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2018年11月 3日 (土)

富士フイルム X-T3によるM31アンドロメダ銀河。

M312

●M31アンドロメダ銀河
2018年11月2日20時頃~ フジノン XF100-400mm F4.5-5.6 焦点距離400mm 絞りF5.6開放 フジフイルム X-T3 ISO3200 2分露出×52枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshopで画像処理 SWAT-350によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
ようやく秋らしい青空が拡がるようになってきました。この週末は遠征にいくぞと張り切っていたところ、どうも週末の天気が怪しそう…。このところ、新月期の週末は壊滅的に晴れてくれませんね。なんとか昨夜までは晴れてくれそうだったので、仕事を早めに切り上げて、急遽出かけることにしました。といっても、近場の房総なので、クルマで1時間半ほどです。現地には6時前に到着。秋らしい澄んだ快晴で、薄明終了から天の川が見えて、久しぶりの高コントラストな星空でした。22時頃に1時間ほど雲が広がる時間帯がありましたが、それ以外はずっと快晴でした。
さて、撮影したのは秋の定番、M31アンドロメダ銀河です。今回、富士フイルムさんから、新製品のX-T3を試してみて欲しいとのご依頼があり、早速撮影してみました。このカメラ、ノーマルでも赤に感度があるので、赤い散光星雲とも思ったのですが、今期まだ撮ってなかったアンドロメダ銀河にしました。X-T3になって液晶の拡大率が10倍と高くなったので、ピント合わせが楽になりました。それ以外の操作はX-T2の時とほぼ一緒でした。レンズは純正の100-400ズーム。EDレンズ5枚とスーパーED1枚を使用して色収差を完璧に補正したとのことで、色滲みを感じないスッキリした画像が得られました。ちょっとした問題点は、撮影中にレンズの重みでズームの焦点距離リングが勝手に動いてしまい、応急処置でリングをテープで固定しました。
望遠レンズにポタ赤の軽量な組み合わせ、しかもお気軽ノータッチでこれだけ迫力あるM31が簡単に撮れるのですから、時代は変わったものですね。
 
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