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2014年10月

2014年10月 8日 (水)

皆既月食

1 きょうは皆既月食でしたね。ユニテックのある目黒区でも雲間から何とか見ることが出来ました。望遠鏡による撮影は早々にあきらめて、望遠レンズで気軽にトライしてしました。みなさまがお住まいの場所ではご覧になれましたか? 綺麗な画像はユーザーさんから送っていただけることを期待して、私の精一杯の画像をどうぞ。(笑)

2 皆既月食も終わる頃、雲の隙間から綺麗に顔を出してくれました。窓枠に肘を固定して70mm望遠+2倍テレプラスで手持ち撮影。140mm f8 ISO6400 露出1/8秒 2014年10月8日20時25分。来春の皆既月食は、もう少し頑張ります。

http://www.unitec.jp.net/

2014年10月 4日 (土)

ワンオフ軽量方位微動、完成。

Photo
2 先日のブログに掲載した「ワンオフ軽量方位微動」ができましたのでご紹介します。仕上げは梨地の黒アルマイトにしました。お客様が重視していた重さも、ご希望だった190gを余裕でクリアする177gを達成しました。上面にはテーパーキャッチャーを装着するとのことで、それに合わせたネジ穴加工をしてあります。底面は3/8インチカメラ太ネジに1/4インチカメラネジに変換するステンレス製アダプターを装着してあります。

3 テーパーキャッチャーを装着してSWAT-200を搭載してみました。非常に軽量コンパクトで、微動もスムーズです。もう一枚板を追加して、三脚のアジャスターのような蝶番式の上下微動をつけても面白そうだと感じました。

今回の加工は、およそ3万円にて承りました。ワンオフの特注品ですので、どうしてもお値段は高くなってしまいますが、ユーザー様のご希望を形にできて、ご満足度も高いと思います。

と、ブログを書いていたところ、ちょうどご依頼のお客様からメールが届きました。システムを組み上げた画像もお送りいただいたのでご覧ください。

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■ユーザー様からのコメント
特急での製作、誠にありがとうございました。
早速組み付けてみました。固定はしっかりしており、微動も滑らか、かつガタの発生は皆無です。方位微動雲台の上に載っている重量は 4,112g、三脚(GITZO GT1542T)+ 方位微動雲台の重量が 1,326g、三脚アジャスターの重量が 347g です。USBリチウムイオンバッテリ、オートガイドのため PHD2 を動作させるWindows 8.1タブレット、レリーズリモコン、各種ケーブル込みで、このセットの総重量は約 7.5kg です。高度調整は三脚アジャスターで行います。

南向きベランダでドリフト法による極軸調整をするため、三脚アジャスターは北側に配置しています。北極星を用いて極軸調整する際は、北に2本、南に1本脚を置き、南側の脚の下に三脚アジャスターを配置します。

このタイプのポタ赤では全体の重量がどうしても北側に寄るため(特に天頂より北側の写野を撮る際)、三脚の固定ねじ位置に対するSWAT-200 の配置位置を、南に10cmほどオフセットできると、方位粗動がより安全かつ円滑になると思います。オフセット調整機構があると、より良いかと思います。

■係より
このたびは、ありがとうございました。「ワンオフ軽量方位微動」の使い心地にもご納得いただけたようで安心しました。ワンオフ特注は費用がかかるため、お客様に満足いただけなかったらどうしようと、いつも心配しながら作業しております。写真を見ますと、なるほどスッキリまとまってますね。上下微動は、どうするのかと思っていたのですが、三脚アジャスターを使うのは気づきませんでした。お見事です。
これからも、SWAT-200とともに、どうぞ末永くご愛用ください。作例写真のご応募もお待ちしております。

http://www.unitec.jp.net/

2014年10月 1日 (水)

ポラリエ極望用イルミネーター、まもなく発売!

Illuminator01 現在、SWATの極軸望遠鏡には、ビクセンのポラリエ用極望を採用しています。この極望には照明装置がないため、北極星導入の際には懐中電灯などで対物レンズを照らして、バックグランドを明るくしないとスケールが見えませません。この懐中電灯で照らしながら、極軸調整する作業が、片手がふさがってしまって、かなり面倒な作業になってしまいます。

そこで、ユニテックではポラリエ極望用のイルミネーター(明視野照明器)を作りました。これは白い樹脂製の筒に、LED照明器をねじ込んだもので、フードのように筒先にスポッと差し込めば、装着完了という簡単な構造です。LED照明器は照度調整付きですので、適当な明るさに設定可能です。安価な中国製ノーブランド品ですので、コストも抑えることができました。

Illuminator02 極軸望遠鏡の筒先に差し込むだけの簡単装着。照明器は照度調整付きの赤色LEDとなります。

Illuminator03_2 こんな感じで光ります。

Illuminator04_3 iPhoneを使ってコリメート撮影してみました。バックグランドが赤く照らされて、スケールが見やすくなります。実際には、こんなに明るくしないで、北極星とスケールが、どちらも見やすいくらいの明るさで使います。

■ポラリエ極望イルミネーター、10月20日発売。価格は3500円(税別)を予定しております。

http://www.unitec.jp.net/

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