。上々の結果でした。画像はオリオン座を移動中のアトラス彗星。先日のネオワイズ彗星と比べてはいけませんが、尾もないし、やっぱりショボく感じちゃいます。でもまぁ、普通の彗星はこんなもんです。
この日は、SWAT-350V-spec Premium βをもう一台持って行きまして、そちらは富士フイルムのX-T4で撮りました。結果は後日ブログで紹介します。
 
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V-spec Premiumのノータッチ追尾テスト用に新規導入したシグマ 150-600 F5-6.3 コンテンポラリー。価格も実売10万円ちょっとでリーズナブルです。しばらく使ってみて、よさそうならブログでお勧めしようと思います。
 
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撮影風景。マルチ赤緯ブラケットアルカスイスキャッチャー、新発売のアルカスイスレールLでしっかり固定しています。
 
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2020年10月17日 (土)

V-spec Premiun 開発中。

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赤道儀の性能を表す指標のひとつが追尾精度(ピリオディックモーション)で、誤差が角度で表されます。ユニテックではSWATをシリーズ発売当初より、このピリオディックモーションに徹底的にこだわりをもって開発に取り組んできました。2013年に発売したSWAT-300/350は±7″前後という超高精度を保証して評価をいただいてますが、昨年、さらに高性能なV-specを発売して、ポータブル赤道儀としては孤高の±4.5″(スペシャルモード)を実現。上級天文ファンも驚く高性能で評価を高めています。ユニテックではさらなる高みを目指して技術開発を続け、この秋、驚愕の追尾精度±2.5″(スペシャルモード)を達成することに成功しました。

上の画像は開発中の2台の「V-spec Premium」のピリオディックモーションを測定したものです。焦点距離1200mmで2周期ちょっと(約15分間)撮影しています。一周期(約7分)がわかりやすいように階段状に撮影しました。測定結果(Pモーション)はなんと±2″前後! 驚異的な追尾精度となりまた。この精度は市販赤道儀で最高クラスの追尾精度になります。画像の通り、1200mmで撮影しても赤経方向(写真の上下方向)の動きはわずかですから、一周期(約7分間)の露出でもほとんど流れないことを表しています。2周期目も直線ですからつなげて考えるともっと露出しても流れはわずかです。実際には、極軸の設置精度や大気差によるズレ、搭載機材の撓みなどで流れてしまいますが、500mmクラスで5分露出程度までは充分に使える精度と思います。
基本的な技術開発は終了しており、これから社内試作機で実証試験やβユーザー様やモニターユーサー様によるテストで検証して、問題がなければ来年中には発売できる見込みです。ただし、ものすごく手間がかかるので、生産台数は月数台が精一杯です。受注生産のような形を取らざるを得ないかもしれません。 どうぞご期待ください!
 
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上はV-spec Premiumのテストをお願いしている吉田様のブログです。初回撮影は無事にうまくいったようです。ブログには焦点距離500mmで5分間ノータッチ追尾したM31アンドロメダ銀河が掲載されていますので、ぜひこちらをご覧ください。高精細なニコンD810Aで撮影されたピクセル等倍画像も掲載されています。完璧な追尾です。
 
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2020年10月11日 (日)

AS回転ユニット、新発売。

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アルカスイスレールに対応したキャッチャー付きの粗動回転ユニットです。取付は3/8インチカメラ太ネジ、太ネジアダプターで1/4インチカメラネジに対応。付属のアダプターによって、アルカスイスキャッチャーにも適合します。強度的に広角から200mm望遠程度までがお勧めです。外径には2°刻みの目盛りが刻まれていますので、赤緯用として便利です。

※中国製に付き、目盛りの間隔が一定ではありません。正確性が求められる場合はご注意ください。。
※付属のアルカスイスキャッチャーに勘合するアダプターをご使用の場合、抜け止め機構がありませんので、誤ってクランプを緩めると機材が落下する恐れがございます。充分にご注意ください。取付はカメラネジがお勧めです。

■AS回転ユニット 10月20日新発売
ステンレス製太ネジアダプター付き
希望小売価格 5,800円 (税別)
※中国製につき、小傷がございます。
※直径60mm(クランプ部除く)、重さ約198g

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前回ブログに掲載したが画像ですが、2軸目と3軸目にAS回転ユニットを使用しています。このような3軸撮影システムもアルカスイスレールとAS回転ユニットを使えば、いとも簡単に構築できますので、ぜひお役立てください。
 
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2020年10月 9日 (金)

アルカスイスレール、新発売。

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●アルカスイスレールL
 

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●アルカスイスレールS
 
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●AS補強ブラケット
 
シンプルフォークDX2に使用しているアルカスイス互換レールを単品販売いたします。贅沢な12mm厚のアルミ無垢材から削り出していますので、組み合わせて使用しても充分な剛性を確保できます。
 
■アルカスイスレールL 10月20日新発売
12mm厚アルミ合金削り出し、1/4インチカメラネジ2本付
希望小売価格 5,800円 (税別)
※中国製につき、小傷がございます。
※長さ200mm、幅38mm、厚み12mm、重さ約214g。

12mm厚のアルミ無垢材から削り出した長さ200mmの高剛性アルカスイス互換レールです。その強度はシンプルフォークDX2で実証済みです。下の組み合わせ参考画像のようにレールをL字型に組んで、3軸構成のシステムも簡単に構築できます。アリミゾレール2にも直付けで取り付けることもできます。35mm間隔で配された複数のM6ねじ穴や付属の1/4インチカメラネジ用の長穴も用意されていますので、テーパーキャッチャーはじめ、アルカスイスキャッチャー、カメラネジ対応の機材も自在に搭載可能です。付属の1/4インチカメラネジは一般的な5mmの六角レンチ対応です。
 
■アルカスイスレールS 10月20日新発売
12mm厚アルミ合金削り出し
希望小売価格 2,800円 (税別)
※中国製につき、小傷がございます。
※長さ112mm、幅38mm、厚み12mm、重さ約112g。

アルカスイスレールLと組み合わせてL字型を構築するためレールです。アルカスイスキャッチャーに勘合する側面の溝とSWATのターンテーブルに直接ネジ止めするためのザグリ穴があります。このプレートは接続用で機材の搭載はできません。
 
■AS補強ブラケット 10月20日新発売
希望小売価格 2,800円 (税別)
※中国製につき、小傷がございます。
※長さ30mm、幅37.5mm、厚み5mm、重さ約26g。

アルカスイスレールLやアルカスイスレールSをL字型に組み合わせるときに使用する5mm厚の補強用ブラケットです。剛性が一段とアップし、撓みにくくなります。

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参考画像のシステム構築例は、アルカスイスレールとAS回転ユニットを使用して3軸にしたものです。カウンターウェイトを取り付け、機材のバランスを調整することで、操作性を高めています。3軸撮影の例として、3軸目の回転軸を天の川の極の方向(かみのけ座)に向けると、天の川のパノラマモザイク作品を効率よく撮影することができて便利です。こういった、広角から中望遠程度までのモザイク撮影にうってつけのシステムを簡単に構築できます。
一番下の画像は、アリミゾレール2にアルカスイスレールLを直接ネジ止めした一例です。アルカスイスキャッチャーに比べてより頑強に固定できるアリミゾキャッチャーが使えるため、一段と剛性がアップするほか、スライド幅に余裕があるのでバランス調整にも有利です。
 
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2020年10月 5日 (月)

シンプルフォークDX2、新発売。

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シンプルフォークDX2は、従来のシンプルフォークDXの機能を継承した軽量で扱いやすい赤緯ユニットです。板厚はこれまでの8mmから50%増した12mm無垢材を使用。高い剛性を確保し、さらにアーム部を延長して、使い勝手を大幅に向上させました。赤緯回転部にはアルカスイス準拠のキャッチャーを備えた粗動回転ユニットを装備しています。アルカスイス互換のL型カメラブラケットを使用すれば、縦構図と横構図を切り替えることができます。目盛りは赤緯体として使いやすい2°刻みですので、赤経目盛環と合わせた天体導入もスムーズです。シンプルフォークDX2は、焦点距離200mm程度のまでの望遠レンズでのご利用に最適です。

シンプルフォークユニットDX2は、アルカスイスキャッチャーにワンタッチで簡単に取り付けできます。付属のM6キャップボルトを使えば、SWATのターンテーブルに直接取り付けることもできます。その他、アーム部分に、35mm間隔のM6ねじ穴を5箇所開けてあります。カウンターウェイトやテーパーキャッチャー、アルカスイスキャッチャーなどを取り付けて、便利にお使いいただけます。さらにアルカスイス互換のレール溝が設けてありますので、他社製互換パーツもご使用いただけます。
このように ユーザー様のアイデア次第で、様々な用途に対応できます。なお、フォーク式はカメラのファインダーがのぞきにくい天空が生じるので、カメラはバリアングル液晶を備えたカメラボディがお勧めです。 使いこなしは、ユーザーのみなさまのアイデア次第です。ぜひご活用ください。

■シンプルフォークDX2 10月15日新発売
中国製アルカスイス準拠粗動回転機構、70mmレール付き
希望小売価格 17,000円 (税別)
※高さ230mm、幅70mm、重さ約623g。
※中国製につき、小傷がございます。
 
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上のサンプル画像は重量級のシグマ135mm F1.8 Art/シグマ 105mm F1.4 Artを搭載しています。カウンターウェイトを使用することで、重量級望遠レンズでも安定した操作が可能です。アーム部に装着したキャッチャー類は、取付の参考のためです。また上部の回転ユニット以外はオプションです。なお、シンプルフォークDX2に使わていれる12mm厚無垢材削り出しアルカスイス互換レールも近日中に単品販売の予定です。
 
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2020年10月 3日 (土)

アリミゾレール2、新発売。

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アリミゾレール2は従来のアリミゾレールを一回り大きくし、板厚も12mmと厚くなって、より強化された仕様になりました。従来通り、アリミゾキャッチャーでワンタッチ取り付けできるほか、ザグリ穴で直接ターンテーブルに固定することもできます。

機材の取り付けについては、回しやすいピンハンドル付きのカメラネジが2本付属しますので、雲台やカメラの固定に便利にお使いいただけます。ネジ穴は、35mm間隔でM8とM6を複数ご用意しました。 画像のように横面にも35mm間隔のM6が開けてあります。これらをご利用いただくことで、テーパーキャッチャーやアルカスイスキャッチャーなどを自由に配置して便利にお使いいただけます。キャッチャー類には、テーパーアダプター、回転ユニット、アルカスイス互換のレール類など、様々なパーツが装着できます。 使いこなしは、ユーザーのみなさまのアイデア次第です。ぜひご活用ください。

■アリミゾレール2 10月10日新発売
ピンハンドル付きT型カメラネジ2本付
希望小売価格 9,800円(税別)
※サイズ240×50×12(mm)、重さ約356g。
※中国製につき、小傷がございます。
 
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画像の通り、組み合わせはさまざまです。ユーザー様が使いやすいように自由な発送でご活用ください。アルカスイス互換の新型シンプルフォークDX2(近日発売予定)との親和性も高く、アルカスイスキャッチャーのほか、キャップボルトでも直接固定できます。シンプルフォークDX2に使われるアルカスイス互換のレール類も、12mm厚のアルミ材を削り出したもので、剛性は抜群。これらのレールや補強ブラケットも別売を予定していますので、ぜひご利用ください。
 
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2020年10月 2日 (金)

中秋の名月。

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■撮影データ
2020年10月1日23時32分~ ボーグ 107FL+ケンコー2×テレプラス (合成焦点距離/1200mm F11.2) キヤノン EOS 6D ISO200 1/250秒×13枚コンポジット RegiStax6 Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒
 
このところブログも完全にサボってしまって、申しわけありません。たまには更新しないと忘れられそうなので、中秋の名月を超久しぶりに撮ってみました。月の撮影は昨年1月以来で、なんと2年近く撮ってませんでした。すっかり手順を忘れて、いろいろ難儀しました。(笑) さて、この夏は、ピリオディックモーション補正のさらなる向上を目指して、かなり根を詰めて取り組んでました。おかげさまである程度の目途が立ちましたので、近いうちにお知らせできると思います。今後ともよろしくお願いします。

10月9日から福島のあぶくま洞で「スターライトフェスティバル2020」が開催されるようです。コロナのため、今年のイベントは軒並み中止でしたので、これが唯一の開催となりそうです。ユニテックは出展しませんが、天気がよければ個人的に遊びに行こうかと思っています。外山電子さんは出展するそうなので、おそらくその近所でうろうろしてますので、SWATのことでご質問がありましたら、お気軽にお声をおかけください。なお、またコロナが終息したわけではありませんので、個々で感染防止対策の徹底をお願いします。
 
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2020年8月10日 (月)

2軸対応リモコン、RC-02新発売。

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2軸オートガイド撮影に対応するリモートコントローラーRC-02を発売します。リモコンの接続は付属の専用ケーブルで赤経赤緯各本体のリモート端子とリモコンのインプット端子を繋ぐだけで完了。サイズは122×60×28(mm)の握りやすい形状です。パネル上には赤経赤緯で独立した速度切り替えスイッチにより、赤経は「ノーマル」モードの2倍速/停止、「ハイスピード」モードの順行16倍速/逆行16倍速、赤緯は「ノーマル」モードの恒星時で南/北、「ハイスピード」モードの南北各16倍速をお手元で切り替えられるので、目的天体の視野中心への導入や構図の変更などに役立ちます。また、SWAT-350の追尾性能を極限まで高めるオートガイダー用モジュラー端子も装備しています。このモジュラー端子は、世界標準SBIG社ST-4タイプを採用しています。
 
