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2020年3月11日 (水)

M51子持ち銀河、再処理。

前回ブログのM51子持ち銀河を「天体画像処理入門」でおなじみの蒼月さんに再処理していただきました。手抜きでFlatも撮らなかったため、Lightフレームのみでの依頼でしたが、PixInsightを使った高度な処理で、ひどい露出不足のM51が見事に生まれ変わりました。さすが蒼月さんです。私の処理では到底ここまで描出できません。画像処理はまだまだ奥が深いと思い知らされる結果となりました。画像処理でここまで差がつくというよい見本ですね。ぜひ私の処理と見比べてください。蒼月さんの凄さがわかります。高度な画像処理を目指す方は、ぜひ「天体画像処理入門」をご一読ください。私もですね…(笑)
  
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●M51子持ち銀河
2020年2月24日0時51分~ 宇治天体精機 60cm 準リッチークレチアン 焦点距離 5,400mm キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO6400 30秒露出×60枚コンポジット PixInsight、Topaz DeNoise AI、Photoshopで画像処理 宇治天体精機スカイマックス60cmドイツ式赤道儀 ノータッチ追尾 撮影地 宇治天体精機敷地内
 
■蒼月様のコメント
画像処理ソフトはいつもの通りPixInsightで行いましたが、かなりざらざらだったので、最後に Topaz Denoise AIを使ってノイズリダクションしました。しかし、結果的には、あまりきれいな画像は得られませんでした。第一に、露出が短すぎるため、淡い部分はバイアスに埋もれるような格好となって充分に炙り出すことができませんでした。加えて、かなり星像が流れていたので画像復元も十分ではなく、この60センチ鏡の性能の1割程度しか発揮できていないのではないかと思います。それでも、親銀河の腕に沿ってHII領域(ややマゼンタ色に見える点が全部そうです)が沢山点在していることがわかりますし、親銀河の青い腕が子銀河を貫いていることも辛うじて確認できます。これで完璧な追尾をしてたっぷり露光できればいったいどれだけの画像が得られるのか、本当に楽しみですね。次に宇治天体精機さんで撮影するときには、しっかり追尾して、たっぷり露光し、フラットフレームも撮ってください。今回は三重苦(露出不足、ガイド不良、フラットなし)の画像処理でした(笑)。
 
■係より
テクニックを駆使した画像処理をしていただき、ありがとうございました。F9で僅かに30秒露出ですが、ここまで描出できることにびっくりです。超短時間でも枚数を稼げば長時間露光に迫れることを実証したような作品となりましたが、淡い部分はバイアスノイズに埋もれてしまうことから、やはりある程度の露出時間は必要なのでしょうね。次回はオートガイドさせてもう少し露出を稼ぎたいと思います。今回もSWATとは何の関係もない内容でした。(笑)
 
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