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2017年1月13日 (金)

RAWとJPEGの比較。

Rawjpg1

上の画像は昨年12月28日に撮影したオリオン大星雲です。キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造)でRAWとJPEGの両方が生成されるように設定して連続撮影した画像のうちの一枚す。左がRAWデータをPhotoshopのCamera Rawで基本補正したもの。右はJPEGデータをレベル補正してRAWに近づけたものです。一見したところ、ちょっと彩度に違いが見られる程度で、ほとんど変わらないように感じますが、拡大してみると細部の描写の違いが分かります。下が拡大です。
 Rawjpg2

同時に生成されたRAWとJPEGですが、これだけの違いがあります。星雲部分の階調に注目すると、いかにRAWデータの方が情報量が多いかわかりますね。JPEGはカメラ内でかなり画像処理されていて、その後の処理にも限界があります。高品位な天体写真を仕上げようと思えば、やはりRAW画像を元にした方がよいでしょう。

話しは変わりますが、実はこの写真を撮影中に茨城県北部で震度6弱の強い地震がありました。その時は車内にいたんですが、房総半島でもけっこうな揺れを感じました。当然、撮影中の画像も相当ブレてると思いましたが、意外と影響は小さいようで、星の左右にヒゲが付いた程度でした。拡大画像の星をよく見るとヒゲがついてます。その後の画像は問題ないので、極軸のズレは大丈夫だったみたいです。

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