■2軸対応リモコン RC-02 8月12日新発売
専用4極ケーブル2本付き
希望小売価格 12,000円(税別)

※一軸でのご利用にも対応します。
※ケーブルのジャックは根元までしっかり差し込んでください。
※リモコン装着時の本体プッシュスイッチの動作はリモコンの速度切り替えスイッチに準じます。ノーマルだと、本体スイッチも2倍速/停止になりますので、ご注意ください。
※オートガイダー使用時は必ず「ノーマル」モードでご使用ください。
  
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2020年8月 8日 (土)

赤緯(DEC)対応SWAT-350新発売。

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超高性能ポータブル赤道儀SWAT-350に赤緯(DEC)モードが追加されます。上の写真のようにマルチ赤緯ブラケットで2台のSWAT-350を組み合わせることで、簡単に2軸赤道儀にアップグレードできます。一軸よりも精密なオートガイド追尾や多枚数コンポジット時のノイズを大幅に抑えるディザリング撮影が可能です。一軸2台体制で使うもよし、2軸で究極を目指すのもよし、2台のSWAT-350を使いこなすのは、あなた次第です。

SWAT-350V-spec DEC対応 価格162,000円(税別)
SWAT-350 DEC対応 価格129,000円(税別)
※SWAT-350V-specはすべて赤緯(DEC)モード搭載になります。
※SWAT-350はDECなしの仕様(税別価格125,000円)も併売しますが、部材がなくなり次第DEC機能付きのみとなります。

赤緯(DEC)モード追加改造について
SWAT-350(V-spec含む)にDEC機能を追加するサービスを承ります。改造費は以下の通りです。お申し込みは、タイトルを「DEC改造」としてメールでお願いします。ユニテックWEBサイト、トップページ右上のお問合せからも送れます。
(1)SWAT-350(2018年後期モデル~)/ SWAT-350V-spec 9,000円(税別)
(2)SWAT-350(2013年~2018年前期モデル) 21,000円(税別)
※2013~2018年前期モデルは、側面パネルのモードLEDが四角です。2018年後期モデルからは、モードLEDが丸いです。
※(1)はセレクタスイッチおよび基板交換、DEC対応プログラムに書き換え。(2)は(1)に加えて駆動回路自体も交換します。
※フロントパネルは流用しますので、 DECポジション表示(印刷)はありません。セレクタスイッチを「0.5×」よりさらに右に回した位置になります。
※DEC改造には、グリスアップと基本動作チェックを含みます。異常が見つかった場合はご連絡します。
※SWAT-300、SWAT-310は極軸の構造が異なり、ターンテーブルが下向きになることを想定してないため、DEC改造はできません。SWAT-350への改造と合わせてのDEC改造は承ります。改造費はSWAT-300とSWAT-310の2013~2018年前期モデルまでが51,000円(税別)、2018年後期モデルからは39,000円(税別)です。イヤーモデルの見分け方はSWAT-350と同じです。
 
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■天文ガイド2020年9月号に2軸SWAT登場!
天文ガイド9月号に2軸SWATの特集記事が掲載されています。執筆は信頼性抜群の記事で有名な西條善弘さんです。ちょっと問題も発生してしまったようですが、基本的に良好な追尾をしてくれたようです。ぜひお近くの書店でお買い求めください。通販でも購入できます。

●誠文堂新光社のホームページはこちらhttps://www.seibundo-shinkosha.net/
●天文ガイドのサイトはこちらhttps://www.seibundo-shinkosha.net/tenmon/
 
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2020年7月27日 (月)

惨敗…。

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昨日の日中は晴れたり曇ったりのよくわからない天気でした。晴れればネオワイズ彗星のラストチャンスかと思い、衛星写真やGPVとにらめっこしながら、天候の様子をうかがっていました。午後4時ころの予測では九十九里浜付近の21時前後は晴れとなっていて、可能性はあると判断。クルマで1時間半ですから、ダメモトで出かけることにしました。上の写真は到着時の様子。雲もありますが、青空も大きく広がっていて期待が膨らみます。
 
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ところが、西の空では雷雲がどんどん湧いてきます。稲妻が走り始め、かなり怪しい状況に…。
 
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ソーシャルディスタンスを確保しながら恨めしく空を見上げる人々。ちなみに左は陣馬写真工業の土生さん、右は外山電子の外山さん、真ん中がわたくし加曽利です。この芸術的なシルエット作品を撮ったのはSWATヘビーユーザーの上村さん。土生さんと外山さんは堂々としてるのに、意気消沈して双眼鏡片手に猫背な私が対照的です。(笑) この堂々としたお二人はSWAT V-specを開発するうえで重要な仕事をしていただいてます。陣馬写真工業さんにはPICマイコンのプログラムやこの夏から稼働するピリオディックモーション計測プログラムの開発でお世話になっています。土生さんはプログラミングも得意ですが、もともと画像処理、画像解析の専門家です。それからご存知の方も多いと思いますが、外山電子の外山さんは日本電産コパル電子を勤め上げて定年退職し、今は夢(?)の年金生活者(羨)ですが、モーター制御についてはプロ中のプロで、ポタ赤から据え付け型の大型機まで複数の天体望遠鏡メーカーの駆動装置開発にもかかわった実績があります。SWATではPEC部分の技術的サポートをお願いしてます。この二人なくしてSWATは成り立たないほどの重要な存在です。

これで終わると寂しいブログになってしますので、土生さん渾身の固定撮影を二題どうぞ。
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ネオワイズ彗星です! 決して諦めない土生さんの姿勢が、この奇跡的な作品を生み出しました。(笑) あの状況で、彗星が写ったのは本当に奇跡です。おそらく関東で撮影できたのは土生さん以外いない(確証はないですが)のではないでしょうか。ただし、土生さん自身、作品の出来に納得できないとのことで、著作権は放棄するということです。ということで、昨日の惨敗の遠征レポートでした。
 
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2020年7月20日 (月)

霞ヶ浦で撮るC/2020 F3 ネオワイズ彗星。

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●C/2020 F3 ネオワイズ彗星
2020年7月19日20時41分17秒~ シグマ 40mm F1.4 Art 絞り F2 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO400 15秒露出×21枚 Photoshopで画像処理 SWAT-350ノータッチ追尾 撮影地 茨城県行方市
  
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●C/2020 F3 ネオワイズ彗星
2020年7月19日20時53分33秒~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞り F2 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO400 15秒露出×87枚 Photoshopで画像処理 SWAT-350V-specノータッチ追尾 撮影地 茨城県行方市
 
北半球では久々の大彗星がまさに見頃(ちょっと過ぎちゃいましたが)を迎えていますが、生憎の梅雨空でまったく見ることができませんでした。昨夜は関東近郊でも晴れ間が広がり、ようやく話題のネオワイズ彗星を捉えることができました。残念ながらすべて薄雲越しの撮影で、本来の性能は発揮できませんでしたが、素晴らしく尾を引いた大彗星の片鱗を捉えることができました。いちばん上の画像は21枚コンポジットですから、そのままでは地上部分がぶれてしまいますが、水平線が平行になった一枚から地上部分を切り出して重ねました。梅雨明けしたら、もっとクリアーな空で撮影したいと思います。
 
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湖岸の駐車場には20人くらいの天文ファンが集いました。これからの季節、虫除けスプレーは必須です。
 
話しは変わりまして、SWAT-350V-specの生産状況です。梅雨入り前に20台ほどご用意しましたが、天文ガイドの記事で紹介された効果と思われるご注文が殺到して、あっという間に売り切れてしまいました。現在、バックオーダーとなっております。梅雨の間に10台ほど組み上げまして、梅雨明け後に実際の星で追尾テストしてから出荷します。順調にいけば8月上旬にはお渡しできる見込みです。店頭在庫していただいてる場合もございますので、お急ぎの方は各販売店様にお問い合わせください。
 
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2020年7月 3日 (金)

これは楽しい60mmマクストフカセグレン。

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ユニテックとは何の関係もないですが、ちょっと面白い「おもちゃ」を見つけたので、ご紹介します。画像がそれで、口径60mmのマクストフカセグレンです。鏡筒のカバーがパカッと開いて中の構造がよくわかります。アイピースも側面が開いて逆ケルナー型?のレンズ構成なのがわかります。それだけならただの「おもちゃ」なんですが、それでいてけっこうよく見えるんですよ。付属の天頂プリズムはダハなので、正立像で楽しめますし、スマホ撮影用のアダプターも付いてますから、月や金星などの明るい天体撮影が充分に楽しめます。SWATに載せれば惑星撮影もできそうで楽しさらさに倍です。詳しくはこちらをご覧ください。
 
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2020年7月 1日 (水)

ハーモニックドライブ機能試験用ポタ赤。

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ハーモニックドライブモーターを使った製品が数社より発売されてますが、ユニテックでもいろいろテストを始めました。追尾性能は以前のブログで計測したとおり、±15″程度とSWATと比べるとかなり劣ります。メリットは小型軽量なわりに耐荷重性が高いことと、大きな偏荷重で使用しても問題がないこと、バックラッシュが極めて小さいこと、モーターの応答性がよいことなどがあげられます 詳しくはこちらをどうぞ。デメリットは以前にも書いたとおり、モーター本体が異様に高価なことで、オリエンタルモーターの高級品(写真のもの)と組み合わせると一個75,000円もしてしまいます。他にモーションの周期性があるようなないようなPEC補正ができるか今のところ不明ですが、素の状態だと±15″の大きなモーションと常時±3~5″程度の細かいモーションがあります。ノータッチでは焦点距離135mm程度が精一杯。それより長いとオートガイドが必須です。短時間の細かいモーションがあるので、長焦点では露出を切り詰める作戦も難しいかも。 現状、赤緯体や3軸目に最適な印象です。このように長所短所両面を持ち合わせてますが、製作サイドの大きなメリットは、とにかく組み立てが簡単なことです。モーターにターンテーブルが直結ですから、ウォームギアのような調整も必要ありません。もう少し精度が良くて、価格が安ければそこそこ使えそうななモーターなんですけどね。さて、画像はそのハーモニックドライブモーターにテーパーアダプターをセットして、アルカスイス互換の回転ユニットとシンプルフォークDXを搭載して2軸化したテスト機です。こんな骨組みみたいな構造ですけど、剛性は意外なほど高いです。この点はさすがハーモニックドライブです。梅雨が明けたらいろいろテストして、製品化するか検討したいと思います。
 
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2020年6月 9日 (火)

天ガ7月号V-spec特集は好評です!

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現在発売中の天文ガイド7月号に掲載されたSWAT-350V-spec特集記事はとても充実していて、西條さんの作例とともに、追尾精度の測定値や使い方の参考になる機材搭載例が掲載されています。お近くの書店で立ち読みではなく、ぜひお買い求めください。(笑) 通販でもお求めいただけます。

■天文ガイド 2020年7月号
特集は期待の新彗星NEOWISE彗星C/2020 F3。崩壊したアトラス彗星、南半球でみごとな姿を見せたスワン彗星に次いで、日本国内で見られる肉眼彗星となるか? 最新予報を紹介します。ATLAS彗星、SWAN彗星をとらえた画像もギャラリーページで紹介。ほか、絶対見たい6月21日の部分日食の観測ガイド、自粛期間中に広がった、オンラインで星を楽しむさまざまな活動を紹介。天文ファンが自分で星空を配信する方法、ポータブル赤道儀SWAT-350V-specの詳細レビュー、はやぶさ2が採取したサンプルからわかってきた小惑星リュウグウ表面の様子など、盛りだくさんの内容でお届けします。

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SWAT-310/350V-specのお買い求めはこちらの販売店様へ→https://www.unitec.jp.net/shop.htm
SWATは、協栄産業様、シュミット様、スカイバード様をはじめとした安心と信頼そして実績の一流専門店様のみのお取り扱いです。他にAUさま、CST様、スコーピオ様、国際光器様、アイベル様でお取り扱い実績がございます。どうそお気軽にご相談ください。
 
