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2013年9月29日 (日)

オルゴール用ターンテーブル試作。

Skum ユニテックでは、現在ポータブル赤道儀としてはとてもユニークなオルゴールを動力とした電池不要のミニ赤道儀を企画しています。すでに「MusicBOX EQII」として輝星さんが製作、スカイバードさんやスターベースさんから発売されていますが、ユニテックではこの製品をベースにSWATの末弟としてふさわしい機能を提供すべく、アドオンパーツの試作を行っています。

ポータブル赤道儀は極軸の粗動回転を装備していないものが多く、構図を雲台に頼るために向けられない方向が出てきたり、アクセサリーが装着できなかったり、微調整がやりにくかったりと何かと不便です。ちょっと大げさですが「極軸が粗動回転しないのは赤道儀と呼べない」とさえ思っているユニテックでは、オルゴール赤道儀といえども当然のように極軸の粗動回転機構を装備しちゃいます。

さて、ご紹介するのはオルゴール赤道儀用に開発中の小型ターンテーブルです。このターンテーブルは直径約50mm、高さ約22mm(ネジ部を含まず)、重さ約160gと非常に軽量コンパクトに設計されており、オルゴール赤道儀にぴったりのサイズになっています。とてもなめらかに粗動回転しますので、雲台と組み合わせでもいいですが、オプションのシンプルフォークを装着すれば、とてもスマートで使いやすいポータブル赤道儀になります。ターンテーブル上にはカメラネジの他、M6のネジ穴が35mm間隔で開けてありますので、SWAT-200用シンプルフォークや他にもさまざまなオプションパーツに対応します。

ここで、オルゴール赤道儀について少し書きます。初心者の方にお勧めしたいお気軽赤道儀であることは確かなのですが、その追尾精度はびっくりするほど高いです。公称精度は50mm標準レンズを5分間追尾可能と控えめですが、300mm望遠レンズを1分露出で常用されているユーザーさんもいます。内蔵されたウォームホイールは直径160mm、歯数288枚相当で大型赤道儀並みですから、実力が高いのは当然といえますね。搭載するオルゴールは赤道儀用の特注品で駆動時間は約6分です。ゼンマイを巻き上げてから、はじめの1分間は速度の安定とギヤを馴染ませるため音楽(キラキラ星)を2回聞いてからシャッターを切ります。なので最長露出時間は5分間となります。驚くほど高精度のピリオディックモーションのテスト画像は近々ご紹介します。

Photo 現在、輝星から発売中のオルゴール赤道儀「MusicBox EQII」。オリジナルの状態では極軸が粗動回転しませんが、黒い雲台ベースに代えて試作のようなターンテールブルユニットが装備されます。ユニテック版はトワイライトブルーメタリックで登場します。

Photo_2 標準レンズによる作例写真です。星座の写真などお手軽に撮影できるほか、望遠にも対応する精度を秘めています。

SWAT版のオルゴール赤道儀は11月に発売できそうです。まだ名称が決まってないのですが、「SWAT mini」にしようかと思っています。販売価格は2万円台半ばを予定してます。

なお、この小型ターンテーブルは「粗動回転ユニットミニ」として、1万円を切る価格で別売予定です。これまでの既存のオルゴール赤道儀のユーザーさんや他の極軸が粗動回転しない小型ポタ赤にも、便利にお使いいただけると思います。どうぞご期待ください。

http://www.unitec.jp.net/

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