テーパーシステム製品化します。
上の写真はSWAT-200や他社製ポータブル赤道儀の他、一般の赤道儀にも使えるように汎用性を持たせたテーパーシステムの試作品です。ワンタッチで機器の着脱を可能にする便利なアイテムなんですが、無事にテストを終えて製品化することにしました。テーパーキャッチャー(受ける方)の取り付け穴は、35mm幅のM6バカ穴に加えて、中心に写真太ネジのメスを設けました。太ネジアダプターを使えば普通のカメラネジにも変換可能です。このキャッチャーはSWAT-200の三脚取り付け部のテーパー部分にも互換性がありますので、カメラ三脚との間に挟めば、SWAT-200本体をワンタッチで三脚に取り付けできるようになります。オスの方はテーパーアダプターと呼ぶことにします。35mm幅のM6とM8のネジ穴を十字に配して、中心にカメラネジを立てた形状をしています。これらのパーツは機器を搭載するためのベースになるアダプターですが、弊社で発売予定のアリミゾレールにもマッチするように設計されています。ユーザーのみなさまが効率よく機器をセッティングするのに役立てていただければと思っています。もちろん使い方はアイデア次第。自由な発想で使いこなしてください。まだ図面だけですが、次回アリミゾレールの詳細をご紹介しますね。製品は外観デザインが若干変更される他、仕上げが梨地のアルマイトになります。予定価格はテーパーキャッチャーが3,500~4,000円、テーパーアダプターが2,500~3,000円程度になる予定です。発売は11月頃の予定です。
テーパーアダプターには中心のカメラネジの横に強化プラスチック製のM4ネジが取り付けてあります。搭載機器の底面から軽く押してやることで、雲台やカメラが、向きによって緩んでしまうのを防止する役目があります。樹脂製ですから機器に傷を付けにくいよう配慮していますが、アルミ程度の強度がありますので、傷や凹みが生じる可能性があります。充分に気をつけて使ってください。
ターンテーブルに直付けした例です。ワンタッチで機器を搭載できるほか、テーパーアダプター底面から緩み止め樹脂ボルトを軽く締めれば重いレンズを装着したカメラを東側に向けても自重で雲台が緩みません。右は発売予定のポラリエ用粗動回転ユニットを取り付けたうえで、テーパーアダプターを装着したビクセンのポラリエです。そのほかTOAST-proや取り付け穴が適合すれば一般の赤道儀にもお使いいただけます。
ユニテックのサイトもご覧ください。
http://www.unitec.jp.net/
« アリミゾキャッチャー製品化します。 | トップページ | アリミゾレール概要 »
「パーツ」カテゴリの記事
- アルカスイスアタッチメント、新発売!(2024.05.02)
- 極軸微動ユニット2、新発売!(2024.04.29)
- アリミゾキャッチャーローレットクランプ仕様に六角穴追加。(2021.03.09)
- AS回転ユニット、新発売。(2020.10.11)
- アルカスイスレール、新発売。(2020.10.09)