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2014年9月10日 (水)

スーパームーン

20140909us_2 結局、この夏は天気の悪い日が多く、星野撮影が楽しめた日は少なかったようです。弊社のある関東地方も、安定した夏空が毎日続くような期間はなかったような気がします。そんなこともあってか、作例写真の応募も途絶えてしました。

さて、昨晩は見かけの月が大きく見える「スーパームーン」といわれる日でした。いつからこんな呼び方をされるようになったのか、私は知らないですが、なんだか単語の響きは雰囲気があっていいかもしれませんね。そんなわけで、私もそのスーパームーンを撮影してみました。それが上の画像です。

ポータブル赤道儀のSWATシリーズは、星野撮影に重点をおいて開発しているのは確かなのですが、小型軽量の鏡筒でしたら、余裕で搭載できますので、月や惑星も充分に楽しめます。特筆すべきは、SWATシリーズの赤経微動ボタンです。本体パネルに配置された微動ボタンひとつで、拡大した月面や惑星を視野中心に導くことが可能です。(SWAT-300Sはリモコンで対応) 例えば、拡大したライブビュー画面でピント合わせする場合、満月を視野中心に入れたままでは、ピントがどこかだよくわかりません。こんな時は月のエッジそのものやエッジに少しだけ見えるクレーターを使って合わせるのですが、微動ボタンがあれば簡単に位置が調整できて、とても便利です。これは他社製ポタ赤にはない大きな魅力のひとつです。

上の写真は、SWAT-350にタカハシFS-60を搭載して撮影したものですが、他にもボーグシリーズなども大口径な割に軽量コンパクトなので、SWATシリーズに最適な鏡筒といえるかもしれません。ボーグさんのブログにも、ちょうど同じ月の写真が掲載されていますので、見比べていただけると、口径による違いが分かると思います。私が6cm、中川さんが7cm、ボーグユーザーのPEC-TS様が9cmです。余談ですが、ボーグの中川さんは月面写真の名手なんですよ。(笑)

来月の満月は皆既月食が起こります。ボーグやFS-60などの小型鏡筒をお持ちの方は、撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

http://www.unitec.jp.net/

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