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2016年3月10日 (木)

SWAT-350+M-GEN、1000mmに挑戦。

昨日は部分日食でしたが、全国的に天候がよくなかったようですね。見られた人はラッキーでした。さて、一昨日(8日)の晩は新月期の貴重な晴れでした。南ほど晴れ間が続く確率が高そうだったので、いつもと同じ房総半島ですが、さらに南下して佐久間ダムまで行ってきました。現地到着時に空を見渡すと、そこそこ晴れてはいますが透明度が悪く、空全体が薄いベールで覆われたような感じです。暗くなってきても3等星くらいまでしか見えません。低空は霞がかかったようで、まったくダメ。「こりゃ厳しいなぁ」と思いながらも、撮影を開始しました。途中モヤがひどくなって、北極星が見えなくなるほど悪化、午前2時くらいには完全に曇って終了となりました。ところが機材を片づけ終えた途端にサーッと雲がなくなり、満天の星空が…。薄明まで1時間半くらいありましたが、再セットアップする元気もなかったので、肉眼でタップリ楽しんで帰還しました。今回は地味ですが、春の銀河を狙ってみましたので、ご覧ください。
 

Ngc2903

●NGC2903
2016年3月8日19時33分41秒~ ボーグ 90FL+ケンコー 2×テレプラス(1000mm F11.1) キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 180秒×24枚コンポジット ステライメージ7でダーク/フラット処理 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県鋸南町
 
M-GEMのテスト撮影も4回目となりました。ここまで何のトラブルもなく順調にガイドしてくれてます。今回は大台の1000mmに挑戦です。極軸設定もポラリエ極望でセットアップしただけのお気軽仕様ですが、3分露出でも流れることなく追ってくれました。1000mmもの超望遠ともなると、個々の天体のクローズアップも迫力が段違いです。しし座にあるNGC2903はM天体ではありませんが、これくらの焦点距離なら充分に狙える対象です。渦構造と微妙な濃淡が写ってくれました。左端の銀河はNGC2916です。
 

Ngc3521

●NGC3521
2016年3月8日21時29分57秒~ ボーグ 90FL+ケンコー 2×テレプラス(1000mm F11.1) キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 180秒×22枚コンポジット ステライメージ7でダーク/フラット処理 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県鋸南町
 
しし座といえば三つ子銀河が有名ですが、それ以外にも銀河がたくさんあります。まさに宝庫です。NGC3521もM天体ではありませんが、1000mmともなると渦のモヤモヤした感じが写り始めてくれて、それなに楽しめる対象です。通常、小口径で狙う対象ではありませんが、あえて9cmで撮ってみました。赤緯方向にちょっと動いています。三脚をコツッとやったので極軸がズレてしまったようです。
 
M101

●M101 回転花火銀河
2016年3月9日00時03分39秒~ ボーグ 90FL+ケンコー 2×テレプラス(1000mm F11.1) キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 180秒×21枚 ISO6400 120秒×10枚 合計31枚コンポジット ステライメージ7でダーク/フラット処理 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県鋸南町
 
日付が変わるころには透明度が大幅に悪化しました。M101はそれなりに大きく、小口径でも充分に狙える銀河なので、透明度が悪化した中、撮影を開始しまた。途中、薄雲が通過したこともあって、全体的にコントラストが悪く、淡い腕の部分がほとんど写ってくれませんでした。なんとか画像処理で炙り出してみました。今回の撮影は、どれもイマイチなので、そのうちリベンジしてみたいと思います。

M-GENは抜群の安定性で今回もトラブル無く動いてくれました。カメラの固定はアルカキャッチャーによるリジットですが、これまで、視野のどこかしらにガイド星が見つかるので、ガイドマウントの必要性は感じませんでした。今回のような透明度が極悪でモヤの中で撮影するような状況でも、ゲインを上げ、さらに露出時間をかければ、ノイズの中から、なんとかガイド星を探し出すことができました。M-GEN、なかなかの優れものですね。ただ、弊社でモニター販売した超軽量部分微動ユニットがあれば、ガイド星探しで苦労することはないかなと思いました。
 
http://www.unitec.jp.net/

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