ターンテーブルキットTOAST-pro近日発売
以前のブログでSWAT-200の粗動回転可能なターンテーブルをTOAST-proに移植するキットをユーザー様からのご要望でワンオフ製作したのですが、その後もTOAST-proユーザー様からの問い合わせ何件もあったため、思い切って製品化することにしました。取り付け部分に若干変更がありますが、ほぼそのままで発売します。TOAST-proの「脱着式カメラステージ」はテーパー式の勘合になっていて、もともと回転させる設計ではなく、カメラなどを搭載すると粗動回転できません。(荷重がかかってなければ回ります)やはりSWAT-200のようにスムーズに粗動回転できた方が使い勝手が大幅に向上しますね。またSWAT-200用に開発したアリミゾキャッチャーやレール、テーパーキャッチャーなどのパーツも使用可能になります。それから、このアダプターはTOAST-pro本体には何も手を加えず、ボルトオンで取り付けできますので、ユーザー様が簡単にオリジナルに戻せます。
キット内容は上の画像となります。センタースピンドル付きのターンテーブルはSWAT-200用を流用しています。中心にカメラネジ、M6とM8のネジ穴が35mm間隔で開けてあります。メインクランプと補助クランプは真鍮削りだしクロムメッキ仕上げ。取り付けは簡単ですが、以下に画像で説明します。
TOAST-proオリジナルの勘合部を取り外した状態です。取り外したパーツは大切に保管してください。メーカーの保証を受ける時に必要になります。
キットの真鍮削り出しのロアアダプターをM3皿ネジ3箇所で固定します。
中心にスピンドルを差し込む穴の開いたアッパーアダプターを側面のネジ穴からM3キャップスクリューで固定します。ロアアダプターのフランジ部分に付属のスペーサーリングをセットします。
ターンテーブルのセンタースピンドルにグリスをまんべんなく塗布してアッパーアダプターの穴に差し込みます。最後に側面のM4キャップスクリューをねじ込めば完成です。カメラを載せて回してみてください。スムーズに粗動回転できますよ。TOAST-proユーザーの皆さま、ぜひご検討いただければと思います。発売は来月中旬、販売価格は13,860円(税込)の予定です。工具は付属しません。組み立てにはプラスドライバーのほか、2.5mmと3mmの六角レンチが必要です。
TOAST-proといえばSWAT-200のライバル機ですが、先日の木曜日に開発担当のSHさんとお会いしてきました。TOAST-pro用のターンテーブルキットを発売するので、失礼がないようご挨拶させていただいたのですが、快く了承していただけました。ポータブル赤道儀のブームといわれてますが、このブームが一過性にならないよう、お互いユーザーの信頼を得られる製品作りをしていきましょう、という話しもさせていただきました。この業界はとても狭くて、実はSHさんともずいぶん以前からの知り合いなんです。これまでも時々お会いしてお茶したりしてたんですが、ポラリエを開発されたビクセンのDさんとも15年来の付き合いだし、なんだかライバルメーカーの皆さんがほとんど古い仲間なんです。小さい業界ですね。^^;
http://www.unitec.jp.net/
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