スタンダード仕様 → V-specへアップグレード改造を受付中。
この記事の反響と思いますが、このところV-spec改造のお問合せや申し込みが突然増えてきました。V-spec改造はお手持ちのユニテックSWAT-350/310/300/300SにPECを搭載し、V-spec相当までアップグレードします。SWAT-310/350改造費は49,000円(税別)。お申し込みはメールにてお願いします。タイトルを「V-spec改造」として、こちらからメールしてください。
※SWAT-300/300SのV-spec改造につきましては、極軸が短くて作業が困難なため、SWAT-350相当への同時改造を条件に受付けいたします。SWAT-300Sは350化とV-spec同時改造で特価78,000円(税別)、SWAT-300は特価74,000円(税別)にて承ります。
※改造費には完全オーバーホール(15,000円)を含みます。完全オーバーホールは全パーツを分解し脱脂洗浄後に再組み立てします。オイルシールも打ち直します。(製造後およそ1年以内で使用頻度の低い個体についてはウォームホイールの脱脂洗浄は行わず、グリスアップで対応します。その場合でもウォームネジまわりは脱脂洗浄、軸受け交換、調整、再組み立てします) ※交換部品は駆動回路、ウォーム軸受け、その他、製造時期によりますが、ウォームホイール、ウォームネジを交換する場合がございます。 ※スタンダード仕様のV-spec改造につきましては、東側荷重時をやや重視した調整とさせていただきます。西側荷重時には東側より若干追尾精度が劣る場合がございます。  ※基本的にお申し込み順に改造作業いたしますが、製品をお送りいただく時期につきましてはご相談とさせていただきます。 ※輝星製SWAT-300(筐体が赤いモデル)には非対応。
  
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2020年5月29日 (金)

天文ガイド2020年7月号でV-spec特集。

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6月5日発売の天文ガイド7月号にSWAT-350V-specの特集記事が掲載されます。執筆は西條善弘さんですから、プロの目線で実測に基づいた信頼性の高い内容になっています。作例写真も秀逸ですので、ぜひお近くの書店にてお買い求めいただければと思います。通販でもお求めいただけます。

■天文ガイド 2020年7月号
特集は期待の新彗星NEOWISE彗星C/2020 F3。
崩壊したアトラス彗星、南半球でみごとな姿を見せたスワン彗星に次いで、日本国内で見られる肉眼彗星となるか? 最新予報を紹介します。ATLAS彗星、SWAN彗星をとらえた画像もギャラリーページで紹介。ほか、絶対見たい6月21日の部分日食の観測ガイド、自粛期間中に広がった、オンラインで星を楽しむさまざまな活動を紹介。天文ファンが自分で星空を配信する方法、ポータブル赤道儀SWAT-350V-specの詳細レビュー、はやぶさ2が採取したサンプルからわかってきた小惑星リュウグウ表面の様子など、盛りだくさんの内容でお届けします。

●誠文堂新光社のホームページはこちらhttps://www.seibundo-shinkosha.net/
●天文ガイドのサイトはこちらhttps://www.seibundo-shinkosha.net/tenmon/

話しは変わりますけど、私と天文ガイドさんとの関わりは結構長くて、最初は一読者として月面写真を応募したことから始まります。初入選は1983年10月号で、それから1年半くらいの間、ちょくちょく入選したりしていました。その後、就職を機に応募はやめまして、脱サラした1994年頃からは、縁あって誠文堂さんのいくつかの編集部から制作の仕事をいただくことになり、天文関係を中心に15年以上にわたって、一緒に仕事をさせていただきました。一時期の天文ガイドにはユニテックの名前が出てると思います。その後、印刷物の制作業務は終了して、しばらく天文業界から離れてましたが、2012年にSWATの発売で再び戻ってきて、現在に至ります。月面写真の応募の頃から40年近くも経ってしまいました。なんとも時の経つのは早いものです…、ということでつまらない話しにお付き合いいただきまして、ありがとうございました。天文業界から離れられない私ですが、もうしばらくは、頑張れそうですので、よりよい製品作りで皆さまに貢献できたらと思っております。
   
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2020年4月18日 (土)

2軸オートガイドで撮るしし座のトリオ銀河。

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●しし座のトリオ銀河
2020年4月14日19時33分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 180秒露出×82枚コンポジット(短時間露光をHDR合成) SI7、Photoshop、DeNoise AIで画像処理 SWAT-350×2+M-GENによる2軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
2軸オートガイドの動作テストで撮影したしし座のトリオ銀河です。露出時間は無理のない3分に設定して82枚コンポジット、総露出4時間6分です。無風快晴の好条件だったこともあるかもしれませんが、撮影中のトラブルは何もなく、歩留まりはなんと100%。一枚のロスも出さないパーフェクト撮影でした。ただ、2軸に限ったことではないですが、オートガイドしていても、ごくわずかに東方向にズレていく現象が見られました。3分露出では何の影響もありませんが、一定の動きなので、オートガイダーの補正パラメータを追い込めば解決しそうな気がします。それから、撮影途中でピントを合わせ直したり、電池交換の時に機材に触ると、その時点で大きく暴れて構図が少しズレてしまい、手を離すと元の位置まで完全には戻らず、多少ズレた位置のままオートガイドが継続されるようです。いったんオートガイドを停止して、操作が終わったら、再スタートするといった手順が必要なのかもしれません。これも焦点距離650mm程度ではたいして影響ないですが、もっと長焦点になると気になるかもしれません。このあたりは今後の課題とします。さて、撮影したトリオ銀河のカタログナンバーは、上がNGC3628、左下がM66、右下がM65になります。F6.1で4時間露出してNGC3628から左に伸びるしっぽを密かに狙っていたのですが、ほんのわずかに確認できるだけで、まだまだ露出が足りないようです。もっと空の条件がよい撮影地なら、炙り出せたかもしれませんね。ひとまず2軸ガイドはうまく動作したので、今後の楽しみが増えました。ちなみに前回、山梨県上野原町で撮影したトリオ銀河よりは遙かによい出来です。総露出も倍以上ですし、空の条件も房総の方がかなりいいです。
 
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参考にJPG撮って出しも掲載します。
  
Tail
強引に炙るとNGC3628の左方向にヒョロヒョロと長く伸びるしっぽが確認できます。画像処理が得意な蒼月さんが天城高原で撮影したトリオ銀河は、F6.1で2時間ちょっとの露出ですけど、この尻尾を上手に描出しています。さすがです。画像はこちらをご覧ください。
 
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二段重ねのSWATも見慣れるとけっこう格好いいですね。ただ一軸でも煩雑なケーブル類が二軸ではさらに増えてしまい、もはやケーブル地獄といった感じです。このケーブル、低温で柔軟性を失い、カチカチになるのは困ったものです。もう少しスマートに組み上げられるといいのですが…。
 
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2020年4月16日 (木)

赤緯対応SWAT-350で2軸オートガイド撮影。

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●マルカリアンチェーン
2020年4月15日0時17分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO800 12分露出 FlatAidePro、DeNoise AI、Photoshopで画像処理 SWAT-350×2+M-GENによる2軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
 
気持ちよく晴れ渡った14日の夜、発売予定の赤緯対応SWAT-350の動作テストのため、いつもの房総へ出かけてきました。結果、何の問題もなく動作しました。2軸ガイドのテストなので、極軸合わせはあえて電子極望を使わず、光学極望だけですませました。だいたい10′くらいの設置精度になります。南天の対象の場合、東西の設置ズレは赤緯方向の動きに出ますので、オートガイドでうまく補正できるかのテストになります。撮影したのはおとめ座のマルカリアンチェーンと呼ばれる銀河団です。ボーグ107FLにフラットナーをつけて焦点距離648mm/F6.1とし、12分もの露出を敢行しました。デジタル時代となった現在では長時間露出といえるでしょう。画像は一枚物ですが、星像は点像を保っており、2軸ガイドが機能していることを確認しました。もう少し、テストを重ねて発売にこぎつけたいと思います。
 
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2軸構成SWAT-350+ボーグ107FL。オートガイドはM-GENを使用しました。M-GENはさらに使いやすくなった新製品が協栄産業さんから発売されました。吉田隆行さんのブログでも高評価です。画像のリモコンは2軸対応の新製品。DEC対応SWAT-350と同時発売予定です。
 
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JPG撮って出し。
 
東京ではコロナウィルスの広がりで非常事態宣言が発せられ、協栄産業さんやシュミットさんなどの大手販売店も営業自粛するなど、たいへんな自体となってしまいました。感染を避けるためにできるだけ人と接しないようにするのが肝要だそうですが、幸い、三密と無縁の天体撮影はこの状況でも楽しめそうです。星空のもとへ出かけるだけでもストレス解消にもなりますね。今回は自宅を出発して帰宅するまで、人と接したのは、高速のパーキングでトイレに立ち寄った時にひとりとすれ違っただけでした。いつもはひとりぼっちで寂しさを感じることもありますが、このときばかりはひとりぼっちの安心感がありました。(笑) とにかく早く終息して欲しいものです。
 
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2020年3月25日 (水)

BORG 72FL+SWAT-350ノータッチで撮るIC2177。

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●IC2177カモメ星雲
2020年3月21日19時25分~ ボーグ 72FL+レデューサー×0.72 + HEUIB-IIフィルター 焦点距離288mm F4 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 90秒露出×71枚 FlatAidePro、Photoshopで画像処理 SWAT-350ノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
21日の遠征で、アトラス彗星を撮る前に撮影したのが、このIC2177カモメ星雲。薄明終了直後から撮り始めて、総露出1時間46分です。当初風が強く、約15%のロスが出ました。ポータブル赤道儀はある程度の焦点距離になると風が天敵になりますね。光学系は今回もBORGさんの新製品72FL+×0.72レデューサーで、焦点距離288mm、口径比F4です。カタログ値では288mmですが、実際に撮影された画角から逆算すると焦点距離300mmちょうどくらいと思います。星像は全面にわたって極めて鋭く、この対物レンズの素性の良さがよくわかります。最周辺像も四隅のうち一方向(上の画像では左下)のみ、わずかな流れがあるだけで、他はほぼ点像を保っていて、とても優秀な結果となりました。この流れは個体差がありますので、参考程度に捉えてください。
 
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今回の撮影システムなら、機材の組み立て、極軸調整、ピント合わせまで、30分もかからないと思います。あとは撮影対象に向けてシャッターを切るだけ。なんともお気楽な撮影ですが、SWAT-350なら300mmクラスをきっちり追尾できる魅力があります。

SWAT-350はピリオディックモーション±7″前後の追尾精度を実測して保証しています。この精度はフィルム時代なら300mmクラスを追尾するのに充分でしたが、最近の高画素デジカメやそれに対応した極めてシャープな光学系ですと、もう少し厳しくみないといけません。ただし、撮影対象が極に近づけばもっと甘くてすみますので、実際に何枚か試写して、ピントや星像の流れを確認してから、本番撮影に入るとよいでしょう。数分露出のときの赤経方向の流れはピリオディックモーション、赤緯方向の流れは極軸設置誤差(赤経にも影響しますが)が主因のことが多いです。さらに機材の剛性なども絡んで、それらが複合して、星像の流れにつながります。また大気差の影響や恒星時(キングスレート)と合わない領域でもズレます。なかなか点像にならない場合は、それらをひとつひとつつぶして行くことが肝要になります。感度を上げて露出時間を切り詰めるのも効果大。ピリオディックモーションの測定についてはこちらこちらをご覧ください。
余談になりますが、ノータッチ撮影では一般的に恒星時(キングスレート)だけの追尾になります。すると、撮影開始から終了まである程度の時間がかかったときなど、星の位置が撮り始めと最後で、かなりズレていることもあると思います。これは大気差の影響が大きいのですが、恒星時だけでは完璧には追えないことを表しています。つまり、いくらピリオディックモーションが優秀でも、露出時間には限度があるということです。ある程度、焦点距離が長くなる場合、極軸の設置精度や機材の剛性、大気差を考えれば、星が点像を保てる数分(一般的には2~3分)以内の露出で多枚数撮影がお勧めです。ノータッチ撮影の限界はありますが、それでもお気軽に撮れる魅力は大きいですし、充分に高画質な天体写真を得ることができます。こまごま書きましたが、もっとパーフェクトに追いたいときには、ひと手間かけてオートガイドすれば解決します。もちろんSWATはオートガイド撮影にも対応しています。まもなく2軸ガイドにも対応します。まだまだ発展するSWATにどうぞご期待ください。
 
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2020年3月23日 (月)

C/2019Y4 アトラス彗星。

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●C/2019Y4アトラス彗星(彗星核基準、トリミング)
2020年3月21日22時19分~ ボーグ 72FL+レデューサー×0.72 + HEUIB-IIフィルター 焦点距離288mm F4 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 90秒露出×18枚 FlatAide、Photoshopで画像処理 SWAT-350ノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
この3連休は新月期の好天とあって、どこも賑わったのではないでしょうか。私も昨年9月以来、半年ぶりに遠征(近場ですが)して、SWATで撮影を楽しみました。秋からV-specの生産でずっと忙しく、ようやく撮影に出かけられるゆとりができました。撮影については、すっかり手順を忘れてしまっていて、難しいことをやるとポカしそうだったので、ノータッチと決めて出発しました。鏡筒は新製品のボーグ72FL。好評だった71FLの後継機とあって、性能は折り紙付きです。 さて、撮影したのは話題のC/2019Y4アトラス彗星で、上の画像は彗星核基準で約27分間分をコンポジットしています。左下に尾が見えている感じですね。ほぼピクセル等倍です。
 
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●C/2019Y4アトラス彗星とM81M82(恒星基準、ほぼノートリ)
2020年3月21日22時19分~ ボーグ 72FL+レデューサー×0.72+ HEUIB-IIフィルター 焦点距離288mm F4 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO3200 90秒露出×18枚 FlatAidePro、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-specノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
こちらは恒星基準でコンポジットして、ズレた部分だけトリミングしています。ボーグ72FLにレデューサー×0.72を使いましたが、中心像は極めてシャープです。最周辺はやや流れますが、充分に許容範囲といえます。フラットは撮らなかったので、周辺減光はFlatAideProで補正しました。ご参考にJPG撮って出し画像と撮影システムを載せておきます。
 
