C/2022 E3 ZTF彗星とヒヤデス星団。
●C/2022 E3 ZTF彗星とヒヤデス星団
2023年2月15日19時08分~ シグマ APOマクロ 180mm F2.8 絞り F3.5 キヤノン EOS 6D(HKIR改造) ISO1600 90秒露出×26枚コンポジット ステライメージ9、DeepSkyStacker、Photoshopにて処理 下はピクセル等倍切り出し SWAT-350V-specにてノータッチ追尾 撮影地 山梨県大月市
2月も中旬となりましたが、まだZTF(C/2022 E3)彗星は写せそうということで、また近場に出かけることにしました。昨日(2月15日)の東京近郊の天気は南に行くほど雲が広がる予想で、そのためホームの房総はやめて、前回と同じ大月の桂川ウェルネスパークへ行くことにしました。到着時はよく晴れていましたが、薄明も終わって本格的に撮影に入ろうとした頃には、次第に南西から北東方向にの次々と雲が流れてきて、5~6分程度しか連続撮影できない状況が続きました。断続的に撮影した中から使えそうなコマを26枚集めて作例に仕上げました。スタックに使った最後のコマは21時30分ですから、およそ2時間半にわたる撮影で尾の詳細はまったく期待できませんが、もわっとしたダストテイルがなんとか見られるレベルになりました。そんな事情で彗星像と恒星を分けて処理しましたので、どちらも止まっている画像としました。彗星は現在、ヒヤデス星団の近くにいますので、この週末に狙ってみてはいかがでしょうか。ご覧のように200mmクラスの望遠レンズでも充分に迫力ある姿を捉えられます。
ちょっと不運な遠征でしたが、夕方に出発しても、東京から1時間半程度の距離なので楽チンです。帰りは22時には撤収して23時過ぎに帰宅。通常通りの生活が送れました。
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