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2022年10月15日 (土)

ケフェウス座(再処理)。

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●ケフェウス座
2017年9月18日21時53分~ シグマ 50mm F1.4 DG Art 絞りF2.8 キヤノン EOS 6D(SEO SP-4改) ISO1600 90秒露出×20枚コンポジット(総露出30分) SWAT-200でノータッチ追尾 ステライメージ、Starnet++FlatAidePro、、Photoshopで画像処理 千葉県大多喜町
 
2017年に撮ったケフェウス座を再処理してみました。今はStarnet++で恒星を消したスターレス画像を短時間で容易に作成できるようになったことで、背景に埋もれるHα星雲の強調処理がとても楽になりました。しかもなかなか高精度なスターレス画像(デフォルトでも)なので、それを流用すれば、FlatAideProでフラット(周辺減光やカブリ)補正の精度も上がり、2017年当時と比べるとトータルでかなり画質を高められたと思います。しかし総露出30分では淡い星雲を強調するには物足りないため、そのうちに追加撮影してみたいと思います。

さて、ケフェウス座付近は赤い散光星雲が豊富で、なんといってもガーネットスター付近に大きく広がるIC1396クエスチョンマーク星雲は大型ですから200mmクラスの望遠レンズでも迫力ある姿で写せます。IC1396の右上(北西約3°の位置)にSh2-129という散光星雲があります。これも大型ですが、IC1396に比べるとかなり暗いので F2.8クラス以上の明るい望遠レンズでたっぷり露出をかけたいです。300mmクラスともなると青く美しいアイリス星雲もお勧めです。M52のすぐ近くも赤い星雲(バブル星雲)が広がっていて、これも望遠レンズで狙いたい対象です。

 
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JPEG撮って出し。左が地上、右が天頂方向。この時、ケフェウス座は北の空、北極星と天頂の中間付近(IC1396は67°付近)にあって、撮影には好条件なのですが、東京方向の光害のため大きな傾斜カブリが見られます。この条件では、たっぷり露出時間を確保して画像処理でカバーしないと厳しいです。ちなみにケフェウス座の5角形は北極星の近くをまわっているため、北緯約32°以北なら一年中沈みません。カシオペヤのWは北緯約34°、北斗七星は約41°以北で沈まなくなります。一年中沈まない星を周極星といいます。北海道の宗谷岬でははくちょう座のデネブが周極星になります。北の空の条件がよいところでは、北極星の下方通過を狙うのも面白いかもしれません。
  
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