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実際に使ってみて感じたことですが、SWAT-350とボーグ72FLを組み合わせたノータッチ撮影は、使い勝手が抜群で、かなりお勧めできます。今回は、マルチ赤緯ブラケットでエルボータイプのドイツ式に組みましたが、カメラが本体や三脚と干渉しないので、長時間ガイドでも安心です。撮影時には極望は外しています。
※画像のSWAT-350は社内の機能試験機で製品版とは外観が異なります。
    
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2020年3月11日 (水)

M51子持ち銀河、再処理。

前回ブログのM51子持ち銀河を「天体画像処理入門」でおなじみの蒼月さんに再処理していただきました。手抜きでFlatも撮らなかったため、Lightフレームのみでの依頼でしたが、PixInsightを使った高度な処理で、ひどい露出不足のM51が見事に生まれ変わりました。さすが蒼月さんです。私の処理では到底ここまで描出できません。画像処理はまだまだ奥が深いと思い知らされる結果となりました。画像処理でここまで差がつくというよい見本ですね。ぜひ私の処理と見比べてください。蒼月さんの凄さがわかります。高度な画像処理を目指す方は、ぜひ「天体画像処理入門」をご一読ください。私もですね…(笑)
  
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●M51子持ち銀河
2020年2月24日0時51分~ 宇治天体精機 60cm 準リッチークレチアン 焦点距離 5,400mm キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO6400 30秒露出×60枚コンポジット PixInsight、Topaz DeNoise AI、Photoshopで画像処理 宇治天体精機スカイマックス60cmドイツ式赤道儀 ノータッチ追尾 撮影地 宇治天体精機敷地内
 
■蒼月様のコメント
画像処理ソフトはいつもの通りPixInsightで行いましたが、かなりざらざらだったので、最後に Topaz Denoise AIを使ってノイズリダクションしました。しかし、結果的には、あまりきれいな画像は得られませんでした。第一に、露出が短すぎるため、淡い部分はバイアスに埋もれるような格好となって充分に炙り出すことができませんでした。加えて、かなり星像が流れていたので画像復元も十分ではなく、この60センチ鏡の性能の1割程度しか発揮できていないのではないかと思います。それでも、親銀河の腕に沿ってHII領域(ややマゼンタ色に見える点が全部そうです)が沢山点在していることがわかりますし、親銀河の青い腕が子銀河を貫いていることも辛うじて確認できます。これで完璧な追尾をしてたっぷり露光できればいったいどれだけの画像が得られるのか、本当に楽しみですね。次に宇治天体精機さんで撮影するときには、しっかり追尾して、たっぷり露光し、フラットフレームも撮ってください。今回は三重苦(露出不足、ガイド不良、フラットなし)の画像処理でした(笑)。
 
■係より
テクニックを駆使した画像処理をしていただき、ありがとうございました。F9で僅かに30秒露出ですが、ここまで描出できることにびっくりです。超短時間でも枚数を稼げば長時間露光に迫れることを実証したような作品となりましたが、淡い部分はバイアスノイズに埋もれてしまうことから、やはりある程度の露出時間は必要なのでしょうね。次回はオートガイドさせてもう少し露出を稼ぎたいと思います。今回もSWATとは何の関係もない内容でした。(笑)
 
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2020年3月 1日 (日)

M51子持ち銀河。

M51
●M51子持ち銀河
2020年2月24日0時51分~ 宇治天体精機 60cm 準リッチークレチアン 焦点距離 5,400mm キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO6400 30秒露出×45枚コンポジット ステライメージ7、Photoshop、Topaz DeNoise AI、FlatAideProで画像処理 宇治天体精機スカイマックス60cmドイツ式赤道儀 ノータッチ追尾 撮影地 宇治天体精機敷地内
 
前回に引き続き、宇治天体精機製60cm反射による作例です。今回はM51子持ち銀河。暗い対象ですから、F9で30分にも満たない総露出ではさすがにつらいです。これも無理矢理炙り出してザラザラの画像をTopaz DeNoise AIで滑らかにして、それなりに見えるように仕上げました。当然、満足いく結果ではないですが、それでも大迫力ではあります。下にJPG撮って出しを掲載します。焦点距離5.4mのノータッチはなかなか厳しいものがあり、次回はオートガイドさせて5分程度の露出で挑めればと思っています。
 
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ISO6400で30秒露出です。シンチレーションで星像が大きくなったとしても、もう少し露出が欲しいところですね。
  
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2020年2月28日 (金)

M97ふくろう星雲とNGC3242木星状星雲。

M97
●M97ふくろう星雲
2020年2月23日23時58分~ 宇治天体精機 60cm 準リッチークレチアン 焦点距離 5,400mm キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO6400 30秒露出×42枚コンポジット ステライメージ7、Photoshop、Topaz DeNoise AI、FlatAideProで画像処理 宇治天体精機スカイマックス60cmドイツ式赤道儀 ノータッチ追尾 撮影地 宇治天体精機敷地内
 
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●NGC3242 木星状星雲
2020年2月23日23時36分~ 宇治天体精機 60cm 準リッチークレチアン 焦点距離 5,400mm キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO6400 15秒露出×31枚コンポジット ステライメージ7、Photoshopで画像処理 宇治天体精機スカイマックス60cmドイツ式赤道儀 ノータッチ追尾 撮影地 宇治天体精機敷地内
 
久しぶりのブログ更新です。せめて月に一回くらい更新しないと忘れられてしまいそうなので…(笑) さて、今回はSWATとは何も関係ない天体写真です。この冬はV-specの生産で忙しく、まったく天体撮影に出かけてなかったため、たまには大口径で撮影でも楽しもうということで、快晴が予想された23日に外山(外山電子)さんと一緒に宇治天体精機まで行ってきました。当日の宇治天体精機では地元の同好会のみなさんの「シリウスの伴星を見よう!」という集まりがあって、我々もそれに参加しました。主砲の60cm反射や15cm屈折を使って眼視で確認しようと頑張りましたが、これがなかな難しく、「こっちの方向かなぁ」程度の怪しい結果でした。シーイングのパーフェクトなときなら、なんとか見えるかもしれませんね。その後、60cmを使って撮影を始めましたが、冬の星座はすでに西に傾き、対象は春の天体となりました。まず、惑星状星雲のM97ふくろう星雲とNGC3242木星状星雲を撮りました。木星状星雲は意外に明るく、F9の光学系でもわずか15秒露出でも充分なほどです。逆にM97ふくろう星雲は暗くて、ISO6400、30秒露出では不足でせめて1分くらいは欲しいところです。上の画像はかなり無理して炙り出し、今はやりのTopaz DeNoise AIで強力にノイズを抑えて処理しています。Topaz DeNoise AIはトライアル版が機能制限なしで使えますので、興味のある方はこちらから申し込んでみてください。設定項目も少なく割と簡単に使えます。私個人の感想ですが、NIKコレクションのDfineよりも好結果を得られるようです。またPhotoshopのブラグインとして機能しますので、Photoshopをお使いの方は便利に使えます。
話しは変わってV-specアップグレード改造ですが、特価受付期間が終わって、申し込みも一段落しました。ご予約ユーザー様の作業は梅雨前まで続きそうですが、頑張って高精度に仕上げます。製品は在庫がございますので、即納で対応出来ます。どうぞよろしくお願いします。
 
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2020年1月27日 (月)

SWAT-350V-specノータッチ作例。

SWAT-350V-specノータッチ追尾による作例が中川光学研究室のブログに掲載されました。鏡筒は新発売のボーグ72FL。レデューサー0.72×を併用して焦点距離288mm、口径比F4という使いやすいスペックです。300mmクラスですが、V-specならノータッチ追尾で点像を確保できます。どうぞご覧ください。
 
72fl
■オリオン座中心部付近
BORG72FL+レデューサー0.72×DGQ【7872】+ニコンD810(HKIR)架台:SWAT350V-Spec ISO1600 3分露出 ノータッチ追尾 36枚加算平均 撮影: 渡邊耕平様
 
72fl2
■くらげ星雲付近
BORG72FL+レデューサー0.72×DGQ【7872】+ニコンD810(HKIR)架台:SWAT350V-Spec ISO3200 3分露出 ノータッチ追尾 24枚加算平均 撮影: 渡邊耕平様
 
どちらもシュミットの渡邉さんによる撮影です。オリオン座中心部付近はF4でトータル2時間近い露出で、華やかなオリオンの三つ星付近を横構図で捉えました。分子雲の描出も素晴らしく、見事な仕上がりです。くらげ星雲付近(右が北)には、散開星団M35やモンキー星雲も一緒に構図に取り込みました。画像処理が上手でカラフルな星の色が美しいです。ボーグ72FLと【7872】0.72×レデューサーの相性もよいようで、フルサイズの周辺までシャープな星像です。高解像カメラとの組み合わせでは高い追尾精度が要求されますが、SWAT-350V-specですからノータッチで点像を確保しています。
中川光学研究室のブログもぜひご覧ください。SWAT-350V-specも掲載されています。オリオン座中心部付近はこちら、くらげ星雲付近はこちらです。シュミットさんのスタッフブログはこちらです。
 
そしておなじみプロカメラマンの吉田隆行さんのサイト「天体写真の世界」にもSWAT-350V-specノータッチによる作品が掲載されています。こちらもぜひご覧ください。
Fl55
 
スタンダード仕様 → V-specへアップグレード改造、現在5月以降で受付中。1月末までにお申し込みいただければ特価にて承ります。
お手持ちのユニテックSWAT-350/310/300/300SにPECを搭載し、V-spec相当までアップグレードします。改造費49,000円(税別)。2020年1月末までのお申し込みにつきましては特価39,000円(税別)にて承ります。お申し込みはメールにてお願いします。タイトルを「V-spec改造」として、こちらからメールしてください。
※改造費には完全オーバーホール(15,000円)を含みます。完全オーバーホールは全パーツを分解し脱脂洗浄後に再組み立てします。オイルシールも打ち直します。(製造後およそ1年以内で使用頻度の低い個体についてはウォームホイールの脱脂洗浄は行わず、グリスアップで対応します。その場合でもウォームネジまわりは脱脂洗浄、軸受け交換、調整、再組み立てします) ※交換部品は駆動回路、ウォーム軸受け、その他、製造時期によりますが、ウォームホイール、ウォームネジを交換する場合がございます。 ※スタンダード仕様のV-specアップグレード改造につきましては、東側荷重時をやや重視した調整とさせていただきます。西側荷重時には東側より若干追尾精度が劣る場合がございます。 ※SWAT-300SをV-spec改造した場合、荷重方向限定スペシャルモードをご使用になるには別売のリモコンが必要です。 ※基本的にお申し込み順に改造作業いたしますが、製品をお送りいただく時期につきましてはご相談とさせていただきます。 ※輝星製SWAT-300には非対応。 ※2020年1月末までにお申し込みいただければ、改造がそれ以後になっても特別価格で承ります。
     
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2020年1月19日 (日)

V-specアップグレート改造中。

Vspec
V-specアップグレード改造、作業中の様子です。ここまで完全に分解して、洗浄し、組み立て直します。右上は取り外したウォームホイールや軸受けで、すべて廃棄処分されます。小ネジ類も少しでも傷みがあれば新品に交換します。ベアリングもすべてチェックしてゴリ感があれば交換します。左上のウォームホイールはホブ盤で切削加工された新品で新たに組み込まれます。ウォームネジもそれに合わせて追加工または交換されます。かなり大がかりな作業ですので時間がかかりますが、一台一台丁寧に作業してます。ご依頼のユーザー様、完成を楽しみにお待ちください。
●V-specアップグレード改造のご予約ですが、4月満月期はいっぱいになりました。現在、5月の満月期で承っております。
 
Vspec2
心臓部のウォームギアは、ウォームネジが真鍮製、ホイールは超々ジュラルミン製です。追尾精度にとって一番重要なのはウォームネジです。ユニテックのウォームネジは2社の専門加工会社に依頼してますが、どちらも優秀な技術を保有しており、うち一社は国内大手高級機メーカーT社のほか、各一流メーカーにも採用されている実績があります。SWATの高精度はうそ偽りなく正真正銘の本物です。
 
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2020年1月16日 (木)

V-specアップグレードの特価対応は1月末まで。

すっかりブログ更新をサボってしまって申し訳ありません。年末年始もV-specの生産に追われておりまして、ようやくバックオーダーが解消しました。生産数も80台に迫り、アップグレード改造のご予約残も20台ほどいただいておりますので、まもなく100台を超えそうです。こんなに反響が大きいとは作った本人も予想していませんでした。オートガイドなしでも500mmクラスを2~3分露出できる精度は、やはりありがたいということでしょうか。おかげさまで、この冬はまだ天体写真撮影にいってません。嬉しい悲鳴です。でも、そろそろ星空を見ないとストレスがたまりそうです。(笑)
さて、V-specアップグレード改造ですが、今月末までにお申し込みいただければ、来月以降の施工でも特価39,000円(税別)です。月10台ほどのペースでアップグレード改造を行っておりますが、現在ですと4月の満月期でのご予約となります。すでに半分ほど埋まっておりますので、GWに間に合わせたい方はお急ぎください。

