久しぶりの天体撮影
この夏は8月の上旬に晴れが続きましたが、その後はずっと天候が悪く、夏休み期間も一日だけ晴れたきりで、その後も一ヶ月近く晴れませんでした。一昨日の関東地方はご存知の通りの大雨で、鬼怒川が氾濫して堤防が決壊、大被害をもたらしました。被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
さて、昨日は久しぶりに青空が広がりました。これを逃すと、いつまたチャンスが訪れるかわかりません。そんなわけで、仕事も5時前には切り上げて、いつもの房総半島へ向かいました。
ワクワクしながらクルマを運転していたら、ちょっと早く着きすぎました。まだ日没まもない6時過ぎです。でも、明るいと機材のセッティングも楽勝ですね。今回はお気に入りのボーグ90FLをチョイス。天の川近辺の星雲や星団でも狙ってみたいと思います。
あたりは、だんだん暗くなってきましたが、邪魔な雲がなかなかどいてくれません。天文薄明が終わる19時半までにすっきりと晴れ渡って欲しいですが…。
いよいよ、天の川も見えてきました。でもなんだか雲行きが怪しいです。とりあえず、大型の球状星団M22でも撮影してみます。

●M22
2015年9月11日19時42分~ ボーグ 90FL+レデューサー0.72×(360mm F4) キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 60秒×1枚 SWAT-350によるノータッチガイド 千葉県君津市 ※画像は右が北です
ピントを確認しながら撮り始めました。しかし、すぐに雲がやってきて、撮影したわずか数枚もすべて薄雲を通してだったりで全滅です。何とか一コマだけ使えそうなのがあったので、処理してみました。さすがに1枚だけだと粗いですね。
結局、いて座周辺の星雲星団は狙えませんでした。空を見上げると天頂付近には雲がなく、撮影できそうだったので、M27でも撮影してみることにしました。

●M27 あれい星雲
2015年9月11日20時17分~ ボーグ 90FL+レデューサー0.72×(360mm F4) キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 60秒×14枚 90秒×3枚コンポジット SWAT-350によるノータッチガイド 千葉県君津市
M27はこぎつね座にある有名な惑星状星雲で、亜鈴星雲と呼ばれています。こちらも有名なこと座のM57ドーナツ星雲と比べると、サイズが大きいので、写しやすいです。ただ、ファインダーだと見つけにくいので、目盛環を使って基準星から導入しましょう。私の90FLにはファインダーもつけてないので、目盛環がないと目標天体が導入できないです。
●M31 アンドロメダ銀河
2015年9月11日21時29分~ ボーグ 90FL+レデューサー0.72×(360mm F4) キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 60秒×10枚 90秒×5枚コンポジット SWAT-350によるノータッチガイド 千葉県君津市
そして秋の大定番、アンドロメダ銀河です。初心者の方でも簡単に写せますので、ぜひ狙ってみてください。暗いところなら肉眼でも見える銀河ですから導入も楽チンです。
ここまで撮影したら、22時も過ぎてしまいました。私もこの年になると徹夜がつらいのでこのあたりで撤収します。空を見上げると、雲一つない快晴となっていました。後ろ髪を引かれる思いで、撮影地を後にしました。房総地方は今夜も晴れそうです。新月期ですから一晩中楽しめますし、お近く方はお出かけになってみてはいかがでしょうか。
http://www.unitec.jp.net/
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