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2017年11月 1日 (水)

ボーグ 71FLによる馬頭星雲付近。

Photo●馬頭星雲付近
2017年10月27日1時49分~ ボーグ 71FL+レデューサー0.72× 合成焦点距離 288mm/F4.1 IDAS HEUIB-IIフィルター キヤノン EOS 6D(HKIR改) ISO3200 120秒露出×66枚コンポジット SWAT-350+M-GENにて一軸オートガイド Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
50mmでオリオン座全景、135mmでバーナードループと続きましたが、今回オリオン座シリーズ第三弾として、約300mmによる馬頭星雲からオリオン大星雲にかけてです。F4.1で総露出2時間強は、前回ブログ「バーナードループ」のF2.2で34分露出とほぼ同じ光量となります。デジタル時代になって、このような分子雲が簡単に写せるようになったため、みなさん明るい光学系を使って競って炙り出しているような状況です。分子雲を狙うなら、それなりの露光量が必要なので、明るい光学系が有利。できればF4以上の明るさが欲しいところです。明るいほど短時間で写せます。さて、このエリアで少し気をつけたのがモヤモヤした分子雲の色です。普通に処理すると茶色ぽい色調になりやすくて、私にはどうにも汚らしく感じてしまいます。そこで、その茶色の部分の黄色成分をなるべく抑えて、小豆色(えんじ色)に傾けるように処理し、そこそこすっきり見えるようにしてみました。色調は個人の好みもありますので、これが正解というわけではありません。どうぞみなさんも一工夫してみてください。
 
この構図にも135mmレンズの時と同様、ユーザーの作例コーナーでおなじみの蒼月様が同じ光学系で撮影した作品がありまして、その画像と合成する許可をいただけたので、半々で重ねて、さらに炙ってみたのが下の画像です。総露出時間5時間に迫る作品ができました。蒼月様の上等な元画像のおかげで、分子雲がさらにコントラスト良く描出できました。ご協力どうもありがとうございます!
●蒼月様のオリジナル画像はこちら。→https://flic.kr/p/YEeKf9
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http://www.unitec.jp.net/

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