シグマ 105mm F1.4 Artによる彼岸花&出目金星雲付近。
●彼岸花&出目金星雲付近
2019年8月4日20時22分~ シグマ 105mm F1.4 Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×21枚コンポジット+高輝度部に短時間露光をHDR合成 SWAT-350(V-spec β版)によるノータッチ追尾 ステライメージ7、FlatAidePro、Photoshop CC、撮影地千葉県大多喜町
久しぶりの房総遠征となった4日の夜、まずはじめに撮ったのが彼岸花&出目金星雲付近です。好条件でさそり座を撮るのは時期的にもう遅く、薄明が終わる頃には尻尾の先がちょうど南中といった感じです。低空の彼岸花と出目金がなんとか狙えそうだったので、レンズを向けました。写真の下辺が地平高度15°弱で、低空のため右下は山の樹木が影になって入り込みました。それでもそこそこコントラストよく仕上げられたは、透明度がよかったおかげですね。ただ、ユーザーギャラリーに掲載したチリのアタカマ高原での同エリアと比べるとさすがに太刀打ちできませんが、東京から1時間半で行けることを考えると、まぁ納得です。シグマ105mm F1.4はF2.8まで絞ると最周辺が若干落ち込む程度で、全面ほぼフラットに撮れます。上の作例のフラット補正はFlatAideProで行いました。
当日はSWATが3台並びました。左はSWAT-350+SIGMA、中はSWAT-310+LAOWA、右は当日ご一緒した外山保廣(外山電子)さんのSWAT-310です。搭載機材は噂のフジGFX100。4日の現地は風が弱くて透明度もよく、絶好の撮影日和にもかかわらず、私と外山さんふたりだけの貸し切り状態でした。前日の土曜日も同じような条件だったらしいので、賑わったのではないかと思います。多いときには10台ほどのクルマが列をなし、大賑わいとなる場所ですが、この日はとても静かな夜となりました。以前、3名のSWATユーザーさんとご一緒したときは、SWATが5台も並んで壮観でした。房総半島の西から北にかけての空は、東京や千葉の光害が地平高度70~80°付近まであって、撮影には不向きです。東から南はかなり暗くてそこそこ良好な星空が期待できます。なんといっても魅力は交通の便がよいことで、アクアラインを使えば都心から1時間半で気軽に行けることです。
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