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2012年11月

2012年11月29日 (木)

アリミゾレール、12月5日発売。

Ar2 アリミゾキャッチャーに適合するアリミゾレールも12月5日に同時発売致します。上の画像の通りローレットつまみが付いたカメラネジが2本付属しますので、雲台やカメラの固定に便利にお使いいただけます。取り外しも簡単ですし、ローレット部分に5ミリの穴が貫通していますので、6角レンチやドライバーなどで増し締めすることも可能です。SWAT-200にはアリミゾキャッチャーでワンタッチ取り付けができるほか、中央の長穴で直接ターンテーブルに固定することもできます。ネジ穴は左右のカメラネジの他、35mm間隔でM8とM6が開けてあります。下の画像のように横面にも35mm間隔のM6が開けてあります。ここには、まもなく発売予定のテーパーキャッチャーを装着するのに便利です。さまざまな使い方ができるようになっていますので、ぜひご検討いただければと思います。価格は8,610円(税込)となります。

Ar3 側面のネジ穴は、まもなく発売予定のテーパーキャッチャーにも対応。開発中の粗動回転ユニットや微動付き回転ユニットと組み合わせるとドイツ式赤緯軸のような使い方もできます。カメラネジは回しやすい幅広のローレットつまみです。トルクをかけたいときは、穴に工具を差し込んで回せます。オリジナルのつまみです。

As1 アリミゾキャッチャーとセットで使うことを前提としていますが、長穴でSWAT-200のターンテーブルに直接固定することも可能です。

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2012年11月23日 (金)

アリミゾキャッチャー12月5日発売。

Ac1 上の写真は完成したビクセン互換のアリミゾキャッチャーです。以前のブログで概要を記しましたが、一部改良して12月5日発売致します。改良ポイントは脱落防止のための補助クランプを新設しました。これは天体写真撮影など暗闇での使用時に万一誤ってメインクランプを緩めてしまって、機器の不用意な脱落を防ぐことを目的としています。クランプ力はメイン一本で充分なので、弊社のアリミゾレールなど抜け止めを兼ねた形状をしたもの、あるいはストッパー付きのレールを使用する場合は、特に必要ないかもしれませんが、安心のために装備しました。(取り外しも可能)メインクランプは二種類ご用意しています。左がL型レバータイプ、右がローレットタイプ。お好みでお選びください。L型タイプはレバーを引っ張り上げると固定位置を変えることができます。ローレットタイプはツマミ部分が20mmもあるオリジナルパーツで、抜群の回しやすさです。SWAT-200でL型タイプを使用する場合は向きによってスイッチに干渉するので、ぶつからないように調節してください。このアリミゾキャッチャーはビクセン製のアリミゾレールが使用できるほか、弊社でもレールをご用意します。そのほか台形をしたプレートでなくても幅40mmで厚さ3~6mm程度の平板も使えます。取付はM6、M8両方に対応。取り付けネジ穴(M8/35mm間隔)が合えば他社製品にも適合します。そのほかボルトやスプリングには夜露などで塗れても錆びにくいステンレス製を採用(ローレットビスは真鍮クロームメッキ)して、耐久性も抜群です。サイズは約115×90×23mm(レバー部含まず)、重さはL型レバータイプが約250g、ローレットタイプが約270g。価格はL型レバータイプが15,750円(税込)、ローレットタイプが14,700円(税込)となります。

Ac2 同時発売予定のアリミゾレールを搭載したところ。レールは左右にカメラネジがつきますが、まだ出来上がってこないので、しばらくお待ちください。12月5日の発売には間に合うように加工中です。レールは抜け止めを兼ねて左右の機材を搭載する部分は台形をしていません。さらに抜け止め補助クランプを併用すれば、万一の事故を未然に防ぐことができる安心設計となっています。レールの詳細は部品が仕上がりましたらブログでご紹介します。

Ac3 SWAT-200に装着したところです。ポータブル赤道儀にジャストフィットするサイズです。

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2012年11月21日 (水)

