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2020年12月

2020年12月26日 (土)

420mm4分露出ノータッチ追尾によるM45すばる。

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●すばる
2020年12月17日20時45分30秒~ キヤノン EF300mm F2.8L IS II USM+EXTENDER EF1.4×III 焦点距離420mm F4 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 4分露出×25枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premium βによるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
前回の馬頭星雲に続いてSWAT-350V-spec Premiumによるノータッチ追尾の作例です。焦点距離420mm、露出4分です。26枚撮影して、ボツは1枚だけでした。ノータッチ追尾でもかなりの歩留まりを確保できます。メイン機材としてはもちろんですが、ベテランの方のサブ機として、放置撮影でも良質な元画像が得られます。次回は理論恒星時(天頂付近)と低空モードでのノータッチ追尾テストを行いたいと思います。
Premium仕様は、焦点距離500mmクラスで5分露出のノータッチ撮影ができる精度を目指していますが、それくらいの性能があれば、焦点距離300mm以下の2~3分露出は安心して任せられます。オートガイドの煩わしさもないので、現地でサッと組み立て、チャッと撮影して、パッと片付けられます。それでもハイクォリティの画像が撮れる。これがPremiumの魅力です。
 
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2020年12月21日 (月)

420mm4分露出ノータッチ追尾による馬頭星雲。

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●馬頭星雲付近
2020年12月17日23時23分05秒~ キヤノン EF300mm F2.8L IS II USM+EXTENDER EF1.4×III 焦点距離420mm F4 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 4分露出×30枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premium βによるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
SWAT-350V-spec Premium追尾テスト画像の第2弾です。焦点距離420mm、前回の3分露出からさらに延ばして4分露出ノータッチです。対象はピリオディックモーションの影響が一番大きい赤道付近の馬頭星雲です。追尾は概ね良好で、若干流れたカットもありましたが、撮影した30枚をすべて使って処理しました。下にピクセル等倍のGIFを掲載してますので、星像をご覧ください。SWATの恒星時(キングスレート)は赤道の天体が南中したときの見かけのスピードですので、この付近の天体の南中前後はほぼ完璧に追尾できます。ピリオディックモーションが大きいと、遅くなったり速くなったりを繰り返しますので、赤経方向に流れますが、V-spec Premiumなら±2.5″前後ですので、焦点距離420mmで4分露出でも作例画像の通り、ほぼ点像で写せます。
 
420mm25014
焦点距離420mm、4分露出、14枚連続撮影した画像を位置合わせずにピクセル等倍で切り出してパラパラ動画にしました。キングスレートでほぼ合致していますが、下(南)方向にズレていきますので、極軸が少し東向きになっているようです。このような時は、ピント確認などで撮影を中断したときに微調整してやるとより完璧な追尾ができます。私は方位微動ネジを適当にほんのちょっと回して調整してますが、何回かやるとだいたい合います。当然ですが、調整した分、構図もズレます。ただ極わずかですから無視してそのまま撮ってます。
 
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2020年12月19日 (土)

420mm3分露出ノータッチ追尾によるアンドロメダ銀河。

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●M31アンドロメダ銀河
2020年12月17日19時19分00秒~ キヤノン EF300mm F2.8L IS II USM+EXTENDER EF1.4×III 焦点距離420mm F4 絞り開放 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 3分露出×5枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premium βによるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町 ※下は拡大トリミング
 
SWAT-350V-spec Premiumの実証追尾テスト中です。以前、恒星時速度の最適化を行うことを書きましたが、キングスレート(86190秒)は汎用性が高く、絶対に外せない基本的なスピードですので、追尾速度を追加する方向で検討しています。おそらく、キングズレートより速い理論恒星時(86164秒)と少し遅いアンタレスや干潟星雲付近の見かけのスピードを追加することになると思います。恒星時の追尾速度は3つから選べることになり、守備範囲が大幅に広がります。500mmクラスで5分のノータッチ撮影を目指していますが、なかなか難しいです。素直にオートガイドすればいいのですが、ここは意地になって究めたいと思います。
画像はキヤノンのサンニッパに1.4×リアコンをつけて420mmでノータッチ撮影したアンドロメダ銀河です。3分露出ですが、星像は許容範囲に収まっています。この日の薄明終了直後の天気は、房総半島の南半分に雲が多く、スッキリした快晴とはいきませんでしたが、そのまま、アンドロメダ銀河を20枚近く連続撮影しました。やはり、流れてくる雲に邪魔されて、多くがボツになりました。クリアーに撮れたのはわずかに5枚(15分間)。それをコンポジットして仕上げました。15分露光にしてはまずまず写ったかなぁと思います。
 
420mm4070
焦点距離420mm、3分露出、13枚連続撮影した画像を位置合わせせずにピクセル等倍で切り出してパラパラ動画にしました。撮影時のアンドロメダ銀河は地平高度70°付近です。星が西に動いて行きますので、キングスレートだと若干追尾が遅いです。理論恒星時がマッチしそうです。下(南)方向のズレは極軸誤差と思われます。
 
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2020年12月 4日 (金)

シグマ APO 300mm F2.8によるクリスマスツリー星団付近。

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●クリスマスツリー星団付近
2020年11月22日3時01分55秒~ シグマ APO 300mm F2.8  絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO-SP4改造) ISO1600 2分露出×37枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ7、Photoshopで画像処理 SWAT-350V-spec Premiumによるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
21日の遠征で最後に撮影したクリスマスツリー星団付近です。赤青黄色と華やかなエリアで、焦点距離300mmフルサイズが画面一杯になります。これも構図がイマイチで、左の散光星雲が切れてしまいました。もう少し左に向ければよかったです。この日はこれまで無風快晴の好条件でしたが、薄明が始まる1時間くらい前から雲が広がり始め、最後に狙っていたエラスムス彗星は撮れませんでした。それでも1軸2台体制で、Premiumバージョンの追尾テストもかねて、そこそこの収穫があったのでよしとしましょう。
ほかにも収穫がありました。もう一台のSWAT-350では600mmでノータッチ撮影していましたが、これまで600mmクラスはオートガイドばかりで本格的にノータッチ撮影したのは初めてでした。今回の撮影では、搭載しているキングズレート(極軸一回転86190秒)では、追尾がやや速く、太陽時(86400秒)の方がマッチしていて、その結果、ピリオディックモーションは必要精度に充分収まっているにもかかわらず、駆動速度で露出限界が決まってしまうということになりました。星の動きは、同じ地平座標でも、観測地の標高、気象条件、極軸の設置精度などで微妙に変化するといわているため、一定の速度で完璧に追尾するのは無理で、オートガイドが理想的ですが、せっかくの高精度をノータッチ撮影で活かすために、できるかぎり適合する値を見つけて、次回は微調整した追尾速度でさらなる長時間露出のテストを行いたいと思います。Premiumバージョンには最終的に複数の恒星時モードを搭載することになるかもしれません。
 
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