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2016年12月26日 (月)

ボーグ107FL、テスト撮影2回目。

ボーグ107FLのシャープな星像は前回のテスト撮影で実感しました。この全面シャープな星像で散開星団を撮りたくなって、昨夜も出掛けてきました。ただ、翌日の仕事があるので、午後11時までの時間限定で臨みました。この日は5時半頃には現地に到着。その時は快晴でした。機材を組んで、いざ極軸調整しようかというところで、なぜか曇り始め、一時は雲が空を完全に覆うという、なんとも悲しい状況になってしまいました。「マジかよ~」と半べそ状態でしたが、気を取り直して、GPV予報や衛星の画像をみても大きな雲はなかったため、しばらく様子を見ることにしました。すると6時半頃にスーッと雲がなくなり、すっきり快晴に。いったいあの雲は何だったのでしょう。喜び勇んで撮影に入りました。(笑)
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●ペルセウス座の二重星団
2016年12月25日18時36分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08× 合成焦点距離 648mm F6.1 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 180秒露出×20枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県君津市
 
超有名なペルセウス座のh-χと呼ばれる二重星団です。画像はフルサイズでほぼノートリですが、全面シャープな星像が広がります。口径107mm、焦点距離648mmともなると細かい星まで分離して迫力が段違いですね。下に星団部分を切り出した画像を掲載します。
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これくらいのトリミングにも充分に耐えます。まるで宝石箱のような美しさですね。好きな星団だったのですが、いままであまり撮影してなかったので、久しぶりに撮ってみました。撮り終えた頃には、ぎょしゃ座が高く昇っています。勾玉星雲に狙いを定めました。
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●勾玉星雲
2016年12月25日20時33分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm F6.1 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 180秒露出×6枚+ISO1600  300秒露出×12枚 合計18枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県君津市
 
ぎょしゃ座の散光星雲です。右の大きな散光星雲がIC405勾玉星雲、左がIC410です。勾玉の尾の部分は頭部より淡く、構図的に周辺減光の厳しい周辺部になったため、きれいに写し出すのが困難でした。また、少ないコンポジット枚数で強引に炙り出したので、少し荒れてしまいました。ただ、口径107mm、焦点距離648mmというスペックで、星雲の微妙な濃淡が写り始めています。もう少し枚数を追加したいところです。この画像もほぼノートリです。構図もキツキツなので、発売予定のレデューサーを併用して焦点距離430mmくらいで撮りたいですね。
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●バラ星雲
2016年12月25日22時14分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm F6.1 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO3200 150秒露出×11枚+ISO1600 300秒露出×5枚 合計16枚コンポジット Photoshopで画像処理 SWAT-350+M-GENによる1軸オートガイド 千葉県君津市
 
最後に撮ったのがバラ星雲です。これもコンポジット枚数が少ないので、無理な画像処理はしないで、ナチュラルに仕上げました。それでも口径107mmの迫力を感じることができます。もっと追加で重ねれば淡い部分も描画できますので、いずれやってみたいです。

以上、すべてSWAT-350での作例です。大口径のボーグ107FLを搭載しての二度目の撮影ですが、今回もトラブルなく撮影を終えることができました。SWAT-350とボーグ107FLのナイスなコンビで、来年も天体写真を楽しみたいと思います。
 
http://www.unitec.jp.net/

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