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2021年12月 7日 (火)

300mmノータッチ追尾でM31アンドロメダ銀河。

M31_20211206101501
●M31アンドロメダ銀河
2021年12月4日18時46分~ シグマAPO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 120秒露出×61枚コンポジット 短時間露光をHDR合成 ステライメージ9、Photoshop、FlatAideProにて処理 SWAT-350V-spec Premiumにてノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
4日は久しぶりの新月期の快晴で、薄明終了から開始まで11時間もあります。光害の影響は午後10時くらいには落ち着いてきますが、限られた時間ですから、薄明終了直後からの時間も有効に活用したいです。天頂付近は低空に比べて光害の影響が少ないので、まず最初は天頂近くまで昇っていたM31アンドロメダ銀河を狙いました。このときの地平高度は80°です。レンズは300mm F2.8と明るいので、短時間でもよく写ります。露出は2分にセットして試写し、追尾が良好なことを確認してから60枚撮影しました。追尾はSWAT-350V-spec Premium、当然ノータッチ追尾です。試写を含めて、全コマ良好のパーフェクト達成です。このあたりはPremium仕様の面目躍如といったところです。
さて、M31アンドロメダ銀河は超巨大銀河で、視直径は満月5~6個並べたサイズです。上の画像は周辺部を若干トリミングしてますが、焦点距離300mmでもご覧の迫力で写せます。撮影好機は逃しましたが、滑り込みセーフで作品に出来ました。
 
Photo_20211206111301
最初(左)と最後(右)のコマのピクセル等倍画像。撮影時間は約2時間ですが、撮影途中でピントチェックしなかったので、気温の低下でピント位置がずれました。クルマから出して短時間で撮影を始めたため、余計にズレが大きくなっています。特にEDレンズやフローライトレンズは外気温に充分なじませてから、撮影を開始しましょう。撮影中も徐々に気温が下がっているときは、ピントチェックが必要です。
 
Photo_20211206101501
この日も一軸2台体制です。2軸で精密オートガイドもできます。一軸でも2軸でも高性能なのが、SWATの魅力のひとつです。
 
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