« ケフェウス座(再処理)。 | トップページ | カシオペヤ座とペルセウス座。 »

2022年10月17日 (月)

クエスチョンマーク星雲。

Photo_20221016155701
●クエスチョンマーク星雲
2018年11月14日21時15分~ シグマ APO 300mm F2.8 DG HSM 絞り開放 キヤノン EOS 6D(SEO SP4改造) ISO1600 2分露出×49枚コンポジット+短時間露光をHDR合成 ステライメージ9、Starnet++、FlatAidePro、Photoshopで画像処理 SWAT-310によるノータッチ追尾 撮影地 千葉県大多喜町
 
今回も2018年に撮影した過去画像の再処理です。Starnet++で星と背景を分離して星雲の淡い部分や暗黒帯の描出を丁寧に行いました。またFlatAideProでより正確なカブリ補正と星像のシャープ処理も加えています。F2.8で総露出1時間半程度ですが、暗部の微妙な濃淡を表現するにはさらにさらに倍の露出を加えて、トータル3時間くらい欲しいところです。この秋に追加撮影できれば、さらに画質アップしたいと思います。

このときの撮影はSWAT-310による2分露出のノータッチ追尾です。SWATは300mmクラスの超望遠レンズでも数分露出なら充分に追尾可能な精度があります。SWAT-300/350発売前の話ですが、開発スタッフには「カメラレンズ(300mmくらいまで)の形をしたものはノータッチ追尾で気軽に撮りたい!」という目標がありました。フィルム時代でしたら、ピリオディックモーション±10″ほどの精度があれば満足な星像が得られたのですが、デジタル時代になって解像度が上がったこともあり、より厳しい±7″程度を目指しました。そして製品化したのがSWAT-300/350です。当時のポータブル赤道儀の多くは、超望遠レンズで数分のノータッチ撮影に挑んでも、強度的、精度的に星を完全な点像に写すのは難しく、数十秒の短時間多枚数撮影が基本とならざるを得ませんでした。もっとも当時の市場ではポタ赤は広角から標準レンズまでカバーすればよく、望遠レンズで点像を確保するほどの精度は求めてられていないというのが共通認識でした。SWATはそんな状況に一石を投じるべく、超望遠撮影にも対応できる高精度を、全品、実測によって保証するという販売方針をとってデビューしました。現在は各モデルに荷重方向を限定したスペシャルモードを追加搭載して、さらに追尾精度を上げ、撮像素子の高解像化に対応しております。かげさまで多くのユーザー様にご支持をいただき、「ホントに追尾精度が出てる!」「星が流れない!」という驚きの声も多くいただいたいております。追尾精度と剛性の高さがSWATの真髄です。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 
https://www.unitec.jp.net/

« ケフェウス座(再処理)。 | トップページ | カシオペヤ座とペルセウス座。 »

天体写真」カテゴリの記事