スタンダード仕様 → V-specへアップグレード改造、現在4月以降で受付中。
お手持ちのユニテックSWAT-350/310/300/300SにPECを搭載し、V-spec相当までアップグレードします。改造費49,000円(税別)。2020年1月末までのお申し込みにつきましては特価39,000円(税別)にて承ります。お申し込みはメールにてお願いします。タイトルを「V-spec改造」として、こちらからメールしてください。
※改造費には完全オーバーホール(15,000円)を含みます。完全オーバーホールは全パーツを分解し脱脂洗浄後に再組み立てします。オイルシールも打ち直します。(製造後およそ1年以内で使用頻度の低い個体についてはウォームホイールの脱脂洗浄は行わず、グリスアップで対応します。その場合でもウォームネジまわりは脱脂洗浄、軸受け交換、調整、再組み立てします) ※交換部品は駆動回路、ウォーム軸受け、その他、製造時期によりますが、ウォームホイール、ウォームネジを交換する場合がございます。 ※スタンダード仕様のV-specアップグレード改造につきましては、東側荷重時をやや重視した調整とさせていただきます。西側荷重時には東側より若干追尾精度が劣る場合がございます。 ※SWAT-300SをV-spec改造した場合、荷重方向限定スペシャルモードをご使用になるには別売のリモコンが必要です。 ※基本的にお申し込み順に改造作業いたしますが、製品をお送りいただく時期につきましてはご相談とさせていただきます。 ※輝星製SWAT-300には非対応。 ※2020年1月末までにお申し込みいただければ、改造がそれ以後になっても特別価格で承ります。

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Special2
画像はとあるところからの特注依頼で製作した特別仕様のSWAT-350のPモーション(上)です。参考のために±7″(下)のPモーション(一例)も掲載します。特注内容は1000mmクラスをノータッチで2~3分ガイドしたいということと、標高の高いところで使いたいとのことで、気合いを入れて(笑)作りました。画像は焦点距離900mmで約2周期分(約14分間)のモーションを撮影しています。撮り始め(左側)の不安定な部分を除くと±1.5″程度という100万円クラスの赤道儀並の精度が出てます。まさにV-spec中のV-specといえる精度ですね。また標高の高いところでの撮影ということで、恒星時追尾の駆動速度もキングスレートより若干速く調整させていただきました。ちなみにSWAT標準の恒星時(キングスレート)は標高1000メートルの場所を想定した値です。標高が低い場所だともう少し遅くした方がよいのですが、通常のご使用では何の問題もありませんので、安心してご使用ください。
こういった超高精度仕様は作ろうと思えば作れるのですが、けっこう大変なので、量産はできません。なので製品化の予定はまったくありません。特注費用も恐ろしく高額になります。(汗) まぁ、ユニテックではこんなこともできるというご紹介ということで。
    
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2019年12月24日 (火)

V-spec本格稼働、吉田隆行さん。

久しぶりのブログ更新です。V-specが予想外に反響があって、月産5台の予定を大幅に上回って、アップグレード改造と合わせると、すでに50台以上も作りました。在庫もなくなり、次回納品は1月中旬になりそうです。販売店さんに在庫があればラッキーです。ぜひゲットして、その高精度を味わってください。
さて、プロ天体写真家の吉田隆行さんはご自身のサイト「天体写真の世界」で、アマチュアにも役立つ情報を発信されています。星ナビにも連載ページを持つほか、協栄産業大阪店さんのページにも製品レビューを執筆されています。小型機から大型機、単焦点から長焦点まで、撮影から画像処理まで、あらゆる機材を使いこなして、すばらしい作品を生み出しています。その吉田さんのSWAT-350V-specが本格的に稼働し始めました。理由は簡単で、追尾精度が大幅に高まったことと、周辺パーツの剛性が向上したことで、プロが使っても安心だからです。メインの大型機材に神経をすり減らして集中している横で、V-specはノータッチで500mmクラスを正確にガイドします。プロのサブ機として認められたV-spec。これからの活躍が期待されます。ほかにもマルチ赤緯ブラケットが紹介されていますので、ぜひご覧いただければと思います。下の各項目をクリックしてください。
 
SWAT-350V-specの追尾精度
SWAT-350V-specに590mmを搭載して、アンドロメダ銀河を5分ノータッチで撮影したときのブログです。16枚撮影して12枚はガイド成功。流れたカットも掲載さていますが、そのままコンポジットしても問題ない?と思えるレベルです。 
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ビクセンFL55SSで撮ったバーナードループ
ビクセンFL55SS+レデューサー(230mm)で撮ったバーナードループ。もちろんノータッチで3分16枚、全カット流れなし。作例画像も秀逸です。 
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■SWAT-350 V-specのPEモーション
SWAT-350V-specのピリオディックモーションを実際に測定されています。約2周期分の測定は、荷重方向限定スペシャルモードの結果は、公称値±4.5″前後を上回る値が出ていました。
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マルチ赤緯ブラケットを使用した撮影システム
好評発売中の「マルチ赤緯ブラケット」とビクセンFL55SSを組み合わせた撮影システムの紹介です。マルチ赤緯ブラケットは見た目は弱そうですが、12mm厚アルミプレートの実際の剛性は高く、エルポー式に伸ばしたプレートのおかげで使い勝手も抜群です。 
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スタンダード仕様 → V-specへアップグレード改造、現在3月以降で受付中。
お手持ちのユニテックSWAT-350/310/300/300SにPECを搭載し、V-spec相当までアップグレードします。改造費49,000円(税別)。2020年1月末までのお申し込みにつきましては特価39,000円(税別)にて承ります。お申し込みはメールにてお願いします。タイトルを「V-spec改造」として、こちらからメールしてください。
※改造費には完全オーバーホール(15,000円)を含みます。完全オーバーホールは全パーツを分解し脱脂洗浄後に再組み立てします。オイルシールも打ち直します。(製造後およそ1年以内で使用頻度の低い個体についてはウォームホイールの脱脂洗浄は行わず、グリスアップで対応します。その場合でもウォームネジまわりは脱脂洗浄、軸受け交換、調整、再組み立てします) ※交換部品は駆動回路、ウォーム軸受け、その他、製造時期によりますが、ウォームホイール、ウォームネジを交換する場合がございます。 ※スタンダード仕様のV-spec改造につきましては、東側荷重時をやや重視した調整とさせていただきます。西側荷重時には東側より若干追尾精度が劣る場合がございます。 ※SWAT-300SをV-spec改造した場合、荷重方向限定モードをご使用になるには別売のリモコンが必要です。 ※基本的にお申し込み順に改造作業いたしますが、製品をお送りいただく時期につきましてはご相談とさせていただきます。 ※輝星製SWAT-300には非対応。 ※2020年1月末までにお申し込みいただければ、改造がそれ以後になっても特別価格で承ります。
   
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2019年11月23日 (土)

M1かに星雲。

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●M1かに星雲
2019年10月31日23時58分~ 宇治天体精機 60cm 準リッチークレチアン 焦点距離 5,400mm キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO6400 30秒露出×51枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 宇治天体精機スカイマックス60cmドイツ式赤道儀 ノータッチ追尾 撮影地 宇治天体精機敷地内
 
せっかくの新月期ですが、関東地方は呪われたように晴れません。それどころか昨日から雨です。いったい今年はどうなってるんでしょう。と嘆いていても仕方ないので、先月末に宇治天体精機さんの60cmで撮ったM1かに星雲をご覧ください。ポータブル赤道儀のSWATとは縁のない巨大望遠鏡です。操作していても命の危険を感じるサイズです。(笑) この望遠鏡を使うのは2回目ですが、透明度が悪くてまだ真の実力は発揮できていません。いずれもっと好条件でじっくり撮影したいものです。
 
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宇治天体精機の工場内にて。巨大望遠鏡がずらりと並んでいます。手前から50cm反射、20cmアポクロマート屈折、60cm反射、15cmアクロマート屈折、40cm反射。50cmが売約済みだそうですが、それ以外は即納とのことです。購入ご希望の方は、晴れた夜なら、実際に星像をご覧いただきながら、村下社長から直々に解説していただけるそうです。駆動回路はすべて外山電子製。一家に一台、スカイマックス! 無理な方はSWATをどうぞ。(笑)
 
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2019年11月14日 (木)

SWAT-350V-spec、いよいよ明日発売。

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明日、11月15日は、超高性能ポータブル赤道儀「SWAT-350V-spec」の発売です。といっても組み立て調整がけっこう大変なため、あまり数が作れず、在庫はすべて販売店様とご予約のお客様にお送りしてしまいました。月末までになんとかあと5台程度は仕上げますので、購入ご希望の方は、ぜひ販売店様にご予約をお願いします。さて、上の画像は天体写真の名手、吉田隆行さんがSWAT-350V-specを使って、焦点距離590mmノータッチ5分で撮影したアンドロメダ銀河です。撮影16枚中12枚が上のような点像とのこで、V-specの追尾精度はホンモノということがおわかりいただけると思います。星雲の全体像と吉田さんのコメントは作例ページにアップしましたので、ぜひご覧ください。こちらからどうぞ。
 
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吉田さんの撮影スタイル。メイン機材に集中して取り組んでいる間も、サブ機のV-specは正確な追尾で、高品質な露出を稼いでいきます。V-specは入門用としてはもちろん、ベテランのサブ機としても充分ご納得いただける性能に仕上げております。また、腰痛持ちの方やお年を召して重たい機材がつらくなった方の強い味方でもあります。そんな皆様の気軽なノータッチ撮影の幅を大きく広げます。
 
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すでにSWAT-300/310/350をお持ちのユーザー向けに始めた「V-specアップグレード改造」も順調です。写真はお預かり中の2台。改造が終わって、実写テスト待ちです。これまでβユーザー含めて20台以上改造してきましたが、大きなトラブルもなく、快調に稼働しているとのことです。お手もとのSWATをV-spec相当へアップグレードしてノータッチ撮影の幅を広げませんか。現在、来年1月分の改造予約を受け付けています。新月期でもかまわないなら、お預かり期間2~3週間で、いつでも対応します。

スタンダード仕様 → V-specへアップグレード改造、受付中。
お手持ちのユニテックSWAT-350/310/300/300SにPECを搭載し、V-spec相当までアップグレードします。改造費49,000円(税別)。2020年1月末までのお申し込みにつきましては特価39,000円(税別)にて承ります。お申し込みはメールにてお願いします。タイトルを「V-spec改造」として、こちらからメールしてください。
※改造費には完全オーバーホール(15,000円)を含みます。完全オーバーホールは全パーツを分解し脱脂洗浄後に再組み立てします。オイルシールも打ち直します。(製造後およそ1年以内で使用頻度の低い個体についてはウォームホイールの脱脂洗浄は行わず、グリスアップで対応します。その場合でもウォームネジまわりは脱脂洗浄、再組み立てします) ※交換部品は駆動回路、ウォーム軸受け、その他、製造時期によりますが、ウォームホイール、ウォームネジを交換する場合がございます。 ※スタンダード仕様のV-spec改造につきましては、東側荷重時をやや重視した調整とさせていただきます。西側荷重時には東側より若干追尾精度が劣る場合がございます。 ※SWAT-300SをV-spec改造した場合、荷重方向限定モードをご使用になるには別売のリモコンが必要です。 ※基本的にお申し込み順に改造作業いたしますが、製品をお送りいただく時期につきましてはご相談とさせていただきます。 ※輝星製SWAT-300には非対応。 ※2020年1月末までにお申し込みいただければ、改造がそれ以後になっても特別価格で承ります。
   
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2019年11月10日 (日)

SWAT-350、SWAT-350V-specデモ品特価処分。

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今年の胎内星まつりと星をもとめてに展示したSWAT-350とSWAT-350V-specのデモ展示品を処分します。処分にあたっては、完全に分解して清掃、再組み立て後、動作チェック済みです。もちろん実際の星で追尾精度をチェックし、SWAT-350はPモーション±7″前後、V-specは±5.5″前後を確認してますので、末永く安心してお使いいただけます。デモ展示で使用したため、小傷がございますが、性能にはまったく問題ありません。多少の傷や汚れなど気にしない方におすすめします。いずれも一年間の保証付き、この機会をお見逃しなく!
  
