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2016年8月 7日 (日)

SWAT-350で700mmをオートガイド。

昨晩は予想通りの快晴となり、新月期でもあることから、夏バテ気味の身体にむち打って、いつもの房総半島へ出撃しました。晴れたところが多かったようですし、週末の土曜日ですから、多くの天文ファンがあちこちに出かけたようです。私が向かった撮影地の駐車場でも、自慢の愛機を積んだ天文ファンが5台ほど集結。機材を広げて、思い思いに楽しまれてました。ちょっとびっくりしたこともありまして、私の隣にクルマを止めて撮影を始められた方が、最初暗くて機材がよく見えなかったのですが、ちょっと挨拶させていただいたら、なんとSWAT-350のユーザーさんでした。つい最近、購入されたとのことで、今回初めてのテスト撮影だそうです。しばし雑談のあと、100mmノータッチで天の川を撮影されてましたが、その結果は「完璧な追尾!」とのことで大変満足されてました。追尾がうまくいかなかったら、その場で返品喰らうところでしたけど、「ピリオディック±7″前後ですからノータッチ楽勝ですよ!」と、涼しい顔をしてお話しさせていただきました。ホントは冷や汗ものでしたが…(笑)

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日没前に現地入りして機材をセッティングしました。ちょうど月齢3.6の月がきれいに見えてました。まずは予行演習として月面撮影を敢行。駐車場のアスファルトがまだ熱を持っているの加え、低空のためか、シーイングはよくないです。
 Photo

■撮影データ 2016年8月6日19時21分~ ボーグ 90FL+ボーグ1.4×テレコン+ケンコー3×テレプラス+エクステンションチューブ (合成焦点距離/2340mm F26) キヤノン EOS 6D ISO1600 1/60秒×40枚 RegiStax6でスタック Photoshopで画像処理 SWAT-350にて自動追尾 撮影地 千葉県君津市
 
感度をISO1600まで上げて、シャッター速度を1/60に設定。高感度だと画像が荒れるので、スタック枚数を40枚にして画質を確保しました。ISO400くらいだとなかり高画質が得られるので、シーイングがよければ、それくらいで撮影したいところです。星野撮影も同じで、低感度でじっくり撮影したが方がコンポジット枚数が少なくても高画質が得られると思いますが、極軸の設置精度や追尾精度を含めた長時間露光ゆえのガイドの難しさ、飛行機の写り込み、機材の撓みや吹きつける風など、様々なリスク要因を考慮すると、高感度短時間露光もある意味で理に適った戦略であることも確かです。ただ、高感度特性がカメラによってかなり違いがあるので、どこまで上げられるかは、それぞれの機器で試行錯誤必要です。
 

M8_2

●M8干潟星雲
2016年8月6日21時06分~ ボーグ 90FL+ボーグ1.4×テレコン(700mm F7.8)+HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 240秒露出×12枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県君津市
 M27

●M27 亜鈴状星雲
2016年8月6日23時11分~ ボーグ 90FL+ボーグ1.4×テレコン(700mm F7.8)+HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 240秒露出×10枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県君津市
 
干潟星雲は前回540mmで撮った時と解像度がどれくらい変わるか試してみたくて、撮影してみました。比べてみると中心部の暗黒帯の描写に違いが現れているようです。今回、HEUIB-II フィルターを併用してますし、画像処理の具合で見え方が変わってしまっている部分もありますが、やはり全体的に解像度がアップしたように感じます。M27はさすがに焦点距離700mmともなると迫力が出てきますね。
今回はテレコン1.4×併用でF8となるため、レデューサーでF4の時と比べると、露出は4倍必要になります。そのため画質が荒れるのを覚悟でISO3200まで感度を上げて、4分露出に抑えました。結果、フィルターの追加もあり、いずれの星雲も、もう少し露出をかけて、コンポジット枚数も倍くらいに増やしたいと思いました。いずれ納得いく撮影をしてみたいと思います。
 

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撮影風景。昨晩は、とても蒸し暑くて夜露も多く、ヒーターが必須でした。また、水場が近いせいか蚊も多く発生しています。肌の露出部分には、くまなく虫除けを塗りましょう。耳なし芳一にならないように、耳にも塗りましょう。ピント合わせしてしているときに「プ~ン」と耳のそばに飛んでくると、イラッときますよ。(笑)
  
http://www.unitec.jp.net/

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