赤緯対応SWAT-350で2軸オートガイド撮影。
●マルカリアンチェーン
2020年4月15日0時17分~ ボーグ 107FL+フラットナー1.08×+ HEUIB-IIフィルター 合成焦点距離 648mm/F6.1 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO800 12分露出 FlatAidePro、DeNoise AI、Photoshopで画像処理 SWAT-350×2+M-GENによる2軸オートガイド 撮影地 千葉県大多喜町
気持ちよく晴れ渡った14日の夜、発売予定の赤緯対応SWAT-350の動作テストのため、いつもの房総へ出かけてきました。結果、何の問題もなく動作しました。2軸ガイドのテストなので、極軸合わせはあえて電子極望を使わず、光学極望だけですませました。だいたい10′くらいの設置精度になります。南天の対象の場合、東西の設置ズレは赤緯方向の動きに出ますので、オートガイドでうまく補正できるかのテストになります。撮影したのはおとめ座のマルカリアンチェーンと呼ばれる銀河団です。ボーグ107FLにフラットナーをつけて焦点距離648mm/F6.1とし、12分もの露出を敢行しました。デジタル時代となった現在では長時間露出といえるでしょう。画像は一枚物ですが、星像は点像を保っており、2軸ガイドが機能していることを確認しました。もう少し、テストを重ねて発売にこぎつけたいと思います。
2軸構成SWAT-350+ボーグ107FL。オートガイドはM-GENを使用しました。M-GENはさらに使いやすくなった新製品が協栄産業さんから発売されました。吉田隆行さんのブログでも高評価です。画像のリモコンは2軸対応の新製品。DEC対応SWAT-350と同時発売予定です。
JPG撮って出し。
東京ではコロナウィルスの広がりで非常事態宣言が発せられ、協栄産業さんやシュミットさんなどの大手販売店も営業自粛するなど、たいへんな自体となってしまいました。感染を避けるためにできるだけ人と接しないようにするのが肝要だそうですが、幸い、三密と無縁の天体撮影はこの状況でも楽しめそうです。星空のもとへ出かけるだけでもストレス解消にもなりますね。今回は自宅を出発して帰宅するまで、人と接したのは、高速のパーキングでトイレに立ち寄った時にひとりとすれ違っただけでした。いつもはひとりぼっちで寂しさを感じることもありますが、このときばかりはひとりぼっちの安心感がありました。(笑) とにかく早く終息して欲しいものです。
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