粗動回転ユニットの使用例。
昨日ご案内した「粗動回転ユニット」の取り付け例をご紹介します。機能は説明するまでもないのですが、クランプを緩めるとターンテーブルが自由に回転します。クランプは写真の通り、真鍮削り出しクロームメッキのメインクランプと補助クランプの二つが付いています。主にポタ赤でカメラや軽量のガイド鏡を搭載することを想定して、回転フリクションはやや軽めに設定されています。特に使い方を限定するものではなく、ユーザーの皆さまの発想で使いこなしていただければと思っています。
SWAT-200にアリミゾキャッチャーとアリミゾレールを取り付け、レールのサイドにテーパーキャッチャーを固定して、粗動回転ユニットを搭載した例。ドイツ式赤緯軸のように使用できます。
この向きに取り付けると極軸の粗動回転と同じになりますけど、カメラとガイド鏡を載せて、ガイド星を探したりする時に便利かもしれません。
他社製のポタ赤に応用した例、雲台取り付けステージにテーパーキャッチャーを固定して、そこへ粗動回転ユニットを取り付けます。これで、極軸の粗動回転が実現します。ポラリエやTOAST-proの雲台ステージは、一見回転しそうですが、単なる勘合のための構造で、カメラなどを搭載して荷重がかかると雲台ステージを回すことは困難です。粗動回転ユニットを使えば荷重がかかっても楽々と回転させることができて便利です。ただ、ちょっと仰々しい感じもしますので、もう少し長さを抑えた両モデル専用設計の回転システムも販売する予定です。
http://www.unitec.jp.net/