300mmノータッチ追尾でM78とLND1622。
●M78とLND1622
2021年12月4日21時47分~/2020年11月21日22時57分~ シグマ APO 300mm F2.8 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改造) ISO1600 120秒露出×189枚コンポジット(総露出6時間18分)+短時間露光をHDR合成 ステライメージ9、Photoshopにて画像処理 SWAT-350V-spec Premiumにてノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
4日の夜、アンドロメダ銀河の次にレンズを向けたのは、オリオン座の三つ星の上(北)にあるM78星雲付近です。バーナードループの上の方の両岸に対峙するように暗黒星雲のLND1622があります。焦点距離300mmで狙うとちょうどいい構図になるため、人気のある対象です。昨年11月21日に撮った同構図同機材の画像も加算して仕上げました。F2.8でトータル6時間半に迫る総露出で、よりノイズが減り、分子雲もいい感じになってきました。過去のデータに加算して、より高画質を目指すのも楽しい作業です。デジタル時代ならではの面白さです。
左が今回撮影、右が2020年に同機材で撮影した同エリア。これを加算合成してさらに炙り出しました。
10日4時半(東京)のレナード彗星の位置。11日は5時で地平高度10°くらい。最後のチャンスか。夕方に回っても南西の空で地平高度(5°程度)が上がらないため好条件での撮影は難しそうです。超低空の撮影では「太陽時」のほうがマッチする場合があります。
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