新月期に晴れが続いて、M-GENでのテスト撮影も3回目になりました。使い勝手や性能もまったく問題なく、SWATに好適なオートガイダーとしてふさわしいことが確認できました。これからもバンバン使っていくことにします。さて、昨晩も夜半まで撮影してきました。まだ明るいうちから望遠鏡を組み立てて暗くなるのを待ちました。ふと、西の空に目をやると夕焼け空にぽっかりと三日月が浮かんでます。月面が大好きな私としては、今度は逃すわけにはいきません。でも、テレプラスを出すのが面倒だったし、どうせ低空で綺麗に撮れないので、今日の星野撮影用にセッティングしたボーグ90FLにテレコン1.4×付きの700mmで撮影しました。手抜きですみません。
●月齢1.7
2016年2月10日17時47分15秒~ ボーグ 90FL+リアコンバーター1.4×(700mm F7.8) キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 1/125秒 Photoshopで画像処理 SWAT-350によるノータッチガイド 千葉県君津市
観測地は西側が開けているので、月齢1.7でも意外と高く感じました。撮影時の地平高度は15度くらいです。低空の透明度が良かったせいか、この後もずっと見えてました。さて、本日のM-GENテスト撮影も冬のメジャーな対象を狙いましたのでご覧ください。
●カリフォルニア星雲
2016年2月10日18時38分50秒~ ボーグ 90FL+リアコンバーター1.4×(700mm F7.8) キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 180秒×17枚 ISO6400 120秒×5枚 合計22枚コンポジット ステライメージ7でダーク/フラット処理 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県君津市
よくすばると一緒に構図に収まった画像を見ていたのですが、700mmで撮ると「こんなに巨大だったかなぁ」と思わせるHα散光星雲です。それにしても大きくて、フルサイズじゃないと収まりきらなかったです。今回の撮影も極軸は極軸望遠鏡で合わせただけのお気軽撮影ですが、流れることなく写せました。
●M1かに星雲
2016年2月10日20時10分28秒~ ボーグ 90FL+リアコンバーター1.4×(700mm F7.8) キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 180秒×15枚 ISO6400 120秒×3枚 合計18枚コンポジット ステライメージ7でダーク/フラット処理 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県君津市
続いてとても小さいM1かに星雲です。視直径5′ほどなので、700mmでも足りないくらい小さいです。画像はトリミングしてます。なんとかフィラメント構造らしきものも見えていて、それなりに写ってくれました。
●モンキー星雲
2016年2月10日21時27分46秒~ ボーグ 90FL+リアコンバーター1.4×(700mm F7.8) キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 180秒×16枚コンポジット ステライメージ7でダーク/フラット処理 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県君津市
昔から人気のある撮影対象です。比較的明るいので、意外とよく写ります。上下どちらでもお猿さんの顔に見えるのですが、どっちから見たのが正解なんでしょうか。(笑)
●バラ星雲
2016年2月10日22時35分52秒~ ボーグ 90FL+リアコンバーター1.4×(700mm F7.8) キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 180秒×16枚 ISO6400 120秒×4枚 合計20枚コンポジット ステライメージ7でダーク/フラット処理 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県君津市
先日71FL+レデューサーで撮影したのですが、90FL+リアコン1.4×でもう一度取り直してみました。71FLの作例と比較すると段違いに解像度が高まりました。これも同じ条件じゃないので、あくまでも参考です。前回のブログでも書きましたが、70FLにリアコン1.4×をつけて撮影すれば、もっと解像度は上がります。
撮影機材とハンドコントローラー類一式。ケーブルがやや煩雑ですが、接続が難しいことはありません。電源は赤道儀は純正バッテリーケース(単三電池6本)で駆動してますが、M-GENとヒーターは、クルマのシガーソケットから取ってます。赤道儀もDC-DCコンバーターを使ってクルマのバッテリーから給電したいと思っています。
http://www.unitec.jp.net/