微動付き回転ユニット試作品。

Bido00 先週のブログで内部のギアをご紹介した微動付き回転ユニットの試作が仕上がりましたのでご紹介します。サイズは直径70mm高さ53mm重さ560g、全周微動つきとなります。当然ですがクランプを緩めれば粗動回転も可能です。取り付け部分はSWATシリーズ共通のテーパーアダプターと同様の形状ですから、来月発売予定のテーパーキャッチャーでワンタッチ取り付けが出来て便利です。ターンテーブルにはカメラネジの他、35mm間隔でM6とM8のネジ穴が開けてありますので、さまざまな機器の搭載にご利用いただけます。画像奥は粗動回転ユニットの試作品ですが、微動が付いてもひと回り大きくなった程度のコンパクトさにまとめていますので、SWAT-200などのポタ赤にもフィットします。今後、カメラなど機器を搭載した状態でテストをした後、生産に入ります。

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2012年11月20日 (火)

アリミゾキャッチャー近日発売。

Tsume 写真は以前ご紹介したアリミゾキャッチャーのツメです。製品は真鍮から削り出しています。長穴にして若干調整幅を持たせてますので、クランプ部分の調整代と加えて、適合するレールの幅を広げることができます。アリミゾキャッチャーとレールはSWAT-200だけでなく、他社製品にも装着可能です。ぜひご利用ください。まもなく発売です。ところで、この真鍮のツメ。バッチリ見えるところなので普通はメッキするのですが、他社さんの製品を見てもどこもメッキしてないですよね。なぜなのでしょうか…。理由は分からないですが、うちもメッキ無しでいきます。使ってるうちに少し黒ずんでくると思いますけど、それも味があっていいかも…。^^;

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2012年11月16日 (金)

アリミゾレール近日発売。

Arirail 画像はアルミ無垢材から削り出し加工が終わったSWAT-200対応のアリミゾレールです。以前のブログにイラストつきでアップした概要とほぼ同じ仕様ですが、厚みだけ10mmに変更しています。また、製品はこのレールの左右の十字になったネジ穴の中央にローレットツマミの写真ネジが付きますので、雲台自体をクルクル回したりしなくても、スマートに固定できます。写真ネジが必要ないときは手で回して簡単に取り外せます。現在、アリミゾキャッチャーの部材と共に最終仕上げの梨地アルマイト加工に回っていますので、仕上がり次第順次発売致します。今しばらく、お待ちください。

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2012年11月14日 (水)

微動付き回転ユニット試作途中です。

Bido01 上の写真はSWAT-200をはじめとするポタ赤での使用を想定した微動付き回転ユニットの試作パーツです。少しずつ部材が仕上がり始めましたのでご紹介します。ウォームホイールは真鍮製φ41mm、50歯、モジュール0.75で切られています。あまり細かい歯にすると手で回したときの動く量が小さすぎて使いにくいので、ある程度粗い歯数にしてあります。SWAT-200の極軸は168歯ですから、大幅に少ないですね。この微動ユニットもSWAT-200本体もウォーム回りはキッチリした歯車の曲線で歯切りしていますので、構造上ギア回りのガタは出ない設計になっています。

Bido02 こちらはステンレス製のウォームネジ、上が歯切り前の素材で、下が切り出した状態です。ウォームホイールに合わせて切っていますので、山が粗いですね。この微動付き回転ユニットのギア回りは精度よりも強度と耐久性、錆びなどを考慮して素材を選択しています。前回紹介した粗動回転ユニット同様、まもなく発売予定のテーパーキャッチャーにワンタッチで取付可能にして抜群の使い勝手を実現します。フォーク式の赤緯ユニットの軸にしたり、微動装置に応用したり、極軸に載せて手動の微動にしたりと、ユーザー様のアイデア次第で使い方も広がります。私たちも、いろいろご提案できればと思っています。発売時期は来年春頃になると思いますが、ぜひご期待ください。よろしくお願いします。

Bido03 最後に普段あまり見ることがないと思いますので、ウォームネジの歯切りの様子です。手前の軸がこれから歯を切る素材で、常時切削油をかけ続けながら高速回転する後ろの刃物が切って行きます。

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