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2014年9月

2014年9月26日 (金)

ワンオフ軽量方位微動、製作開始。

Photo 画像はワンオフ注文いただいた「軽量方位微動」の外形加工済み構成部品です。ご依頼のユーザー様はSWAT-200、350に加え、他社製ポータブル赤道儀も複数ご愛用いただいておりまして、今回、軽量で使いやすい方位微動が欲しいというご相談をいただきました。比較的軽量な他社製3点調整式の微動装置もお持ちですが、やはり方位と高度のX-Y微動の方が断然使い勝手がよく、方位微動のみでかまわないので、軽量なものを作って欲しいとのご希望です。

仕様はガタがなくコスト的にも有利な押し押しネジ式の微動ユニットとなります。これから穴開け加工に入りますが、完成しましたら、またブログでご紹介したいと思います。

話は変わって、ボークさんでSWATを取り扱っていただくことになりました。塗装に小傷が入ってしまった2台のSWAT-350をB品特価でご提供させていただきましたが、なんと即日完売だったようです。(ボークさんのブログはこちら)こちらのブログでもご紹介しようと思っていたのですが、出番なしでした。お買い上げいただき、どうもありがとうございました。ぜひボークと組み合わせて、素敵な天体写真を撮ってください。

http://www.unitec.jp.net/

2014年9月10日 (水)

スーパームーン

20140909us_2 結局、この夏は天気の悪い日が多く、星野撮影が楽しめた日は少なかったようです。弊社のある関東地方も、安定した夏空が毎日続くような期間はなかったような気がします。そんなこともあってか、作例写真の応募も途絶えてしました。

さて、昨晩は見かけの月が大きく見える「スーパームーン」といわれる日でした。いつからこんな呼び方をされるようになったのか、私は知らないですが、なんだか単語の響きは雰囲気があっていいかもしれませんね。そんなわけで、私もそのスーパームーンを撮影してみました。それが上の画像です。

ポータブル赤道儀のSWATシリーズは、星野撮影に重点をおいて開発しているのは確かなのですが、小型軽量の鏡筒でしたら、余裕で搭載できますので、月や惑星も充分に楽しめます。特筆すべきは、SWATシリーズの赤経微動ボタンです。本体パネルに配置された微動ボタンひとつで、拡大した月面や惑星を視野中心に導くことが可能です。(SWAT-300Sはリモコンで対応) 例えば、拡大したライブビュー画面でピント合わせする場合、満月を視野中心に入れたままでは、ピントがどこかだよくわかりません。こんな時は月のエッジそのものやエッジに少しだけ見えるクレーターを使って合わせるのですが、微動ボタンがあれば簡単に位置が調整できて、とても便利です。これは他社製ポタ赤にはない大きな魅力のひとつです。

上の写真は、SWAT-350にタカハシFS-60を搭載して撮影したものですが、他にもボーグシリーズなども大口径な割に軽量コンパクトなので、SWATシリーズに最適な鏡筒といえるかもしれません。ボーグさんのブログにも、ちょうど同じ月の写真が掲載されていますので、見比べていただけると、口径による違いが分かると思います。私が6cm、中川さんが7cm、ボーグユーザーのPEC-TS様が9cmです。余談ですが、ボーグの中川さんは月面写真の名手なんですよ。(笑)

来月の満月は皆既月食が起こります。ボーグやFS-60などの小型鏡筒をお持ちの方は、撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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