●SWAT-350 ※売約済み
 新品価格 125,000円(税別)→処分特価 110,000円(税別) 121,000円(税込)
 筐体にほんのわずかな傷がございます。

●SWAT-350 V-spec ※売約済み
 新品価格 158,000円(税別)→処分特価 145,000円(税別) 159,500円(税込)
 エッジに小さな打痕がございます。(下の写真参照)

お申し込みはご希望の製品名を明記してメールにてお願いします。こちらからどうぞ。お支払いは銀行振り込みのみ。送料は日本国内に限りサービスいたします。早いもの勝ちとなりますので、売り切れの節はご容赦ください。
 
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SWAT-350V-specの打痕はこの程度。他は新品同様にきれいです。
 
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SWAT-350V-spec(この個体)の実際の星で撮影しピリオディックモーションの実測値です。焦点距離900mmで東側偏荷重限定スペシャルモード以外、およそ2周期分(約14分間)撮影してます。東側偏荷重限定スペシャルモードは途中で曇ってしまって1.5周期分。西側偏荷重スペシャルモードも最後に雲で邪魔されましたが、なんとか2周期分写っています。公称値のノーマル±5.5″前後、荷重方向限定±4.5″前後を上回るPモーションです。この精度なら500mmクラスでも2~3分のノータッチ追尾が充分可能と思います。(西側偏荷重の実測データを掲載していますが、西側偏荷重での撮影はバックラッシュの中でふらつくリスクがあり、積極的な運用はおすすめしません。通常、東側偏荷重で撮影してください。) なお、この追尾精度はウォームホイールの一部分で測定したもので、全周を保証するものではありません。概ねこの程度ということでご理解ください。
 
SWAT-350V-specは15日発売です。発売日に向けて15台ほど組み上げたのですが、すべて予約完売となってしまいました。月末までにもう何台か作れると思いますので、お急ぎの方は販売店様に早めにご予約をお願いします。V-specの追尾精度でノータッチの幅が広がるのは大きな魅力なのは確かですが、スタンダードのSWATでも充分な高精度なので、V-specにここまで大きな反響があるとは私自身も思っていませんでした。ちょっと面食らった感じです。北半球での撮影では西側偏荷重は推奨してないとはいえ、そこに注目して精度を保証したのはユニテックが最初ではないでしょうか。(過去をよく調べてないので、間違ってるかもしれません) このギアの当たり面は南半球での追尾のときの推奨方向になりますので、南天に行かれる方には大事な要素です。こんなことにこだわってる私も普通じゃない感じですが、これからもオリジナリティのある製品を作っていきたいと思っています。
  
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2019年11月 8日 (金)

マルチ赤緯ブラケット、12月10日発売。

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充分な剛性を確保した赤緯体搭載用パーツ「マルチ赤緯ブラケット」を12月10日に発売します。マルチ赤緯ブラケットはL型を構成するメイン部材に頑強な12mm厚アルミ材を採用。さらに5mm厚のアングル材で補強することで、剛性を大幅に高めました。アリミゾキャッチャーと併用することで、従来の8mm厚のダブル雲台ベースを流用した赤緯体とは比較にならないほどの高強度を実現しています。ポールマスターなどを搭載出来る8mm厚ミニフロントプレートも標準で付属してます。ほかにダブル雲台ベースでドイツ式を組んだときの違いとして、赤緯体をターンテーブル面から離せることで、SWAT本体や三脚との干渉による制限を大きく減らせ、さらに赤緯体を極軸中心に近づけることでバランスウェイトも減らせます。プレート位置の付け替えも可能ですので、搭載機材に合わせて自由な発想でお使いいただけます。ダブル雲台ベース+アリミゾキャッチャーでドイツ式赤道儀を組んでいるユーザー様は、マルチ赤緯ブラケットに載せ替えるだけで簡単に変更できますので、ぜひご検討ください。その剛性の高さにびっくりされると思います。

マルチ赤緯ブラケット 12月10日発売
  12mm厚アルミプレート×2枚、補強用アングル材、8mm厚ミニフロントプレート付。
  希望小売価格 21,000円 (税別)
※取り付けには別途アリミゾキャッチャーが必要です。
 
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マルチ赤緯ブラケット搭載例。赤緯体には開発中のDECモード付SWAT-350を搭載して、2軸オートガイドを試験中です。DECモード付SWAT-350と2軸対応リモコンは来春に発売予定です。テストは順調です。どうぞご期待ください。
 
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2019年11月 3日 (日)

大迫力のM42オリオン大星雲中心部。

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●M42オリオン大星雲中心部
2019年11月1日01時21分~ 宇治天体精機 60cm 準リッチークレチアン 焦点距離 5,400mm キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO6400 60秒露出×18枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 宇治天体精機スカイマックス60cmドイツ式赤道儀 ノータッチ追尾 撮影地 宇治天体精機敷地内
 
気合いを入れてV-specの組み立てに勤しんでおりましたが、外山電子の外山さんが宇治天体精機までモータードライブの納品に行くということなので、ちょっと息抜きにご一緒させていただきました。一泊二日の弾丸ドライブです。しかし天気は快晴。寝てる暇などありません。結局、0泊二日となりまして、ヘトヘトに疲れ果てて帰ってきました。(笑) 休み明けからお預かりしているV-spec改造に取りかかりますので、お送りいただいているユーザー様は、どうぞ楽しみにお待ちください。さて、画像は60cm反射によるオリオン大星雲です。昨年は横構図でしたが、今回は縦構図にしてみました。わずか18分露出とは思えないほどの迫力。ちょっと不気味なほどの仕上がりとなりました。それにしても、スカイマックスの追尾精度は素晴らしいです。焦点距離5,400mmをノータッチで1分、完璧にガイドするのですから恐れ入ります。光学系も素晴らしくシャープで、さすが人間国宝?の村下さんとしか言いようがないです。(笑) 宇治天体精機では、60cm反射、50cm反射、20cm屈折、15cm屈折が赤道儀付きで即納体制です。興味のある方は、宇治天体精機へお問い合わせください。
 
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宇治天体精機 25cm トリプレットEDアポクロマート屈折赤道儀。ドームは協栄産業製。
京都からの帰りに調整で名古屋に立ち寄りましたが、自動導入搭載でとても快適な使い心地です。
 
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2019年10月24日 (木)

SWAT V-specノータッチ作例「オリオン座中心部」。

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●オリオン座中心部
2019年9月27日1時44分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞りF2.8開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 180秒露出×47枚 高輝度部分に短時間露出をHDR合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec(試作機)ノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
V-specノータッチ撮影第2弾はオリオン座中心部です。画像上端がほぼ赤道になりますから、前回のアンドロメダ銀河より追尾精度が必要とされます。ここでも焦点距離300mm、3分露出は問題なく成功しています。画像自体は分子雲を強調しようと、ちょっと無理に炙った感が強く、暗部が荒れ気味で、さらに枚数を重ねたいところです。今回は話題のStarnet++を使ってマスクを作りました。処理途中で星を消した画像が下です。けっこうきれいに消してくれるので便利で助かります。なかなか晴れず、V-specのテスト撮影もこのときが最後です。次回晴れたら、ノータッチでお気軽撮影を楽しみたいと思います。
 
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V-specアップグレード改造ですが、12月分も予約で埋まりました。以後、1月以降の作業となります。改造は各月の新月期を避けて満月前後2~3週間で行う予定です。けっこう手間がかかる作業なので、満月前後に10台程度仕上げるのが精一杯です。もし新月期に改造に出してもかまわないという場合は、11月でも受け付け可能ですので、ご相談ください。ただ、新月期にこれだけ晴れないと次にいつ晴れるか、みなさん虎視眈々と狙っていらっしゃるので、その時期は手元に置いておきたいですね。一応、改造中にどうしても使う必要がある場合に備えて、貸出機を3台ご用意しています。必要なときはご相談ください。空きがあればお貸し出しします。あと、改造するSWAT本体をお送りいただく前に、外観の傷などをあらかじめチェックしておいてください。こちらでは丁寧な作業を心がけていますが、戻った際に「この傷はなかったはず」なんていう無用なトラブルは避けたいです。どうぞ、よろしくお願いいたします。
 
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2019年10月22日 (火)

SWAT V-specノータッチ作例「M31アンドロメダ銀河」。

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●M31アンドロメダ銀河
2019年9月26日22時07分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞りF2.8開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 180秒露出×52枚 高輝度部分に短時間露出をHDR合成 Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec(試作機)ノータッチ追尾 千葉県大多喜町
 
V-spec発表以来、多数のご予約とV-specアップグレード改造へのお申し込みをいただいております。V-specアップグレード改造はあまりの反響大きさに作業を前倒しして行うことにしましたが、すでに11月の改造のお申し込みは一杯になりました。引き続き、12月分を受け付けておりますので、早めにご連絡ください。
さて、追尾精度が高いV-specはノータッチ撮影の可能性を大幅に広げます。極軸設定してすぐに超望遠の撮影をお楽しみいただけます。オートガイドしないですむ気軽さは大きなメリットだと思います。初心者の方の撮影成功率アップはもちろん、ベテランの方が大型機でメイン撮影に集中している間、V-specをサブ機として運用していただければ、追尾精度に頼った「ほったらかし撮影」が可能になります。V-specの追尾精度があれば、焦点距離、露出時間の自由度が大幅に高まりますので、メイン機より高品質な作品になるやもしれません。上のアンドロメダ銀河は焦点距離300mmで3分間のノータッチ露出してますが、星像が流れることなくトータル2時間半の露出を成功させています。大気差や極軸設置の誤差がありますから、V-specといえども限界はあります。これからいろいろノータチ撮影して、そのあたりを確認していきます。SWAT V-specノータッチの世界、どうぞお楽しみに。
 
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2019年10月17日 (木)

SWAT-350/310V-spec、11月15日発売!

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■追尾精度を極めた超高性能SWAT-350/310V-specが遂に発売。
「V-spec」はSWAT-310/350をベースに追尾精度を向上させた特別仕様です。スタンダード仕様のピリオディックモーション(Pモーション)は±7″前後ですが、V-specにはユニテック独自のPEC(Periodic Error Correctionの略 )を搭載して、約20%精度アップし、なんと±5.5″前後まで向上させました。荷重方向限定で±4.5″前後とさらに追尾精度を向上させるスペシャルモードも搭載。これまでのポータブル赤道儀のイメージを打ち破る画期的な製品となっています。下に焦点距離450mm、ノータッチ追尾5分露出の作例を掲載していますので、その追尾精度の高さをぜひご覧ください。(作例対象は緯度が高く5分もの露出に成功していますが、赤道に近づくと露出時間の調整が必要になる可能性があります。)

一般的な赤道儀は、そのギア構成上、東側偏荷重の方が安定した追尾が可能です。そのため通常のPEC制御は東側偏荷重で設定されているため、西側偏荷重時には東側より追尾精度が劣ることがあります。これは東西の偏荷重時のPモーションが異なるためにおこる現象で、これを完全に一致させるのは現在の機械加工精度では不可能といえます。特に東と西でPモーションが逆位相だったときは、東側のモーションで補正してしてしまうと、西側偏荷重になったときに、元のモーションに補正分が加算されてしまうため、PEC補正する前より追尾精度が悪化してしまう現象がおきます。通常、北半球では西側偏荷重での運用はおすすめしてませんが、このギア当たり面は南半球での推奨偏荷重方向になるため、疎かにはできません。V-specは、ウォームネジ選別の初期計測でPEC適性を判断。西側偏荷重時に悪化してしまうウォームネジをこの段階で排除しています。さらに東西両方向の偏荷重データを不揮発メモリに記憶することで、どちらでも高精度を発揮するバランスが取れたモード(ノーマル起動)や、東西それぞれの偏荷重方向に特化したPEC駆動(スペシャルモード)を起動時に選択することができます。その結果、荷重方向限定のスペシャルモードでは±4.5″前後という驚異的な追尾精度を達成。ポータブル赤道儀とは思えない高精度追尾を実現しています。このようにV-specは従来のPECとはひと味違った仕様となっています。もちろん、PEC設定は出荷前にメーカーにて行いますので、ユーザーはPECを意識することなくお使いいただけます。
 
SWAT-350V-spec 11月15日発売
追尾精度±5.5″前後、荷重方向限定モード±4.5″前後、時角目盛環搭載、耐荷重量約15kg
希望小売価格 158,000円 (税別)

SWAT-310V-spec 12月20日発売
追尾精度±5.5″前後、荷重方向限定モード±4.5″前後、赤経恒星時目盛環搭載、耐荷重量約10kg
希望小売価格 148,000円 (税別)

※ノーマル起動で±5″以下が出た個体については、荷重方向限定のスペシャルモードで追尾精度が向上しない場合があります。 ※V-specは組み立て調整に非常に手間がかかるため、月間生産数は5台程度を予定しています。早めに入手されたいお客様は、販売店様にご予約をお勧めします。

スタンダード仕様 → V-specへアップグレード改造 12月1日受付開始
お手持ちのユニテックSWAT-350/310/300/300SにPECを搭載し、V-spec相当までアップグレードします。改造費49,000円(税別)。2020年1月末までのお申し込みにつきましては特価39,000円(税別)にて承ります。お申し込みはメールにてお願いします。タイトルを「V-spec改造」として、こちらからメールしてください。
※改造費には完全オーバーホール(15,000円)を含みます。完全オーバーホールは全パーツを分解し脱脂洗浄後に再組み立てします。オイルシールも打ち直します。(製造後およそ1年以内で使用頻度の低い個体についてはウォームホイールの脱脂洗浄は行わず、グリスアップで対応します。その場合でもウォームネジまわりは脱脂洗浄、再組み立てします) ※交換部品は駆動回路、ウォーム軸受け、その他、製造時期によりますが、ウォームホイール、ウォームネジを交換する場合がございます。 ※スタンダード仕様のV-spec改造につきましては、東側荷重時をやや重視した調整とさせていただきます。西側荷重時には東側より若干追尾精度が劣る場合がございます。 ※SWAT-300SをV-spec改造した場合、荷重方向限定モードをご使用になるには別売のリモコンが必要です。 ※基本的にお申し込み順に改造作業いたしますが、製品をお送りいただく時期につきましてはご相談とさせていただきます。 ※輝星製SWAT-300には非対応。 ※2020年1月末までにお申し込みいただければ、改造がそれ以後になっても特別価格で承ります。
  
