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2013年11月

2013年11月26日 (火)

SWAT-300/350、12月10日発売!

Swta300350image_4 ポータブル赤道儀の最高峰を目指したSWATシリーズ最強モデル、SWAT-300/350が、いよいよ12月10日に発売されます。SWAT-200に比べて、両機ともウォームホイールを大径化し、SWAT-350は30~60cmクラスの大型赤道儀と同様の頑丈なベアリングレイアウトを採用して、精度、強度とも、これまでのポータブル赤道儀の水準を凌駕する圧倒的な高性能を実現しています。

Swta350setup_4 SWAT-350セットアップ例。耐荷重量の大幅アップにより、 このようなシステムアップも難なくこなします。

Swta300350white_3 SWAT-300/350の発売記念モデルとして、オフホワイト仕様を限定販売します。オプションと組み合わせてお買い得価格を設定いたしますので、どうぞご期待ください。詳細は近日発表いたします。

http://www.unitec.jp.net/

2013年11月24日 (日)

SWAT-mini限定セット追加します

Swatmini6_3 先日、発表したばかりのSWAT-miniですが、発売記念特価の限定セットが、昨日の時点のご予約で完売となりました。製作スタッフとしては、とても嬉しく、お客様には深く感謝しております。また販売店様より台数が少なすぎるとのお叱りをいただいたこともあり、急遽限定仕様を10台追加させていただきます。

販売店様へ問い合わせて、完売とあきらめていらっしゃったお客様は、ぜひこの機会にお求めいただければと存じます。よろしくお願い申し上げます。

※2WAY傾斜ウェッジは先行分で品切れのため、限定セット追加分をお申し込みのお客様へのお届けは12月末頃に後送となります。ご了承ください。

■SWAT-mini 発売記念限定Aセット
 本体、2WAY傾斜ウェッジのセット 
 通常販売価格合計 35,860円(税込)→ 限定特価 32,300円(税込)

■SWAT-mini 発売記念限定Bセット
 本体、シンプルフォークのセット
 通常販売価格合計 36,700円(税込)→ 限定特価 33,000円(税込)

■SWAT-mini 発売記念限定Cセット
 本体、2WAY傾斜ウェッジ、シンプルフォークのセット 
 通常販売価格合計 45,310円(税込)→ 限定特価 38,500円(税込)

お問い合わせ、ご購入は下記の販売店様へ。

●協栄産業東京店
●協栄産業大阪店
●スカイバード

http://www.unitec.jp.net/

2013年11月19日 (火)

SWAT-mini、11月30日発売!

Swatmini1 ユニテックでは、ポータブル赤道儀「SWAT-mini」を11月30日に発売致します。SWAT-miniは、とてもユニークなオルゴールを動力とした電池不要のミニ赤道儀です。すでに株式会社輝星から「MusicBOX EQII」として発売されているモデルに、極軸を粗動回転できるターンテーブルを装備。またSWATの末弟にふさわしい高級塗装を施しました。カラーはトワイライトブルーメタリック、パールホワイトの2色からお選びいただけます。

以前のブログでもご紹介しましたが、ポータブル赤道儀は極軸の粗動回転を装備していないものが多く、構図を雲台に頼るために向けられない方向が出てきたり、アクセサリーが装着できなかったり、微調整がやりにくかったりと何かと不便です。SWAT-miniには、直径約50mm、高さ約22mm(ネジ部を含まず)、重さ約160gと非常に軽量コンパクトに設計された粗動回転機構付きのターンテーブルを標準装備して使い勝手を大幅に向上させています。構図の決定には自由雲台を組み合わせてもいいのですが、画面に地平線を入れず赤経・赤緯に沿った縦構図にする場合は、オプションのシンプルフォークを装着すれば、とてもスマートで使いやすい2軸のポータブル赤道儀になります。ターンテーブル上にはカメラネジの他、M6のネジ穴が35mm間隔で開けてありますので、SWAT-200用シンプルフォークの他、さまざまなオプションパーツに対応します。

肝心の追尾精度は、公称で50mm標準レンズを5分間追尾可能としています。内蔵されたウォームホイールは直径160mm、歯数288枚相当で大型赤道儀並みの大きさとなり、ゼンマイを巻き上げるとギヤの同じ部分を反復し、常にコンディションが同じになることから、ピリオディックモーションはびっくするほど小さく、300mm望遠レンズを1分露出で常用されているユーザーさんもいるほどです。極軸のセッティングは、穴の間隔が大きく極軸設置のしやすい「極望代わりの素通し穴」がもうけてあります。北極星のぞき穴の中心に北極星を入れるだけでも、焦点距離50mmのレンズでオルゴールの駆動時間をフルに露出しても星が流れない精度に設置できます。ちなみに、焦点距離100mmのレンズを3~4分追尾できる設置精度になります。オプションの2WAY傾斜ウェッジと極軸微動ユニットをお使いいただければ、さらに容易な調整が可能です。

搭載のオルゴールは、本機のために特別に生産された長時間駆動タイプで音楽はキラキラ星です。一回巻き上げると約7分間駆動します。ただし、最初の1分間は反復したギヤを馴染ませるための慣らし運転とし、最後の約1分間は速度が不安定なため撮影に使わないようにします。そのため実質約5分間が最長駆動時間となります。オルゴールの速度は時計ほどではないにしても、かなり安定しているため、50mm標準レンズを5分間追尾が可能です。オルゴールの音楽は消音することもできますが自己責任となります。SWAT-miniの耐荷重は約2kgと充分に強固な作りとなっています。

