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2016年5月 2日 (月)

PoleMasterを試す。

Pm01

Pm02

PoleMasterのテストをしようと晴れを待っていましたが、4月はずっと天気が悪く、月末になってようやく快晴に恵まれて、テストすることができました。上の画像はテスト撮影に使った機材です。いつも使ってる「ドイツ式赤緯ユニット」を「ダブル雲台ベース」に変更して、PoleMasterを取り付けるスペースを確保しました。なかなかすっきりとまとまっています。PoleMasterはテーパーキャッチャーで固定していますので、着脱が簡単です。極軸設定を終えたら取り外しておけば、ケーブルが邪魔にならずに便利です。再確認したいときも、ワンタッチで装着できます。(再確認の時は初めから設定し直します) さて、肝心の使い勝手と精度ですが、今回初めて使うので、正直スムーズに操作できるか心配でした。一応、出かける前にQHYのサイトからダウンロードしたドライバとソフトウェアを用意したタブレット端末へインストールし、カメラを認識させてソフトを起動してみました。昼間の室内なので、北極星などは当然表示されません。そのあたりは想像しながらソフトの表示に従って、適当に操作してみました。これも想像なんですが、おそらくは問題なく動作している感じです。(笑) そして一昨日、実際の星空で試すべく、いつもの房総半島へ出かけました。まず始めにいつも通りポラリエ極望でセッティングします。その後、PoleMasterを起動。あらかじめポラリエ極望で合わせているので、北極星は一発で捉えることができました。(当たり前ですね) あとはソフトの表示に従って操作するだけです。操作手順は、北極星をダブルクリックすると現れる数個の星のスケールパターンを回転させて実際に表示されてる星と一致させます。続いて適当な基準星を選択して、赤経軸をソフトが指定する方向に45度ほど回し、同じ基準星をダブルクリック、さらに45度ほど回して、再び基準星をダブルクリック。特に角度の指定はないのですが、トータルで90度くらい回すのが一番ズレを検出しやすいかなぁと思っただけです。すると、基準星の位置に緑のサークルが現れます。続いて回した赤経軸を元の位置に戻すのですが、このとき基準星が緑のサークル上をきれいにトレースしていることを確認します。あとはソフトの指示に従って、極軸微動ユニットの調整ネジで微調整します。「粗調」とか「微調」とか、ちょっと聴き慣れない日本語?ですが、意味はなんとなく伝わってきますね。(笑) そして撮影したのが下の写真です。

M22_2

●M22
2016年5月1日2時49分~ ボーグ 90FL+フラットナー1.08×(540mm F6) キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO200 600秒露出 Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県君津市

焦点距離540mmで10分露出した一枚撮りのピクセル等倍画像です。上下が赤緯方向。このときのM22の地平高度は約30度程度なので、大気差の影響も受けると思いますが、何とか点像と呼べる程度に写せました。一軸のSWATでも、焦点距離540mmで10分も露出できるとなると、撮影手法にも幅が出てきますね。
PoleMasterでの極軸設定は今回がはじめてだったので、まだ慣れない部分もあり、何だかんだ20分くらいかかってしまいましたが、慣れれば5分以内でセッティンクを終えることも充分可能な感じです。コツとしてはPoleMasterの向きを極軸微動のX-Yに合わせてき、ソフト上のスケールを回転させるスライダーの微調整に慣れておけば、スムーズに進められます。私はPoleMasterの向きを気にしないで適当にやったので、X-Yが見事に逆の方向でした。スライダーもスムーズに操作できずに星に合わせるのに時間がかかってしまいました。ノートではなく、タブレット端末の場合は、オプションのBluetooth接続のキーボードがあると便利です。
SWATに接続するためのアダプターは現在製作中です。今月中には発売できそうですので、もうしばらくお待ちください。PoleMasterと合わせて発売記念特価も予定しています。詳細は後日お知らせいたします。どうぞご期待ください。
 
Pm03ケーブルなどを接続した状態。 
 

Pm05手前からPoleMaster用のタブレット端末とBluetooth接続のキーボード。M-GENコントローラー、SWATリモコン、カメラ用インターバルタイマー。これだけケーブル類が煩雑になると準備が大変です。焦点距離500mm以上ともなると、これくらいの覚悟も必要ということでしょうか…(汗)
 
●5月3日追記
PoleMasterのテストをお願いしたモニターの方からご指摘がございましたので、以下に記します。
(1)極軸設定後にPoleMasterをつけたままにすれば、随時極軸のズレを確認できるので、外さないですむなら、つけたままが便利です。
(2)SWAT-200の場合、赤経軸を回転させながら基準星を選択する時にトータル180度程度回転させた方が設置精度が上がるようです。これは、極軸の構造の違いによるもので、SWAT-350の方が構造的に粗動軸を回しても極軸との平行度に変化がないため、高精度なセッティングが簡単に行えます。
(3)タブレット端末でソフトウェアキーボードで設定するときは、カーソルキーの左右で星スケール回転微調整が可能です。
(4)画面解像度が小さい超小型タブレットでは、微調開始の前に押す「モニタ開始」ボタンが左ペインの下に隠れているので、左ペインを下にスクロールするとボタンが現れます。

http://www.unitec.jp.net/

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