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V-spec実写サンプル 焦点距離450mm、ノータッチ5分露出でこの星像! 撮影 吉村 研 様 
Date & Time:2019.10.09 22:51~(JST)...
Location : Yuasa, Wakayama, Japan
Optics:FSQ-85ED w Flattener (f455mm F5.4)
Camera:EOS 6D(HKC)
Filter:Baader Hα 7nm
Exposure:ISO 3200, 24fr x 300s (120min)
Mount:SWAT-350 V-spec (normal mode)
Guiding:No touch
Processing:PixInsight、Photoshop CC

 
SWAT-350V-spec モニターユーザー募集のお知らせ
※モニターユーザーの募集は終了しました。どうもありがとうございました。
SWAT-350V-specをお得なモニター価格でご購入いただけるモニターユーザーを3名様募集いたします。お使いいただいたご感想やご要望などをメールにてお送りください。お送りいただいた内容はブログ等に掲載する場合がございます。(個人情報は掲載しません) モニター機については即納いたします。モニターご希望の方はメールにてお申し込みください。メールはこちらからどうぞ。
モニター価格 138,000円 (税別)
 
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2019年10月10日 (木)

中川室長のおすすめセット。

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トミーテックからサイトロンジャパンへ移籍されて、ますます精力的に情報発信されている中川室長に登場いただきました。これからボーグ製品の紹介に力をいていくそうですが、ボーグと抜群の相性を誇るSWATはショールームに欠かせないとのことで、展示していただけることになりました。中川さんとはトミーテック時代から協力関係にありまして、CP+で何年にも渡ってコラボ展示していただいたり、ユニテックとしてはすっかりお世話になりっぱなしです。私の作例にボーグ鏡筒が多いのもそういった理由からです。もちろん、ユーザーさんにおすすめして間違いないと思う製品をブログで紹介してますし、妙なフィルターはかかってませんのでご安心ください。(笑) ということで、シュミットさんへ行ったら、ぜひ奥の中川室長のコーナーへ足を運んでください。SWATとボーグの組み合わせについて実物をご覧いただきながら、室長から直接、説明してもらえます。シュミットさんの他、協栄産業(東京店大阪店)さん、スカイバードさんの店頭にもSWATの実物が展示されています。ぜひ足を運んでご覧いただけたらと思います。中川室長のブログと橋本店長のブログにも掲載いただきました。こちらこちらです。
 
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2019年10月 5日 (土)

シグマ40mm F1.4 Artによるカシオペヤ座。

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●カシオペヤ座
2019年9月26日22時36分~ シグマ 40mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 120秒露出×61枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
40mmレンズによるカシアペヤ座です。以前、50mm F1.4 Artでもここを撮ってますが、40mmだとやっぱり画角が広いですね。房総でこのエリアは千葉や東京の光害の影響を受けるので、ちょっと厳しいですが、FlatAideProで カブリ処理をしてなんとかフラットに補正しました。あとソフトフィルター効果も使いました。実は最近ネットで同じ40mmとSWAT-350の組み合わせで素晴らしい出来のカシアペヤ座を見つけました。こちらがそのユーザーさんの作品です。アンドロメダ銀河まで取り込んだダイナミックな構図、秋の天の川の微光星やHα領域、漂う分子雲までコントラストよく描出していて、すべてが私の作品の遙か上を行く仕上がりです。いや~、お見事です。お手本にして行きたいと思います。
 
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2019年9月28日 (土)

シグマ40mm F1.4 Artによる夏の大三角。

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●夏の大三角
2019年9月26日21時03分~ シグマ 40mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 120秒露出×35枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
このところ秋の長雨シーズンとあって、ぜんぜん晴れてくれません。結局、今年の夏もほとんど天気が悪かった感じですね。そんな状況ですが、おとといの夜は大陸からやってきた移動性高気圧に覆われて、久しぶりの快晴予報。平日でしたが、このチャンスを逃すと、いつまた撮影に行けるかわからないので、気合いを入れて房総半島へ出撃しました。結果は大正解で、薄明開始まで雲ひとつない快晴が続き、透明度もまずまずで頑張って来てよかったと思わせる星空でした。ただし翌日の午前中は仕事になりませんでした。(笑) さて現地到着後、まず撮影したのが「夏の大三角」です。50mm標準レンズだと構図がちょっと厳しいので、もう少しワイドな40mmで狙いました。これがジャストフィットといった感じで、とても具合がいいです。はくちょう座の北アメリカ星雲からサドル付近の散光星雲、網状星雲、アルタイル方向に続く天の川と小さないるか座がちょうどよく収まりました。今シーズン最後の夏の大三角です。
 
M27

40mmレンズですが、拡大するとM27亜鈴状星雲の形がわかります。ビックリです。さすがにM57は小さすぎて確認できませんでした。
 
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2019年9月20日 (金)

星をもとめて2019に参加します。

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今週末22日に京都南丹市で開催される関西最大の天文イベント「星をもとめて2019」に外山電子さんと一緒に出展いたします。今年も天気はイマイチのようですが、そんな天気だからこそ、るり渓で盛り上がりましょう。ユニテックでは精度を極めた新製品SWAT-310V-specを展示します。外山電子さんは胎内で好評だった1万倍速のSWATを展示するそうです。 さらに昨年同様、安価なノーブランド(傷、汚れありの中国製)のアルカスイスパーツの即売も予定しています。ぜひSWAT®ブースにお立ち寄りください。なお、協栄産業さんのブースでSWAT-350の訳あり品を10%OFFにて販売します。こちらは早い者勝ちですので、よろしくお願いします。
 
■協栄産業さんの特設ページはこちら。→ https://www.kyoei-osaka.jp/hpgen/HPB/entries/397.html

■星をもとめて公式ページはこちら。→ http://www.hoshimoto.jp/
 
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2019年9月19日 (木)

ハーモニックドライブ本体のモーションはいかに。

   HarmonicdrivemotorHarmonicdrive

外山電子さんのご協力で減速ギアにハーモニックドライブを使用したモーターを入手しましたので、早速モーター本体のモーションを測定してみました。弊社の測定器による結果が上のグラフになります。青とピンクのラインがハーモニックドライブで、単純にSWATの一周期に合わせて7分間弱を2回分です。実際には30回ほど測定していて、突発的に±30″程度なこともありましたが、 だいたい±15″程度で安定する感じです。グラフは安定したときのモーションです。細かいギザギザのモーションはこの個体特有のものかどうか不明ですが、常時±5″程度のふらつきがあります。このモーターに直接カメラを載せるなら、焦点距離100mmくらいは安心してガイドできそうな感じです。細かいギザギザは焦点距離500mmを超えると影響を受ける量ですが、シーイングが悪いと同じくらい動くので星像が多少膨らむ程度かもしれません。オートガイドすれば安心でしょう。以前、噂に聞いていたよりもずっとよい結果でした。このモーターを使えば、簡単に±15″という高精度が出るのですから、なかなか立派なものです。問題はお値段で、テストに使ったこのモデル(モーターはオリエンタル製)は、一個75,000円もします。このモーターが使えると赤道儀を作るのがとても簡単になるんですが、赤道儀自体も相当高価になってしまいますね。それから周期性のない大きなモーションと細かいギザギザのモーションの補正をどうするか考えないといけないですね。もう少し低価格なハーモニックモーターが出ることを期待しましょう。ちなみにグラフの黄色と紫色のラインはまもなく発売のSWAT-350V-specのPモーションです。この個体は±4″ほど出ています。こちらにもぜひご期待ください。


※ハーモニックドライブの測定結果(回転方向はCCW)はこの個体一個を測定しただけですので、すべてが同じくらいとは保証できません。また計測は無負荷で行っております。負荷をかけた場合にモーションがどう変化するかは試してません。
  
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2019年9月 7日 (土)

目盛環の仕様変更について。

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SWAT-350と回転ユニットの目盛環の色を変更します。これまでは画像の奥の方の目盛環のように緑色でしたが、これからは手前のように白くなります。この変更は作り方の違いによるものです。従来は機械彫刻で刻まれており、刻んだ目盛りに緑の塗料を入れてました。新しい目盛環はレーザー彫刻という方法になりまして、黒アルマイトした材料の表面をレーザーで削るようにして刻み、目盛りは素材のアルミの色が出てきます。レーザー彫刻といっても傷が浅いので塗料は入れられず、そのため色は白になります。今回は依頼していた機械彫刻の職人さんが高齢で引退されるためです。日本の物づくり現場の熟練職人がどんどん減ってしまい、匠の技というのも風前のともしびのような感じです。お付き合いのあった職人さんが一人、二人と、どんどん減っていくので、寂しい限りですが、これも時代の流れで仕方ないことですね。そのような事情で、SWAT-350と回転ユニットの目盛環は、徐々に新型に入れ替わっていきます。現在、両方の仕様が流通してますが、特に管理してませんので、どちらがお手もとに届くかは時の運となります。どうぞ、よろしくお願いします。なお、SWAT-310は機械彫刻の在庫がまだ残っているため、しばらくは緑のままです。なくなり次第、レーザー彫刻となります。
 
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2019年8月26日 (月)

SWAT-310V-spec(β版)レビュー。

Swat310
胎内星まつり2019ではじめて姿を現した「V-spec」(β版)のレビュー記事が天文リフレクションズさんのページに掲載されました。多くのページの割いていただき、超充実のレビューとなってます。どうもありがとうございます。SWAT-310はこれまでも天リフ山口さんの主力機として活躍してましたが、V-spec発表を前に一足早くアップグレードさせていただき、早速ご使用くださいました。SWAT-310V-specを使っての感想や作例、オプション群の紹介など盛りだくさんの内容になっています。ぜひご覧ください。こちらからどうぞ。(http://reflexions.jp/tenref/orig/2019/08/23/9283/

「V-spec」はSWAT-310/350のスペシャル版となります。スタンダード版との違いは、ずばり追尾精度です。スタンダード版のピリオディックモーションは±7″前後で充分過ぎるほど高精度ですが、V-specにはPEC(Periodic Error Correctionの略 )を搭載して、約20%精度アップし、なんと±5.5″前後まで向上させています。しかも東西どちらの偏荷重時でもこの精度を保証(スタンダード版は東側偏荷重時のみ±7″前後の保証で西側偏荷重は未測定)します。さらに、電源投入時に偏荷重方向を選択するモードを搭載。この場合は±4~5″程度まで向上します。焦点距離400~500mmクラスのノータッチ撮影も視野に入ります。この追尾精度は、現在市場に出回っている赤道儀の中でもトップクラスとなり、「ポータブル赤道儀は精度の悪い広角レンズ用のおもちゃ」という一般的な概念を変える画期的な製品になると思います。どうぞご期待ください。
現在、βユーザーさまによるテストが行われております。問題がなければこの秋頃に発売、価格はスタンダード版の3~4万円高を予定しています。なお、スタンダード版のSWAT-300S/300/310/350からV-specへのバージョンアップにも対応予定(価格未定)です。詳細は後日、発表いたします。
 
NormalSpecial
V-spec試作機にて測定。焦点距離900mmm、2周期分(約14分間)撮影。
ノーマル起動で±5″以下が出た個体については、荷重方向限定モードで追尾精度が向上しない場合があります。
 
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2019年8月25日 (日)

胎内星まつり2019に参加しました。

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「胎内星まつり2019」に参加しました。ユニテックブースには、この秋発売予定のSWAT-350V-specとSWAT-310V-specのβ版を展示しました。V-specはけっこう苦労して開発した渾身の作なんですが、ほとんどのお客様はスルーで、「なんか変わったの?」という感じでした。う~ん、外観がまたく一緒で変化なしなので、ごもっともです。筐体をゴールドにでもすればインパクトがあったかもしれませんね。(笑) まぁ、これは想定通りで、性能についても通常のSWAT-350/310の±7″程度で充分といえば充分なんですよね。 ただ、何人かのコアなユーザーさんからは熱心に質問を受けまして、PECを搭載して±5.5″前後の高精度になって、300mm望遠くらいならほぼ完璧にガイドできることをご説明させていただきました。正直言って、開発の当初からV-specはあまり売れるとは思ってなくて、私自身のこだわりで作ったので、一部のマニアックなユーザーさんに評価してもらえたらそれだけで嬉しいです。
 
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 デモ展示したSWAT-350/310V-spec。超高精度±5.5″前後を達成しています。
 
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SWATブースは例年通り、本部の真ん前。外山電子さんと並んで出展させていただきました。奥の方が、外山電子の外山さん。モーター駆動一筋の人生を歩んでいらっしゃいます。SWAT-350/310V-specのPECも外山電子さんにお世話になりました。
 
