梅雨の晴れ間に出撃。
昨晩は久しぶりの快晴でした。これを逃すと、またしばらく天気が悪そうなので、まだ撮影してなかったパンスターズ彗星(C/2013 X1)でも狙ってみようかと、いつもの亀山湖近くの駐車場へ向けて午後8時に出発しました。もうすぐ夏至ということもあって、撮影時間は少ないですが、彗星が昇るまでM8干潟星雲付近を撮影しました。
●M8干潟星雲とM20三裂星雲
2016年6月10日23時42分~ ボーグ 90FL+フラットナー1.08×(540mm F6) キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 240秒露出×9枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県君津市
上の画像がノートリです。下のM20とM8はノートリ画像から切り出しました。ポールマスターSWATによる極軸設定とM-GENオートガイダーを組み合わせることで、焦点距離540mmの4分露出も正確な追尾が出来るようになりました。試写1枚と本番8枚の計9枚、すべて流れることなくコンポジットに使用できました。
●パンスターズ彗星(C/2013 X1)
2016年6月11日2時5分29秒~ ボーグ 90FL+レデューサー0.72×(360mm F4) キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 150秒露出×15枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県君津市
パンスターズ彗星(C/2013 X1)をはじめて撮りましたが、残念ながら尾は写ってくれませんでした。上から左の方向に広がっているような感じもしますが、私の撮影技術が未熟なこともあって、イマイチな感じです。
●昇る天の川
2016年6月10日22時53分45秒 シグマ 12~24DGズーム(12mm) 絞り開放F4.5 キヤノン EOS 6D ISO3200 露出時間30秒 固定撮影 千葉県君津市
湿度が高くて夜露もそれなりにつきましたが、天の川は意外と低空まで見えていて、透明度はそれほど悪くないようでした。画像はシグマの超広角12mmの30秒固定撮影です。元画像をよく見ると、すでに星が流れ始めています。日周運動は思った以上に動いてると感じました。
梅雨の時期でも、昨晩のようにスッキリ晴れ渡ることもありますので、そんな夜はぜひSWATでお気軽撮影してみてはいかがでしょうか。
http://www.unitec.jp.net/
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