スーパームーン
結局、この夏は天気の悪い日が多く、星野撮影が楽しめた日は少なかったようです。弊社のある関東地方も、安定した夏空が毎日続くような期間はなかったような気がします。そんなこともあってか、作例写真の応募も途絶えてしました。
さて、昨晩は見かけの月が大きく見える「スーパームーン」といわれる日でした。いつからこんな呼び方をされるようになったのか、私は知らないですが、なんだか単語の響きは雰囲気があっていいかもしれませんね。そんなわけで、私もそのスーパームーンを撮影してみました。それが上の画像です。
ポータブル赤道儀のSWATシリーズは、星野撮影に重点をおいて開発しているのは確かなのですが、小型軽量の鏡筒でしたら、余裕で搭載できますので、月や惑星も充分に楽しめます。特筆すべきは、SWATシリーズの赤経微動ボタンです。本体パネルに配置された微動ボタンひとつで、拡大した月面や惑星を視野中心に導くことが可能です。(SWAT-300Sはリモコンで対応) 例えば、拡大したライブビュー画面でピント合わせする場合、満月を視野中心に入れたままでは、ピントがどこかだよくわかりません。こんな時は月のエッジそのものやエッジに少しだけ見えるクレーターを使って合わせるのですが、微動ボタンがあれば簡単に位置が調整できて、とても便利です。これは他社製ポタ赤にはない大きな魅力のひとつです。
上の写真は、SWAT-350にタカハシFS-60を搭載して撮影したものですが、他にもボーグシリーズなども大口径な割に軽量コンパクトなので、SWATシリーズに最適な鏡筒といえるかもしれません。ボーグさんのブログにも、ちょうど同じ月の写真が掲載されていますので、見比べていただけると、口径による違いが分かると思います。私が6cm、中川さんが7cm、ボーグユーザーのPEC-TS様が9cmです。余談ですが、ボーグの中川さんは月面写真の名手なんですよ。(笑)
来月の満月は皆既月食が起こります。ボーグやFS-60などの小型鏡筒をお持ちの方は、撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
http://www.unitec.jp.net/
« 胎内星まつり2014に参加しました。 | トップページ | ワンオフ軽量方位微動、製作開始。 »
「ワンポイントアドバス」カテゴリの記事
- 【修正版】大気差グラフ(2024.07.16)
- SWAT-350V-spec Premiumレビュー動画のご紹介。(2021.11.17)
- Premium仕様に搭載される新たな駆動モード。(2021.04.25)
- 撮影画像からPモーションを計測してみよう。(2021.01.17)
「天体写真」カテゴリの記事
- シグマ 105mm F1.4 Artでアンタレス付近(2025.05.07)
- さそり座(2025.05.05)
- シグマ 40mm F1.4 Artで天の川中心部(2025.05.03)
- 立ち昇る夏の天の川(2025.05.01)
- 300mm望遠によるIC1396(2024.11.06)