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天文ガイドの佐々木編集長と井川カメラマンにもお越しいただき、熱のこもった取材(笑)を受けました。11月号(10/5発売)にちっちゃく載せてもらえるかも…。みなさま、天文ガイドをぜひご購入ください! 話しは変わりますが、井川カメラマンとは昔のバンド仲間で30年前くらいの胎内星まつりで一緒に演奏してました。私は10年ほどで引退しましたが、井川さんはまだ現役でギターを弾いてます。若いなぁ~(笑)

来月は「星をもとめて」に参加予定です。関西のみなさま、ぜひ遊びにいらしてください。
 
ご来場のみなさま、どうもありがとうございました。運営スタッフのみなさま、お疲れさまでした。ユニテックは来年もさらにグレードアップして参加予定です。
 
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2019年8月21日 (水)

胎内星まつり2019に参加します。

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胎内星まつり2019は、いよいよ明後日23日(金)からです。今年は目玉として年内に発売予定のSWAT-310とSWAT-350のスペシャルモデル「V-spec」(βバージョン)をはじめてお披露目します。V-specは、従来のSWATにPEC(ピリオディックモーション補正)を搭載して追尾精度を大幅に高めた製品で、これまでの±7″前後から20%ほど精度アップして、なんと±5.5″前後を達成しています。そのほかユニークな特徴は西側偏荷重時でも東側偏荷重時と同程度の追尾精度を保証しています。より長時間露出や長焦点撮影の成功率がアップします。また今年もボーグさんのご協力で、71FLなどをSWATに搭載して展示いたします。 どうぞご期待ください。
 
胎内星まつり限定特価販売のお知らせ
SWAT販売店の協栄産業様のブースにて、SWAT本体のB品を数量限定で特価販売いたします。B品といっても筐体にわずかな傷があるだけの未使用新品です。 SWAT-350が3台、SWAT-310が1台ご用意していますので、この機会をお見逃しなく! ユニテックブースで確かめて、協栄産業さんのブースでゲットしてください。

●協栄産業さんの特設ページはこちら
 
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ユニテックブースでは例年通り、弊社中国ルートから入手した中国製ノーブランドアルカスイス互換パーツ群を販売いたします。アルカキャッチャーは1,300円、70mmレール付きアルカキャッチャー1,800円。粗動回転付きアルカキャッチャーは70mmレールとケース付きで3,000円。L型汎用ブラケット1,300円、150mmレール1,000円、200mmレール1,500円、300mmレール2,000円。キャッチャー付き140mmレール2,000円、キャッチャー付き200mmレール2,500円。その他、モバイルバッテリーUSB 5VからSWAT対応の9Vに変換する昇圧電源ケーブルが500円、1/4インチカメラネジ100円などの小物もご用意しています。ぜひユニテックブースへお越しください。

※価格は税込みです。
※中国製アルカスイス互換パーツは、すべて新品ですが、小傷、汚れがございます。
※アルカスイス互換パーツはメーカーにより若干寸法が異なり、うまく適合しない場合がございます。ご了承ください。
 
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2019年8月20日 (火)

シグマ 105mm F1.4 Artによるハート&ソウル星雲付近。

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●ハート&ソウル星雲付近
2019年8月5日1時24分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×41枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
4日の房総遠征は時々雲に邪魔されることがあっても、ほぼ快晴で透明度も良く薄明開始まで撮影できました。最後に撮ったのは、ハート星雲、ソウル星雲、ペルセウス座の二重星団付近です。右端の散開星団はNGC663。105mmだとちょっと迫力が足りないですが、大宇宙にぽっかり浮かぶ星雲や星団が美しいです。今回の房総遠征は大量に撮影できて充実してました。欲をいえば、もっと露出を稼いで分子雲でもを炙り出したいところですが、4ヶ月ぶりのリハビリ撮影なので、こんなもんで満足です。さて次の新月期は何を撮りましょうかね。
 
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実は最後にすばるとカリフォルニア星雲のモザイクを狙って、すばるから撮り始めたのですが、構図を失敗してボツにしました。次回リベンジ予定です。上は一枚物を軽く処理しただけです。
 
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2019年8月18日 (日)

シグマ 105mm F1.4 Artによるクエスチョンマーク星雲付近。

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●クエスチョンマーク星雲付近
2019年8月5日0時22分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×31枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
前回ブログのIC1396付近を撮影した後、構図を少しだけカシアペヤ座方向にずらしてクエスチョンマーク星雲を狙いました。左上がクエスチョンマーク星雲と呼ばれる散光星雲です。中央やや右の散開星団がM52、そのすぐ右下の小さな赤い星雲の中にバブル星雲があります。さらにその右下がクワガタ星雲です。左下の大きく密集度の高い散開星団はNGC7789。秋の淡い天の川の中ですが、微光星の絨毯に明るい散開星団や散光星雲、そして暗黒帯まで入り組んでいて、とても美しいエリアです。この構図は前回のIC1396付近と一部重なっていて、モザイク合成すると下のようになります。
 
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どちらも北を上にして撮影しますが、極に近いので回転させないと写野がうまく重なりません。
 
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2019年8月16日 (金)

シグマ 105mm F1.4 ArtによるIC1396付近。

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●IC1396付近
2019年8月4日22時50分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×35枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
4日は天候にも恵まれたおかげで、天の川沿いをいろいろ撮影できました。23時近くなるとケフェウス座も北の空に高く昇り、撮影に好適となります。まずは巨大なIC1396付近を狙いました。105mmでもそこそこ迫力ある姿が撮れるうえに、周囲に散在するHα星雲も構図にバランスよく収まるので、中望遠におすすめのエリアです。はくちょう座のサドル付近の大きな散光星雲から、天の川をたどると、北アメリカ、このIC1396、クエスチョンマークハート&ソウルカリフォルニア勾玉クラゲバラかもめへと秋から冬の大型の代表的星雲が目白押しです。標準レンズで星座を狙ってもよし、100mm~200mmクラスの望遠で大型の散光星雲を撮るのもよし。SWATの高精度追尾なら、ノータッチでも星像が流れず、美しい天体写真に仕上げられます。精度の悪いポータブル赤道儀からのお乗り換え、ベテランのサブ機としておすすめです。ちょっと贅沢ですが入門用としても好適です。
 
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2019年8月13日 (火)

シグマ 105mm F1.4 Artによるバンビの横顔付近。

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●バンビの横顔付近
2019年8月4日21時09分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×21枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
彼岸花&出目金星雲を撮り終えた後、構図を少し上に振って、バンビの横顔を狙いました。105mmレンズ縦構図だと、バンビの横顔を中心に配置すれば南にM8干潟星雲、M20三裂星雲、北にM16わし星雲、M17オメガ星雲がバランスよく収まります。上の作例は2000万画素のキヤノン6Dで撮ってますが、同じ日にフジの一億画像GFX100で撮ったバンビの横顔付近がフォトギャラリーに掲載されます。そちらもご覧ください。ちょうど前回掲載した彼岸花&出目金星雲と構図の一部が重なってますので、例によってモザイク合成してみましょう。
 
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天の川中心部の暗黒帯がものすごい迫力です。これだけ描出できれば房総の空も捨てたもんじゃないですね。このまま上下左右に広げていきたい欲求に駆られます。
 
 
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2019年8月11日 (日)

シグマ 105mm F1.4 Artによる彼岸花&出目金星雲付近。

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●彼岸花&出目金星雲付近
2019年8月4日20時22分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×21枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
久しぶりの房総遠征となった4日の夜、まずはじめに撮ったのが彼岸花&出目金星雲付近です。好条件でさそり座を撮るのは時期的にもう遅く、薄明が終わる頃には尻尾の先がちょうど南中といった感じです。低空の彼岸花と出目金がなんとか狙えそうだったので、レンズを向けました。写真の下辺が地平高度15°弱で、低空のため右下は山の樹木が影になって入り込みました。それでもそこそこコントラストよく仕上げられたは、透明度がよかったおかげですね。ただ、ユーザーギャラリーに掲載したチリのアタカマ高原での同エリアと比べるとさすがに太刀打ちできませんが、東京から1時間半で行けることを考えると、まぁ納得です。シグマ105mm F1.4はF2.8まで絞ると最周辺が若干落ち込む程度で、全面ほぼフラットに撮れます。上の作例のフラット補正はFlatAideProで行いました。
 
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当日はSWATが3台並びました。左はSWAT-350+SIGMA、中はSWAT-310+LAOWA、右は当日ご一緒した外山保廣(外山電子)さんのSWAT-310です。搭載機材は噂のフジGFX100。4日の現地は風が弱くて透明度もよく、絶好の撮影日和にもかかわらず、私と外山さんふたりだけの貸し切り状態でした。前日の土曜日も同じような条件だったらしいので、賑わったのではないかと思います。多いときには10台ほどのクルマが列をなし、大賑わいとなる場所ですが、この日はとても静かな夜となりました。以前、3名のSWATユーザーさんとご一緒したときは、SWATが5台も並んで壮観でした。房総半島の西から北にかけての空は、東京や千葉の光害が地平高度70~80°付近まであって、撮影には不向きです。東から南はかなり暗くてそこそこ良好な星空が期待できます。なんといっても魅力は交通の便がよいことで、アクアラインを使えば都心から1時間半で気軽に行けることです。
 
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2019年8月 9日 (金)

ワンオフでアイピースホルダー製作。

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カメラマンの飯島裕さんからのご依頼で、アイピースホルダーを製作しました。作ったのはいちばん左の黒アルマイトのパーツです。持ち込まれたのはツアイス双眼鏡の接眼レンズとビクセンの31.7サイズスリーブ。これを合体して天体用のアイピースにしたいというご要望です。通常、双眼鏡の接眼レンズは、対物レンズとプリズムも含めて光学設計するので、接眼レンズ単体を外して天体望遠鏡につけても性能は出ないのですが、この接眼レンズはかなりよく見えるということで、あえて天体眼視用に流用することにしたそうです。右が組み上がったアイピース。まるで既製品のような美しい仕上がりです。
ワンオフパーツは1個しか作らないため、試作品と同じような扱いで、かなり高額になります。図面を引き、製造現場と打ち合わせ、持ち込まれたパーツと現物合わせで確認しながら削り、アルマイト処理も1個ですから割高になります。今回のホルダーも2万円弱になりました。もし、それくらいかかっても使っていきたいというようなこだわりの品があれば、ワンオフでお受けすることも可能です。お手もとの眠っているパーツが甦るかもしませんよ。
 
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2019年8月 8日 (木)

シグマ 105mm F1.4 Artによるはくちょう座の散光星雲。

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●はくちょう座の散光星雲
2019年8月4日21時28分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×21枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、StarNet++、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
 
4日の夜は、SWAT2台体制で臨みました。LAOWAのテスト撮影に平行して、シグマ105mm Artでも撮影を敢行。天の川沿いをあちこち狙いました。透明度がよかったせいか、30分余りの露出でもHα域や暗黒帯の微妙な濃淡が描出できたのには驚きです。房総の空もなかなかたいしたものです。東京から高速道路でわずかに1時間半の距離ですが、近くて便利なのは捨てがたいですね。今回はじめてStarNet++というツールを使ってみました。このツールは恒星を消した画像を簡単に作ってくれるため、それで星雲の強調処理を行えば、恒星像の肥大などを抑えた仕上げが簡単にできます。星マスクなどの面倒な処理が省略できて、とても助かります。参考のため、StarNet++で星を消した画像を下に掲載します。※星を消した画像は星マスクを簡単に作るための一時的な画像として使うのが本来の使い方らしいです。いい加減なことを書いてしまってすみません。
 
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StarNet++をはじめて使ってみました。デフォルトで処理した元画像を強調しています。パラメータを変えると、もう少しクォリティを高められる可能性があります。今後の課題です。天の川のように微光星が密集した対象は、そもそも不向きかとも思いますが、今回は実験もかねてやってみました。
 
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2019年8月 7日 (水)

LAOWA 12mm F2.8による天の川。

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●天の川
2019年8月4日21時41分~ LAOWA 12mm F2.8 絞りF4 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 3分露出×16枚コンポジット ステライメージ7、Flataide Pro、Photoshopで画像処理 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
前回ブログのLAOWA 15mm F4に続いて、LAOWA 12mm F2.8でも天の川を撮影しました。焦点距離12mmにもなると、作例写真の通り、いて座からはくちょう座まで余裕でカバーでき、しかも星像が良好なエリアに収まります。フルサイズでの対角画角はおよそ122°もあり、季節の星座を一網打尽にできる広さです。ちなみに前回の15mmの対角画角は110°ほどになります。この12mmは開放F値が2.8と明るく、天体用としても使いやすいレンズです。周辺星像の改善と光量の確保を狙って、一段絞りのF4で撮影しました。さすがに最周辺はサジタルコマフレアによる星像の肥大がみられますが、程度は大きくなく、超広角としては優秀な部類に入ると思います。APS-Cなら周辺まで良好でしょう。 木星の滲みは、撮影中に薄雲が通過したことによるもので、レンズ由来ではありません。星像もシャープですし、これから超広角をお考えの方は候補に入れてもよさそうです。中国製レンズの認識が変わる一本です。このレンズについての詳細はこちらをご覧ください。
 
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