SWAT-miniの本体は非常に軽量コンパクトにまとめられており、サイズは約141×100×72mm(ネジ部分含まず)、重さは約720gですので、ご旅行などにもお気軽にお持ち運びいただけます。初心者の方の入門ポータブル赤道儀として、あるいはベテランの方のサブ機としても充分に機能するユニークな赤道儀です。

■SWAT-mini(極軸粗動回転機構付き、南半球対応)
 トワイライトブルーメタリック/パールホワイト
 販売価格 27,300円(税込) 11月30日発売

http://www.unitec.jp.net/products.htm#SWM

Swatmini5 筐体は高級塗装仕上げ。トワイライトブルーとパールホワイトから、お選びいただけます。

Swatmini2 オプションの2WAY傾斜ウェッジ(別売8,610円税込)を併用していただくと、およそ35度の傾斜がつけられて便利です。2WAY傾斜ウェッジは底面に1/4インチカメラネジ(太ネジにも対応)が開けてありますので、このままカメラ三脚に取り付けられます。また、テーパーキャッチャーにもワンタッチで取り付けできます。

Swatmini3 Swatmini4 シンプルフォーク(別売9,450円税込)と組み合わせると、小型ながら立派な2軸のポータブル赤道儀になります。今回、発売記念として、これらの便利なオプションと組み合わせたセットを各色5台ずつ、特別価格にて販売いたします。

■SWAT-mini 発売記念限定Aセット
 本体、2WAY傾斜ウェッジのセット 
 通常販売価格合計 35,860円(税込)→ 限定特価 32,300円(税込)

■SWAT-mini 発売記念限定Bセット
 本体、シンプルフォークのセット
 通常販売価格合計 36,700円(税込)→ 限定特価 33,000円(税込)

■SWAT-mini 発売記念限定Cセット
 本体、2WAY傾斜ウェッジ、シンプルフォークのセット 
 通常販売価格合計 45,310円(税込)→ 限定特価 38,500円(税込)

お問い合わせ、ご購入は下記の販売店様へ。

●協栄産業東京店
●協栄産業大阪店
●スカイバード

http://www.unitec.jp.net/

2013年11月10日 (日)

アイソン彗星の撮影法

話題のアイソン彗星。当初「一生に一度しか見られない超巨大彗星」になるとの期待がありましたが、最近の新聞記事によると次のように書かれています。
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 期待とは裏腹になかなか明るくならず、ファンをやきもきさせている。1カ月後の11月29日午前4時過ぎ、太陽に最接近するが、それまでに消え去る可能性を指摘する研究者もいる。
 アイソン彗星はいま9等星ほどの明るさ。大きな望遠鏡ならすでに見える。だが「満月級のマイナス10等かも」と言われた成長ペースよりは暗く、このままだと太陽の間近に来ても宵の明星(金星)ほどのマイナス6等にとどまりそうだ。
 11月29日ごろは太陽に近すぎて見えにくい。明け方の空に見えるのは、その前後数日で、3~4等星ほどの明るさの可能性がある。朝焼けの明るさに埋もれて、見つけるのは難しそうだ。
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もちろん、彗星の明るさの予想は難しく、太陽に接近して突然大彗星に変身することは、過去の例をさかのぼってもあり得ることです。それは置いておいて、ここでは新聞記事のように3~4等星と仮定して撮影法を考えてみます。

彗星は太陽から離れるにしたがい急速に光度が落ちてゆきます。アイソン彗星を眼視で見るなら、11月29日の太陽接近後に薄明中の東の空の超低空に見えはじめる12月5日から10日くらいが「旬」といえます。地平線から同じくらいの高度で南側に土星があるので、アイソン彗星を捜すときの位置の目安になります。アイソン彗星の上の方にヘルクレス座のM13球状星団(約4等)が見えるので、アイソン彗星の明るさの目安になります。

肉眼では少しの薄明は気になりませんが、写真撮影の場合は薄明は大敵で。少し露出するとバックが青空のように写ってしまいます。それと月明かりも大敵です。したがって、写真撮影の「旬」は、薄明前にアイソン彗星の地平高度がモヤの影響の少ない10度以上になる12月12日以降で、西側に明るい月が現われる12月16日以前になるでしょう。

東京の場合、12月12日05時に彗星の地平高度は約10度になり、薄明が始まるまで約10分間あるので、このチャンスに素早く撮影する必要があります。アイソン彗星が最新の予報通りの光度ならば望遠レンズで撮影すべきです。

アイソン彗星がもっと地平線に近い時間帯の場合は大気の浮き上がり現象を受けるので、SWAT-200の追尾速度を「SUN/LA」にした方が正しく追尾します。また、このころのアイソン彗星は1日に約2度移動します。したがって、200mm望遠レンズで5分以上露出するとアイソン彗星は移動方向にブレて写ってしまいます。
12月12日の場合は、05時少し前に撮影を始めれば、薄明直前まで5分以下の露出で4~5カット写すことができます。撮影後にコンポジット合成してアイソン彗星が明瞭に見えるように仕上げれば良いと思います。

このように、彗星の撮影条件は厳しいものです。それが醍醐味ともいえますね。

12_12 プラネタリウムソフトSUPERSTARⅣで表示した12月12日明け方薄明中のアイソン彗星。

http://www.unitec.jp.net/

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