撮り増しの効果、M31アンドロメダ銀河。
●M31アンドロメダ銀河
2021年12月4日18時46分~/2019年9月26日22時07分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞りF2.8 開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造/HKIR改造 ) ISO1600 120秒露出×61枚/180秒露出×52(総露出4時間38分) 高輝度部分に短時間露出をHDR合成 ステライメージ9、FlatAidePro、Photoshopで画像処理 トリミングあり SWAT-350V-spec Premium/ SWAT-350V-specにてノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
前回ブログの過去データに加算した馬頭星雲付近に気をよくして、今回は12月7日にブログアップしたM31アンドロメダ銀河に、2019年に同じ光学系で撮影したデータを加算して再処理しました。 F2.8で総露出4時間38分となって、低ノイズ化と炙り耐性が向上し、淡い部分も滑らかな階調で描出できました。焦点距離300mm望遠+フルサイズでの撮影ですが、かなりトリミングして、500mmくらいの画角になってます。それでも細部が荒れずにすみました。馬頭星雲付近のような分子雲が広がるエリアの方が加算効果が高いですが、こういった銀河も淡い部分がそれなりに出てくるで、見栄えが増してきますね。
時間はかかりますが、高画質化を目指すには長時間露光が必要です。ノータッチの気軽な撮影でも高画質を目指せるのがSWATの魅力です。この冬の撮影にSWATを一台いかがでしょうか? メイン機材としてはもちろん、複数台運用のサブ機としてもおすすめです。
左が2021年、右が2019年撮影。それぞれの総露出時間に大きな差はないのですが、仕上げには大きな差が出てしまいました。最近は恒星を抑えるように処理するようになったので、そのあたりの違いだと思います。
https://www.unitec.jp.net/
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