シグマ APO 300mm F2.8によるオリオン座三つ星周辺。
●オリオン座三つ星周辺
2020年11月22日1時11分58秒~ シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×44枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premiumによるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
シグマ 150-600mm F5-6.3 コンテンポラリーズームでの撮影と平行して、もう一台のSWAT-350V-spec Premium β仕様にシグマ APO 300mm F2.8を搭載して、撮り頃を迎えたオリオン座の三つ星付近を狙いました。F2.8と明るいため、1時間半程度の総露出でもそこそこ分子雲を炙り出せました。ですが、縞々のノイズがひどくて出来は良くないです。この縞々ノイズ、何が原因なのかつかめてないですが、フラットの枚数が不足してるのかもしれません。それと輝星のゴーストが出てます。すでに生産終了の古いレンズですが、コーティングがイマイチのようです。後期型はコーティングが改良されているらしいので、ゴーストが解消している可能性があります。そして最悪なのが構図。光量損失の少ない中心部で三つ星を撮ろうとしたため、オリオン大星雲が中途半端に入り込んでしまいました。これなら、もう少し下に向けて、オリオン大星雲を取り込んだ方がよかったです。センスの無さが悲しいです。そんな中でもV-spec Premiumの追尾は良好で、45枚中、失敗カットは1枚だけでした。その失敗カットを下に掲載します
失敗カットのJPEG撮って出し。45枚撮って一枚だけこんなに酷いのがありました。輝星を見ると大きく暴れていることがわかります。また赤緯方向に跳ねて、二重星のようになってます。突風に煽られても似たような結果になりますが、当日はほとんど無風に近かったので、おそらく三脚かどこかに触ってしまったことが原因と思われます。
https://www.unitec.jp.net/
« シグマ150-600 F5-6.3コンテンポラリーによるバラ星雲。 | トップページ | シグマ APO 300mm F2.8によるM78付近。 »
「天体写真」カテゴリの記事
- 420mm4分露出ノータッチ追尾によるM45すばる。(2020.12.26)
- 420mm4分露出ノータッチ追尾による馬頭星雲。(2020.12.21)
- 420mm3分露出ノータッチ追尾によるアンドロメダ銀河。(2020.12.19)
- シグマ APO 300mm F2.8によるクリスマスツリー星団付近。(2020.12.04)
- シグマ APO 300mm F2.8によるM78付近。(2020.11.29)