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2020年2月

2020年2月28日 (金)

M97ふくろう星雲とNGC3242木星状星雲。

M97
●M97ふくろう星雲
2020年2月23日23時58分~ 宇治天体精機 60cm 準リッチークレチアン 焦点距離 5,400mm キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO6400 30秒露出×42枚コンポジット ステライメージ7、Photoshop、Topaz DeNoise AI、FlatAideProで画像処理 宇治天体精機スカイマックス60cmドイツ式赤道儀 ノータッチ追尾 撮影地 宇治天体精機敷地内
 
Photo_20200228085301
●NGC3242 木星状星雲
2020年2月23日23時36分~ 宇治天体精機 60cm 準リッチークレチアン 焦点距離 5,400mm キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO6400 15秒露出×31枚コンポジット ステライメージ7、Photoshopで画像処理 宇治天体精機スカイマックス60cmドイツ式赤道儀 ノータッチ追尾 撮影地 宇治天体精機敷地内
 
久しぶりのブログ更新です。せめて月に一回くらい更新しないと忘れられてしまいそうなので…(笑) さて、今回はSWATとは何も関係ない天体写真です。この冬はV-specの生産で忙しく、まったく天体撮影に出かけてなかったため、たまには大口径で撮影でも楽しもうということで、快晴が予想された23日に外山(外山電子)さんと一緒に宇治天体精機まで行ってきました。当日の宇治天体精機では地元の同好会のみなさんの「シリウスの伴星を見よう!」という集まりがあって、我々もそれに参加しました。主砲の60cm反射や15cm屈折を使って眼視で確認しようと頑張りましたが、これがなかな難しく、「こっちの方向かなぁ」程度の怪しい結果でした。シーイングのパーフェクトなときなら、なんとか見えるかもしれませんね。その後、60cmを使って撮影を始めましたが、冬の星座はすでに西に傾き、対象は春の天体となりました。まず、惑星状星雲のM97ふくろう星雲とNGC3242木星状星雲を撮りました。木星状星雲は意外に明るく、F9の光学系でもわずか15秒露出でも充分なほどです。逆にM97ふくろう星雲は暗くて、ISO6400、30秒露出では不足でせめて1分くらいは欲しいところです。上の画像はかなり無理して炙り出し、今はやりのTopaz DeNoise AIで強力にノイズを抑えて処理しています。Topaz DeNoise AIはトライアル版が機能制限なしで使えますので、興味のある方はこちらから申し込んでみてください。設定項目も少なく割と簡単に使えます。私個人の感想ですが、NIKコレクションのDfineよりも好結果を得られるようです。またPhotoshopのブラグインとして機能しますので、Photoshopをお使いの方は便利に使えます。
話しは変わってV-specアップグレード改造ですが、特価受付期間が終わって、申し込みも一段落しました。ご予約ユーザー様の作業は梅雨前まで続きそうですが、頑張って高精度に仕上げます。製品は在庫がございますので、即納で対応出来ます。どうぞよろしくお願いします。
 
https://www.unitec.jp.net/

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