ボーグ90FLによるスーパームーン。
一昨日は中秋の名月、昨晩はスーパームーンで、連日のように月の話題がニュースで取り上げられてましたね。月面撮影が大好きな私にとっては、この上もなく嬉しいことです。テレビをご覧になった方が、少しでも月に興味を持ってくれて、レンズを向けてもらえると、喜びも倍増です。みなさん、見ていただけましたか? もちろん、私はボーグ90FLを持ち出して撮影に挑みました。
■撮影データ 2015年9月28日22時00分12秒~ ボーグ 90FL+ケンコー3×テレプラス (合成焦点距離/1500mm F16.7) キヤノン EOS 6D ISO200 1/125秒×20枚 RegiStax6でスタック Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 東京都目黒区
恥ずかしながら、スーパームーンという呼び方は、最近まで知らなかったです。ニュースの解説や新聞記事で勉強させてもらいました。満月が月に2回ある時、2回目をブルームーンというそうですが、それも知りませんでした。呼び名が格好いいとなんだか特別な月という感じがあっていいですね。ま、多少大きかろうが、2回目だろうが、ただの満月ですけどね。(笑)
ボーグの中川さんも、SWAT-200+67FLでお気軽撮影していたようです。こちらをご覧ください。窓の手すりにクランプでSWAT-200を固定するという、なんとも画期的な撮影方法です。ちなみに私のは下のような感じです。
北極星は見えないので、極軸設定は適当です。数枚の撮影なら、だいたい北を向けてポンと置いただけで問題ないですが、インターバルタイマーで何十枚も撮影するときは、極軸のズレが大きいと、徐々に赤緯方向に動いてしまって、スタックの時に支障が出ます。そんなときは、ライブビューで拡大して、赤緯方向にゆっくり像が動いていくのを確認しながら、極軸の方位を微調整していきます。具体的には南天の月面がファインダー(ライブビュー画面)内を南に下がっていくときは、極軸を少し西に向けます。逆の時は反対。多少なら動いても大丈夫なので、数回繰り返せば、スタックするのに問題ない精度で設置できます。極軸微動があれば便利ですが、三脚をちょっと引きずって回しても大丈夫です。けっこういい加減にやってます。窓枠固定やベランダ撮影の方はお試しください。(笑)
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